それぞれの邂逅
人知れず二人きりになったレイとシナツは、剣を通じ互いの想いを伝えあう。一方ヒヨリとアイラは依頼と食事を共にして打ち解けていく。それぞれのやり方で心の距離を縮めていく一行に、赤い霧が迫っていた。
-------------- situation:
それぞれの邂逅
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
深夜。
オラル高山。
赤い夜空に染め上げられた断崖に二人の人影が向かい合っていた。
voice: vo_adv_5136004_000
レイ:
【chara 100311 face 3 (anger)】
……一体何が目的なんだ。
voice: vo_adv_5136004_001
レイ:
【chara 100311 face 3 (anger)】
答えろ──シナツ!
voice: vo_adv_5136004_002
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_5136004_003
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
……問答は無用だ。
剣を抜け。
voice: vo_adv_5136004_004
レイ:
【chara 100311 face 3 (anger)】
こちらを不安にさせるつもりはない、と言っておきながら……!
voice: vo_adv_5136004_005
レイ:
【chara 100312 face 3 (anger)】
いいだろう。
相手になってやる──はぁっ!!
voice: vo_adv_5136004_006
シナツ:
【chara 129211 face 3 (anger)】
……!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
数時間前。
{player}たちの野営地にて……
voice: vo_adv_5136004_007
アイラ:
【chara 129111 face 3 (anger)】
むむむ……!
【chara 129111 face 4 (sad)】
やっぱりもう一杯、麦しゅわ飲んでおけばよかったかな~
voice: vo_adv_5136004_008
ヒヨリ:
【chara 100111 face 6 (surprised)】
難しい顔してると思ったら、麦しゅわのことを考えてたの?
【chara 100111 face 1 (normal)】
本当に好きなんだねー?
voice: vo_adv_5136004_009
アイラ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
まあ、オトナだからね~?
【chara 129111 face 2 (joy)】
ヒヨリちゃんも、飲めるようになったら分かるよ♪
voice: vo_adv_5136004_010
ヒヨリ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
【chara 100111 face 6 (surprised)】
そうなのかな~
全然、予想できないや。
voice: vo_adv_5136004_011
アイラ:
【chara 129111 face 2 (joy)】
大丈夫大丈夫!
きっと好きになれるから!
お姉さんが保証するよ♪
voice: vo_adv_5136004_012
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
……そんな保証をされてもうれしくはないだろう。
voice: vo_adv_5136004_013
アイラ:
【chara 129111 face 2 (joy)】
あはははは!
ごもっとも!
さすがシナツちゃん、剣だけじゃなくてツッコミも鋭~い♪
voice: vo_adv_5136004_014
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
……二人は以前から知り合いだったのか?
voice: vo_adv_5136004_015
シナツ:
【chara 129211 face 6 (surprised)】
……いや。
出会ったのはこちらに来てからだ。
【chara 129211 face 1 (normal)】
そこから情報を共有して、互いの立場を理解した。
voice: vo_adv_5136004_016
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
とてもそうは見えないわね。
息ピッタリっていうか、阿吽の呼吸っていうか。そんな感じよ。
voice: vo_adv_5136004_017
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
…………ああ。
どうやら想像以上に、私たちの魂には刻み込まれているらしい。
voice: vo_adv_5136004_018
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
……『複製元』の情報が。正確にな。
voice: vo_adv_5136004_019
シナツ:
【chara 129211 face 4 (sad)】
…………すまない。
反応に困る話をしてしまったな。
【chara 129211 face 1 (normal)】
そろそろ眠るとしよう。
voice: vo_adv_5136004_020
アイラ:
【chara 129111 face 6 (surprised)】
ええっ!
夜はまだまだこれからだよ!?
【chara 129111 face 4 (sad)】
みんなで語り明かそうよ~っ!
voice: vo_adv_5136004_021
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
…………徹夜を視野に入れて話すな。寝なさい。
voice: vo_adv_5136004_022
アイラ:
【chara 129111 face 4 (sad)】
は~い。
【chara 129111 face 2 (joy)】
んじゃみんな、おやすみ~♪
voice: vo_adv_5136004_023
4人:
【chara 1 face 1 (normal)】
おやすみなさい。
voice: vo_adv_5136004_024
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
…………ん……
voice: vo_adv_5136004_025
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
風の……音?
voice: vo_adv_5136004_026
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
寒い……
いや、暖かい……?
