その出会いは路地裏で
王家主催のクリスマスイベントを視察するペコリーヌたち。イベントの企画運営を進めたクレジッタはトラブルが起きることを警戒していたが、路地裏で赤ん坊が放置されているのを発見してしまう。


-------------- situation:
その出会いは路地裏で
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 クリスマスを数日後に控えたランドソルでは、
王家主催のクリスマスイベントの準備が大詰めを迎えていた。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 イベントの運営を任されたクレジッタは、今日、
ペコリーヌと一緒に街を視察する予定だった。

voice: vo_adv_5132000_000
クレジッタ:
【chara 128011 face 2 (joy)】 あぁ……! 素晴らしい、素晴らしいですわ!
商才極まるわたくしの、わたくしによる陛下のためのクリスマス、
それが確実に完成へと向かっておりますわ!

voice: vo_adv_5132000_001
クレジッタ:
【chara 128011 face 2 (joy)】 今日の視察で陛下のお墨付きをもらえば勝利は確定!
クリスマス当日は感涙していただけること必至! 必定! 大確約っ!
【chara 128011 face 7 (special_a)】 ええ、ええ、そうですとも! 陛下の感動はわたくしのもの!

voice: vo_adv_5132000_002
クレジッタ:
【chara 128011 face 2 (joy)】 最高のひと時と共にわたくしの評価は当然爆上がり、
名実ともに陛下の一の忠臣となること間違いなしですわ!
【chara 128011 face 7 (special_a)】 ああなんて、完っっ璧なプランニング!

voice: vo_adv_5132000_003
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】 イベントの準備のみならず、皮算用まで余念がないとは。
さすがはクレジッタさま、商人の鑑です。

voice: vo_adv_5132000_004
クレジッタ:
【chara 128011 face 1 (normal)】 ふっ、今は貴女の皮肉ですら心地よく聞こえますわ。
【chara 128011 face 2 (joy)】 見てなさい、わたくしがさらなる高みへと至る様を!

voice: vo_adv_5132000_005
秘書:
【chara 6111 face 4 (sad)】 はあ、私としてはお給料が上がるのでしたら高みでも地の底でも
どちらでもいいのですが。

voice: vo_adv_5132000_006
クレジッタ:
【chara 128011 face 5 (shy)】 ちょっと!?
【chara 128011 face 3 (anger)】 地の底とか不吉なこと言うんじゃありませんわよこのタイミングでっ──

voice: vo_adv_5132000_007
ペコリーヌ:
【chara 127911 face 2 (joy)】 クレジッタさん、お待たせしました!
【chara 127911 face 1 (normal)】 用意していただいた衣装着てみたんですけど……どうですか?

voice: vo_adv_5132000_008
クレジッタ:
【chara 128011 face 2 (joy)】 っ! 陛下、なんと麗しいお姿ですこと……
それでいて気品と高貴さも加わり、まるで女神が降臨したようですわ!

voice: vo_adv_5132000_009
クレジッタ:
【chara 128011 face 1 (normal)】 素材もデザイナーも縫製職人も、全て超一級を揃えたかいがありました。
【chara 128011 face 2 (joy)】 陛下の美しさを最高の形で引き立たせてくれてますわね!

voice: vo_adv_5132000_010
クレジッタ:
【chara 128011 face 2 (joy)】 今回のイベントの一番の見せ場と言っても過言ではありませんわ!
ランドソルの人民の心もガシッと鷲掴みです!

voice: vo_adv_5132000_011
ペコリーヌ:
【chara 127911 face 2 (joy)】 もう、ほめ過ぎですよ。
【chara 127911 face 1 (normal)】 そういうクレジッタさんこそ素敵なドレスですね☆

voice: vo_adv_5132000_012
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】 そうですね。何かと飾りたがるクレジッタさまにしては
成金趣味抑え目の、いいお召し物です。
引き算苦手なのに、よく頑張りましたね。

voice: vo_adv_5132000_013
クレジッタ:
【chara 128011 face 4 (sad)】 ……まったく、たまには素直に褒められませんの?
【chara 128011 face 6 (surprised)】 というか貴女もクリスマスくらいドレスアップしたらどうかしら?
【chara 128011 face 1 (normal)】 スタッフユニフォームとして支給してあげますわよ。

voice: vo_adv_5132000_014
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】 いえ、必要ないかぎりそういうのは遠慮しておきます。
必要ある場合は、別途追加のお手当も支給していただければと。

voice: vo_adv_5132000_015
クレジッタ:
【chara 128011 face 4 (sad)】 ……貴女のドライっぷり、いっそ清々しいですわね。

