活動写真と聖女の受難
財団から借りた高度な撮影魔道具で、なかよし部はメリゾPR用の動画を撮ってみたが、その出来はお粗末で同級生らの評価も芳しくない。一方その頃、学院では生徒会長マリアがOG会から圧力を受けていた。


-------------- situation:
活動写真と聖女の受難
--------------

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クロエ:
【chara 129412 face 2 (joy)】 え~、海じゃんウケる~! なんでなんで、どゆこと~!?

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チエル:
【chara 129511 face 2 (joy)】 アッハほんとだ、意味わかんなすぎ~!
これ完全に波だもん! ほらユニ、見てみ~?

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ユニ:
【chara 129511 face 1 (normal)】 【chara 129311 face 11 (special_e)】 うわぁ~、本当に、海みたいだわ~!
とてもすごい、夢のような光景ね~!

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クロエ:
【chara 129412 face 8 (special_b)】 やっば~い!
だって外、雪降ってんだよ!? 【chara 129412 face 2 (joy)】 これもうリアルに楽園説ない?

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チエル:
【chara 129511 face 2 (joy)】 説ある~! それな~! 【chara 129511 face 8 (special_b)】 ほらユニ、来てみって~!?

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ユニ:
【chara 129311 face 2 (joy)】 ここはまるで楽園みたい!
まさに冬といえばサマーだわ!
【chara 129311 face 11 (special_e)】 みんなも早く、メルクリゾート・ウィスタリアンズに大集合よ~!

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ユニ:
【chara 129311 face 1 (normal)】 ──と、このようなPR動画を作成してみた。

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ユニ:
【chara 129311 face 1 (normal)】 あくまで試作段階ではあるが、
ここから皆の意見を取り入れてブラッシュアップさせてゆき、
最終的には魔石交信網にのせ、あまねく世に発信しようと思っている。

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チエル・クロエ:
【chara 1 face 1 (normal)】 だそうです。

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女生徒たち:
【chara 1 face 1 (normal)】 …………

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ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】 当動画の想定するメインターゲットは若年層──我々世代だ。
【chara 129311 face 1 (normal)】 視聴者各位の同時代性に訴えかけるため、
「同級生3人でふらっと遊びに来た」という汎用的な設定を採用した。

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ユニ:
【chara 129311 face 2 (joy)】 瑞々しい新人キャストによる、自然体の演技にも注目してほしい。
あえて脚本を立てず、演者のアドリブで描かれる十代のリアルは、
「うちらも行ってみる?」的な共感を喚起して集客に繋がることだろう。

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ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】 おっと、申し遅れた。
【chara 129311 face 1 (normal)】 本作で監督・脚本・主演を務めているユニだよ。
こちらの二人は、助演その他のクロエ君とチエル君。

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クロエ:
【chara 129412 face 1 (normal)】 雑用Aです。
今回はすべて監督に委ねてます。

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チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】 雑用Bです。
苦情はすべて監督へお願いします。

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ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】 なお余談だが、撮影用の高性能魔道具一式は財団に用意させた。
【chara 129311 face 1 (normal)】 今もメイキング用に高性能キャメラを回している。撮影者は彼。

Choice: (1) 僕です。
----- Tag 1 -----
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ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】 さて、どうだろうか。
【chara 129311 face 1 (normal)】 個人的には問題ないと思っているが、一応客観的な判断も仰ぎたい。
【chara 129311 face 6 (surprised)】 諸君、いまの動画を鑑賞してどう思ったかね。

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クロエの友人1:
【chara 2915 face 4 (sad)】 え、えぇーと……ですわ……

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クロエの友人2:
【chara 3114 face 4 (sad)】 う、うぅーん……ですわ……

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ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】 どうした。
忌憚のない意見を述べてもらって構わないぞ。

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ミィコ:
【chara 3013 face 4 (sad)】 いや、そうは言われても……ねえ?