【chara 100311 face 4 (sad)】
まるで抱きかかえられているような……
voice: vo_adv_5136004_027
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
──なっ!?
voice: vo_adv_5136004_028
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
…………目が覚めたか。
動くな。
落ちたら怪我ではすまない。
voice: vo_adv_5136004_029
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
シ、シナツ!?
どうして私を抱えているんだ!
それにここは……空? あなたは飛べるのかっ?
voice: vo_adv_5136004_030
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
…………質問が多いな。順に答えよう。
voice: vo_adv_5136004_031
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
……キミに用がある。ここは空だ。
飛べると思ってくれてかまわない。正確には風を操っている。
以上だ。
voice: vo_adv_5136004_032
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
…………
【chara 100311 face 4 (sad)】
寝起きの頭には情報が多いな。
voice: vo_adv_5136004_033
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
…………そろそろ降りる。
これだけ人里から離れれば十分だ。
voice: vo_adv_5136004_034
シナツ:
【chara 129211 face 6 (surprised)】
……レイ、十分に目は覚めたな?
【chara 129211 face 1 (normal)】
剣を抜く心構えをしておけ。
voice: vo_adv_5136004_035
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
……っ!?
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
そして現在。
レイとシナツは互いの剣を交えていた。
voice: vo_adv_5136004_036
レイ:
【chara 100312 face 3 (anger)】
はぁぁっっ!!
voice: vo_adv_5136004_037
シナツ:
【chara 129211 face 3 (anger)】
…………
voice: vo_adv_5136004_038
レイ:
【chara 100312 face 3 (anger)】
くっ!
いともたやすくいなしてくれる……!
voice: vo_adv_5136004_039
レイ:
【chara 100312 face 3 (anger)】
私も修行は怠らなかった。
訓練所で連日剣は振るっていた。
自己鍛錬も模擬戦の経験も重ねたはずだ……!
voice: vo_adv_5136004_040
レイ:
【chara 100312 face 6 (surprised)】
それでも──この差か!
voice: vo_adv_5136004_041
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
…………悪くはない太刀筋だ。
voice: vo_adv_5136004_042
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
一応聞いておく。
……これが全身全霊か?
voice: vo_adv_5136004_043
レイ:
【chara 100312 face 3 (anger)】
っ!!
いいだろう……望み通り打ち込んでやる!
voice: vo_adv_5136004_044
レイ:
【chara 100312 face 3 (anger)】
この私の!
全身全霊でッ!!
voice: vo_adv_5136004_045
レイ:
【chara 100312 face 3 (anger)】
スラッシュ──テンペストォッッ!!!
voice: vo_adv_5136004_046
シナツ:
【chara 129211 face 3 (anger)】
────ウィンドスラスト。
voice: vo_adv_5136004_047
レイ:
【chara 100312 face 4 (sad)】
あああああっ!!!
voice: vo_adv_5136004_048
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_5136004_049
レイ:
【chara 100311 face 3 (anger)】
……勝負は……ついたな。
voice: vo_adv_5136004_050
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
…………そのようだな。
voice: vo_adv_5136004_051
レイ:
【chara 100311 face 3 (anger)】
私をどうするつもりか知らないが……
好きにしろ。
voice: vo_adv_5136004_052
シナツ:
【chara 129211 face 6 (surprised)】
……そうか。
【chara 129211 face 1 (normal)】
では、しばらく休んでいなさい。
キミが動けなくては話にならない。
voice: vo_adv_5136004_053
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
………………どういうことだ?
voice: vo_adv_5136004_054
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
……キミたちが『赤い霧の精霊』と戦う様子を見た。
そして稽古をつける必要があると判断した。
voice: vo_adv_5136004_055
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
……精霊に襲撃されたのは私たちが原因だ。それは認める。
【chara 129211 face 4 (sad)】
しかし。
キミが不測の事態に対処できなかったこともまた……事実だ。
voice: vo_adv_5136004_056
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
己が弱いばかりに。
仲間を危険に晒すことなど……耐えられないだろう?