Choice: (1) 二人とも似合ってるよ。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5132000_016
ペコリーヌ:
【chara 127911 face 2 (joy)】 えへへ、ありがとうございます。
【chara 127911 face 1 (normal)】 こんな優雅なドレス、普段あんまり着ないから、
【chara 127911 face 2 (joy)】 似合うかどうか心配だったんですよ。

Choice: (2) クレジッタさんも。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_5132000_017
クレジッタ:
【chara 128011 face 4 (sad)】 ……それはどうも。

voice: vo_adv_5132000_018
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】 どうしたんですか? そんな苦虫を噛み潰したような顔をして。
せっかくの賞賛なのですから、素直に受け取ればよろしいのでは?

voice: vo_adv_5132000_019
クレジッタ:
【chara 128011 face 3 (anger)】 ふん、少年の賛美に一喜一憂するほど若くはありませんの。
【chara 128011 face 4 (sad)】 そんなことよりも……少年。やっぱり貴方はいるんですのね。

voice: vo_adv_5132000_020
秘書:
【chara 6111 face 4 (sad)】 なんだか含みのある口ぶりですね。
【chara 6111 face 6 (surprised)】 彼が陛下のお側にいるのなんていつものことではないですか。

voice: vo_adv_5132000_021
クレジッタ:
【chara 128011 face 4 (sad)】 ええ、普段ならまぁまぁギリ許容の範囲ですわ。
【chara 128011 face 3 (anger)】 ですが……今は時期が悪いのです。

voice: vo_adv_5132000_022
クレジッタ:
【chara 128011 face 3 (anger)】 陛下もご存じでしょう? 過去のクリスマスにおいて
大きな騒動が幾度となく起こったことを。

voice: vo_adv_5132000_023
クレジッタ:
【chara 128011 face 3 (anger)】 そしてその全ての現場に、少年がいたことも。

voice: vo_adv_5132000_024
ペコリーヌ:
【chara 127911 face 1 (normal)】 はい! 彼からいろいろお話聞いていますから。
【chara 127911 face 6 (surprised)】 あ……ええと、それはつまり、クレジッタさんは
この人がトラブルを起こしていると思っているんですね?

voice: vo_adv_5132000_025
クレジッタ:
【chara 128011 face 4 (sad)】 そこまで乱暴なことは言いません。
少年がそういう人間でないことも理解しております。
ただ、彼にそのつもりがなくてもトラブルが寄ってきてしまう……

voice: vo_adv_5132000_026
クレジッタ:
【chara 128011 face 3 (anger)】 大切なクリスマスイベントにトラブルが起こるなんて許容できません。
縁起担ぎと笑っていただいても結構ですが、
不安要素は徹底的に排除するのが商売人というもの。【chara 128011 face 4 (sad)】 残念ですが……

voice: vo_adv_5132000_027
ペコリーヌ:
【chara 127911 face 6 (surprised)】 うーん、それは逆ですよクレジッタさん。
【chara 127911 face 1 (normal)】 {player}くんがいたから問題が起きたのではなく、
{player}くんのおかげで無事に解決できたんですよ!

voice: vo_adv_5132000_028
ペコリーヌ:
【chara 127911 face 2 (joy)】 そう考えれば、{player}くんこそ
クリスマスを成功させるとっても縁起のいい人になりますね☆

voice: vo_adv_5132000_029
クレジッタ:
【chara 127911 face 1 (normal)】 【chara 128011 face 5 (shy)】 うッ……
【chara 128011 face 4 (sad)】 そ、そう言われるとまあ、そうかもしれませんけど……

voice: vo_adv_5132000_030
ペコリーヌ:
【chara 127911 face 4 (sad)】 それに……こういってはなんですけど、
【chara 127911 face 1 (normal)】 ランドソルではトラブルなんて日常茶飯事です。
【chara 127911 face 2 (joy)】 その解決も、王族の務めですから!

