迷走演戯と楽園の心臓
なかよし部はいたずらにPR動画を作り続けるが、正解も分からぬまま苦悩と迷走を重ね、合流したマリアにも眉を顰められる。新たな発想を求めて訪れた機関室には、メリゾの心臓部たる「魔導罐」があった。
-------------- situation:
迷走演戯と楽園の心臓
--------------
voice: vo_adv_5140004_000
チエル:
【chara 110911 face 2 (joy)】
ねえ、みんな! テスト終わったし、どっか遊び行きたくな~い?
voice: vo_adv_5140004_001
クロエ:
【chara 110812 face 2 (joy)】
やん行きた~い! 行こ行こ! え~、どこにするどこにする?
voice: vo_adv_5140004_002
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】
それなら任せて! ぴったりのところがあるわ!
メルクリゾート・ウィスタリアンズっていうの!
voice: vo_adv_5140004_003
チエル&クロエ:
【chara 110911 face 6 (surprised)】
【chara 110812 face 6 (surprised)】
【chara 1 face 1 (normal)】
メルクリゾート・ウィスタリアンズ?
voice: vo_adv_5140004_004
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】
ドーム状の屋根を備えた全天候型の屋内遊泳場よ!
施設内は全館空調完備だから、
365日いつでも南国気分を満喫できるの!
voice: vo_adv_5140004_005
チエル:
【chara 110911 face 6 (surprised)】
ええ~~~っ!?
voice: vo_adv_5140004_006
クロエ:
【chara 110812 face 6 (surprised)】
ほんとに~っ!?
voice: vo_adv_5140004_007
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】
空気圧の振幅原理を応用して断続的な波を起こす造波プールは、
マルジェン海岸直送の砂を敷きつめた人工ビーチと併せて、
屋内でありながら模擬的な「海」を造りだしているんだから!
voice: vo_adv_5140004_008
チエル:
【chara 110911 face 2 (joy)】
まあ、それはすごいわ!
voice: vo_adv_5140004_009
クロエ:
【chara 110812 face 4 (sad)】
でも、お高いんでしょう?
voice: vo_adv_5140004_010
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】
いえいえ、今ならカルミナライブの鑑賞券付きで
4800ルピになります!
voice: vo_adv_5140004_011
チエル&クロエ:
【chara 110911 face 2 (joy)】
【chara 110812 face 2 (joy)】
【chara 1 face 1 (normal)】
安っすゥ~~~!!
voice: vo_adv_5140004_012
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】
そこはまるで楽園みたい!
まさに冬といえばサマーだわ!
みんなで早く、メルクリゾート・ウィスタリアンズへ大出発よ~!
voice: vo_adv_5140004_013
ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】
──というPR動画第二弾を作ってみたのだが、どうだろうか。
Choice: (1) バックの教室は幻影魔法です。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5140004_014
ユニ:
【chara 129311 face 2 (joy)】
うむ、極めて再現率の高い「書き割り」だ。
自然体の演技と相まって、学生たちのリアルな日常を描出している。
さあ、どうだろうか。
voice: vo_adv_5140004_015
クロエの友人たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_5140004_016
チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】
クロエ先輩。
今日も視聴者各位が反応に困ってます。
voice: vo_adv_5140004_017
クロエ:
【chara 129412 face 4 (sad)】
でしょうね。
voice: vo_adv_5140004_018
チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】
ちなみにミィコさんは、ユニ監督の招集があると知った瞬間、
なぜか突然の腹痛を訴えて布団に籠ったらしいです。
voice: vo_adv_5140004_019
クロエ:
【chara 129412 face 4 (sad)】
逃げたかー
voice: vo_adv_5140004_020
チエル:
【chara 129511 face 6 (surprised)】
たぶん今ごろは、
新たな出逢いを求めて夏の渚を駆けずり回っていることでしょう。
voice: vo_adv_5140004_021
ユニ:
【chara 129311 face 2 (joy)】
さあさあ、どうした諸君。
遠慮はいらんぞ、何でも言ってくれ。
思ったことの一つや二つあるだろう、隠さず吐きたまえ。
voice: vo_adv_5140004_022
クロエの友人1:
【chara 2915 face 4 (sad)】
か、隠さず……と申されるなら、
【chara 2915 face 1 (normal)】
演技とはいえキャッキャとはしゃぐクロエさんが尊いと思いましたわ。
voice: vo_adv_5140004_023
クロエの友人2:
【chara 3114 face 2 (joy)】
むしろキュート系クロエさん一強すぎて、他の記憶はありませんわ。
voice: vo_adv_5140004_024
ユニ:
【chara 129311 face 4 (sad)】
困るな君たち、それは同じクラスの身内贔屓というものだ。
【chara 129311 face 1 (normal)】
もっと冷静かつ客観的な意見を述べてくれ。
【chara 129311 face 6 (surprised)】
たとえばそうさな、主演女優に関してはどうだね。
voice: vo_adv_5140004_025
クロエの友人1:
【chara 2915 face 6 (surprised)】
えっ!? ユニ博士、ですか……?
