及第通過と因果の火車
なかよし部は迷走の末に、当たり障りのない無難なPR映像を完成させる。マリアたちはそれを良しとするも、どこか不満げな反応だった。一方、機関室では魔導罐が炎上し、なかよし部が関与を疑われる。


-------------- situation:
及第通過と因果の火車
--------------

voice: vo_adv_5140005_000
チエル:
【chara 129511 face 7 (special_a)】 ちぇる~ん☆
世界の美少女ちえるんだよっ!
【chara 129511 face 2 (joy)】 みんな、はじめまして&おひさしブリリアント~!

voice: vo_adv_5140005_001
チエル:
【chara 129511 face 1 (normal)】 えっとね、今日はね、配信じゃなくて動画なんだけどぉ~!
あ、カメラさん後ろ映して。【chara 129511 face 2 (joy)】 ハイみんな見えますかー?
すごいでしょ~? なんとチエル、ただいま海に来てまァーす!

voice: vo_adv_5140005_002
チエル:
【chara 129511 face 2 (joy)】 嘘でーす! プールでーす!
アハハハ、だって同じでしょ? ほら、変わんなくない?

voice: vo_adv_5140005_003
チエル:
【chara 129511 face 1 (normal)】 でですね? 【chara 129511 face 6 (surprised)】 えー、ここが何処かって言いますとぉ~!
【chara 129511 face 1 (normal)】 今度オープンする『メルクリゾート・ウィスタリアンズ』さんです!

voice: vo_adv_5140005_004
チエル:
【chara 129511 face 2 (joy)】 そして、なんと!
このたびチエルはメリゾさんから宣伝大使に任命されちゃいました~!
ぱちぱちぱちぱち~!

voice: vo_adv_5140005_005
チエル:
【chara 129511 face 1 (normal)】 でっ!
今日はせっかくの「案件」なのに、一人じゃ画が寂しいゾってことで、
【chara 129511 face 2 (joy)】 チエルが普段からかわいがってる、学校の先輩たちを連れてきました!

voice: vo_adv_5140005_006
ユニ:
【chara 129311 face 2 (joy)】 こんにちは~、ユニです。

voice: vo_adv_5140005_007
クロエ:
【chara 129412 face 2 (joy)】 あ、クロエです。お願いしまーす。

voice: vo_adv_5140005_008
チエル:
【chara 129511 face 2 (joy)】 はーい、こんなカンジの仲良し美少女3人組で、
『メルクリゾート』の魅力を隅から隅まで元気にお伝えしまっす!
せぇーのっ!

voice: vo_adv_5140005_009
仲良し美少女3人組:
【chara 129511 face 2 (joy)】 【chara 129311 face 2 (joy)】 【chara 129412 face 2 (joy)】 【chara 1 face 1 (normal)】 レッツ、ゴー!

voice: vo_adv_5140005_010
チエル:
【chara 129511 face 2 (joy)】 ではまず最初、こちらプールエリアの方からご紹介──

voice: vo_adv_5140005_011
ユニ:
【chara 129311 face 1 (normal)】 ──という、
まっとうなプロモーションムービーを作ってみたが、どうだろうか。

voice: vo_adv_5140005_012
マリア:
【chara 7114 face 2 (joy)】 はい、確認しました。
特段の問題はないかと。

voice: vo_adv_5140005_013
クロエの友人1:
【chara 2915 face 1 (normal)】 私もそう思いますわ。

voice: vo_adv_5140005_014
クロエの友人2:
【chara 3114 face 1 (normal)】 とても分かりやすかったですわ。

voice: vo_adv_5140005_015
チエル:
【chara 129511 face 6 (surprised)】 あ、ほんとです?

voice: vo_adv_5140005_016
マリア:
【chara 7114 face 2 (joy)】 ええ。
無駄のない構成でありながら、要件も的確に押さえられています。
商用の販促素材として、十分に成立していると言えるでしょう。

voice: vo_adv_5140005_017
ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】 ふむ、そういう感想になるよう逆算して作ったからな。

voice: vo_adv_5140005_018
クロエ:
【chara 129411 face 1 (normal)】 いいけど、
成立してるって優・良・可の「可」ぐらいのニュアンスだよね。