【chara 129212 face 4 (sad)】
少なくとも『私』はそうだ。
voice: vo_adv_5136004_057
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_5136004_058
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
ああ……
そうか、そういうことか……
voice: vo_adv_5136004_059
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
私たちは似た者同士……だったな。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5136004_060
レイ:
【chara 100311 face 3 (anger)】
……私も、そうだ。
仲間を守れるくらいに強くありたい。
voice: vo_adv_5136004_061
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……こちらにいる間はいつでも稽古に付き合おう。
期間は短いが、十分に課題の洗い出しはできる。
【chara 129212 face 2 (joy)】
キミ一人になっても鍛錬は可能だろう。
voice: vo_adv_5136004_062
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
それにしても。
少しくらい説明してくれてもよかったんじゃないか?
何事かと思ったよ。
voice: vo_adv_5136004_063
シナツ:
【chara 129212 face 4 (sad)】
…………説明下手でな。
この方が早いと思った。
voice: vo_adv_5136004_064
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
だからといって、眠っているところを連れ出さなくてもいいだろう?
【chara 100311 face 4 (sad)】
まったく……勝手な人だ。
voice: vo_adv_5136004_065
シナツ:
【chara 129212 face 7 (special_a)】
……勝手、か。
…………まるでキミの父親のようだな。
voice: vo_adv_5136004_066
シナツ:
【chara 129212 face 4 (sad)】
確かに……キミの意思も確認していなかったな。
皆の前だと話しにくいこともあるだろうと思ったのだが…………
【chara 129212 face 8 (special_b)】
いや、これは言い訳か……父親……似たくはなかった…………はあ……
voice: vo_adv_5136004_067
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
ああ……
そうか、あなたは私の父親のことを知っているんだったね。
voice: vo_adv_5136004_068
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
……シナツ。
剣だけでなく、あなたのことも教えてくれないか。
voice: vo_adv_5136004_069
シナツ:
【chara 129212 face 4 (sad)】
…………口下手でよければな。
voice: vo_adv_5136004_070
レイ:
【chara 100311 face 2 (joy)】
構わないよ。
--- Switch scene ---
still display end
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
こうして……
レイはシナツに稽古をつけてもらうようになったのだった。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
そして翌日の朝。
voice: vo_adv_5136004_071
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
どういうことよ~~~っ!!
voice: vo_adv_5136004_072
ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】
お、落ち着いてフィオちゃんっ。
【chara 100213 face 4 (sad)】
きっと大丈夫だから……!
voice: vo_adv_5136004_073
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
大丈夫か大丈夫じゃないかって話じゃないの!
【chara 190011 face 4 (sad)】
勝手なことされたら困るって話なのよ~っ!
voice: vo_adv_5136004_074
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
……おはよう。
どうしたんだ、フィオは……ふわ。
voice: vo_adv_5136004_075
ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】
おはようレイちゃんっ。
【chara 100213 face 4 (sad)】
実は、ヒヨリちゃんとアイラさんが……
voice: vo_adv_5136004_076
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……書き置きをして、いなくなったそうだ。
「ちょっとそこまで出かけてくる」と。
……それと、あくび交じりに話すのはよくないぞ。
voice: vo_adv_5136004_077
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
うん……
すまない、気をつけるよ。
voice: vo_adv_5136004_078
ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】
……ねえ、騎士クン。
レイちゃんとシナツさん、なんだか昨日より……
Choice: (1) 仲良くなってる気がするね。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5136004_079
ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】
だよね?
何かあったのかな……
voice: vo_adv_5136004_080
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
そんなことより、今はヒヨリとアイラよ!
【chara 190011 face 4 (sad)】
もうっ!
どこに行っちゃったのよ~っ!!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ちょうどその頃……
ヒヨリとアイラは、とある高地で魔物と対峙していた。
voice: vo_adv_5136004_081
アイラ:
【chara 129111 face 3 (anger)】
どっりゃあーーーーっ!!!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_5136004_082
ヒヨリ:
【chara 100111 face 6 (surprised)】
すごーい!
あんなに大きな魔物を一撃で!?
voice: vo_adv_5136004_083
アイラ:
【chara 129111 face 2 (joy)】
ふっふーん♪
お姉さんにかかれば、ざっとこんなもんよ!
あはははは!
voice: vo_adv_5136004_084
麓の村の村人1:
【chara 1 face 1 (normal)】
うおお!
確かにあの魔物だ!
この毛の色にキバにツメ! 間違いねえぜ!
voice: vo_adv_5136004_085
麓の村の村人2:
【chara 1 face 1 (normal)】
あのお嬢ちゃんたちが、こいつを倒したってのかい?
