両手に花は嵐の予感
サラサリアに到着した一行は国宝を持ち帰ったことで国王に歓待される。宴の最中、不思議な力で「夫婦らしく振る舞わなければ」との思いを強めるサレンとルカ。張り合う二人と共に賑やかな夜は更けていく。


-------------- situation:
両手に花は嵐の予感
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 砂漠を渡る馬車の中。
サレンは目的地である砂漠の国──
サラサリアについて説明していた。

voice: vo_adv_5128001_000
ルカ:
【chara 105611 face 1 (normal)】 それで、そのサラサリアって国はどんなとこなんだい?

voice: vo_adv_5128001_001
サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 サラサリアは魔道具に使われる鉱石の産地として有名なの。
魔道具の製造技術なんかも発展してるらしいわ。

voice: vo_adv_5128001_002
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 でもそれが原因で、他国から狙われ続けた歴史もあって。
【chara 102811 face 1 (normal)】 よそ者に厳しいお国柄って感じね。

voice: vo_adv_5128001_003
威圧的な声:
【chara 1 face 1 (normal)】 ……む? そこの馬車、止まれ。

voice: vo_adv_5128001_004
サレン:
【chara 105611 face 6 (surprised)】 【chara 102811 face 6 (surprised)】 ……きたわね。
お父さまに紹介状も書いてもらってるし、
【chara 102811 face 4 (sad)】 無事に入国させてもらえるといいんだけど。

voice: vo_adv_5128001_005
門番の兵士:
【chara 1 face 1 (normal)】 ──事情は承知した。
しかし、サレン殿以外の入国は待ってもらおう。

voice: vo_adv_5128001_006
門番の兵士:
【chara 1 face 1 (normal)】 申し訳ないが、身元不確かな者は
たとえ付き人であっても入れるわけにはいかんのだ。

voice: vo_adv_5128001_007
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 身元不確かって、そんな失礼な……!
みんなの一体どこが──

voice: vo_adv_5128001_008
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】 まあ、アタシは根無し草みたいなもんだし……

Choice: (1) 僕も住所なら言えるけど……
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5128001_009
異国の子ども:
【chara 5313 face 4 (sad)】 ボクは住所もわかりません……

voice: vo_adv_5128001_010
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 ……確かにそうかもしれませんけど!
【chara 102811 face 4 (sad)】 でも、みんなは付き人じゃなくて……その……

voice: vo_adv_5128001_011
サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】 付き人じゃ入れない……なら、
それ以外で一緒に旅行するような間柄……【chara 102811 face 6 (surprised)】 はっ! 

voice: vo_adv_5128001_012
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 えぇと……そう!
あたしたちは……その、家族なんです! 【chara 102811 face 1 (normal)】 そうよね!?

voice: vo_adv_5128001_013
サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】 {player}とは家族みたいなもんだし、
【chara 102811 face 1 (normal)】 ルカさんもこの子も、親戚としてなら……! 

voice: vo_adv_5128001_014
異国の子ども:
【chara 5313 face 6 (surprised)】 それが、サレンおねえちゃんのお願いですか?

voice: vo_adv_5128001_015
サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】 ええ、そうよ、そういうフリをしてちょうだい!

voice: vo_adv_5128001_016
異国の子ども:
【chara 5313 face 6 (surprised)】 そ……そうですっ!
【chara 5313 face 2 (joy)】 そうだよね、お父さん、お母さんたち!!

voice: vo_adv_5128001_017
サレン・ルカ:
【chara 1 face 1 (normal)】 たち!?

voice: vo_adv_5128001_018
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 あっ、えぇっと……
じ、実は……あたしたち、夫婦なんです。
【chara 102811 face 4 (sad)】 あたしと、{player}と、ルカさん。3人の。

voice: vo_adv_5128001_019
ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】 サレン!? アンタ何を──

voice: vo_adv_5128001_020
サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】 しっ! ルカさん、とりあえずここは話を合わせて!

voice: vo_adv_5128001_021
異国の子ども:
【chara 5313 face 4 (sad)】 お願いします、門番さん。
ボクたち、家族みんなでここを通りたいんです。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_5128001_022
門番の兵士:
【chara 1 face 1 (normal)】 そう言われても……待てよ。
そうか……家族なら、仕方ない、な……?