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クロエの友人1:
【chara 2915 face 4 (sad)】 どういたしましょう……
忌憚なく申し上げたら「ひどい」の3文字で終わってしまいますわ……

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クロエの友人2:
【chara 3114 face 4 (sad)】 どうにか引っ張っても「ひどすぎる」の5文字が限界ですわ……

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クロエ:
【chara 129412 face 4 (sad)】 なんか審査員席、お通夜みたいなトーンで緊急会議始めたな。

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チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】 歯に衣着せぬで知られるミィコさんでさえ言葉に困ってます。
ちなみに、あの人に気を遣わせるって余程のことですからね。

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ミィコ:
【chara 3013 face 4 (sad)】 ていうか、チエルとクロエはなんで素知らぬ顔なの……
子供の教育は親の役目じゃん、こういうの身内で処理しといてよ……
どう考えても、元凶はユニ子の演技力でしょコレ……

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クロエの友人1:
【chara 2915 face 4 (sad)】 ですがユニ博士は、
特別講座の課題に、私たちを代表して取り組んでおられます……

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クロエの友人2:
【chara 3114 face 4 (sad)】 ふわっとした面倒な課題に、率先して取り組んでおられます……

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ミィコ:
【chara 3013 face 4 (sad)】 そこなんだよねぇ……だからヘタに機嫌損ねて、
【chara 3013 face 6 (surprised)】 「じゃあ君たちがやりたまえ」【chara 3013 face 4 (sad)】 ってパターンだけは避けたいよねぇ……

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クロエ:
【chara 129412 face 4 (sad)】 よく聞こえないけど、
たぶんあいつら、うちらと同じ結論に至ってんな。

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チエル:
【chara 129511 face 6 (surprised)】 まあ現状、一番やる気あるのユニ先輩ですからね。

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ロゼッタ:
【chara 1 face 1 (normal)】 ぽーん!
ユニと道具は使いよう!

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ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】 うん? ロゼッタ、どうした急に。

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ミィコ:
【chara 3013 face 6 (surprised)】 あー!
あのさ、【chara 3013 face 4 (sad)】 いや、私はいいと思うよこの動画……

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ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】 なにっ、本当かね。

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ミィコ:
【chara 3013 face 4 (sad)】 うん……まあ……【chara 3013 face 6 (surprised)】 こういうのも逆にアリかなって。

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ユニ:
【chara 129311 face 4 (sad)】 逆に……?

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クロエの友人1:
【chara 2915 face 6 (surprised)】 ああっ! あのっ! 私も素敵だと思いましたわ!

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クロエの友人2:
【chara 3114 face 1 (normal)】 私もめちゃすこだと思いましたわ!

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ユニ:
【chara 129311 face 11 (special_e)】 えぇ~、いやいやそうかね? そんなにかい? どういうとこが?

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クロエの友人1:
【chara 2915 face 6 (surprised)】 どういう……!?
【chara 2915 face 4 (sad)】 え、ええと、全体的にしょぼ……【chara 2915 face 6 (surprised)】 ああいえ、手作り感!
自主制作ならではの温かい手作り感が素敵でしたわ!

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クロエの友人2:
【chara 3114 face 1 (normal)】 ですわですわ!
全体的にださ……【chara 3114 face 4 (sad)】 ああいえ、アットホーム!
【chara 3114 face 1 (normal)】 映像から滲みでるアットホームな質感がめちゃすこでしたわ!

