黒き薔薇が咲く場所へ
アストラルの力に目覚めたことによりエリスの存在を感じ取った{player}とユイの二人。シナツたちの帰還に必要な彼女の助力を得るため、ユイはこの世界にいるエリスの気配を探るのだった。
-------------- situation:
黒き薔薇が咲く場所へ
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ランドソル近郊。
{player}とアメスは
精神を集中しているユイのことを見守っていた。
voice: vo_adv_5137001_000
ユイ:
【chara 100213 face 3 (anger)】
…………
……よし。
voice: vo_adv_5137001_001
ユイ:
【chara 100213 face 1 (normal)】
お待たせ騎士クン、フィオちゃん。
【chara 100213 face 3 (anger)】
アストラルの強化、お願い。
voice: vo_adv_5137001_002
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
こっちも準備できてるわ。
補助は任せなさい。
Choice: (1) ユイを強化する。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5137001_003
ユイ:
【chara 128911 face 1 (normal)】
ありがとう。
それじゃあ捜すね。
voice: vo_adv_5137001_004
ユイ:
【chara 128911 face 3 (anger)】
この世界のどこかにいる──エリスさんを。
Choice: (2) お願い。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_5137001_005
ユイ:
【chara 128911 face 3 (anger)】
エリスさん……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
時はさかのぼり一昨日……
{player}たちがアストラルの力に目覚め
『赤い霧の精霊』を退けた直後……
voice: vo_adv_5137001_006
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
エリスの存在を感じた?
……本当なのか?
Choice: (3) 本当だよ。
Choice: (4) 一瞬だったけどね。
----- Tag 3 -----
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_5137001_007
ユイ:
【chara 100213 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_5137001_008
ヒヨリ:
【chara 100111 face 4 (sad)】
ユイちゃん……
voice: vo_adv_5137001_009
アイラ:
【chara 129111 face 6 (surprised)】
今までそういうことはなかったんだよね?
ってことは……
アストラルの力を使ったことが原因かも。
voice: vo_adv_5137001_010
アイラ:
【chara 129111 face 6 (surprised)】
こっちの世界だと、アストラルの存在はまだ『隠し要素』。
つまり運営側とか管理側しか知らない情報なんだよね。
【chara 129111 face 4 (sad)】
……でも、あたしたちがその情報を引っ張り出しちゃった。
voice: vo_adv_5137001_011
シナツ:
【chara 129211 face 6 (surprised)】
その際に、他の隠されていた情報が見えたとしても不思議ではない。
【chara 129211 face 1 (normal)】
……元・管理者が相手であれば、なおさらだ。
voice: vo_adv_5137001_012
ユイ:
【chara 100213 face 4 (sad)】
…………実は……
voice: vo_adv_5137001_013
ユイ:
【chara 100213 face 3 (anger)】
わたしも感じたんです。
エリスさんの存在……
voice: vo_adv_5137001_014
ヒヨリ:
【chara 100111 face 6 (surprised)】
そ、そうだったの?
voice: vo_adv_5137001_015
ユイ:
【chara 100213 face 4 (sad)】
うん。
はじめて夜空が赤くなったときの少し前に。
voice: vo_adv_5137001_016
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
つまり、シナツとアイラがこちらに来たときだね。
voice: vo_adv_5137001_017
ユイ:
【chara 100213 face 4 (sad)】
……ごめんなさい。
大事なことなのに、ずっと黙ってて。
こんなこと急に言っても、みんなを心配させるだけだと思ったから……
voice: vo_adv_5137001_018
ヒヨリ:
【chara 100111 face 4 (sad)】
ううん、謝るのはこっちだよ!
ユイちゃん、気がつかなくてごめんね。
voice: vo_adv_5137001_019
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
タイミングから考えると、
エリスはシナツとアイラに反応したのだろうか。
【chara 100311 face 4 (sad)】
しかし、どうして……?
voice: vo_adv_5137001_020
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
……おそらく、ミネルヴァと同化していた頃の名残だろう。
voice: vo_adv_5137001_021
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
私たちは招かれざる客だ。
世界の管理者であれば、反応せざるを得ない存在といえる。
voice: vo_adv_5137001_022
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
ありえない話じゃないわね。
【chara 190011 face 4 (sad)】
似たような残滓──ミネルβなんかもいることだし。
voice: vo_adv_5137001_023
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
もしも、エリスにミネルヴァさまの名残があるとしたら。
ソルの塔の機能も、使いこなせるかもしれないわね。
voice: vo_adv_5137001_024
ユイ:
【chara 100213 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_5137001_025
アイラ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
ま!