voice: vo_adv_5140005_019
マリア:
【chara 7114 face 1 (normal)】 そうですね。

voice: vo_adv_5140005_020
ユニ:
【chara 129311 face 1 (normal)】 了解した。
ではこれを以って、本特別講座の成果物とする。
一同、よろしいか。

voice: vo_adv_5140005_021
クロエの友人1:
【chara 2915 face 1 (normal)】 ええ。

voice: vo_adv_5140005_022
クロエの友人2:
【chara 3114 face 2 (joy)】 異論はありませんわ。

voice: vo_adv_5140005_023
マリア:
【chara 7114 face 1 (normal)】 …………

voice: vo_adv_5140005_024
ユニ:
【chara 129311 face 4 (sad)】 なんだい、諸君。
長きにわたる戦いが終わったというのに、歓声のひとつもないのかね。

voice: vo_adv_5140005_025
マリア:
【chara 7114 face 6 (surprised)】 それを言うなら、あなた方もでは?

voice: vo_adv_5140005_026
クロエ:
【chara 129411 face 4 (sad)】 あァ……まァ……

voice: vo_adv_5140005_027
チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】 なんでしょうね。
やっと終わったー、っていうのは勿論あるんですけど。

voice: vo_adv_5140005_028
ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】 達成感はあっても充足感はない、といったところか。

voice: vo_adv_5140005_029
クロエ:
【chara 129411 face 4 (sad)】 や、いんだけどね?
全然いんだけど、さんざん迷走して、
結果「あ、コレが正解だったんだ」っていう……肩透かし感?

voice: vo_adv_5140005_030
マリア:
【chara 7114 face 4 (sad)】 正解かどうかは分かりません。
【chara 7114 face 1 (normal)】 それはクライアントである先生方、ないし世論の判断することです。

voice: vo_adv_5140005_031
ユニ:
【chara 129311 face 1 (normal)】 是非もなしだ。
ともあれ、我々は役割を果たし終えた。
【chara 129311 face 6 (surprised)】 生徒会長、先の工程は請け負うと言ったな。【chara 129311 face 1 (normal)】 あとはよしなに。

voice: vo_adv_5140005_032
マリア:
【chara 7114 face 1 (normal)】 …………

voice: vo_adv_5140005_033
マリア:
【chara 7114 face 1 (normal)】 分かりました。

voice: vo_adv_5140005_034
クロエの友人1:
【chara 2915 face 1 (normal)】 なかよし部の皆さん、お疲れさまでしたわ。

voice: vo_adv_5140005_035
クロエの友人2:
【chara 3114 face 1 (normal)】 楽しい作品をたくさん見せていただいて、ありがとうございましたわ。

voice: vo_adv_5140005_036
クロエ:
【chara 129411 face 6 (surprised)】 え? ああ、今日まで山積まれてきたボツ作品集ね。
【chara 129411 face 4 (sad)】 や、あの辺はたぶん後々ハズいし、速やかに忘れてもろて。

voice: vo_adv_5140005_037
クロエ:
【chara 129411 face 6 (surprised)】 ちょーちょー、{player}もソレ──
保存魔石に入ってるデータ、ちゃんと消しときーよ?

voice: vo_adv_5140005_038
クロエの友人1:
【chara 2915 face 6 (surprised)】 そんな、勿体ないですわ!

voice: vo_adv_5140005_039
クロエの友人2:
【chara 3114 face 4 (sad)】 授業の課題としては、少々その、アレでしたけれど……
【chara 3114 face 1 (normal)】 個人的には私たち、いつものなかよし部さんらしくて好きでしたのよ。

Choice: (1) 僕もそう思う。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5140005_040
チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】 えー、今更そんなこと言われても困惑。

voice: vo_adv_5140005_041
クロエ:
【chara 129411 face 4 (sad)】 てか、いつものうちらって何だよ。

voice: vo_adv_5140005_042
ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】 ふむ、あるいはそれが明確に見えていれば、
他にまた遣り様はあったのかもしれないな。
【chara 129311 face 1 (normal)】 ともあれ、今回のところはこれにて万事──

voice: vo_adv_5140005_043
クロエ:
【chara 129511 face 6 (surprised)】 【chara 129311 face 6 (surprised)】 【chara 129411 face 6 (surprised)】 【chara 129411 face 4 (sad)】 ……待って。なんか音してない?

voice: vo_adv_5140005_044
チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】 して……ますねえ……? 【chara 129511 face 6 (surprised)】 足元から?