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ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】 うむ、クライアントのオーダーは、
「同世代に届く等身大のプロモーション」とのことだった。
【chara 129311 face 2 (joy)】 故にあえて作り込まず、プライベートムービー風に仕上げてみたのだ。

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ユニ:
【chara 129311 face 1 (normal)】 資本にものをいわせた、大々的な広報はメ団の領域。
我々はこの、ごく個人的な日常動画が若者たちの間で拡散され、
【chara 129311 face 2 (joy)】 自然発生的なムーブメントへ発展することを期待している。

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クロエ:
【chara 129412 face 4 (sad)】 口コミ狙いってやつね。
理屈としては通ってンだけど、理屈しか通ってないンだよなァー

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チエル:
【chara 129511 face 6 (surprised)】 通称、夢見がち。
【chara 129511 face 4 (sad)】 こんなステマ丸出しのショート動画一本でバズれたら、
ランドソル中にインフルエンサー大量発生ですよね。

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クロエ:
【chara 129412 face 4 (sad)】 つって、他に代案とか思いつかないし? ユニ監督にお任せするけど。

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チエル:
【chara 129511 face 6 (surprised)】 意外とダサくてショボい思い出の方が、
後になって振り返ると笑えますしね。【chara 129511 face 2 (joy)】 これはこれでいいかも──

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チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】 ──いや、ダメですよ。
うちらが良くても、メ団のOK絶対出ないですよ。

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クロエ:
【chara 129412 face 10 (special_d)】 それなー

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ユニ:
【chara 129311 face 4 (sad)】 うん。薄々感づいてた。

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クロエ:
【chara 129411 face 6 (surprised)】 しっかし、動画第一弾の反響がイマイチだったから、
なにか新しいネタでも転がってないかと園内をうろついてるけど……
【chara 129411 face 4 (sad)】 やれやれ、第二弾のヒントになるようなものは見つからないなぁ。

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チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】 ユニせんぱーい。
クロエ先輩がまたシーン明けの主人公ごっこしてまーす。

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ユニ:
【chara 129311 face 4 (sad)】 洗脳はもう解けているはずだが。奈落の呪縛に取り憑かれたか。

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クロエ:
【chara 129411 face 1 (normal)】 や、なんかカメラ回してるって言うから、そういうの必要かなって。

Choice: (2) 説明たすかる。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_5140003_055
チエル:
【chara 129511 face 6 (surprised)】 てゆか先輩……
その撮影魔道具、借りてきてからほぼほぼ回しっぱですよね?
稼働時間とか魔力チャージ残量とか、どうなってるんだろ……

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ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】 ウィスタリア家の宝物庫から引っ張りだしてきた特級品らしい。
一般に普及しているキャメラとは、さすがにスペック差があるだろう。

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チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】 なんとかしてその高性能カメラ、
カルミナちゃんトコの運営に横流しできないですかね。
【chara 129511 face 2 (joy)】 ライブの「音響盤」とか、一気にイノベーション起こるんだけどな~

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???:
【chara 1 face 1 (normal)】 騎士さーん!

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クロエ:
【chara 129511 face 6 (surprised)】 【chara 129311 face 6 (surprised)】 【chara 129411 face 6 (surprised)】 あれ……
噂をすればカルミナの、なんつったっけ、衣装担当のあいつじゃん。

Choice: (3) ツムギちゃんだ。
----- Tag 3 -----
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チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】 きゃあああぁーーーっ!

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チエル:
【chara 129511 face 1 (normal)】 ──なんて、チエルが口から心臓吐き出すとでも思ってるんですか?
【chara 129511 face 8 (special_b)】 ハイハイ、そんなべったべたな冗談は間に合ってますよ~!
【chara 129511 face 2 (joy)】 アイドルと仕立て屋の両輪で多忙を極めるツムギちゃんがいるわけ──

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ツムギ:
【chara 117411 face 2 (joy)】 なかよし部のみなさんもお久しぶりです!

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チエル:
【chara 129511 face 9 (special_c)】 ボギャアアアァァァーーーーッッッ!!

