もう一つのギルド
シナツとアイラが帰還する直前。ソルの塔の頂上へとやってきた二人とエリス、アメスの4人。【トゥインクルウィッシュ】を基本に生み出された彼女たちとの関係に、アメスは不思議な思いを抱くのだった。


-------------- situation:
もう一つのギルド
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 辛くも『赤い霧の精霊』の脅威から逃れたシナツとアイラ。
二人は元の世界へ帰還するべく
エリスとアメスと共にソルの塔の頂上へとやってきた。

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アイラ:
【chara 129111 face 6 (surprised)】 おおー!
ここが、こっちの世界のソルの塔!
【chara 129111 face 1 (normal)】 やっぱりソックリだねー!

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シナツ:
【chara 129212 face 6 (surprised)】 ……うん?

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アメス:
【chara 129111 face 6 (surprised)】 【chara 190011 face 6 (surprised)】 セキュリティプログラム!
【chara 190011 face 3 (anger)】 やっぱりまだ生きてたのね……!

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エリス:
【chara 129011 face 3 (anger)】 ……排除。

--- Switch scene ---

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アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】 消えた!
……ってことは、ソルの塔を操作する権限も残ってるわけね。

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アイラ:
【chara 129111 face 2 (joy)】 よかった~これで一安心だよ!
【chara 129111 face 1 (normal)】 ありがとう、エリスちゃん♪

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エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】 あなたのためにやったわけではないわ。

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シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】 ……分かっている。
【chara 129212 face 2 (joy)】 {player}のためだろう?

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エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】 ええ。
他意はないわ。

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エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】 帰還の準備をする。
【chara 129011 face 10 (special_d)】 ガイド妖精。手を貸しなさい。
あなた程度でも、いくらか役に立つでしょう。

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アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】 しっ、失礼ねあんた!
【chara 190011 face 4 (sad)】 確かに権限はあんまりないけど……
【chara 190011 face 3 (anger)】 それでもやれるだけのことはやってるんだから!

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エリス:
【chara 129011 face 10 (special_d)】 そう。
【chara 129011 face 7 (special_a)】 なら、やれるだけやりなさい。

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アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】 は、腹立つぅ~……!

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アイラ:
【chara 129111 face 2 (joy)】 あはは、まあまあフィオ!
ここはあたしたちを助けると思って! ねっ?

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アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】 はいはい、分かってるわよ。
【chara 190011 face 3 (anger)】 やればいいんでしょ、やれば……まったく……

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アイラ:
【chara 129111 face 1 (normal)】 それにしても不思議だなぁ……
【chara 129111 face 2 (joy)】 なんだか懐かしいや、ここ。
【chara 129111 face 1 (normal)】 あたしの世界にあるソルの塔とは違うって分かってるのにね?

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シナツ:
【chara 129212 face 6 (surprised)】 ……ああ。
その感覚は理解できる。

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シナツ:
【chara 129212 face 1 (normal)】 やはり……
ここが『基本』ということなのだろう。

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アイラ:
【chara 129111 face 2 (joy)】 あはは、そうなのかもね。

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アイラ:
【chara 129111 face 1 (normal)】 ……ねっ、みんな覚えてる?
『再構築』の前に、みんなでここに登ったときのこと。

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エリス:
【chara 129011 face 10 (special_d)】 おかしなことを言うわね。
【chara 129011 face 7 (special_a)】 そんな記憶、あるわけないでしょう。
わたしたちは初対面なのに。

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シナツ:
【chara 129212 face 6 (surprised)】 ……いや。
『体験した記憶』でなければ、【chara 129212 face 2 (joy)】 あるな。

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エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】 ……『それ』は。
わたしたちの記憶とは呼べない。

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エリス:
【chara 129011 face 10 (special_d)】 さらに言えば、全員の出来事が完全に一致するはずもない。

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エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】 各々の世界で……
騎士クンに選ばれたのは別の人間なのだから。

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アイラ:
【chara 129111 face 8 (special_b)】 それは……
そうだけどさ。
【chara 129111 face 1 (normal)】 でも、みんなソルの塔で生まれたことは同じでしょ?

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アイラ:
【chara 129111 face 2 (joy)】 だから、ちょっとくらい記憶が違ってもさ。
なんとなく……『思い出話』っぽいこと話せると思うんだよね♪

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シナツ:
【chara 129212 face 6 (surprised)】 ……ぽいこと、か。

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アイラ:
【chara 129111 face 1 (normal)】 例えばさ、シナツちゃんのとこだと天楼覇断剣ってどうなったの?

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シナツ:
【chara 129212 face 6 (surprised)】 ……私の世界では。
最終的にオクトーが使っていたな。
【chara 129212 face 1 (normal)】 ノウェムから託されていた。

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アイラ:
【chara 129111 face 6 (surprised)】 ええっ!
そういうこともあるんだ~!
【chara 129111 face 1 (normal)】 エリスちゃんのところは?

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エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】 ……さあ。
どうだったかしらね。

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シナツ:
【chara 129212 face 6 (surprised)】 ……あれはどうだった。
変貌大妃が生み出した偽物。

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アイラ:
【chara 129111 face 8 (special_b)】 ああ、いたいた!
すっごいやりにくかったなぁ~
【chara 129111 face 1 (normal)】 ね、エリスちゃん!

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エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】 ……よくもまあ、自分のことのように話せるわね。

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アイラ:
【chara 129111 face 2 (joy)】 そんなこと言わないでよ~
エリスちゃんとお話ししたいんだよ~

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シナツ:
【chara 129212 face 6 (surprised)】 ……エリス。
付き合ってやってくれ。

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アイラ:
【chara 129111 face 2 (joy)】 付き合ってやって~

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エリス:
【chara 129011 face 4 (sad)】 ……誰のせいで忙しくしていると思っているの。

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アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 ……この3人に、共通の思い出はない。
たとえ元の情報が同じでも……
全員が全員、違うルートを辿っている。

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アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 ただ……

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アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 ……全員が。
『限りなく似たような傷を抱えて生きている』

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アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 この『共感』は。
他の誰にもできない。
どんなに人のことを想いやれる人間にだって……できない。

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アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 【トゥインクルウィッシュ】として、ここに来て。
そして生み出された……この3人だけにしか。

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エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】 サーバー確認。
『コル・カロリ』……管理者・シナツ。
アクセス権を確認。アクセス権取得。

voice: vo_adv_5137072_045
エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】 サーバー確認。
『リンクス』……管理者・アイラ。
アクセス権を確認。アクセス権取得。

voice: vo_adv_5137072_046
エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】 ……問題ない。
あとはあなたたちが持つソルオーブを起動するだけ。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 こうして……
シナツとアイラの二人は、それぞれの世界へと帰還したのだった。