【chara 2915 face 4 (sad)】
は、博士に関しましては、その、少々……
ええと、台詞をお減らしになられては、いかがかと……
voice: vo_adv_5140004_026
ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】
なに、主演の台詞を減らせだと?
voice: vo_adv_5140004_027
クロエの友人2:
【chara 3114 face 4 (sad)】
ああいえ!
減らすと申しますか、お三方の台詞をより均等に配分なさった方が、
【chara 3114 face 1 (normal)】
自然な会話の雰囲気に近付くのではないかと思いますわ!
voice: vo_adv_5140004_028
ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】
なるほど……視聴者の需要を意識しすぎたか。
【chara 129311 face 1 (normal)】
たしかに人気俳優の偏向的な重用は、
一方でドラマツルギーとしての必然性を害すとも言えるな。
voice: vo_adv_5140004_029
ユニ:
【chara 129311 face 2 (joy)】
さもありなん。これは貴重な意見を頂戴した。
【chara 129311 face 3 (anger)】
よし、クロエ君チエル君キャメラ君! 撮りなおすぞ、テイク3だ!
Choice: (2) はーい!
----- Tag 2 -----
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ユニ監督の号令一下、撮影魔道具を抱えて駆けだす一同であった。
voice: vo_adv_5140004_030
語り:
【chara 1 face 1 (normal)】
名門・聖テレサ女学院にそびえる旧図書館棟──通称『象牙の塔』。
その一室に、日々思索と思考実験を繰り返す、稀代の才媛がいた。
voice: vo_adv_5140004_031
語り:
【chara 1 face 1 (normal)】
『象牙の塔』のユニ。
その豊富な知識量と天才的なひらめき、そして人知れぬ努力は、
噂に高い名門校を、今なお名門たらしめている最大要因だ。
voice: vo_adv_5140004_032
語り:
【chara 1 face 1 (normal)】
そんな彼女が、
かつて残酷な運命に冒されていたことを知る者は多くない。
voice: vo_adv_5140004_033
語り:
【chara 1 face 1 (normal)】
慢性的ナンカダルイ症候群──
休日の朝、なんか怠いんでごろごろしてたら夜になってるという、
現代では10万人中わずか7万人にしか見られない不治の難病だ。
voice: vo_adv_5140004_034
チエル:
【chara 110911 face 4 (sad)】
ええ、初めて聞いたときは声が出ませんでした。
この人いつもごろごろしてるなぁって思うことは多かったんですけど、
病気のことを知ったら、あーそういうことだったんだ、って……
voice: vo_adv_5140004_035
語り:
【chara 1 face 1 (normal)】
社交性豊かとは言い難いユニだが、
その巧みな話術と愛らしい人柄を慕って、集まってくる後輩も多い。
同学院の一年生、チエルさんもその一人だ。
voice: vo_adv_5140004_036
チエル:
【chara 110911 face 4 (sad)】
オーエド町まで行ってポーション処方してもらったりしてましたけど、
やっぱり体力の前借りは副作用も強くて、連用は難しいんでしょうね。
朝から晩まで無駄にごろごろして……本当に辛かったと思います……
voice: vo_adv_5140004_037
語り:
【chara 1 face 1 (normal)】
そんなとき出会ったのが、メルクリゾートだった。
voice: vo_adv_5140004_038
チエル:
【chara 110911 face 6 (surprised)】
もちろん最初は私たちも半信半疑でしたよ?