とにかくソルの塔に行ってみようよ!
【chara 129111 face 2 (joy)】
あとのことは、それから考えるってことで。ねっ♪
voice: vo_adv_5137001_026
シナツ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
【chara 129212 face 1 (normal)】
……そうだな。
少し休憩をしてから移動しよう。
voice: vo_adv_5137001_027
ヒヨリ:
【chara 100111 face 6 (surprised)】
ここからランドソルまでだと、え~っと……
急いでも到着は明後日になっちゃうよね?
【chara 100111 face 4 (sad)】
うーん、もうちょっと早く移動したいなぁ……【chara 100111 face 6 (surprised)】
馬車でも借りる?
voice: vo_adv_5137001_028
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……その必要はない。
手段ならある。
voice: vo_adv_5137001_029
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
そのマジックアイテムは……
見たことがあるよ。
たしか【レイジ・レギオン】が使っていた……
voice: vo_adv_5137001_030
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
ワープクリスタル。
私の世界から持ち込んだものだ。
任意の場所に移動できるよう調整してある。
voice: vo_adv_5137001_031
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
便利なものがあるんだな……
【chara 100311 face 1 (normal)】
でも安心したよ。私はまた風に乗るのかと思った。
いくらシナツでも全員を抱えることは無理だろうからね。
voice: vo_adv_5137001_032
シナツ:
【chara 129212 face 6 (surprised)】
抱えずに移動する方法もある。
【chara 129212 face 1 (normal)】
だがその代わり、風音がうるさくなる。
昨日は静かにしたかったからな。
voice: vo_adv_5137001_033
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
なるほど……
【chara 100311 face 6 (surprised)】
うん?
voice: vo_adv_5137001_034
アイラ:
【chara 129111 face 6 (surprised)】
ヒヨリちゃんヒヨリちゃんっ!
今の聞いた?
なんだか意味深な話だったよねっ?
voice: vo_adv_5137001_035
ヒヨリ:
【chara 100111 face 6 (surprised)】
二人で抜け出してたってことなのかな……?
しかも、空を飛んでっ!
【chara 100111 face 2 (joy)】
あたしも飛びたかったな~!
voice: vo_adv_5137001_036
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
な、なんだか妙な勘ぐりをされてるけど……
私たちはただ、剣の修行をしていただけだよ。
【chara 100311 face 4 (sad)】
……シナツからも何か言ってくれ。
voice: vo_adv_5137001_037
シナツ:
【chara 129212 face 6 (surprised)】
えっ。
【chara 129212 face 4 (sad)】
あ………………うん。
voice: vo_adv_5137001_038
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
しっかり言葉に詰まってる!?
voice: vo_adv_5137001_039
アイラ:
【chara 129111 face 4 (sad)】
そのリアクション、あやしいな~っ?
【chara 129111 face 6 (surprised)】
二人でご飯とか行ってたの?
まさか温泉とか!?
voice: vo_adv_5137001_040
ヒヨリ:
【chara 100111 face 6 (surprised)】
温泉っ!?
【chara 100111 face 4 (sad)】
それはさすがにみんなで行こうよー!
voice: vo_adv_5137001_041
シナツ:
【chara 129212 face 6 (surprised)】
温泉か……
【chara 129212 face 2 (joy)】
それはいいな。
voice: vo_adv_5137001_042
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
いや、まずは誤解を解こう!
話に乗っかるのはそれからだ!