voice: vo_adv_5132000_031
クレジッタ:
【chara 128011 face 5 (shy)】 陛下ッ……!
な、【chara 128011 face 7 (special_a)】 なんというご立派なお志──

voice: vo_adv_5132000_032
秘書:
【chara 6111 face 4 (sad)】 そもそもクレジッタさまがトラブルを起こす側でしたのに、
今さらそのようなことを言われても、という感じです。

voice: vo_adv_5132000_033
クレジッタ:
【chara 128011 face 5 (shy)】 うぅ……【chara 128011 face 3 (anger)】 ええ、ええ! わたくしが悪うございましたわよ!

voice: vo_adv_5132000_034
クレジッタ:
【chara 128011 face 4 (sad)】 陛下に任せていただいたイベントを無事に終わらせたいあまり
少々神経質になっておりましたわ……

voice: vo_adv_5132000_035
クレジッタ:
【chara 128011 face 4 (sad)】 だからまあ……その、少年。
貴方には少々悪いことをしましたわね……

Choice: (3) 全然気にしてないよ。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_5132000_036
クレジッタ:
【chara 128011 face 1 (normal)】 そう……ならこの話は終わりですわ。
ついてくるというなら、しっかりと自分の仕事をしなさい。

voice: vo_adv_5132000_037
クレジッタ:
【chara 128011 face 2 (joy)】 それでは陛下、早速視察へ参りましょう!

voice: vo_adv_5132000_038
ペコリーヌ:
【chara 127911 face 2 (joy)】 はい! よろしくおねがいします☆

voice: vo_adv_5132000_039
クレジッタ:
【chara 128011 face 2 (joy)】 ──今回のイベントのイルミネーションはおよそ10万の灯りを用いて、
夜にはそれはそれは美しく見ごたえがあるものになりますわ!

voice: vo_adv_5132000_040
クレジッタ:
【chara 128011 face 2 (joy)】 幻想的で大人な雰囲気は、来場者にも必ずや満足いただけるはずですわ。

voice: vo_adv_5132000_041
クレジッタ:
【chara 128011 face 1 (normal)】 ──あちらの野外ステージでは国外で活躍する楽団と聖歌隊による、
荘厳なクリスマスコンサートが開かれることになっております。

voice: vo_adv_5132000_042
クレジッタ:
【chara 128011 face 2 (joy)】 聖夜に響く格調高い音色に人々は、
王家の神聖さを改めて知ることとなるでしょう。

voice: vo_adv_5132000_043
クレジッタ:
【chara 128011 face 2 (joy)】 ショップではわたくしのコネクションを使い、
プレゼント用のブランド物をお買い得価格で取り揃えておりますわ!

voice: vo_adv_5132000_044
クレジッタ:
【chara 128011 face 2 (joy)】 いかがですかしら?
ご覧いただいたのはまだイベントのほんの一部、
他にも様々な催しを準備しておりますわ。

voice: vo_adv_5132000_045
クレジッタ:
【chara 128011 face 4 (sad)】 ……正直当初の予算をだいぶオーバーしてしまい、
密かにため込んでいた裏金もとい
へそくりから多少の出費は避けられませんでしたが……

voice: vo_adv_5132000_046
クレジッタ:
【chara 128011 face 1 (normal)】 ですがですが! 全ては陛下に最高のクリスマスを捧げるため、
【chara 128011 face 2 (joy)】 このクレジッタ、全てを投げうつつもりでやらせていただきましたわ!

voice: vo_adv_5132000_047
ペコリーヌ:
【chara 127911 face 2 (joy)】 ありがとうございます。どれも素敵でしたよ、クレジッタさん!
【chara 127911 face 6 (surprised)】 わたしではこんなにすごいクリスマスはとても無理でした。

voice: vo_adv_5132000_048
ペコリーヌ:
【chara 127911 face 1 (normal)】 きっと街の人にも楽しんでもらえると思います。
【chara 127911 face 2 (joy)】 ああ、当日が今から楽しみですね☆

voice: vo_adv_5132000_049
クレジッタ:
【chara 128011 face 6 (surprised)】 ……

voice: vo_adv_5132000_050
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】 どうされましたか? クレジッタさま。

voice: vo_adv_5132000_051
クレジッタ:
【chara 128011 face 6 (surprised)】 い、いえ……【chara 128011 face 4 (sad)】 陛下のありがたいお言葉に感極まっただけですわ。