【chara 110911 face 4 (sad)】
でも「お医者様でも牧場の湯でも」っていう絶望的な状況だったので。
とりあえず、騙されたと思って連れて行ってみたんです。
voice: vo_adv_5140004_039
語り:
【chara 1 face 1 (normal)】
すると、たちどころに異変が起こった。
voice: vo_adv_5140004_040
チエル:
【chara 110911 face 1 (normal)】
びっくりしましたね。
もう目を輝かせて【chara 110911 face 2 (joy)】
「読書はかどるー」って。急に元気になったんです。
【chara 110911 face 1 (normal)】
ほんとメリゾさんには感謝しかないですよ。
voice: vo_adv_5140004_041
語り:
【chara 1 face 1 (normal)】
そのときの奇跡を振り返って、
いま『象牙の塔』の才媛は、満面の笑顔でこう語る。
voice: vo_adv_5140004_042
ユニ:
【chara 129311 face 11 (special_e)】
ここはまるで楽園みたい!
まさに冬といえばサマーだわ!
みんなも早く、メルクリゾート・ウィスタリアンズで大湯治よ~!
voice: vo_adv_5140004_043
ユニ:
【chara 129311 face 1 (normal)】
──という第3弾を作ったわけだが、どうだろうか。
諸君から頂戴したフィードバックを反映させ、
今回は主演女優の台詞を大幅に減らしてみた。
voice: vo_adv_5140004_044
ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】
さあ、どうだろうか。
voice: vo_adv_5140004_045
クロエの友人1:
【chara 2915 face 6 (surprised)】
え、ええ、だいぶ見やすくなりましたわ。
【chara 2915 face 1 (normal)】
クロエさんの多芸ぶりも窺えましたし、
その時点で満足度はストップ高ですわ。
voice: vo_adv_5140004_046
クロエの友人2:
【chara 3114 face 4 (sad)】
私たちもいよいよ耐性がついてきて
審査基準が多少ガバついておりますけれど、
【chara 3114 face 1 (normal)】
なかよし部さんらしい作品で私は良いと思いますわ。
voice: vo_adv_5140004_047
マリア:
【chara 7114 face 1 (normal)】
いいえ、論外です。
審査の俎上にすら載っていません。
voice: vo_adv_5140004_048
ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】
ほう、手厳しい意見が出たものだ。【chara 129311 face 1 (normal)】
詳しく聞かせ願おうか。
voice: vo_adv_5140004_049
マリア:
【chara 7114 face 4 (sad)】
内容云々を語る以前の問題です。
今の時代、ステルスマーケティングなど悪手です。論外です。
言葉を濁さず申しあげれば、馬鹿じゃねえのという総評です。
voice: vo_adv_5140004_050
クロエ:
【chara 129412 face 4 (sad)】
うん。それはまあ。
voice: vo_adv_5140004_051
チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】
正直この場の全員が、最初から思ってましたけども。
voice: vo_adv_5140004_052
ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】
そうなの!? 早く言って!?
voice: vo_adv_5140004_053
クロエ:
【chara 129412 face 4 (sad)】
いや、どうせクソさ有りきのネタ動画だし、何でもいいかなって。
【chara 129412 face 1 (normal)】
ステマに関しても、編集の段階で画面のどっかに
「プロモーションを含みます」って一言テロップ入れときゃ済むし。
voice: vo_adv_5140004_054
チエル:
【chara 129511 face 6 (surprised)】
えっ、コレ編集とかするんです?
【chara 129511 face 4 (sad)】
どう足掻いてもひどいんだし、中途半端に手ぇ入れるより
撮って出しの方がテキトー感あって、まだ味ってことになりません?
voice: vo_adv_5140004_055
クロエ:
【chara 129412 face 4 (sad)】
つっても限度あんじゃん。
ここまでスベり倒してると仲間内のゴミお遊戯で片付かんって。
voice: vo_adv_5140004_056
ユニ:
【chara 129311 face 8 (special_b)】
あ、あれっ? ちょっと待って?
今ってコレ、もう何でも言っちゃっていい時間になってるの?
voice: vo_adv_5140004_057
クロエ:
【chara 129412 face 1 (normal)】
あ「いい意味で」です。
voice: vo_adv_5140004_058
ユニ:
【chara 129311 face 11 (special_e)】
なんだ、いい意味か~!
voice: vo_adv_5140004_059
チエル:
【chara 129511 face 6 (surprised)】
てゆか編集って言いますけども、
そんな高度で面倒で時間かかること、
誰がやってくれるんだっていう問題もあるじゃないですか。
voice: vo_adv_5140004_060
マリア:
【chara 7114 face 4 (sad)】
分かりました。
滅多なものを世に出されても困ります、
【chara 7114 face 1 (normal)】
その工程については生徒会の方で請け負いましょう。
voice: vo_adv_5140004_061
チエル:
【chara 129511 face 2 (joy)】
わあ、ホントです!?