voice: vo_adv_5137001_043
ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】
…………【chara 100213 face 1 (normal)】
【chara 100213 face 2 (joy)】
ふふっ。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
突如として浮上した温泉話をする面々を見て
緊張の糸を緩めるユイなのだった……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
そして……現在。
voice: vo_adv_5137001_044
ユイ:
【chara 128911 face 3 (anger)】
…………
voice: vo_adv_5137001_045
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
ユイはエルフの里で修行してた。
【chara 190011 face 6 (surprised)】
エルフの里は長老の庭……
精霊とか自然とか、世界を構成するものには詳しいところ。
voice: vo_adv_5137001_046
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
そこで感覚を研ぎ澄ませば
世界の異変に気がつきやすくなるのも当然。
【chara 190011 face 2 (joy)】
コッコロたんにあたしの声が届いたみたいにね。
voice: vo_adv_5137001_047
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
アストラルの力で、その感覚を強化したユイなら……
エリスがどこにいるのかも、分かるはず。
voice: vo_adv_5137001_048
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
……幸か不幸か、分からないわね。
voice: vo_adv_5137001_049
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
ユイが修行を始めた理由は、エリスを助けられなかったから。
なのに今は……
そのエリスの助けを求めて捜してるんだものね。
voice: vo_adv_5137001_050
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
ソルの塔の赤い霧……
ざっと調べた感じだと、あれもセキュリティプログラムの一部。
『赤い霧の精霊』が攻めの要だとすれば、塔の霧は守りの要。
voice: vo_adv_5137001_051
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
ずいぶん念入りね。
【chara 190011 face 4 (sad)】
ソルの塔にまで仕掛けられてたら
無事に帰るなんてできっこないじゃない。
voice: vo_adv_5137001_052
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
おまけにネビアの話を聞いてなかったら
気がつかないくらい痕跡を隠されてたし……
やっぱりあの塔は、一筋縄じゃいかないわね。
voice: vo_adv_5137001_053
ユイ:
【chara 128911 face 3 (anger)】
…………ん……
Choice: (5) 何か分かった?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_5137001_054
ユイ:
【chara 128911 face 6 (surprised)】
何か……
【chara 128911 face 3 (anger)】
かすかだけど、何か感じるような……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5137001_055
ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】
あっ……
Choice: (6) ごめん、集中が切れちゃった……
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_5137001_056
ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】
気にしないで。
【chara 100213 face 4 (sad)】
そもそも、わたしが声を出しちゃったからだし……
voice: vo_adv_5137001_057
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
かすかってことは、かなり遠いところにいるのかしらね。
【chara 190011 face 4 (sad)】
もうちょっと絞りこめたら、感じ方も違ってくると思うけど。
voice: vo_adv_5137001_058
ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】
うん。次はもうちょっと……
【chara 100213 face 4 (sad)】
方角だけでも分かるように頑張ってみる。
Choice: (7) あんまり焦らないでね。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_5137001_059
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
そうそう、リラックスよ。
……【chara 190011 face 6 (surprised)】
そうだ、リラックスといえば。
あの4人は何をしてるんだっけ? 【chara 190011 face 4 (sad)】
のんびりするって言ってたけど。
Choice: (8) えっと確か……
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_5137001_060
ヒヨリ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】
【chara 100111 face 6 (surprised)】
アイラー!
こっちこっち!
voice: vo_adv_5137001_061
ヒヨリ:
【chara 100111 face 1 (normal)】
そこにあるお店でね、いつも服を買ってるんだ!
【chara 100111 face 2 (joy)】
あっ、その向かいのお店はお菓子がおいしいんだよ!
【chara 100111 face 6 (surprised)】
え~っと、あとはあとは……!
voice: vo_adv_5137001_062
アイラ:
【chara 129111 face 2 (joy)】
あははは!
ゆっくり案内してくれて大丈夫だよ!
お店は逃げないって♪
voice: vo_adv_5137001_063
ヒヨリ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
【chara 100111 face 2 (joy)】
だって、連れていきたいところがい~っぱいあるんだもん!
時間がいくらあっても足りないよ~っ!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
一方その頃……
voice: vo_adv_5137001_064
レイ:
【chara 100312 face 3 (anger)】
はぁっ!
やぁっ!
voice: vo_adv_5137001_065
シナツ:
【chara 129211 face 3 (anger)】
……踏み込みが甘くなっている。
足元に意識を。
voice: vo_adv_5137001_066
レイ:
【chara 100312 face 3 (anger)】
ああ!
【chara 100312 face 6 (surprised)】
いや……【chara 100312 face 3 (anger)】
はい!