はー大したものねぇ~!
voice: vo_adv_5136004_086
麓の村の村長:
【chara 611 face 2 (joy)】
本当にありがとうございました。
おかげさまで、これからも安心して暮らせますよ。
voice: vo_adv_5136004_087
アイラ:
【chara 129111 face 2 (joy)】
いえいえっ!
voice: vo_adv_5136004_088
ヒヨリ・アイラ:
【chara 100111 face 2 (joy)】
【chara 129111 face 2 (joy)】
【chara 1 face 1 (normal)】
困ったときはお互いさまさま!
voice: vo_adv_5136004_089
ヒヨリ:
【chara 100111 face 2 (joy)】
ですから!
voice: vo_adv_5136004_090
麓の村の村長:
【chara 611 face 2 (joy)】
あら、仲がよろしいんですわね。
【chara 611 face 1 (normal)】
……ああ、大切なことを忘れていました。
こちら、魔物討伐の報酬です。どうぞ、お受け取りくださいまし。
voice: vo_adv_5136004_091
ヒヨリ・アイラ:
【chara 1 face 1 (normal)】
ありがとうございまーす!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
そして報酬金を手に入れたヒヨリとアイラは……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5136004_092
アイラ:
【chara 129111 face 2 (joy)】
いやー人助けの後の一杯は格別だね~!
このために生きてるよ♪
voice: vo_adv_5136004_093
ヒヨリ:
【chara 100111 face 1 (normal)】
ねえねえアイラ!
ちょっと聞いてもいい?
voice: vo_adv_5136004_094
アイラ:
【chara 129111 face 2 (joy)】
どーぞどーぞ!
お姉さんにな~んでも聞いちゃって♪
voice: vo_adv_5136004_095
ヒヨリ:
【chara 100111 face 6 (surprised)】
どうしてアイラは天楼覇断剣を持ってるの?
あれって、ノウェムちゃんの剣だよね?
voice: vo_adv_5136004_096
アイラ:
【chara 129111 face 6 (surprised)】
あーそのこと?
【chara 129111 face 4 (sad)】
そっかーヒヨリちゃんは覚えてないのかー……
やっぱ記憶とか情報とか、あいまいなところあるんだね~
voice: vo_adv_5136004_097
ヒヨリ:
【chara 100111 face 6 (surprised)】
?
voice: vo_adv_5136004_098
アイラ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
まあ、簡単にいうと。ノウェムちゃんに借りたんだよ。
『再構築』の前に♪
【chara 129111 face 6 (surprised)】
といっても、あたしの世界の『再構築』だけどね。
voice: vo_adv_5136004_099
アイラ:
【chara 129111 face 4 (sad)】
このあたり、説明がかなりややこしいんだけどさ。
【chara 129111 face 6 (surprised)】
シナツちゃんとも話した感じだと
『再構築』前後の出来事って、なんとなく似てるっぽいんだよね。
voice: vo_adv_5136004_100
アイラ:
【chara 129111 face 6 (surprised)】
たぶん、『こっちの世界』のイベントに引っ張られちゃうんだろうね。
登場人物とか結果とか展開は違ってもさ。
voice: vo_adv_5136004_101
アイラ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
だから、どこの世界でも……
『誰か』が『ソルの塔』で『覇瞳皇帝』と戦った。
そこは共通してるんだと思う。
voice: vo_adv_5136004_102
アイラ:
【chara 129111 face 4 (sad)】
まあ……
あたしたちの記憶を『そう書き込んでる』ってだけかもしれないけど。
voice: vo_adv_5136004_103
ヒヨリ:
【chara 100111 face 4 (sad)】
『再構築』……
voice: vo_adv_5136004_104
ヒヨリ:
【chara 100111 face 4 (sad)】
やっぱり、アイラの世界にもあったんだね。
【chara 100111 face 6 (surprised)】
……じゃあ、もしかして…………『リセット』も……
voice: vo_adv_5136004_105
アイラ:
【chara 129111 face 4 (sad)】
……うん。どっちもあるよ。
voice: vo_adv_5136004_106
アイラ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
あたしが生まれたのは『再構築』の後。
そのとき、ヒヨリちゃんは天楼覇断剣を持ってたんだよ。
ノウェムちゃんから貸してもらってね。
voice: vo_adv_5136004_107
ヒヨリ:
【chara 100111 face 6 (surprised)】
あたしが……?