voice: vo_adv_5140005_045
若手スタッフ:
【chara 312 face 6 (surprised)】 チーフ、本部より通達です!
【chara 312 face 4 (sad)】 園内各所にて、謎の振動現象が確認されているとのこと!

voice: vo_adv_5140005_046
年輩スタッフ:
【chara 1413 face 6 (surprised)】 この揺れ方は地震じゃねえな……おそらく地下動力網の異常だ。
【chara 1413 face 3 (anger)】 万一もあるぞ、指定避難区域への経路を確保しておけ!

voice: vo_adv_5140005_047
チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】 なんかスタッフの人たち、にわかにザワつきだしてますけども……

voice: vo_adv_5140005_048
マリア:
【chara 7114 face 1 (normal)】 失礼、社会科見学中の生徒代表です。【chara 7114 face 6 (surprised)】 何かあったのでしょうか?

voice: vo_adv_5140005_049
若手スタッフ:
【chara 312 face 4 (sad)】 すみません、現在確認中です。
安全が確保されるまでプールや屋内には立ち入らないよう、
生徒さんへの指導お願いします。

voice: vo_adv_5140005_050
クロエ:
【chara 129411 face 4 (sad)】 あれ……わりとガチめっぽい空気だコレ……

voice: vo_adv_5140005_051
年輩スタッフ:
【chara 1413 face 3 (anger)】 南C区より本部へ!
おい、現在の状況はどうなって──

voice: vo_adv_5140005_052
通信魔道具の声:
【chara 1 face 1 (normal)】 本部より緊急! 機関室にて異常を確認!
振動の発生源は魔導罐、機関室の魔導罐3号です!

voice: vo_adv_5140005_053
ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】 なに? 魔導罐、だと……?

voice: vo_adv_5140005_054
マリア:
【chara 7114 face 6 (surprised)】 どうかしたのですか。

voice: vo_adv_5140005_055
ユニ:
【chara 129311 face 4 (sad)】 ああ、いや……

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_5140005_056
なかよし部:
【chara 1 face 1 (normal)】 いいから爆発しろ!

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_5140005_057
ユニ:
【chara 129311 face 4 (sad)】 いや……うん、何でもない。
決して何でもないのだが……何だろう、そこはかとなく嫌な予感が……

voice: vo_adv_5140005_058
クロエ:
【chara 129411 face 4 (sad)】 え……まさかね?

voice: vo_adv_5140005_059
チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】 まさかですよ、ないないない!
うちら言霊使いじゃないんですから、
【chara 129511 face 2 (joy)】 そんな、口にしただけのコトが現実に起こるなんて──

voice: vo_adv_5140005_060
通信魔道具の声:
【chara 1 face 1 (normal)】 機関室、全員退避ィー! 爆発するぞおおぉぉぉ!!

voice: vo_adv_5140005_061
なかよし部:
【chara 129511 face 9 (special_c)】 【chara 129311 face 9 (special_c)】 【chara 129411 face 9 (special_c)】 【chara 1 face 1 (normal)】 ……え?

--- Switch scene ---

story_still_514000501
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ドオオォォォ──ン!!

voice: vo_adv_5140005_062
なかよし部:
【chara 1 face 1 (normal)】 ああああぁぁ──ッ!

voice: vo_adv_5140005_063
通信魔道具の声:
【chara 1 face 1 (normal)】 緊急! 緊急! 機関室にて爆発事故発生!

voice: vo_adv_5140005_064
マリア:
【chara 7114 face 6 (surprised)】 んほおおお! メリゾ燃えてるゥー!?

Choice: (2) みんなが楽しみにしてたやつだね。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_5140005_065
マリア:
【chara 7114 face 4 (sad)】 ハ? ルーセントの方、いま何と……

voice: vo_adv_5140005_066
チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】 ちょおーーーっと先輩!?
こんなときに人聞きの悪すぎること口走らないでもらえません!?

voice: vo_adv_5140005_067
ユニ:
【chara 129311 face 9 (special_c)】 あばばば……
まずいぞ諸君、この流れには既視感がある。
世界の理が、例によって我々を陥れようとしている。

voice: vo_adv_5140005_068
マリア:
【chara 7114 face 3 (anger)】 待ちなさい、なぜ貴女たちが動揺しているのです。
【chara 7114 face 6 (surprised)】 はっ……まさか、あの爆発に関与しているのでは……

voice: vo_adv_5140005_069
クロエ:
【chara 129411 face 6 (surprised)】 してないしてない! 今回はマジで何もしてない!