voice: vo_adv_5128001_023
門番の兵士:
【chara 1 face 1 (normal)】 うむ、仕方ない……そうだ……
何を疑っていたんだ、私は……?

voice: vo_adv_5128001_024
門番の兵士:
【chara 1 face 1 (normal)】 ……先ほどの非礼を詫びよう。
疑ってすまなかった。すぐに門を開けさせる。

voice: vo_adv_5128001_025
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 ……ありがとう、ございます?
【chara 102811 face 4 (sad)】 あんなに疑ってたのに、急にどうしちゃったのかしら。

voice: vo_adv_5128001_026
ルカ:
【chara 105611 face 1 (normal)】 その子のお願いが効いたんじゃないか?
【chara 105611 face 3 (anger)】 ともあれ、問題は解決したんだ。
気が変わらないうちに早く行こう。

voice: vo_adv_5128001_027
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】 にしても、夫婦ってのはないだろう。夫婦ってのは。

voice: vo_adv_5128001_028
サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】 しょうがないじゃない。
他にいい言い訳が思いつかなかったんだもの。
……信じてもらえて助かったけど……

voice: vo_adv_5128001_029
異国の子ども:
【chara 5313 face 1 (normal)】 さあ、みなさん。着きました!
ここが──

voice: vo_adv_5128001_030
砂の国の民たち:
【chara 1 face 1 (normal)】 熱風と神秘渦巻く、砂漠の国──
サラサリアへようこそ!

voice: vo_adv_5128001_031
女性:
【chara 1 face 1 (normal)】 あなたたち、どこから来たの?
まあ、ランドソルから!? それは大変だったでしょう。

voice: vo_adv_5128001_032
男性:
【chara 1 face 1 (normal)】 ぜひともゆっくり観光していってくれ。
魔鉱石の産地以外にも、見どころたくさんあるんだぜ。

voice: vo_adv_5128001_033
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 さっきとは打って変わった歓迎ぶりね……
同じ国で合ってる、わよね?

voice: vo_adv_5128001_034
異国の子ども:
【chara 5313 face 1 (normal)】 サラサリアは入国制限が厳しいですけど……
門を入れば旅人のことをみんな、歓迎してくれます。
【chara 5313 face 2 (joy)】 鉱石をはじめ、商いの盛んな国ですからね。

voice: vo_adv_5128001_035
ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】 商いが盛んっていうのは本当みたいだね。
【chara 105611 face 4 (sad)】 だんだん人が集まってきてないかい?

voice: vo_adv_5128001_036
女性:
【chara 1 face 1 (normal)】 さあ、我が国に来たならこれは外せない!
名物料理のバジリスク焼きはいかが?
スパイスがガツンと効いたこの味は、他じゃ味わえないよ!

voice: vo_adv_5128001_037
男性:
【chara 1 face 1 (normal)】 その前に喉は渇いてないかい?
ヤシの実ドリンクにフレッシュジュース、
キンッキンに冷えてるよ~!

voice: vo_adv_5128001_038
女の子:
【chara 1 face 1 (normal)】 おねえちゃんたち、髪飾りはいらない?
わたしが作ったんだよ! ねえねえ、買ってって~♪

voice: vo_adv_5128001_039
サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】 ご、ごめんなさい、そこを通してくれる?
あたしたち用事があって……【chara 102811 face 6 (surprised)】 ちょっと、みんな通してってば~っ!

voice: vo_adv_5128001_040
ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】 フルーツはいらないって! 串焼きもいらない!
【chara 105611 face 4 (sad)】 ああもう、ここの連中はみんなこうなのかい!?

Choice: (2) もぐもぐ……
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_5128001_041
サレン:
【chara 105611 face 6 (surprised)】 【chara 102811 face 6 (surprised)】 ちょっと!? あんた、何食べてるの!?

voice: vo_adv_5128001_042
男の子:
【chara 1 face 1 (normal)】 ねえちゃんも食べる~?
シャムス豆を使った王道チョイ辛コロッケ。
一個100ルピ~

Choice: (3) ごくごく……
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_5128001_043
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 えぇっ? またなんか買ったの?
今の一瞬で!?