マリちゃん会長ありがちぇる~! 【chara 129511 face 6 (surprised)】
てゆうか今更だけど──
voice: vo_adv_5140004_062
なかよし部:
【chara 129511 face 6 (surprised)】
【chara 129311 face 6 (surprised)】
【chara 129412 face 6 (surprised)】
【chara 1 face 1 (normal)】
──会長いたんだ!?
voice: vo_adv_5140004_063
マリア:
【chara 7114 face 1 (normal)】
当然です。
課外授業で問題が起これば、学院の評価に直結するのですから。
私には生徒会長として、あなた方を監督する義務があります。
voice: vo_adv_5140004_064
ユニ:
【chara 129311 face 4 (sad)】
はて……
似たようなことを、最近べつの誰かに言われたような……
voice: vo_adv_5140004_065
クロエ:
【chara 129412 face 4 (sad)】
マリア、あんまダルいことゆーなし。
せっかく遠いトコ来たんだから、のんびり遊んできーって。
【chara 129412 face 1 (normal)】
ね、ほら、おばちゃん一緒に砂のお城作ってあげるから。
voice: vo_adv_5140004_066
マリア:
【chara 7114 face 3 (anger)】
…………
voice: vo_adv_5140004_067
クロエ:
【chara 129412 face 4 (sad)】
え、こわっ……何、何、なんでそんな無言で睨むの。
voice: vo_adv_5140004_068
マリア:
【chara 7114 face 2 (joy)】
ふっ……気楽なものですね、クロエ二年生。
まあ、いいでしょう。
それが分かっただけでも、ここまで来た甲斐があったというものです。
voice: vo_adv_5140004_069
クロエの友人1:
【chara 2915 face 1 (normal)】
あらあら、会長さんったらそんなこと仰って……【chara 2915 face 2 (joy)】
お可愛いこと。
voice: vo_adv_5140004_070
クロエの友人2:
【chara 3114 face 1 (normal)】
私たちの目は欺けませんわよ。
その妙に親近感を覚える鋭い視線……【chara 3114 face 2 (joy)】
あなた「同志」ですわね。
voice: vo_adv_5140004_071
マリア:
【chara 7114 face 4 (sad)】
はゎ~……
水着のクロエちゃん、かっこよ……
【chara 7114 face 2 (joy)】
飛空艇呼んでここまで来た甲斐あったなぁ……
voice: vo_adv_5140004_072
ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】
うん?
どうした諸君、なぜ全員口角を上げたまま黙り込んでいる。
【chara 129311 face 4 (sad)】
何を悟ったんだ、その神秘的なアルカイックスマイルは。
voice: vo_adv_5140004_073
クロエの友人1:
【chara 2915 face 2 (joy)】
推しの良さみを分かる新規が増えてきて、
最近は古参の私たちも鼻が高いですわ。
voice: vo_adv_5140004_074
クロエの友人2:
【chara 3114 face 2 (joy)】
ちなみに私たちは、同担歓迎タイプのヲタですわ。
voice: vo_adv_5140004_075
クロエの友人1:
【chara 2915 face 1 (normal)】
されど推し方は人それぞれ。
会長さんの秘めたる想い、
私たちは気付かなかったことにいたしますわ。
voice: vo_adv_5140004_076
クロエの友人2:
【chara 3114 face 2 (joy)】
ニワカに厳しいジャンルは先が細いとも申しますわ。
voice: vo_adv_5140004_077
クロエ:
【chara 129412 face 4 (sad)】
え、なんかこの辺、急に寒気すんだけど……こわ、何だコレ……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
その後──
なかよし部は聖テレサ審査団の反応を窺いつつ、
次々とヤケクソ気味に新作動画を作りつづける。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
もはや誰にも正解が分からぬまま、
苦悩と迷走と粗製乱造とが、いたずらに繰り返されてゆくのであった。
voice: vo_adv_5140004_078
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】
おはよう世界!
どーも、幼馴染み3人組のなかよしユニちゃんねるです!
voice: vo_adv_5140004_079
チエル:
【chara 110911 face 2 (joy)】
えー、今日はですね。
こちらのドリンク、ノン麦タイプのノンしゅわに、
なんと、このスースーする錠剤をミックスして──
voice: vo_adv_5140004_080
ユニ:
【chara 116411 face 3 (anger)】
くたばれ世界!