voice: vo_adv_5140005_070
チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】 今回「も」ですよ!
いつも微妙に掠ってるだけなのに、
なぜか諸悪の根源ポジ押し付けられてきただけですよ!

voice: vo_adv_5140005_071
ユニ:
【chara 129311 face 4 (sad)】 然り。
つまりこのままでは、またしても我々は……

voice: vo_adv_5140005_072
ロゼッタ:
【chara 1 face 1 (normal)】 ぽーん!
諸悪の根源まっしぐらです!

voice: vo_adv_5140005_073
ユニ:
【chara 129311 face 3 (anger)】 おのれ、世界め。
【chara 129311 face 4 (sad)】 だが事が起こってしまった以上、
今は少しでも被害が小さいことを願って──

voice: vo_adv_5140005_074
通信魔道具の声:
【chara 1 face 1 (normal)】 駄目です、被害は急速に拡大中!
魔導罐3号、凄まじい炎です! さながら地獄の業火です!
これはもはや常夏の楽園ならぬ、灼熱の爆炎です!

voice: vo_adv_5140005_075
クロエ:
【chara 129411 face 4 (sad)】 誰なんだよ、あいつ。
この非常時に、いちいち上手いこと言わなくていいんだよ。

voice: vo_adv_5140005_076
年輩スタッフ:
【chara 1413 face 4 (sad)】 なんてこった、みんな燃えちまう……
ありゃ地上のすべてを灰燼に帰す、終焉の炎だ……

voice: vo_adv_5140005_077
チエル:
【chara 129511 face 9 (special_c)】 おじさんおじさん、そんなことないですよ!?
あのぐらいちょっとしたボヤですから!
冬場はよくあるんです、騒ぐほどのことじゃありません!

voice: vo_adv_5140005_078
クロエ:
【chara 129411 face 9 (special_c)】 そそそ、全然トロ火じゃんね?
あんなのシチューことこと煮込むときの火力でしょ。
ヨユーヨユー、あの程度のボヤなら秒で消火──

voice: vo_adv_5140005_079
通信魔道具の声:
【chara 1 face 1 (normal)】 ああーっと、消火班間に合わない!
魔導罐3号、健闘むなしくここで轟沈だ~!

voice: vo_adv_5140005_080
なかよし部:
【chara 1 face 1 (normal)】 ……え?

voice: vo_adv_5140005_081
通信魔道具の声:
【chara 1 face 1 (normal)】 そして貪欲な炎は、
さらに他の魔導罐をも呑み込もうとしているーッ!
被害はどこまで大きくなってしまうのかァーーーッ!?

--- Switch scene ---

story_still_514000502
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ドォォン!
ドドォォォーン!
ドドドドドドォォーーーーン!!

voice: vo_adv_5140005_082
なかよし部:
【chara 1 face 1 (normal)】 ぎゃあああーーーッ!!

voice: vo_adv_5140005_083
通信魔道具の声:
【chara 1 face 1 (normal)】 で、出たー、誘爆ゥーッ!
出てしまった最悪の事態! ここで伝家の宝刀、誘爆です!
魔導罐3号に続いて、4号5号6号と次々に大破炎上しているー!

voice: vo_adv_5140005_084
チエル:
【chara 129511 face 9 (special_c)】 いやあああ! もう許してぇぇぇ……!

voice: vo_adv_5140005_085
通信魔道具の声:
【chara 1 face 1 (normal)】 だが止まらなァーい! 爆発の連鎖は止まりません!
天を衝く業火、砕け散る天蓋、そして吹き込むブリザード!
これはもう収拾がつかない、炎と吹雪の狂騒曲だァー!

voice: vo_adv_5140005_086
通信魔道具の声:
【chara 1 face 1 (normal)】 なんという惨事! なんという悲劇!
どうしてこんなことになってしまったのか!
この怒りと悲しみを、我々はどこへぶつければ良いのでしょう!

voice: vo_adv_5140005_087
若手スタッフ:
【chara 312 face 3 (anger)】 そんなの決まってるじゃないですか……
この大惨事を引き起こした「諸悪の根源」にですよ……!