voice: vo_adv_5137001_067
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
ヒヨリたちはランドソル観光、レイたちは剣の修行ね。
確かにどっちも──
【chara 190011 face 4 (sad)】
修行って、のんびりしてるって言えるのかしら。
voice: vo_adv_5137001_068
ユイ:
【chara 100213 face 4 (sad)】
あはは……
レイちゃんたちがいいなら、いいんじゃないかな。
Choice: (9) 精霊が出たら助けにいこう。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_5137001_069
ユイ:
【chara 100213 face 1 (normal)】
そうだね。
【chara 100213 face 6 (surprised)】
でも、その前にエリスさんがどこにいるか知っておきたいな。
【chara 100213 face 1 (normal)】
せっかく、わたしが集中できるように時間をくれたんだから。
voice: vo_adv_5137001_070
ユイ:
【chara 100213 face 3 (anger)】
……よしっ。
もう一回、エリスさんを捜してみるよ。
二人とも、強化お願い!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ランドソルを観光中のヒヨリとアイラ。
二人は掲示板を眺めながら、会話に花を咲かせていた……
voice: vo_adv_5137001_071
アイラ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
へー! これがこっちの世界の依頼か~
【chara 129111 face 6 (surprised)】
ウェアウルフの討伐に、ゼラチナの採取……ふむふむ……
あたしのところより捕獲依頼は少なめかな?
voice: vo_adv_5137001_072
ヒヨリ:
【chara 100111 face 6 (surprised)】
何か気になる依頼とかある?
【chara 100111 face 2 (joy)】
あったら二人で受けちゃおう!
voice: vo_adv_5137001_073
アイラ:
【chara 100111 face 1 (normal)】
【chara 129111 face 2 (joy)】
あはは、いいねーそれ!
依頼を解決したら、人助けになるしね!
こっちの世界のいい思い出になるよ~♪
voice: vo_adv_5137001_074
ヒヨリ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
【chara 100111 face 4 (sad)】
思い出……
voice: vo_adv_5137001_075
アイラ:
【chara 129111 face 6 (surprised)】
ん?
どうしたの、ヒヨリちゃん。
なんだかしょぼーんってしちゃってるけど。
voice: vo_adv_5137001_076
ヒヨリ:
【chara 100111 face 6 (surprised)】
……なんでもないよ。
【chara 100111 face 4 (sad)】
ただ……いろんなことが解決したら
アイラは帰っちゃうんだなぁって思って。
voice: vo_adv_5137001_077
アイラ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
ま、無事に帰れたらだけどね♪
【chara 129111 face 2 (joy)】
なーんていうのは冗談冗談!
……【chara 129111 face 4 (sad)】
ああ、ごめん。だからそんな怖い顔しないで? ね?
voice: vo_adv_5137001_078
ヒヨリ:
【chara 100111 face 4 (sad)】
……アイラは、さ。
voice: vo_adv_5137001_079
ヒヨリ:
【chara 100111 face 4 (sad)】
あたしといて、嫌な気持ちにならない?
voice: vo_adv_5137001_080
アイラ:
【chara 129111 face 6 (surprised)】
え……?
voice: vo_adv_5137001_081
ヒヨリ:
【chara 100111 face 4 (sad)】
急にこんなこと聞いて、ごめんね。
でも、気になっちゃって。
voice: vo_adv_5137001_082
ヒヨリ:
【chara 100111 face 4 (sad)】
……ユイちゃんとエリスさんのこと。
見てたから。
voice: vo_adv_5137001_083
ヒヨリ:
【chara 100111 face 4 (sad)】
二人とも傷ついて、悲しんで、それでも止められなくて……
あたしは見ていることしかできなかったんだ。
voice: vo_adv_5137001_084
アイラ:
【chara 129111 face 4 (sad)】
ヒヨリちゃん……
voice: vo_adv_5137001_085
ヒヨリ:
【chara 100111 face 3 (anger)】
……あたしは、アイラと仲良くなりたい。
【chara 100111 face 4 (sad)】
でも、それが難しいかもしれないことも分かってる。
voice: vo_adv_5137001_086
ヒヨリ:
【chara 100111 face 4 (sad)】
だから……
本当はアイラがあたしと一緒にいるのが嫌だったら……
voice: vo_adv_5137001_087
ヒヨリ:
【chara 100111 face 4 (sad)】
あたしは、それを受け入れるしかないと思うんだ。
voice: vo_adv_5137001_088
アイラ:
【chara 129111 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_5137001_089
アイラ:
【chara 129111 face 4 (sad)】
そのエリスちゃんと、みんなが色々あったことは分かるよ。
あたしも……まあ、管理者だからさ。
voice: vo_adv_5137001_090
アイラ:
【chara 129111 face 6 (surprised)】
でも。
あたしはヒヨリちゃんといて
嫌な気持ちになったことなんて一度もないよ。
voice: vo_adv_5137001_091
アイラ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
だって、ヒヨリちゃんは悪くないから♪
voice: vo_adv_5137001_092
アイラ:
【chara 100111 face 6 (surprised)】
【chara 129111 face 1 (normal)】
あたしの世界は、こっちの世界を『基本』に作られた。
でも、逆を言うとそれだけなんだよ。
ヒヨリちゃんは情報を勝手に使われただけ。
voice: vo_adv_5137001_093
アイラ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
こっちの世界が、こっちの世界のみんなの選択で進んだみたいに。
あたしの世界は、あたしの世界のみんなの選択で進んだんだよ。
【chara 129111 face 4 (sad)】
だから、ヒヨリちゃんにムカつきようがないんだ。
voice: vo_adv_5137001_094
アイラ:
【chara 129111 face 4 (sad)】
ただ、まあ……
『複製の世界』を作ろうって決めた人は、ちょ~っとムカつくかな?