どうも、暴露系アングラ三人衆のテレ女ブラック報道部です!
voice: vo_adv_5140004_081
クロエ:
【chara 116211 face 2 (joy)】
えー、今日はっすねえ、
オープンを間近に控えた某大型レジャー施設と、
その運営母体である某財団の闇をバリバリ暴いていきたいと──
voice: vo_adv_5140004_082
語り:
【chara 1 face 1 (normal)】
真冬の真夏が、ここにある。
全土ソルが泣いた、究極の感動体験。
voice: vo_adv_5140004_083
観客1:
【chara 129511 face 2 (joy)】
あっという間の二時間でした!
voice: vo_adv_5140004_084
観客2:
【chara 129412 face 8 (special_b)】
やばいっす。バリクソ感動っす。
voice: vo_adv_5140004_085
観客3:
【chara 129311 face 2 (joy)】
衝撃の展開だ。涙止まらぬ。
voice: vo_adv_5140004_086
観客4・観客5:
【chara 1 face 1 (normal)】
メリゾ、最高~!
voice: vo_adv_5140004_087
語り:
【chara 1 face 1 (normal)】
この冬、あなたは本当の夏を知る──
『メルクリゾート・ウィスタリアンズ』。
voice: vo_adv_5140004_088
ツムギ:
【chara 117411 face 2 (joy)】
前売り入場券は絶賛発売中!
今ならもらえる、カルミナのサイン入りメリゾ饅頭!
voice: vo_adv_5140004_089
ユニ:
【chara 129311 face 1 (normal)】
──というわけで、PR動画の第……【chara 129311 face 4 (sad)】
何弾だ?
二桁を超えた辺りで数えるのが面倒になったが、
とにかく滅多矢鱈に撮り散らかしてきた。
voice: vo_adv_5140004_090
チエル:
【chara 129511 face 3 (anger)】
ああっ、厚かましい……
天下のツムギちゃんに何させてんの、この先輩たち……
voice: vo_adv_5140004_091
ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】
さあ、ご覧いただいた視聴者諸君、どうだろうか。
voice: vo_adv_5140004_092
マリア:
【chara 7114 face 4 (sad)】
努力は認めましょう。
下手な攻撃魔法も数撃てば当たると言いますし。
voice: vo_adv_5140004_093
クロエ:
【chara 129411 face 1 (normal)】
あーね。
したら、この辺でフィックスってことで良き?
voice: vo_adv_5140004_094
マリア:
【chara 7114 face 1 (normal)】
そうですね。
商業制作において、完璧とは理想であって目標ではありません。
あがらない良作より、世に出た凡作こそが正義です。
voice: vo_adv_5140004_095
チエル:
【chara 129511 face 1 (normal)】
てゆことは? つまり? これで? 【chara 129511 face 2 (joy)】
完せ──
voice: vo_adv_5140004_096
マリア:
【chara 7114 face 1 (normal)】
しかし、まだ多少の時間は残されています。
全体的に再考の余地がないこともないでしょう。
voice: vo_adv_5140004_097
クロエ:
【chara 129411 face 4 (sad)】
ふわっとしたフルリテイクやめてもらっていいすか。
voice: vo_adv_5140004_098
クロエ:
【chara 129412 face 4 (sad)】
やれやれ、結局また作り直しか……
しっかし、こうしてまたネタ探しに当てもなく散歩してるわけだけど、
いいアイデアってやつはなかなか降ってこないもんだな。
voice: vo_adv_5140004_099
ユニ:
【chara 129311 face 4 (sad)】
そうだな。
クロエ君の主人公ごっこも、
いよいよ言ってることが代わり映えしなくなってきたしな。
voice: vo_adv_5140004_100
チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】
てゆか、ホントどーします? 次のPR動画。
ユニ先輩、なんか他にネタないんですか?