ノウェムちゃんの大切な剣なのに?
voice: vo_adv_5136004_108
アイラ:
【chara 129111 face 2 (joy)】
覇瞳皇帝との最終決戦! って感じだったからね♪
【chara 129111 face 6 (surprised)】
それでまあ、なんとか倒せたんだけど……
【chara 129111 face 4 (sad)】
色々あって『再構築』はすることになっちゃって。
voice: vo_adv_5136004_109
アイラ:
【chara 129111 face 4 (sad)】
それで、組み込まれちゃったみたいなんだ。
あたしの元になったヒヨリちゃんが持ってたからさ。
voice: vo_adv_5136004_110
ヒヨリ:
【chara 100111 face 4 (sad)】
……そっか。
あたしが借りたのが原因なんだね。
voice: vo_adv_5136004_111
アイラ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
まあ、こればっかりはしょうがないよ。
【chara 129111 face 6 (surprised)】
あ、もちろんノウェムちゃんには何度も返してるんだけどね?
【chara 129111 face 8 (special_b)】
『リセット』のたびに戻ってきちゃうから、困っててさ~あはは。
voice: vo_adv_5136004_112
アイラ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
だから……
もうちょっとだけ、借りておくつもり。
一区切りつくまでね。
voice: vo_adv_5136004_113
ヒヨリ:
【chara 100111 face 6 (surprised)】
一区切りって……?
アイラがこっちに来たことと関係があるの?
voice: vo_adv_5136004_114
アイラ:
【chara 129111 face 6 (surprised)】
んー……
voice: vo_adv_5136004_115
アイラ:
【chara 129111 face 4 (sad)】
……はぐらかしてもしょうがないか。
【chara 129111 face 1 (normal)】
そうだよ。関係ある。
voice: vo_adv_5136004_116
ヒヨリ:
【chara 100111 face 4 (sad)】
教えて、アイラ。
voice: vo_adv_5136004_117
アイラ:
【chara 129111 face 8 (special_b)】
……しんどい話になるかもよ?
voice: vo_adv_5136004_118
ヒヨリ:
【chara 100111 face 4 (sad)】
いいよ。
……知りたいの。アイラの気持ち。
voice: vo_adv_5136004_119
アイラ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
……分かった。
んじゃ、話すよ。適度にご飯をつまみつつね。
still display end
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
そしてその日の夕方……
voice: vo_adv_5136004_120
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
……で、こんな時間まで帰ってこなかったわけ?
voice: vo_adv_5136004_121
ヒヨリ:
【chara 100111 face 4 (sad)】
ご、ごめんなさーい!
voice: vo_adv_5136004_122
アイラ:
【chara 129111 face 2 (joy)】
あはは、そんなに怖い顔しないでよ~
【chara 129111 face 1 (normal)】
ほらほら、みんなにもお土産持ってきたから!
【chara 129111 face 2 (joy)】
しばらくご飯には困らないよ!
voice: vo_adv_5136004_123
シナツ:
【chara 129212 face 4 (sad)】
………そういう問題ではないだろう。
【chara 129212 face 1 (normal)】
団体行動だということを忘れるな。
voice: vo_adv_5136004_124
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
まあ、その間こっちはこっちで稽古をつけてもらったけど……
これは言わなくてもいいか。
voice: vo_adv_5136004_125
ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】
ま、まあまあ……
無事に合流できたんだし。
【chara 100213 face 1 (normal)】
とにかくみんなが無事でよかったよ。
voice: vo_adv_5136004_126
シナツ:
【chara 129212 face 6 (surprised)】
……じきに日も暮れるな。
野営の準備をしよう。
【chara 129212 face 1 (normal)】
……アイラ。水汲みと薪を集めにいくぞ。
voice: vo_adv_5136004_127
アイラ:
【chara 129111 face 2 (joy)】
はいは~い。
やらかしちゃった分は働きますよ~
Choice: (2) あれ?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_5136004_128
シナツ:
【chara 129111 face 6 (surprised)】
【chara 129212 face 6 (surprised)】
……どうかしたのか?
Choice: (3) 僕も行きます。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_5136004_129
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
ああ、そうしてくれる?
【chara 190011 face 3 (anger)】
手伝いとお目付け役で。
voice: vo_adv_5136004_130
アイラ:
【chara 129111 face 2 (joy)】
あはは、信用されてないな~
【chara 129111 face 1 (normal)】
まあ、自業自得だけど!
