一番怪しい七冠は誰だ
晶の人柄について変貌大妃に尋ねるノウェム。仕事では助け合うこともあったが、それでも晶は信用できない怪しい女だと言い張る変貌大妃に、ノウェムは思わず本音をこぼしかけたのだった。
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一番怪しい七冠は誰だ
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
晶のことが気になっているノウェムは、
同じ七冠である変貌大妃に、どんな人物か尋ねてみることにした。
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ノウェム:
【chara 106114 face 1 (normal)】
なぁ、ネネカ。
晶って、ネネカから見てどんなヤツなんだ?
七冠だから、すごい優秀っていうのは分かるけどさ。
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変貌大妃:
【chara 107011 face 1 (normal)】
その通りです、無能では七冠は務まりません。
彼女も類まれなる才能と、それを磨き続ける忍耐力を備えています。
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ノウェム:
【chara 106114 face 2 (joy)】
へー、やっぱりすごいヤツなのか!
じゃあ、敵になる前は尊敬したり、信頼したりしてたのか?
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変貌大妃:
【chara 107011 face 1 (normal)】
いいえ、まったく、これっぽっちも。
信用できない七冠ランキングを作ったら、
間違いなく彼女がトップだと思います。
voice: vo_adv_5111605_004
ノウェム:
【chara 106114 face 6 (surprised)】
……へー
voice: vo_adv_5111605_005
変貌大妃:
【chara 107011 face 3 (anger)】
なにか言いたそうですね?
voice: vo_adv_5111605_006
ノウェム:
【chara 106114 face 6 (surprised)】
いや、別に。
【chara 106114 face 2 (joy)】
で、どの辺が信用できないんだ? 能力的には問題ないんだろ?
詳しく教えてくれ!
voice: vo_adv_5111605_007
変貌大妃:
【chara 107011 face 1 (normal)】
周囲の人間との連携に問題があります。
例えば作業の進捗を確認しても「普通」としか言いません。
voice: vo_adv_5111605_008
変貌大妃:
【chara 107011 face 1 (normal)】
協力会社との交渉の手ごたえを確認しても「普通」、
クレーム対応の結果を確認しても「普通」、
【chara 107011 face 4 (sad)】
出前を頼むとき、メニューを確認しても「普通」……
voice: vo_adv_5111605_009
変貌大妃:
【chara 107011 face 1 (normal)】
とにかく秘密主義で、自分のことを話さない。
【chara 107011 face 6 (surprised)】
にもかかわらず、生み出す結果は常に「最高」。
【chara 107011 face 1 (normal)】
いろいろと怪しくて、信用するなど不可能ですね。
voice: vo_adv_5111605_010
ノウェム:
【chara 106114 face 6 (surprised)】
秘密主義っていうか、適当に返事してるだけの気もするけど……
【chara 106114 face 2 (joy)】
まぁ、ネネカが苦労してるのはよく分かった!
ちなみに、あとどれくらいそんな感じの話があるんだ?
voice: vo_adv_5111605_011
変貌大妃:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
そうですね、少し待ってください。
【chara 107011 face 1 (normal)】
テキストファイルに彼女から受けた仕打ちを
まとめてあったはずなのですが……
voice: vo_adv_5111605_012
ノウェム:
【chara 106114 face 6 (surprised)】
そ、そんなものまであるのか!?
いくらなんでも根に持ちすぎだろ!?
voice: vo_adv_5111605_013
変貌大妃:
【chara 107011 face 4 (sad)】
ならば貴方も、晶と同じオフィスで働いてみてください。
【chara 107011 face 1 (normal)】
彼女の思い付きに付き合わされて、何度も寝袋で眠ることになれば、
私の気持ちがよく理解できるはずです。
voice: vo_adv_5111605_014
ノウェム:
【chara 106114 face 4 (sad)】
うっ、それはイヤかも……
【chara 106114 face 2 (joy)】
でも、結局そこまでして付き合ったってことは、
仲がいいってことにならないか?
voice: vo_adv_5111605_015
変貌大妃:
【chara 107011 face 1 (normal)】
……なぜか、他のメンバーが作業に行き詰まっていると、
どこからか嗅ぎつけてヘルプにやってきますからね。
私も、助けられたことがないわけではありません。
voice: vo_adv_5111605_016
変貌大妃:
【chara 107011 face 1 (normal)】
仲がいいと感じたことはありませんが、
【chara 107011 face 6 (surprised)】
借りを作ったままにしておくのも気分が悪かったので。
【chara 107011 face 1 (normal)】
お互い、最低限の義理立ては果たしていた……というだけの話です。
voice: vo_adv_5111605_017
ノウェム:
【chara 106114 face 2 (joy)】
おお! なんか、かっこいい関係だな!
恨み言をまとめるくらいなら、そういう思い出をまとめた方が
腹も立たなくていいんじゃないか?
voice: vo_adv_5111605_018
変貌大妃:
【chara 107011 face 3 (anger)】
……既に、私と彼女は敵同士です。
【chara 107011 face 1 (normal)】
今さら過去を懐かしんだとしても、状況は変わりません。
voice: vo_adv_5111605_019
ノウェム:
【chara 106114 face 6 (surprised)】
そうだな……悪かったよ。
【chara 106114 face 1 (normal)】
なんか、うれしそうに話してたから、つい。
voice: vo_adv_5111605_020
変貌大妃:
【chara 107011 face 1 (normal)】
もうこの話はやめにしましょう。
晶は七冠で最も謎が多く、信用ならない……
とても怪しい女だと覚えてもらえれば結構です。
voice: vo_adv_5111605_021
ノウェム:
【chara 106114 face 1 (normal)】
そうか、分かったぞ!
【chara 106114 face 2 (joy)】
でもやっぱり、怪しさならネネカだって……【chara 106114 face 6 (surprised)】
あっ。
voice: vo_adv_5111605_022
変貌大妃:
【chara 107011 face 3 (anger)】
……先ほどから何か言いたそうではありましたが、
どうやら私に思うところがあるようですね?
一対一で話し合う場でも設けましょうか?
voice: vo_adv_5111605_023
ノウェム:
【chara 106114 face 6 (surprised)】
えっ!? あ~、それは~……!
しまった! オクトーと待ち合わせしてたんだった!
待たせると悪いからもう行くぞ! 【chara 106114 face 2 (joy)】
じゃあな~!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
これ以上変貌大妃に追及されてはたまらないと、
ノウェムは大慌てで走り去ったのだった。