voice: vo_adv_5140004_101
ユニ:
【chara 129311 face 4 (sad)】
ない。
思いつくかぎりの悪ふざけはすべて放出した。
voice: vo_adv_5140004_102
チエル:
【chara 129511 face 6 (surprised)】
あ、良かった。悪ふざけの自覚はあったんですね。
voice: vo_adv_5140004_103
クロエ:
【chara 129412 face 4 (sad)】
ぷー……どうすっかァー
何度も撮ってるからスキルとモチベは勝手に上がってきたんだけど、
ネタの方が先に尽きちゃうのは想定外だわ。
voice: vo_adv_5140004_104
ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】
マリア君たちの大雑把な論調を思うに、
正直どんな出来であれど、
我々が「これでいく!」と強く推せば通りはするのだろうが──
voice: vo_adv_5140004_105
クロエ:
【chara 129412 face 1 (normal)】
不覚にもこっちのモチベが上がっちゃってる説。
まあ100満足は無理にしても、
それなりに自分らで納得できるモン出して終わりたくね? っていう。
voice: vo_adv_5140004_106
チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】
最初は学校の課題だから、
しゃーねえ適当にやるかーぐらいのテンションでしたけど、
【chara 129511 face 1 (normal)】
ここまで来ちゃったらもう、最終しっかり褒められたいですもんね。
voice: vo_adv_5140004_107
ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】
財団は我々に何を期待してるのか──それをいつも考えていた。
【chara 129311 face 4 (sad)】
ことビジネスにおいては妥協しない彼女らが、
予算削減の為だけに名も芸もない素人を使うとは思えない。
voice: vo_adv_5140004_108
チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】
うーん……
なんかもう、考えすぎて分かんなくなっちゃいましたね。
voice: vo_adv_5140004_109
クロエ:
【chara 129412 face 1 (normal)】
てかじゃあ、いったん頭リセットして普通にやってみる?
voice: vo_adv_5140004_110
チエル:
【chara 129311 face 6 (surprised)】
【chara 129511 face 6 (surprised)】
なんですか、普通って?
voice: vo_adv_5140004_111
クロエ:
【chara 129412 face 4 (sad)】
いや、知んないけど……
普通の広報映像みたく? 普通にちゃんと商品の紹介する……的な?
voice: vo_adv_5140004_112
ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】
ああ……
たしかに、存外やってなかったな「普通」は……
voice: vo_adv_5140004_113
チエル:
【chara 129511 face 6 (surprised)】
まず普通にやるって発想がなかったかもですね。なんでだろ。
Choice: (3) さすがなかよし部だね。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_5140004_114
クロエ:
【chara 129412 face 7 (special_a)】
ウケる、どーゆー誉め言葉よ。
【chara 129412 face 4 (sad)】
や、べつに誉めてはいないか。
voice: vo_adv_5140004_115
ユニ:
【chara 129311 face 1 (normal)】
ふむ、よかろう。
では次のテイクは「普通」をやるという方向で──
voice: vo_adv_5140004_116
ユニ:
【chara 129412 face 6 (surprised)】
【chara 129311 face 6 (surprised)】
──うん?
どうしたクロエ君、一点を見つめて。
voice: vo_adv_5140004_117
クロエ:
【chara 129412 face 1 (normal)】
あーべつに。
あそこの建物、なんかイカついビジュしたおっちゃんたちが
ぞろぞろ出てきたから、なんだろーと思って。
voice: vo_adv_5140004_118
チエル:
【chara 129511 face 6 (surprised)】
ホントだ。
メリゾの朗らかスタッフさんたちとは、服も雰囲気も違いますね。
いかにも職人さんってカンジ。
voice: vo_adv_5140004_119
クロエ:
【chara 129412 face 6 (surprised)】
何あんだろ、あそこ。
建設途中のえっぐいアトラクションとかかな。
voice: vo_adv_5140004_120
ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】
ふむ、学術的探究心が疼くな……少々覗いてみるか。
voice: vo_adv_5140004_121
ユニ:
【chara 129311 face 1 (normal)】
ほほう、これは奇怪な……いや機械というべきか。
voice: vo_adv_5140004_122
チエル:
【chara 129511 face 6 (surprised)】
なんていうか「鉄~っ!」ってカンジの地下室ですね。
voice: vo_adv_5140004_123
クロエ:
【chara 129411 face 4 (sad)】
てか暑くない?
何この部屋、謎に蒸すんですケド。水着でちょうど助かり。
voice: vo_adv_5140004_124
チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】
何の部屋かな……
ユニ先輩、分かります? あの壁に並んでる謎マシーンとか。
voice: vo_adv_5140004_125
ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】
かつて育ての爺たちと理系の里を冷やかしに行ったとき、
からくり工学の工房で似たような構造物を見た覚えがある。
【chara 129311 face 1 (normal)】
たしか、科学と魔導のハイブリッド機関で──
voice: vo_adv_5140004_126
機関室の職人:
【chara 911 face 2 (joy)】
よく勉強してるな、物知りねえちゃん。
【chara 911 face 1 (normal)】
なのに立ち入り禁止の札は読めなかったのか?