voice: vo_adv_5132000_052
クレジッタ:
【chara 128011 face 4 (sad)】 そう、陛下のお言葉にウソはない。十分お喜びいただけていますわ。
……【chara 128011 face 3 (anger)】 でも、生き馬の目を抜くような商売の世界で生きてきた
わたくしの目はごまかせませんわよ。

voice: vo_adv_5132000_053
クレジッタ:
【chara 128011 face 4 (sad)】 あれは……完全にはご満足いただけていない顔ですわ。

voice: vo_adv_5132000_054
クレジッタ:
【chara 128011 face 4 (sad)】 王家主催のクリスマスイベントとしては、
我ながらこれ以上のものはないと自負するレベルですのに……

voice: vo_adv_5132000_055
クレジッタ:
【chara 128011 face 4 (sad)】 本当の意味で陛下を満足させられるクリスマス……
誰にもマネできない特別なクリスマスを陛下に捧げるには、
いったい何が必要だというのかしら……

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ……ぇ……ぁ……

voice: vo_adv_5132000_056
ペコリーヌ:
【chara 127911 face 6 (surprised)】 あれ……今何か聞こえませんでしたか?

Choice: (4) なんだか声みたいに聞こえたけど……
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_5132000_057
クレジッタ:
【chara 128011 face 5 (shy)】 お、お止めなさいな! 気のせい、そう気のせいですわよ!
【chara 128011 face 4 (sad)】 さあ陛下、視察を続けましょう?
【chara 128011 face 1 (normal)】 愛の広場の飾り付けなど、まだまだ見ていただきたい場所がっ──

voice: vo_adv_5132000_058
クレジッタ:
【chara 128011 face 3 (anger)】 冗談じゃありませんわよ!
イベントが始まる前からトラブルだなんて!
【chara 128011 face 4 (sad)】 ここは知らぬ存ぜぬ見て見ぬフリでスルーさせていただきますわ……! 

voice: vo_adv_5132000_059
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 ……ふぇ……ぁぅ……

voice: vo_adv_5132000_060
ペコリーヌ:
【chara 127911 face 6 (surprised)】 でも、この声……赤ちゃんの泣き声、みたいですね。
【chara 127911 face 4 (sad)】 お母さんに何かあったんでしょうか?

voice: vo_adv_5132000_061
クレジッタ:
【chara 128011 face 5 (shy)】 え、赤ちゃん……?
【chara 128011 face 3 (anger)】 …………ああもう!

voice: vo_adv_5132000_062
ペコリーヌ:
【chara 127911 face 6 (surprised)】 あ、クレジッタさん!

voice: vo_adv_5132000_063
クレジッタ:
【chara 128011 face 4 (sad)】 たしかこの辺りから聞こえてきたような……
どうか勘違いであってくださいませ。
いまトラブルなんて、絶対絶対っ……

voice: vo_adv_5132000_064
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 ……ぁ……ん……ぁ……ぇあ……

voice: vo_adv_5132000_065
秘書:
【chara 6111 face 3 (anger)】 クレジッタさま、あちらの方からです!

voice: vo_adv_5132000_066
クレジッタ:
【chara 128011 face 3 (anger)】 ええ、わかっていますわ。行きますわよ。
トラブルは見つけ次第即解決。イベント視察に戻りますわ。
……【chara 128011 face 5 (shy)】 って。

voice: vo_adv_5132000_067
???:
【chara 50912 face 4 (sad)】 んあぁ! んあぁ! んあぁ……!

voice: vo_adv_5132000_068
クレジッタ:
【chara 128011 face 5 (shy)】 ……ああ、信じられませんわ。
【chara 128011 face 4 (sad)】 なんでなんで、なんでこんな所にこんなタイミングで
【chara 128011 face 5 (shy)】 赤ちゃんが放置されてるんですのよー!

voice: vo_adv_5132000_069
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 この街で間違いないのか、エージェントQ。

voice: vo_adv_5132000_070
エージェントQ:
【chara 51011 face 1 (normal)】 間違いないよエージェントV。ヤツはこの街にいる。

voice: vo_adv_5132000_071
エージェントV:
【chara 51111 face 1 (normal)】 ならば急ぐとしよう。人の手に渡ると厄介だからな。

voice: vo_adv_5132000_072
エージェントQ:
【chara 51011 face 1 (normal)】 うん。この街の命運は僕たちの手にかかっているんだから──