voice: vo_adv_5128001_044
男の子:
【chara 1 face 1 (normal)】 こっちはシードレイクも凍える激烈ソルティミントアイス~
一個300ルピ~

voice: vo_adv_5128001_045
サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】 ちょっと{player}、財布を出しなさい!
これ以上、無駄遣いできないよう
紐を固~~~く結んどいてあげるから!!

voice: vo_adv_5128001_046
ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】 夫婦漫才は結構だけど、
ちょっとこの場を離れた方がいいんじゃないかい?
【chara 105611 face 4 (sad)】 このままじゃ{player}が破産しちまうよ。

voice: vo_adv_5128001_047
サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】 はぁ……どっっっと疲れたわ。
入国してまだたいして時間も経ってないわよ……
先が思いやられるわね。

voice: vo_adv_5128001_048
ルカ:
【chara 105611 face 1 (normal)】 お疲れさん。【chara 105611 face 4 (sad)】 しっかし……人だかりもだけど
この暑さはかなり堪えるよ。

voice: vo_adv_5128001_049
異国の子ども:
【chara 5313 face 6 (surprised)】 お二人の格好だとこの国では目立ちますし、暑いですから
【chara 5313 face 1 (normal)】 着替えた方がいいですね。
ほら、こっちに服屋もありますよ。

voice: vo_adv_5128001_050
ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】 確かに馬車の中でもかなり暑かったね。
【chara 105611 face 1 (normal)】 着替えられるなら助かるよ。

voice: vo_adv_5128001_051
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 じゃあちょっと行ってくるわね。
【chara 102811 face 1 (normal)】 あんたはここで……

Choice: (4) 僕も着替えないと……
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_5128001_052
サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】 ちょっと! 一緒に着替えようとしない!

movie: 512800101
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 宮殿へたどり着いた{player}たちは、
事情を話すと、すぐに謁見の間へと通された。

voice: vo_adv_5128001_053
国王:
【chara 1 face 1 (normal)】 おお、このランプに刻まれたるは我が国の紋章!
かつて失われた、国宝が戻ってこようとは。

voice: vo_adv_5128001_054
異国の子ども:
【chara 5313 face 6 (surprised)】 サレンおねえちゃん。
あの人がサラサリアの国王さまですか?

voice: vo_adv_5128001_055
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】 ええ、とっても偉ーい人なの。
【chara 127512 face 4 (sad)】 お願いだからいい子にしててね。

voice: vo_adv_5128001_056
国王:
【chara 1 face 1 (normal)】 このランプを見つけたというのはそなたらか?
よくぞ届けてくれた。礼を言う。

voice: vo_adv_5128001_057
サレン:
【chara 127512 face 3 (anger)】 お初にお目にかかります、国王陛下。
我が父より、この品を献上せよと申し付かり──

voice: vo_adv_5128001_058
国王:
【chara 1 face 1 (normal)】 よいよい。堅苦しい言葉はやめよ。
そなたの父とは古い友じゃ。此度の来訪、うれしく思うぞ。

voice: vo_adv_5128001_059
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 では、失礼して……
国王さまはあたしの父とお知り合い、なんですよね?
ランプ探しを父に頼まれたのはどういう──

voice: vo_adv_5128001_060
国王:
【chara 1 face 1 (normal)】 なんじゃ、あやつ何も話しておらんのか。
ああ、もう何年前の話になるかのう……
野心に燃えた若い商人が、ここサラサリアにやってきたのは。

voice: vo_adv_5128001_061
国王:
【chara 1 face 1 (normal)】 父王の後を継いだばかりのわしと、不思議と話が合ってなあ。
幾夜も語りあかしたものよ。その時に頼んだのじゃ、
そなたの父御にな。失われたランプを見つけ出してくれ、と。

voice: vo_adv_5128001_062
国王:
【chara 1 face 1 (normal)】 かつて大昔に我が国から失われた、
願いを叶える魔法のランプをな。
我が国の民のために、役立てたいとそう思ったのじゃ。

voice: vo_adv_5128001_063
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 魔法のランプ……?
国宝だとは聞いてますけど……

voice: vo_adv_5128001_064
ルカ:
【chara 127612 face 6 (surprised)】 願いを叶えるとは、またおとぎ話みたいな話だね。

voice: vo_adv_5128001_065
国王:
【chara 1 face 1 (normal)】 その通り。おとぎ話かもしれん。
なにせ、わしより何代も前の古き時代の昔話じゃ。