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ユニ:
【chara 129311 face 4 (sad)】 どうしたチエル君。
口からプラズマ状の心臓が飛び出していったぞ。

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チエル:
【chara 129511 face 10 (special_d)】 ……! …………!? …………!?!?

voice: vo_adv_5140003_066
クロエ:
【chara 129411 face 4 (sad)】 チエル、顔。
いま世界の美少女がしちゃいけない顔してる。

voice: vo_adv_5140003_067
ツムギ:
【chara 117411 face 6 (surprised)】 あれ……? 【chara 117411 face 4 (sad)】 えーっと、なんかお取り込み中でした?
ステージの下見に来たらみなさんをお見掛けしたので、
思わず声かけちゃったんですけど……

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ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】 はて、誰だったか君は。
どこかで会ったような覚えはあるのだが……

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クロエ:
【chara 129411 face 1 (normal)】 アレっすよ、ほら、世界を救うバイトんとき。
うちらと一緒に、ユニアート&毒舌ポンコツと戦ってくれたじゃん。

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ツムギ:
【chara 117411 face 1 (normal)】 はい、その節はメンバー共々お世話になりました。
【chara 117411 face 2 (joy)】 改めまして【カルミナ】のツムギです。

voice: vo_adv_5140003_071
ユニ:
【chara 117411 face 1 (normal)】 【chara 129311 face 6 (surprised)】 かるみな……ああ、チエル君が熱烈に支持している少女舞踊合唱団の。
【chara 129311 face 2 (joy)】 であれば、当人に間近で相まみえて、良かったなあチエル君。
【chara 129311 face 6 (surprised)】 チエル君? 【chara 129311 face 4 (sad)】 し、死んでる……

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チエル:
【chara 129511 face 9 (special_c)】 あばばばば……

voice: vo_adv_5140003_073
クロエ:
【chara 129411 face 4 (sad)】 何回コスるんだよ、その一連。いい加減慣れろし。

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ツムギ:
【chara 117411 face 6 (surprised)】 カルミナすこすこ侍さんって、普段はおとなしい方なんですね。
【chara 117411 face 4 (sad)】 いつも頂いてるお手紙だと、なんていうか、【chara 117411 face 6 (surprised)】 こう、元気いっぱい?
【chara 117411 face 4 (sad)】 とっても独特すぎるユニークな文面なので……

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クロエ:
【chara 129411 face 4 (sad)】 それは見たことないけど、たぶんそっちがデフォ。

voice: vo_adv_5140003_076
チエル:
【chara 129511 face 10 (special_d)】 あ、や、その、私……そんな変な名前の侍、知らないし……

voice: vo_adv_5140003_077
クロエ:
【chara 129411 face 6 (surprised)】 声ちっさ。

voice: vo_adv_5140003_078
ツムギ:
【chara 117411 face 1 (normal)】 でもライブでは、すっごく大きな声で応援してくれるんですよね?
【chara 117411 face 2 (joy)】 ノゾミさんに聞きました、ありがとうございます!
これからも応援してくれるとうれしいです!

voice: vo_adv_5140003_079
チエル:
【chara 129511 face 10 (special_d)】 あ、こち、こちらこそっ……!
あ、あっ、あとあのっ……ツム、ツムギちゃん……
か、かかか、可愛いね今日も、でゅふ……ふひひ、ひ……

voice: vo_adv_5140003_080
クロエ:
【chara 129411 face 4 (sad)】 このオタク、年下相手になんでゴリゴリの緊張してんだよ。

voice: vo_adv_5140003_081
ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】 しかし、ううむ、不思議なものだ。
【chara 129311 face 4 (sad)】 会話に「あっ」が多いチエル君を見ていると、
言い様のない共感性羞恥を覚えて魂が震えあがるな。

Choice: (4) ツムギちゃんも、ファンの前だと感じが違うね。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_5140003_082
ツムギ:
【chara 129511 face 6 (surprised)】 【chara 117411 face 3 (anger)】 ハァ!?
それは騎士さんがいつもヘンなことばっかり言うからですよ!?
騎士さんさえいなければ、私は怒ったり縛ったりしないです!

voice: vo_adv_5140003_083
チエル:
【chara 129511 face 3 (anger)】 そうですよ騎士先輩!
バイト風情が、なに一丁前に演者をイジってるんですか!
女子と軽口叩き合うオレ、みたいな男子ノリやめてください!