【chara 911 face 4 (sad)】
勝手に入ってもらっちゃ困るぜ、出てってくれ。
voice: vo_adv_5140004_127
機関室の職人:
【chara 911 face 4 (sad)】
学生さんらが社会科見学中って話は聞いてるけどよ。
この「機関室」ってえのァ、言ってみりゃメルクリゾートの心臓部だ。
【chara 911 face 1 (normal)】
素人が迂闊に近付いちゃなんねえ聖域なのさ。
voice: vo_adv_5140004_128
ユニ:
【chara 129311 face 4 (sad)】
左様か、それは申し訳ない。
【chara 129311 face 6 (surprised)】
だが、ここが心臓部とはどういうことだろうか。
voice: vo_adv_5140004_129
機関室の職人:
【chara 911 face 1 (normal)】
さっきあんたが言いかけてた通りさ。
ここに並んでるのは、科学と魔導のハイブリッド機関「魔導罐」だ。
【chara 911 face 2 (joy)】
それもめっぽう最新鋭のな。
voice: vo_adv_5140004_130
クロエ:
【chara 129411 face 1 (normal)】
まどうがま。
voice: vo_adv_5140004_131
機関室の職人:
【chara 911 face 2 (joy)】
ああ、炎の令嬢アキノ・ウィスタリア総指揮のもと、
ウィスタリアグループの関連企業各社がその技術を結集して開発した、
めっぽう最新鋭の動力システムよ。
voice: vo_adv_5140004_132
ユニ:
【chara 129311 face 1 (normal)】
魔導罐といえば、それ一基で膨大なエネルギーを精製できると聞く。
【chara 129311 face 6 (surprised)】
地上の温水プールに必要な熱や、造波装置に必要な動力は、
皆これらの魔導罐によって齎されているわけか。
voice: vo_adv_5140004_133
機関室の職人:
【chara 911 face 2 (joy)】
ああ。
凍える大地にあって園内全館をぽかぽか陽気に保っていられるのも、
このめっぽう最新鋭な魔道罐のおかげってわけよ。
voice: vo_adv_5140004_134
チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】
「最新鋭」めっちゃ強調しますね。
voice: vo_adv_5140004_135
機関室の職人:
【chara 911 face 2 (joy)】
ああ、なにせめっぽう最新鋭すぎて、
俺たち下請けにも若干未知数なところがあるぐらいだからな。
voice: vo_adv_5140004_136
クロエ:
【chara 129411 face 4 (sad)】
えー……魔導罐、大丈夫そ?
voice: vo_adv_5140004_137
機関室の職人:
【chara 911 face 4 (sad)】
いや、だからだよ。
だから迂闊に近付くな、って言ってるんだ。
【chara 911 face 3 (anger)】
ったくよォ、最近の学生は本当に考えが足りねえな。
voice: vo_adv_5140004_138
クロエ:
【chara 129411 face 3 (anger)】
あ?
voice: vo_adv_5140004_139
機関室の職人:
【chara 911 face 3 (anger)】
おらおら! 問題起こす前に、常識も知らねえ素人は帰れ帰れ!
voice: vo_adv_5140004_140
チエル:
【chara 129511 face 3 (anger)】
こんな汗くちゃいトコ、言われなくても帰りますー!
そんな言い方しなくてもいいのに、かんじわるー!
voice: vo_adv_5140004_141
ユニ:
【chara 129311 face 1 (normal)】
構うなチエル君、そして静かに祈ろう。
どうか魔道罐に何らかの問題が発生して、
彼が本社のお偉方からねちねち執拗に責められんことを。
voice: vo_adv_5140004_142
チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】
なんなら取り返しのつかない大故障が起こってほしい。
voice: vo_adv_5140004_143
クロエ:
【chara 129411 face 1 (normal)】
いっそ爆発とかしてくんないかな。
voice: vo_adv_5140004_144
チエル:
【chara 129511 face 1 (normal)】
あ、ソレですね断然。
メ団絡みだし、実際ワンチャン有りそうなオチですよね。
voice: vo_adv_5140004_145
ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】
ああ、根拠が「メ団だから」というのは極めて説得力のある推論だ。
【chara 129311 face 1 (normal)】
むしろ爆発のために作られたような気さえしてくる。
voice: vo_adv_5140004_146
クロエ:
【chara 129411 face 2 (joy)】
──だし、あとリアルに爆発起きましたーってなったら、
悪い意味で騒がれてプロモーション効果も見込めるじゃないすか。
【chara 129411 face 7 (special_a)】
爆発とかけてエクスプロモージョン、なんつって? 【chara 129411 face 1 (normal)】
やかましいわ。
voice: vo_adv_5140004_147
なかよし部:
【chara 129511 face 2 (joy)】
【chara 129311 face 2 (joy)】
【chara 129411 face 7 (special_a)】
【chara 1 face 1 (normal)】
げらげらげらげら!