voice: vo_adv_5128001_066
国王:
【chara 1 face 1 (normal)】 我が国では魔力の籠もった鉱石が採れるゆえ、
数多くの魔道具が生まれた。
このランプもそのうちの一つでな。

voice: vo_adv_5128001_067
国王:
【chara 1 face 1 (normal)】 しかし強大な力は災いを呼ぶ。
他国に狙われ、争いの中で国民は魔道具に頼り切り……
国の内も外も、大きな騒乱に巻き込まれていった。

voice: vo_adv_5128001_068
サレン:
【chara 127512 face 4 (sad)】 王様は悲しんだでしょうね。
道具に頼って争いが広がるなんて
いい未来につながるわけがないもの。

voice: vo_adv_5128001_069
国王:
【chara 1 face 1 (normal)】 然り。それを嘆いた、遥か昔の国王は
強大すぎる魔道具を封印し、誰も触れられないようにした……
といわれておる。いつの間にか無くなっておったがな。

voice: vo_adv_5128001_070
ルカ:
【chara 127612 face 4 (sad)】 力なんか持ちすぎると、ロクなことにならないよ。
【chara 127612 face 3 (anger)】 誰も彼も、欲望に振り回された先は奈落の底さ。
【chara 127612 face 1 (normal)】 底があれば、まだいいけどね。

voice: vo_adv_5128001_071
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 でも、それじゃ……
そのランプが本物だったら願いは叶うってこと?

voice: vo_adv_5128001_072
国王:
【chara 1 face 1 (normal)】 物は試しじゃ。何を願うかのう……
うむ、決まった。

voice: vo_adv_5128001_073
国王:
【chara 1 face 1 (normal)】 ランプよ、わしの願いを叶えてくれ。
我が国に訪れたこの者たちのために、盛大な宴を!

voice: vo_adv_5128001_074
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 【chara 127612 face 6 (surprised)】 【chara 127512 face 4 (sad)】 ……何も起きないわね。

voice: vo_adv_5128001_075
国王:
【chara 1 face 1 (normal)】 まあ、おとぎ話はおとぎ話だったわけじゃな。
大昔の伝承など、大げさに脚色されるが常ゆえ。

voice: vo_adv_5128001_076
ルカ:
【chara 127612 face 4 (sad)】 残念、魔法の宴ってのがどんなのか、
一度拝んでみたかったね。

voice: vo_adv_5128001_077
国王:
【chara 1 face 1 (normal)】 なに、人の宴も捨てたものではないぞ。
我が国の宝を持ち帰ってくれたのじゃ。
是非、そなたらをもてなさせてくれ。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 それからしばらく後──
{player}たちは国王の使者に連れられ、
歓待の宴が開かれる屋敷へやってきた。

voice: vo_adv_5128001_078
国王:
【chara 1 face 1 (normal)】 おお、そなたら。
宴の準備はできておるぞ。

voice: vo_adv_5128001_079
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 国王さま、ここは……?

voice: vo_adv_5128001_080
国王:
【chara 1 face 1 (normal)】 客人用の屋敷じゃ。
そなたらがサラサリアに滞在する間は、
この屋敷を自由に使うがよい。

voice: vo_adv_5128001_081
従者:
【chara 1 face 1 (normal)】 ようこそお越しくださいました。
みなさま、お好きなお飲み物を。

voice: vo_adv_5128001_082
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】 いただきます……【chara 127512 face 2 (joy)】 あら、おいしい。

voice: vo_adv_5128001_083
国王:
【chara 1 face 1 (normal)】 そういえば、そなたらはどのような関係じゃ?
随分と親し気にしておるが……

voice: vo_adv_5128001_084
サレン:
【chara 127512 face 4 (sad)】 申し訳ありません。
国王さまにご説明しようと思ってましたが、あたしたちは……

voice: vo_adv_5128001_085
異国の子ども:
【chara 5313 face 1 (normal)】 この方々は仲睦まじいご夫婦なのです。

voice: vo_adv_5128001_086
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 ふ、夫婦!? って、それは……!