voice: vo_adv_5140005_088
年輩スタッフ:
【chara 1413 face 3 (anger)】 ようし、魔女狩りの時間だ!
どこかで息を潜めている「諸悪の根源」を炙りだしてやろうぜ!
一族郎党、みな殺しだ!

voice: vo_adv_5140005_089
復讐に燃える漢たち:
【chara 1 face 1 (normal)】 おおーーーッ!

voice: vo_adv_5140005_090
なかよし部:
【chara 1 face 1 (normal)】 あばばばば……

still display end
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 しかし、その後──
熟練の魔術師をふくむ消火班本体が到着するや、
機関室を襲っていた火の手は存外に手際よく鎮められたのだった。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 マリアとなかよし部が、おそるおそる現場を訪ねて来たとき──
焼け残った機関室にはすでに騎士団が介入していて、
実況見分と現場責任者への事情聴取が進められていた。

voice: vo_adv_5140005_091
騎士1:
【chara 712 face 1 (normal)】 いや、お父さんね、そうは言うけどさあ?
そのとき現場にいたのは、あなた一人だったんでしょう?
魔導罐3号、あなたが何かしちゃったんじゃないんですか?

voice: vo_adv_5140005_092
機関室の職人:
【chara 911 face 4 (sad)】 違うんです。何もしてないのに壊れたんです。

voice: vo_adv_5140005_093
騎士2:
【chara 711 face 1 (normal)】 あのねえ、機械を壊した人はみんなそう言うんだよ。
何もしてないじゃなくて、
何も知らないから適当にいじくっちゃったんじゃないの?

voice: vo_adv_5140005_094
ユニ:
【chara 129311 face 6 (surprised)】 おお、見たまえ諸君。
あの口と態度と性格の悪い男が、なにやら公的権力に詰められている。
【chara 129311 face 1 (normal)】 チエル君、我々の切なる祈りが通じたようだぞ。

voice: vo_adv_5140005_095
機関室の職人:
【chara 911 face 6 (surprised)】 あッ、いた!
【chara 911 face 4 (sad)】 騎士さん、あいつらですよ!
ボクがさっき言った、怪しいやつらって!

voice: vo_adv_5140005_096
マリア:
【chara 7114 face 4 (sad)】 口と態度と性格の悪い男、あなた方を指差しているようですが。

voice: vo_adv_5140005_097
機関室の職人:
【chara 911 face 4 (sad)】 あの学生たち、きのう許可もなくここに無断侵入していたんです!
しかも魔導罐の情報を、根掘り葉掘りしつこく聞き出そうとしました!
今にして思えば、あれはとても不審な行動だったと思います!

voice: vo_adv_5140005_098
チエル:
【chara 129511 face 6 (surprised)】 ああーッ、ずっる!
あの情緒不安定おじさん、
自分が疑われてるからって、こっちに容疑なすりつけよーとしてる!

voice: vo_adv_5140005_099
ユニ:
【chara 129311 face 4 (sad)】 なんという恥ずかしい大人だ。
【chara 129311 face 3 (anger)】 さては、あやつが今回の「諸悪の根源」か?

voice: vo_adv_5140005_100
クロエ:
【chara 129411 face 3 (anger)】 こうなってくると騎士団、俄然ジャマだな。
公僕の目ェなかったらあのかに座、秒で殺してンだけど。

voice: vo_adv_5140005_101
マリア:
【chara 7114 face 4 (sad)】 あの、一応確認しておきますが……
あなた方、本当に潔白なんですよね?

voice: vo_adv_5140005_102
騎士1:
【chara 712 face 1 (normal)】 学生諸君。
彼の供述は聞こえていたと思うが、君たちの言い分は?

voice: vo_adv_5140005_103
ユニ:
【chara 129311 face 1 (normal)】 言い分も何もない。
あの日のぼくらは社会科見学の一環として、
当世最新鋭の動力機関について学術的に知見を得ていただけだ。

voice: vo_adv_5140005_104
ユニ:
【chara 129311 face 1 (normal)】 端的に言えば、ただのお勉強。
ちなみに我々が籍を置くのは、王都の名門『聖テレサ女学院』だ。

voice: vo_adv_5140005_105
騎士2:
【chara 711 face 1 (normal)】 おお……
数々の分野に才女を輩出している、あの由緒正しき伝統校か……