voice: vo_adv_5140004_148
機関室の職人:
【chara 911 face 3 (anger)】
クソガキ共が……
言っていい冗談と悪い冗談があんだろうが!
voice: vo_adv_5140004_149
クロエ:
【chara 129411 face 3 (anger)】
あ? なんだこのおっちゃん、急にでかい声出して。
voice: vo_adv_5140004_150
ユニ:
【chara 129311 face 1 (normal)】
メ団の爆発は必要悪──いや、もはや様式美だ。
【chara 129311 face 3 (anger)】
地獄も知らない素人が口を挟まないでもらいたい。
voice: vo_adv_5140004_151
機関室の職人:
【chara 911 face 4 (sad)】
だから爆発とか、そういう不吉なことを言うなって言ってんだよ!
俺はこう見えて験を担ぐ方なんだ!
職人の聖域で、縁起でもねえこと口にすんじゃねえ!
voice: vo_adv_5140004_152
クロエ:
【chara 129411 face 4 (sad)】
いや知らんし、あんたに言ってるわけじゃねーわ。
うら若き乙女が、身内でガールズトークに華咲かせてるだけだわ。
voice: vo_adv_5140004_153
チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】
ねー? ちょっと爆発見たいって言ってるだけなのにねー?
voice: vo_adv_5140004_154
機関室の職人:
【chara 911 face 6 (surprised)】
言うなって言ってんだろ、フラグ立てに来たのかテメエらは!?
【chara 911 face 4 (sad)】
今週のかに座は女難の相が出てるから、
おまえらが来た時点で俺はもうちょっぴりナーバスになってるんだよ!
voice: vo_adv_5140004_155
クロエ:
【chara 129411 face 7 (special_a)】
かに座(笑)
voice: vo_adv_5140004_156
チエル:
【chara 129511 face 3 (anger)】
そんな個人情報、聞いてませんー!
機嫌悪いからって怒鳴らないでくださいー!
voice: vo_adv_5140004_157
ユニ:
【chara 129311 face 3 (anger)】
ばーくはつ! ばーくはつ!
voice: vo_adv_5140004_158
機関室の職人:
【chara 911 face 3 (anger)】
こ、この野郎……!
ふざけんな! ブン殴られてえのか!?
voice: vo_adv_5140004_159
なかよし部:
【chara 1 face 1 (normal)】
いいから爆発しろ!
voice: vo_adv_5140004_160
機関室の弟子:
【chara 811 face 2 (joy)】
親方ァ~! おやつの時間ですぜ!
出来立てのほかほかメリゾ饅頭──
voice: vo_adv_5140004_161
機関室の弟子:
【chara 811 face 4 (sad)】
──あれ、親方? 学生さんたちと何してんの……?
voice: vo_adv_5140004_162
機関室の職人:
【chara 911 face 4 (sad)】
う、ううっ……ひどいやこの子たち……
今のご時世、大人が子供を殴れないこと知ってて言いたい放題……
voice: vo_adv_5140004_163
チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】
ちょっともぉー、誰ですか泣かせたのー?
voice: vo_adv_5140004_164
クロエ:
【chara 129411 face 4 (sad)】
今週のかに座、どんだけナーバスなんだよ。
voice: vo_adv_5140004_165
機関室の弟子:
【chara 811 face 4 (sad)】
ええーっと……【chara 811 face 2 (joy)】
とりあえず、みんなで饅頭でも食うかい?
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
一触即発の危機に瀕した、なかよし部とナーバスかに座おじさん。
しかし、出来立てのほかほかメリゾ饅頭によって、
世界はふたたび笑顔に包まれたのであった。めでたし、めでたし。
voice: vo_adv_5140004_166
ユニ:
【chara 129311 face 11 (special_e)】
おじちゃん、さっきはごめんね?
voice: vo_adv_5140004_167
機関室の職人:
【chara 911 face 2 (joy)】
ううん、こっちこそ。
えへへ、お饅頭おいしいね。