voice: vo_adv_5128001_087
国王:
【chara 1 face 1 (normal)】 うむ、やっぱりのう。わしの見立て通りじゃ。
付き人にしては妙に距離感が近いと思っておった。

voice: vo_adv_5128001_088
サレン:
【chara 127512 face 4 (sad)】 い、いやですわ、国王さまったら。
これには事情がありまして──

voice: vo_adv_5128001_089
国王:
【chara 1 face 1 (normal)】 何を言う、今も{player}殿に腕を絡めて
ぴったり寄り添っておるではないか。

voice: vo_adv_5128001_090
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 えっ? ……はっ、いつの間に!?

voice: vo_adv_5128001_091
ルカ:
【chara 127612 face 4 (sad)】 サレン、アンタ……
夫婦ってのは方便だったはずじゃ……

voice: vo_adv_5128001_092
サレン:
【chara 127512 face 4 (sad)】 ルカさん待って。誤解よ! そんな白い目で見ないで!
【chara 127512 face 8 (special_b)】 あたしにも、なにがなんだか……

voice: vo_adv_5128001_093
国王:
【chara 127512 face 4 (sad)】 【chara 1 face 1 (normal)】 そういうルカ殿も、サレン殿の反対側で
{player}殿の手を握っておるな。
離すまいと情熱的に指を絡め合っておる。

voice: vo_adv_5128001_094
ルカ:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 【chara 127612 face 6 (surprised)】 なっ? ……ええ!? いつの間に!?

voice: vo_adv_5128001_095
サレン:
【chara 127512 face 4 (sad)】 ルカさん……
人に言っておいて、自分だって……

voice: vo_adv_5128001_096
ルカ:
【chara 127612 face 4 (sad)】 ちょっと待っとくれ!
何が、どうなって……?

voice: vo_adv_5128001_097
異国の子ども:
【chara 5313 face 1 (normal)】 みなさん、とても仲がいいですね。
【chara 5313 face 2 (joy)】 やっぱり夫婦は仲良しなのが一番ですっ。
【chara 5313 face 1 (normal)】 サレンおねえちゃんたちも、そう思いませんか?

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_5128001_098
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 えっ……? そう……【chara 127512 face 7 (special_a)】 あたしたちは夫婦だものね。
だったら、これくらい普通よね……?

voice: vo_adv_5128001_099
ルカ:
【chara 127612 face 7 (special_a)】 ……夫婦だったら、ちゃんとしなきゃいけないね。

voice: vo_adv_5128001_100
ルカ:
【chara 127612 face 2 (joy)】 お前さん、口元に何か付いてるよ?
【chara 127612 face 6 (surprised)】 こら、動くな……取れないだろう?

voice: vo_adv_5128001_101
ルカ:
【chara 127612 face 8 (special_b)】 こっ、こっちだって慣れてないんだ。
ちょっとくらい協力しておくれ……【chara 127612 face 2 (joy)】 うん、よし。

voice: vo_adv_5128001_102
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】 じゃあ、あたしは料理を食べさせてあげる。
【chara 127512 face 2 (joy)】 ほら、どれがいいの?

voice: vo_adv_5128001_103
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 こら、遠慮しないの。
【chara 127512 face 4 (sad)】 ……あたしだって恥ずかしいんだから、早くする!
【chara 127512 face 1 (normal)】 それがいいのね。【chara 127512 face 2 (joy)】 じゃあ、あ~ん♪

voice: vo_adv_5128001_104
サレン:
【chara 127512 face 1 (normal)】 どう? おいしい? 【chara 127512 face 2 (joy)】 ……ふふっ、よかった♪

voice: vo_adv_5128001_105
ルカ:
【chara 127612 face 6 (surprised)】 ちょっとお前さん、サレンの方ばっかり見てないかい?
【chara 127612 face 2 (joy)】 そんな悪い亭主は……こうだっ。
これでアタシしか目に入らないだろう?

voice: vo_adv_5128001_106
サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 あーっ! ちょっとルカさん!
ひとり占めするなんてずるいわよ。
あたしだって……!

voice: vo_adv_5128001_107
国王:
【chara 1 face 1 (normal)】 うむうむ、これも若さゆえじゃの。
存分に睦まじく宴を楽しむがよいぞ。

voice: vo_adv_5128001_108
国王:
【chara 1 face 1 (normal)】 おお、そうじゃ!
この宴に旅の楽師を呼んでおったんじゃ。
これ、入って参れ。

voice: vo_adv_5128001_109
チカ:
【chara 104211 face 1 (normal)】 失礼いたします。
国王さま、この度は──

voice: vo_adv_5128001_110
サレン:
【chara 127512 face 2 (joy)】 じゃあ、こっち側はあたしが。
そっち側はルカさんのものってことで♪

voice: vo_adv_5128001_111
ルカ:
【chara 127612 face 6 (surprised)】 こら、お前さん。もぞもぞしない。
……布が当たってくすぐったい?
【chara 127612 face 2 (joy)】 じゃあ外すから……ほら、これでいいかい?