【chara 129111 face 3 (anger)】
せめて顔か名前でも分かれば、文句言いに行くんだけどね~
voice: vo_adv_5137001_095
ヒヨリ:
【chara 100111 face 6 (surprised)】
……そっか。
【chara 100111 face 1 (normal)】
よかった、アイラに無理させてなくて!
voice: vo_adv_5137001_096
アイラ:
【chara 129111 face 2 (joy)】
あははは!
ヒヨリちゃんはそんなこと気にしない気にしない♪
【chara 129111 face 1 (normal)】
ほら、依頼を受けるんだったらどれにするか決めちゃおー!
voice: vo_adv_5137001_097
ヒヨリ:
【chara 100111 face 2 (joy)】
うんっ!
どの依頼にしようかな~?
voice: vo_adv_5137001_098
アイラ:
【chara 129111 face 8 (special_b)】
……とは言ったものの。
『こっち』に生まれてたら
ここまでは思えなかったかもしれないけどね。
voice: vo_adv_5137001_099
アイラ:
【chara 129111 face 4 (sad)】
自分の世界の真実が分かるまでは……
ちょっと複雑な気持ちもあったし。
voice: vo_adv_5137001_100
アイラ:
【chara 129111 face 6 (surprised)】
でも。
世界規模で自分の認識がひっくり返っちゃったらさ。
【chara 129111 face 8 (special_b)】
もう笑うしかないでしょ。
voice: vo_adv_5137001_101
アイラ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
それにヒヨリちゃんがどんな子なのかは、自分でもよ~く分かってる。
ムカつきようがないって、骨身に染みてる。
voice: vo_adv_5137001_102
アイラ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
本当に、ヒヨリちゃんがあたしの『複製元』でよかったよ。
【chara 129111 face 2 (joy)】
ありがとね。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
昼のうちから山に籠っていたレイとシナツ。
彼女たちは時が経つのも忘れ、剣の稽古に精を出していた……
voice: vo_adv_5137001_103
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
…………よし。
今日はこれくらいにしておこう。
voice: vo_adv_5137001_104
レイ:
【chara 100311 face 3 (anger)】
はあ、はあ、はあ……
ありがとうございました……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5137001_105
シナツ:
【chara 129212 face 4 (sad)】
…………少し熱が入り過ぎたな。
すまない。
voice: vo_adv_5137001_106
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
いいよ。
こうして一緒にいられる時間も短いからね。
voice: vo_adv_5137001_107
シナツ:
【chara 129212 face 2 (joy)】
…………そうか。そうだな。
voice: vo_adv_5137001_108
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
……しかし、まだ驚いているよ。
もう一人の自分と顔を合わせただけでなく
稽古までつけてもらえるなんて。
voice: vo_adv_5137001_109
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
ユイたちのことを考えれば……
そんなことはありえないと思っていた。
voice: vo_adv_5137001_110
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
…………エリス、といったな。
この世界の管理者は。
voice: vo_adv_5137001_111
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
……うん。
{player}に選ばれた……もう一人のユイだ。
voice: vo_adv_5137001_112
シナツ:
【chara 129212 face 4 (sad)】
{player}に選ばれた……か。
voice: vo_adv_5137001_113
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……私とエリスの立場は近しい。
心情を推測することはできる。
voice: vo_adv_5137001_114
シナツ:
【chara 129212 face 4 (sad)】
エリスがキミたちに対して抱いた感情もな。
voice: vo_adv_5137001_115
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
っ……!