voice: vo_adv_5140003_084
クロエ:
【chara 129411 face 4 (sad)】 あんたら、気が合いそうね。

voice: vo_adv_5140003_085
チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】 あ、あ、あのっ……
ごめ、ごめんねツムギちゃん、うちの上級生が迷惑かけてるみたいで。
今度きつく言っておくから、許してあげてね。

voice: vo_adv_5140003_086
ツムギ:
【chara 117411 face 4 (sad)】 いえ、こちらこそ、うちのバイトスタッフがすみません。
今度きつく物理的に縛りあげるので、許してやってください。

voice: vo_adv_5140003_087
ユニ:
【chara 129311 face 2 (joy)】 おい、良かったな同志。
なにやら君の存在が、二人の少女の懸け橋になっているぞ。

Choice: (5) いい話だなー
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_5140003_088
ユニ:
【chara 129311 face 1 (normal)】 さて、ツムギ君。
我々はいま授業の課題で映像作りに挑戦しているのだが、
【chara 129311 face 2 (joy)】 よければ感想をもらえないだろうか。チエル君も出演していて──

voice: vo_adv_5140003_089
チエル:
【chara 129511 face 11 (special_e)】 プロにそんなもん見せんなァー!

voice: vo_adv_5140003_090
ユニ:
【chara 129311 face 4 (sad)】 ごはあっ!?

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 渾身のドロップキックで激しくツッコむチエルであった。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 一方そのころ、聖テレサ女学院では、
OG会と呼ばれる卒業生たちが生徒会室を訪ねていた。

voice: vo_adv_5140003_091
貴婦人1:
【chara 1 face 1 (normal)】 ですからね、何度も申しあげて恐縮でござぁますけども。
あたくし共の代から、テレ女はよそ様と比べて別格でござぁますのよ。

voice: vo_adv_5140003_092
貴婦人2:
【chara 1 face 1 (normal)】 清らかにして淑やかたれ──
母校の品位があなたの代で潰えることになっては困りますわよ。
お分かりでしょう、マリアさん?

voice: vo_adv_5140003_093
マリア:
【chara 7111 face 1 (normal)】 重々、承知しております。
時代の変遷に寄り添いながら、適宜柔軟に対応してゆく所存です。

voice: vo_adv_5140003_094
貴婦人1:
【chara 1 face 1 (normal)】 ほほほ……お若い方はすぐ時代時代と言いますけれど、
時代に流されず代々守りつづけたものこそ伝統でござぁましょ?

voice: vo_adv_5140003_095
貴婦人2:
【chara 1 face 1 (normal)】 伝統を守るためには、ときに厳格な処分も必要ではないかしら。
学院の歴史は貴女の決断にかかっていますのよ、マリアさん?

voice: vo_adv_5140003_096
マリア:
【chara 7111 face 1 (normal)】 おっしゃる通りです。
風紀を乱す生徒には、都度厳しく対応しております。

voice: vo_adv_5140003_097
貴婦人1:
【chara 1 face 1 (normal)】 でもねえ……
あーた聖学祭でも結局、不良生徒の問題は先送りにしたでしょう。
今回も「自習室」へ送ったと思ったら、結局は野放しざましょ?

voice: vo_adv_5140003_098
貴婦人2:
【chara 1 face 1 (normal)】 先生方など、あてになりませんわよ?
あの方たちは、いざとなると保身をお気になさいますから。
その点、この学院には、生徒会自治法というものがございますわね?

voice: vo_adv_5140003_099
マリア:
【chara 7111 face 1 (normal)】 ご忠言、感謝いたします。
当該生徒たちの処遇については、慎重に検討させていただきます。

voice: vo_adv_5140003_100
貴婦人1:
【chara 1 face 1 (normal)】 よろしく頼むざますよ、マリアさん?