【chara 129111 face 9 (special_c)】
あはははは!
voice: vo_adv_5136004_131
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
…………{player}。
行こうか。
voice: vo_adv_5136004_132
アイラ:
【chara 129111 face 6 (surprised)】
そういえば、騎士くんとゆっくり話すのってこれがはじめてだよね?
【chara 129111 face 1 (normal)】
なーんか緊張するな~!
【chara 129111 face 2 (joy)】
ねっ、シナツちゃん♪
voice: vo_adv_5136004_133
シナツ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
【chara 129212 face 1 (normal)】
…………こっちに話題を振るな。
反応に困る。
voice: vo_adv_5136004_134
シナツ:
【chara 129212 face 6 (surprised)】
……私よりも。
{player}の方が話題をもっていそうだ。
【chara 129212 face 1 (normal)】
何か話したいことがあるんじゃないかな。
Choice: (4) 赤い霧について話す。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_5136004_135
アイラ:
【chara 129111 face 6 (surprised)】
へー!
あたしたちに赤い霧がついてたんだー
全然気づけなかったよ! 【chara 129111 face 2 (joy)】
あははは♪
voice: vo_adv_5136004_136
シナツ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
【chara 129212 face 6 (surprised)】
……精霊によるマーキングの類か。
【chara 129212 face 1 (normal)】
キミにしか見えないということは
プリンセスナイトの力が反応しているのかもしれないな。
voice: vo_adv_5136004_137
シナツ:
【chara 129212 face 2 (joy)】
…………やはり。
キミは特別なのだな。
たとえ、どのような世界にいても。
voice: vo_adv_5136004_138
アイラ:
【chara 129111 face 2 (joy)】
だね!
やっぱりキミは騎士くんだよ♪
Choice: (5) 二人の世界にも『僕』はいるんですか?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_5136004_139
アイラ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
うん。
……いるよ。
voice: vo_adv_5136004_140
シナツ:
【chara 129212 face 2 (joy)】
…………『彼』は。
私にとってまぎれもなく『キミ』だった。『本物のキミ』だったんだ。
そう信じて疑わなかった。
voice: vo_adv_5136004_141
アイラ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
あたしも同じ。
あの時……あたしを選んで、あたしをプリンセスにしてくれたのは……
『キミ』なんだって。ずっと思ってた。
voice: vo_adv_5136004_142
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……『再構築』の直前。
自分の願いを叶えようとする覇瞳皇帝と
【トゥインクルウィッシュ】は対峙した。
voice: vo_adv_5136004_143
シナツ:
【chara 129212 face 3 (anger)】
覇瞳皇帝の野望を阻止するには
誰かがプリンセスに──
ミネルヴァと一つになり、先に願いを叶える必要があった。
voice: vo_adv_5136004_144
アイラ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
それで、あたしの世界ではヒヨリちゃんが。
シナツちゃんの世界ではレイちゃんが選ばれた。
voice: vo_adv_5136004_145
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
…………そして。
『この世界』で選ばれたのは、ユイだった。
voice: vo_adv_5136004_146
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……元から『複製』であるという自覚はあった。
私の世界にもレイはいたからな。
voice: vo_adv_5136004_147
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
ミネルヴァに願いを叶えてもらう過程の中で。
覇瞳皇帝が掌握・破壊したシステムは深刻だった。
【chara 129212 face 4 (sad)】
プリンセスだったレイに関するものは特にな。
voice: vo_adv_5136004_148
シナツ:
【chara 129212 face 4 (sad)】
……システム修復のためにも『再構築』は必要だった。
しかし願いの核であるレイの存在は不安定。
致命的なエラーを起こす可能性は十分にあった。
voice: vo_adv_5136004_149
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
そして……私は生まれた。世界を守るために。
【chara 129212 face 4 (sad)】
少なくとも、私の記憶の中ではな。
voice: vo_adv_5136004_150
アイラ:
【chara 129111 face 6 (surprised)】
あたしも似たような感じ!
【chara 129111 face 4 (sad)】
でも願い自体は叶えてもらえたと思ったんだよね。
voice: vo_adv_5136004_151
アイラ:
【chara 129111 face 6 (surprised)】
ほら、自分が管理者になればさ?