voice: vo_adv_5137001_116
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
だがそれは──
自分の世界を、唯一無二の『レジェンドオブアストルム』と。
そう信じていた頃までだ。
voice: vo_adv_5137001_117
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……私とアイラは。
自分の世界が『複製』だと知った時点で目的が変わっている。
voice: vo_adv_5137001_118
シナツ:
【chara 129212 face 3 (anger)】
いたずらに生み出され、いたずらに傷を増やし。
自分自身の意志で生も死も選ぶことはできず
いたずらに『リセット』を繰り返し、先は見えない。
voice: vo_adv_5137001_119
シナツ:
【chara 129212 face 3 (anger)】
そして、その世界を見守っているのは他でもない自分だ。
voice: vo_adv_5137001_120
シナツ:
【chara 129212 face 4 (sad)】
そんな世界を見せつけられて……
何もしないなど、できるはずがない。
voice: vo_adv_5137001_121
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
たとえどれほど歪だとしても。
私は自分の世界を守らなければならない。
【chara 129212 face 3 (anger)】
それが私の義務であり責務だ。
voice: vo_adv_5137001_122
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……こうして目的を変えることができたからこそ。
私はキミに一点のわだかまりも抱かないでいられる。
voice: vo_adv_5137001_123
シナツ:
【chara 129212 face 3 (anger)】
だが……エリスはそうはいかない。
voice: vo_adv_5137001_124
シナツ:
【chara 129212 face 4 (sad)】
この世界が『基本世界』である以上、彼女の痛みは続いている。
割り切れという方が酷だ。
voice: vo_adv_5137001_125
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_5137001_126
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
私は……浅はかだったかもしれない。
voice: vo_adv_5137001_127
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
ユイのことを考えるあまり
エリスの怒りと悲しみを真に理解していなかった……
……いや、ユイの気持ちすらも……完全には……
voice: vo_adv_5137001_128
シナツ:
【chara 129212 face 2 (joy)】
今はどれほど心が揺れてもいい。
……私がいるからな。
voice: vo_adv_5137001_129
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
シナツ……
voice: vo_adv_5137001_130
シナツ:
【chara 129212 face 5 (shy)】
ただし、今だけだ。
【chara 129212 face 1 (normal)】
皆のところに戻る前には、心を静めておくといい。
voice: vo_adv_5137001_131
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
……分かった。
ありがとう。
voice: vo_adv_5137001_132
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
……レイ。
voice: vo_adv_5137001_133
シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】
いざというとき。
キミが守るべきは、キミの世界にいる仲間たちだ。
……そのことを見誤らないように。いいね?
voice: vo_adv_5137001_134
レイ:
【chara 100311 face 2 (joy)】
……肝に銘じておくよ。
still display end
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
レイとシナツが稽古を終えた少し後……
ユイとアメス、{player}は
ランドソルの街へと帰ってきていた。
voice: vo_adv_5137001_135
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
それじゃあ、あたしはソルの塔に戻るわ。
何かできることがあるかもしれないし。
Choice: (10) 赤い霧に気をつけてね。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_5137001_136
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
ありがとう! そっちこそ気をつけなさいよ?
あとは二人っきりで……ごゆっくり~♪
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5137001_137
ユイ:
【chara 100213 face 7 (special_a)】
フィオちゃんっ!?
【chara 100213 face 4 (sad)】
二人っきりでって、そんな……!
あうぅ、意識しないようにしてたのにぃ……!!
Choice: (11) 何を意識しちゃうの?
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_5137001_138
ユイ:
【chara 100213 face 7 (special_a)】
なっ!?
ななな、なんでもないよ、なんでもっ。
【chara 100213 face 4 (sad)】
あははは……
voice: vo_adv_5137001_139
ユイ:
【chara 100213 face 4 (sad)】
えーっと……騎士クン、疲れてない?