voice: vo_adv_5140005_106
チエル:
【chara 129511 face 6 (surprised)】 流れ変わりましたね。
テレ女のブランド効果つよつよです。

voice: vo_adv_5140005_107
マリア:
【chara 7114 face 1 (normal)】 そうらしいですね。
その名の誉れには、醜いほど執心し続ける卒業生も多いと聞きます。

voice: vo_adv_5140005_108
ユニ:
【chara 129311 face 1 (normal)】 そして、我々がいま本施設に逗留しているのは、
学院の非常勤講師【メルクリウス財団】の指導による。

voice: vo_adv_5140005_109
騎士2:
【chara 711 face 1 (normal)】 おお……
新興ながら瞬く間にその名を馳せた、あの経済界の風雲児たちか……

voice: vo_adv_5140005_110
ユニ:
【chara 129311 face 1 (normal)】 さらにちなむと、メ団のギルマスはあのウィスタリア家のご令嬢だよ。

voice: vo_adv_5140005_111
クロエ:
【chara 129411 face 2 (joy)】 さすがパイセン、虎の威を借りることに何の躊躇もない女狐だぜ!

voice: vo_adv_5140005_112
ユニ:
【chara 129311 face 1 (normal)】 当該財団は、周知のとおり本施設の運営母体でもある。
【chara 129311 face 4 (sad)】 彼女らがいま職務で王都へ戻っているのは残念だ。
【chara 129311 face 1 (normal)】 もしこの場にいれば、我々にかかる容疑など一笑に付していただろう。

voice: vo_adv_5140005_113
騎士1:
【chara 712 face 1 (normal)】 そ、そうなのか……
まあ、名門校の生徒さんがそう言うなら……

voice: vo_adv_5140005_114
騎士2:
【chara 711 face 1 (normal)】 ああ、そうだな……
ウィスタリア家の関係者がそう言うなら……

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機関室の職人:
【chara 911 face 4 (sad)】 で、でも騎士さん、ボク聞いたんです!
あいつら爆発見たいとか言いながら、げらげら笑っていたんです!

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騎士1:
【chara 712 face 1 (normal)】 なにっ、魔導罐を肴にそんな猟奇的発言を?

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マリア:
【chara 7114 face 4 (sad)】 ええっ! 何てことしてるのクロエちゃん! ばかなの!? 

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クロエ:
【chara 129411 face 4 (sad)】 いや、アレはだって、ノリじゃん。
どー考えたって本気なわけないじゃん。

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チエル:
【chara 129511 face 4 (sad)】 通称ブラックジョーク。

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騎士2:
【chara 711 face 1 (normal)】 むっ? では発言したこと自体は認めるのか?

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クロエ:
【chara 129411 face 6 (surprised)】 えっ、いや……
だから、言ったか言ってないかで言えば……【chara 129411 face 4 (sad)】 まあ、言ったんだけど。

voice: vo_adv_5140005_122
マリア:
【chara 7114 face 6 (surprised)】 えっ! なんで認めちゃうの、クロエちゃん!?
【chara 7114 face 4 (sad)】 物証も何もないんだから適当にバックレとけばいいのに! 

voice: vo_adv_5140005_123
騎士1:
【chara 712 face 1 (normal)】 そうか、どうやら詳しく確認させてもらう必要がありそうだ。
続きは「詰め所」でゆっくり聞こうか。

voice: vo_adv_5140005_124
クロエ:
【chara 129411 face 6 (surprised)】 え?

voice: vo_adv_5140005_125
マリア:
【chara 7114 face 6 (surprised)】 えっ!? 

voice: vo_adv_5140005_126
騎士1:
【chara 712 face 1 (normal)】 連れていけ、3人ともだ。

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なかよし部:
【chara 1 face 1 (normal)】 えええぇぇーーーッ!?

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 こうして濡れ衣着せられ体質のなかよし部3人は、
メルクリゾート爆破事件の重要参考人として、
またしてもあらぬ疑いをかけられてしまうのであった。

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マリア:
【chara 7114 face 4 (sad)】 クロエちゃ~ん……! 困るよもう、騎士団沙汰とか!
またうるさいオバさんたちが圧かけてくるじゃん……

voice: vo_adv_5140005_129
マリア:
【chara 7114 face 4 (sad)】 はぁ……しょーがない、しばらく隠れててもらうか……