いくらだってがんばれちゃうでしょ♪
【chara 129111 face 1 (normal)】
世界中の人たちが、み~んな笑顔になれるようにって!
voice: vo_adv_5136004_152
アイラ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
騎士くんが……【chara 129111 face 5 (shy)】
ううん、『先輩』が。
ヒヨリちゃんを選んでくれたから、あたしは生まれたんだしさ。
【chara 129111 face 2 (joy)】
がんばらなくちゃなーって思ったんだ。
voice: vo_adv_5136004_153
アイラ:
【chara 129111 face 6 (surprised)】
それがまさか!
自分どころか世界丸々『複製』だったとはね~
【chara 129111 face 2 (joy)】
知ったときは、さすがにひっくり返っちゃったよ、あははは!
Choice: (6) …………
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_5136004_154
シナツ:
【chara 129212 face 2 (joy)】
……キミは優しいな。
私たちを気遣ってくれているのが分かる。
voice: vo_adv_5136004_155
アイラ:
【chara 129111 face 2 (joy)】
でも安心して!
あたしたち、こっちの世界をどうこうする気はぜーんぜんないから!
【chara 129111 face 1 (normal)】
こっちの世界は、こっちのみんなのものだしね♪
voice: vo_adv_5136004_156
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……キミは。
キミの目の前にいるレイたちを助けてやってくれ。
それだけでいい。
Choice: (7) でも、今は二人も目の前にいるよ。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_5136004_157
アイラ・シナツ:
【chara 129111 face 6 (surprised)】
【chara 129212 face 6 (surprised)】
【chara 1 face 1 (normal)】
え……?
Choice: (8) だから、助けられる。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_5136004_158
アイラ:
【chara 129111 face 6 (surprised)】
あ……
【chara 129111 face 8 (special_b)】
あはははは。
いやー……【chara 129111 face 5 (shy)】
ちょっとまいっちゃうな、これは……
voice: vo_adv_5136004_159
シナツ:
【chara 129212 face 5 (shy)】
キミというやつは…………
【chara 129212 face 2 (joy)】
まったく……
Choice: (9) 二人がここに来た理由を教えて。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_5136004_160
アイラ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
【chara 129111 face 4 (sad)】
……探しに来たんだ。
あたしたちの世界にいるみんなが笑顔になる方法。
voice: vo_adv_5136004_161
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
ここは『基本世界』。
そして私たちが望む『リセットの先』に至った世界でもある。
【chara 129212 face 3 (anger)】
……きっと手がかりはあるはずだ。
voice: vo_adv_5136004_162
アイラ:
【chara 129111 face 3 (anger)】
……もうね。
世界を『リセット』するのはイヤなんだ。
voice: vo_adv_5136004_163
アイラ:
【chara 129111 face 4 (sad)】
知ってる?
『リセット』を実行するのって管理者なんだよ。
voice: vo_adv_5136004_164
アイラ:
【chara 129111 face 4 (sad)】
みんなが何度も傷ついて。あたしは見ていることしかできなくて。
そして、それを繰り返すために『リセット』を実行する。
voice: vo_adv_5136004_165
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
『リセット』を実行しなければいい。そう思った。
【chara 129212 face 3 (anger)】
……だが、私たちの世界でそれは許されなかった。
『模擬実験』を中止する権限は、私たちにはない。実行は強制される。
Choice: (10) そんな……
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_5136004_166
シナツ:
【chara 129212 face 4 (sad)】
……私たちは深く関わり過ぎた。自分たちの世界にね。
【chara 129212 face 3 (anger)】
そう、たとえ……
『模擬実験』のために生まれた『複製』だとしても。
Choice: (11) また赤い霧が……!
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_5136004_167
シナツ:
【chara 129111 face 6 (surprised)】
【chara 129212 face 6 (surprised)】
……マーキングではないな。
この霧は私にも見える。
voice: vo_adv_5136004_168
アイラ:
【chara 129111 face 3 (anger)】
ってことは……
お出ましかなっ?
赤い霧の精霊:
【chara 10712 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_5136004_169
アイラ:
【chara 129111 face 3 (anger)】
ホ~ントお邪魔虫だね!
どこまで『複製』にちょっかい出されたくないのさ!
voice: vo_adv_5136004_170
シナツ:
【chara 129212 face 3 (anger)】
…………{player}。
キミは後ろへ。
すぐに終わらせる。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
再び姿を現した『赤い霧の精霊』に対峙するシナツとアイラ。
そして……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
陽は落ちた。