【chara 100213 face 6 (surprised)】
今日はずっとアストラルの力を使ってたでしょ。
Choice: (12) 大丈夫だよ。ユイの方こそお疲れさま。
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_5137001_140
ユイ:
【chara 100213 face 1 (normal)】
わたしは大丈夫。
【chara 100213 face 4 (sad)】
疲れたなんて言っていられないよ。
voice: vo_adv_5137001_141
ユイ:
【chara 100213 face 3 (anger)】
だって……
エリスさんのことだから。
Choice: (13) …………
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_5137001_142
ユイ:
【chara 100213 face 4 (sad)】
最初にエリスさんの存在を感じたとき。
勘違いかもしれないって思ったの。
voice: vo_adv_5137001_143
ユイ:
【chara 100213 face 3 (anger)】
でも……そうじゃなかった。
今日それをはっきりと実感したんだ。
voice: vo_adv_5137001_144
ユイ:
【chara 100213 face 3 (anger)】
エリスさんはいるんだよ。
この世界の中に。
voice: vo_adv_5137001_145
ユイ:
【chara 100213 face 1 (normal)】
本当に……よかった。
いてくれて……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5137001_146
エリス:
【chara 129014 face 3 (anger)】
答えなさい、草野優衣。
voice: vo_adv_5137001_147
エリス:
【chara 129014 face 3 (anger)】
わたしは一体、何のために生まれたの?
【chara 129014 face 4 (sad)】
なぜ、あんなにも永い時間……そして今も、
苦しまなければならなかったの……?
voice: vo_adv_5137001_148
ユイ:
【chara 100211 face 4 (sad)】
そ、れは……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5137001_149
ユイ:
【chara 100213 face 4 (sad)】
……あのとき。
生まれてきた理由を聞いてきたエリスさんに、わたしは……
何も答えられなかった。
voice: vo_adv_5137001_150
ユイ:
【chara 100213 face 4 (sad)】
ううん、それどころか……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5137001_151
ユイ:
【chara 100211 face 4 (sad)】
……エリスさんを、本当の意味で救う方法。
まだ、それは分からないけど……
voice: vo_adv_5137001_152
ユイ:
【chara 100211 face 3 (anger)】
まずは、あなたを止める……!
voice: vo_adv_5137001_153
エリス:
【chara 129014 face 3 (anger)】
くっ……
おまえには、何もできない……!
わたしの気持ちも、分からないのだから……!
voice: vo_adv_5137001_154
ユイ:
【chara 100211 face 3 (anger)】
……そんなこと、ない。
【chara 100211 face 4 (sad)】
分かるよ……エリスさんの、気持ち……
voice: vo_adv_5137001_155
ユイ:
【chara 100211 face 4 (sad)】
わたしだって、本当は──
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5137001_156
ユイ:
【chara 100213 face 4 (sad)】
言っちゃいけないことも……
voice: vo_adv_5137001_157
ユイ:
【chara 100213 face 3 (anger)】
わたしは、エリスさんに謝らないといけないの。
たとえ許してもらえなくても……謝りたい。
voice: vo_adv_5137001_158
ユイ:
【chara 100213 face 3 (anger)】
今度こそ、エリスさんの心に近づきたい。
……【chara 100213 face 4 (sad)】
全ては、それから。
voice: vo_adv_5137001_159
ユイ:
【chara 100213 face 3 (anger)】
そうしないと。
わたしは前に進めない。
voice: vo_adv_5137001_160
ユイ:
【chara 100213 face 4 (sad)】
……ごめんね、騎士クン。
エリスさんに助けてもらわないといけないときなのに
こんなこと言っちゃって。
Choice: (14) いいよ。
----- Tag 14 -----
Choice: (15) 大切なのは二人の気持ちだから。
----- Tag 15 -----
voice: vo_adv_5137001_161
ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】
二人……?
Choice: (16) エリスさんと、ユイの気持ち。
----- Tag 16 -----
voice: vo_adv_5137001_162
ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】
わたしも……いいの?
Choice: (17) がんばろうね、ユイ。
----- Tag 17 -----
voice: vo_adv_5137001_163
ユイ:
【chara 100213 face 1 (normal)】
……ありがとう。
voice: vo_adv_5137001_164
アイラ:
【chara 129111 face 1 (normal)】
おっとっと?
そこにいるのは~……ユイちゃんと騎士くんっ?
voice: vo_adv_5137001_165
ヒヨリ:
【chara 100111 face 2 (joy)】
二人とも、おつかれさまー!
voice: vo_adv_5137001_166
ユイ:
【chara 100213 face 6 (surprised)】
ヒヨリちゃん、アイラさん!
voice: vo_adv_5137001_167
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
……ん?
向こうにいるのは……ユイたちか?
voice: vo_adv_5137001_168
シナツ:
【chara 129211 face 1 (normal)】
…………よし、合流しよう。
【chara 129211 face 2 (joy)】
明日のことも話しておかなければな。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
こうして……
ランドソルで過ごす最後の夜は更けていった……