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チカ:
【chara 104211 face 4 (sad)】 ──ありがとうございました~……

Choice: (5) チカ、待って!
----- Tag 5 -----
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サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 チカさん、何を驚いてるの?

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チカ:
【chara 104211 face 6 (surprised)】 いや、だって……!
サレンさんもルカさんもどうしたんですか?
【chara 104211 face 4 (sad)】 二人して、そんな恋人みたいに抱き付くなんて……!!

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ルカ:
【chara 127612 face 6 (surprised)】 うん? 【chara 127612 face 1 (normal)】 当然じゃないか。
だって──

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サレン・ルカ:
【chara 1 face 1 (normal)】 あたしたち、夫婦だもの。
アタシたち、夫婦だもの。

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チカ:
【chara 104211 face 6 (surprised)】 ふ、ふう……? えっ?

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サレン:
【chara 127512 face 6 (surprised)】 だから、二人とも、

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ルカ:
【chara 127612 face 6 (surprised)】 夫婦。

--- Switch scene ---

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チカ:
【chara 104211 face 6 (surprised)】 そ、そうですか……
【chara 104211 face 4 (sad)】 ふ、夫婦……なんですね。

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チカ:
【chara 104211 face 6 (surprised)】 はっ……! 思わず現実逃避してしまいました……! 

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チカ:
【chara 104211 face 3 (anger)】 やっぱり二人とも様子がおかしいです……
何か違和感が……

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チカ:
【chara 104211 face 6 (surprised)】 二人から感じるこれは……魔力の痕跡? 

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異国の子ども:
【chara 5313 face 6 (surprised)】 えっと……チカ、おねえさん?

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チカ:
【chara 104211 face 6 (surprised)】 あなたは……?

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異国の子ども:
【chara 5313 face 4 (sad)】 ごめんなさい。おねえさんに邪魔されちゃうと
ボク、ちょっとだけ困っちゃうんです。
だから……

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チカ:
【chara 104211 face 6 (surprised)】 これは二人に感じたのと同じ魔力……!?
だとしたら、この子が……? 【chara 104211 face 4 (sad)】 ダメ、意識が……

--- Switch scene ---

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チカ:
【chara 104211 face 6 (surprised)】 ……あれ? 私、なんでここに……?

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異国の子ども:
【chara 5313 face 1 (normal)】 チカおねえさんは楽師として、国王さまに呼ばれたんです。
【chara 5313 face 2 (joy)】 向こうで国王さまがお待ちですよ?

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チカ:
【chara 104211 face 6 (surprised)】 ……あ、そう、でしたね。
宴に、歌を頼まれて……

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異国の子ども:
【chara 5313 face 4 (sad)】 ふう……これでだいじょうぶですねっ。

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異国の子ども:
【chara 5313 face 4 (sad)】 ……国王さま、ごめんなさい。
前のお願いが終わらないと、新しいお願いは叶えられないんです。

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異国の子ども:
【chara 5313 face 1 (normal)】 でも、ボク……がんばりますから。
【chara 5313 face 2 (joy)】 ボクに願ってくれた、みなさんのお願いが叶うように。

--- Switch scene ---

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サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 でも、旅行かぁ……
結婚前提かどうかはともかく、【chara 102811 face 2 (joy)】 あいつといると退屈はしなさそうよね。

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サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 ハプニングに巻き込まれがちだけど……
【chara 102811 face 1 (normal)】 それも思い出になるような……
【chara 102811 face 2 (joy)】 行けるなら、そんな楽しい旅行に行ってみたいわ。

--- Switch scene ---

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異国の子ども:
【chara 5313 face 2 (joy)】 ですから、どうか……
存分に楽しんでくださいね。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 サレンとルカたちにチカが加わったことで
ひときわ盛り上がった宴は、
夜の帳ににぎやかな声を響かせるのだった。