voice: vo_adv_5140003_101
マリア:
【chara 7111 face 3 (anger)】 ……っせえな。

voice: vo_adv_5140003_102
マリア:
【chara 7111 face 3 (anger)】 っだあああ、もおおぉぉ! どいつもこいつも勝手ばっかりっ!

voice: vo_adv_5140003_103
生徒会書記:
【chara 1 face 1 (normal)】 か、会長っ!?

voice: vo_adv_5140003_104
生徒会会計:
【chara 1 face 1 (normal)】 ご無事ですか!?

voice: vo_adv_5140003_105
マリア:
【chara 7111 face 1 (normal)】 なんです、ノックもせず。
何か大ごとでもあったのですか。

voice: vo_adv_5140003_106
生徒会書記:
【chara 1 face 1 (normal)】 えっ……
お気付きになられなかったのですか?
いまこの辺りで、身の毛もよだつ恐ろしい咆哮が……

voice: vo_adv_5140003_107
生徒会会計:
【chara 1 face 1 (normal)】 あれはきっと魔物ですわ。
その鳴き声で108の災いを招くという、悪名高い伝説の猛獣ですわ。

voice: vo_adv_5140003_108
マリア:
【chara 7111 face 4 (sad)】 …………

voice: vo_adv_5140003_109
マリア:
【chara 7111 face 1 (normal)】 いえ、問題ありません。
園芸部が実験用のマンドラゴラを引き抜くと申請していました、
おそらくその断末魔でしょう。

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生徒会書記:
【chara 1 face 1 (normal)】 さすが会長……
聞けば死に至るというマンドラゴラの断末魔を、涼しい顔で……

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生徒会会計:
【chara 1 face 1 (normal)】 やはり「鋼の聖女」の名は伊達ではありませんわ……
地獄の底まで付き従うことを改めて主に誓いますわ……

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マリア:
【chara 7111 face 1 (normal)】 ナタリー書記、依頼していた件については?

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生徒会書記:
【chara 1 face 1 (normal)】 はい、教務主任の行方が判明いたしました。
特別講座の引率で、メルクリゾートに行かれたようです。

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マリア:
【chara 7111 face 6 (surprised)】 めるく……な、なんですか?

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生徒会書記:
【chara 1 face 1 (normal)】 『メルクリゾート・ウィスタリアンズ』。
プレオープン中の超大型レジャー施設だそうです。

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生徒会会計:
【chara 1 face 1 (normal)】 年中無休でトロピカれる、プールだらけな常夏の楽園だそうです。

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マリア:
【chara 7111 face 4 (sad)】 は? なにそれずるい。

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生徒会書記:
【chara 1 face 1 (normal)】 しかも不吉なことに、
今回もなかよし部の方たちが関わっているらしいですわ。

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生徒会会計:
【chara 1 face 1 (normal)】 ナタリー書記。我が校にそのような部は存在しません。

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生徒会書記:
【chara 1 face 1 (normal)】 えぇー……そのめんどくさい縛り、まだ続けるんだ……

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マリア:
【chara 7111 face 1 (normal)】 ナタリー書記。
なかよし部を名乗る帰宅部の方たちについて、要確認事項があります。

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生徒会書記:
【chara 1 face 1 (normal)】 は、はい……なんでしょう?

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マリア:
【chara 7111 face 1 (normal)】 彼女たちは水着ですか。

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生徒会書記:
【chara 1 face 1 (normal)】 えーっと……たぶん?

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マリア:
【chara 7111 face 3 (anger)】 クロエ二年生もですか。

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生徒会会計:
【chara 1 face 1 (normal)】 ええプールですから、おそらく全員水着ではないかと。

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マリア:
【chara 7111 face 1 (normal)】 なるほど、分かりました。

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書記・会計:
【chara 1 face 1 (normal)】 何が!? 

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 眼鏡の奥の眼光を、きらりと光らせるマリアであった。