スタンピード&ブレーキ
グロゴ団に囚われたワカナたち。こんなことになったのはわざと失敗をした自分のせいだとワカナは項垂れるが──そこへ生死不明のはずのヤマトが現れ姉妹を鼓舞。【バンディ・シスターズ】は再び立ち上がる。
-------------- situation:
スタンピード&ブレーキ
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
翌日。
グロゴ団のアジトにて──
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
フブキは故障させた車の修理をさせられていた。
voice: vo_adv_5156005_000
団員1:
【chara 52111 face 3 (anger)】
オラ、ちゃっちゃと直しやがれ!
このクソガキ!
voice: vo_adv_5156005_001
フブキ:
【chara 130212 face 4 (sad)】
いたぁん! うぅ~……
カマでお尻つつかないで~
voice: vo_adv_5156005_002
団員1:
【chara 52111 face 3 (anger)】
るせ!
お前らに裏切られたカシラの心の方が、100倍いてぇんだよ。
生かされてるだけでも有難いと思え!
voice: vo_adv_5156005_003
フブキ:
【chara 130212 face 4 (sad)】
やぁんっ。
ツンツンしちゃやだぁ~
voice: vo_adv_5156005_004
団員1:
【chara 52111 face 3 (anger)】
いいか? テメェがイカれさせた俺たちのアシ、
全車両修理するまではメシ抜きだからな!
わかったか、このクソザコガキが!
voice: vo_adv_5156005_005
フブキ:
【chara 130212 face 4 (sad)】
うぇ~ん、ツライよ~
ひもじいよ~
voice: vo_adv_5156005_006
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
フブキちゃん……!
あれじゃまるで奴隷扱いです……
……ごめんね、わたしのせいで……
Choice: (1) 僕たち、檻の中だもんね……
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5156005_007
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
はい……
わたしたち、フブキちゃんみたいに利用価値がないから……
voice: vo_adv_5156005_008
ワカナ:
【chara 130112 face 6 (surprised)】
って、ああっ、ごめんなさい。
【chara 130112 face 4 (sad)】
わたしなんかと一緒にしちゃって。
voice: vo_adv_5156005_009
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
それに、こんなふうに二人で檻に入れられるなんて、
窮屈ですよね、ごめんなさいごめんなさい……
Choice: (2) そんなに謝らないで。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_5156005_010
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
……
謝らない、わけにはいきません……
voice: vo_adv_5156005_011
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
あの後、グロゴ団に捕まって……
フブキちゃんは奴隷扱い……
わたしたちは檻の中……姉さんはその後行方知れずです。
voice: vo_adv_5156005_012
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
でも、いくら姉さんとはいえ、
あんな状況で逃げ切れたとは、とても……
voice: vo_adv_5156005_013
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
考えたくないけど……
う、ううう……
voice: vo_adv_5156005_014
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
【バンディ・シスターズ】を壊滅させちゃったのは、
このわたしなんですから……!
Choice: (3) 失敗は誰にだってあるよ。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_5156005_015
ワカナ:
【chara 130112 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_5156005_016
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
……あなたは……
叱らないんですね。
失敗した、わたしのこと。
voice: vo_adv_5156005_017
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_5156005_018
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
話し、ちゃおっ……かな……
ホントのこと。
ちょっとだけ。
Choice: (4) ……?
----- Tag 4 -----
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5156005_019
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_5156005_020
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
……姉さんって。
放っておくと、悪いことばっかりしちゃうんです。
voice: vo_adv_5156005_021
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
「こういう風にしか生きられない」とか、
「正義や法律が何をしてくれるんだ」とか……それが口グセで。
やりたいことのためなら、【chara 130112 face 2 (joy)】
ふふ、ルールなんてお構いなし。
voice: vo_adv_5156005_022
ワカナ:
【chara 130112 face 2 (joy)】
喧嘩なんて、もう毎日──
警察のお世話になることも、しょっちゅうでした。
voice: vo_adv_5156005_023
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
でも……そんなふうに好き勝手暴れていても、
当の姉さんはいつだって、物足りなさそうで、苛立っていて。
voice: vo_adv_5156005_024
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
いつか……いつか……
姉さんの中の煮えたぎるものが暴発して、
取り返しのつかないことになっちゃうんじゃないかって……
voice: vo_adv_5156005_025
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
そうなったら姉さん、
わたしとフブキちゃんのそばから
いなくなっちゃうんじゃないかって……
voice: vo_adv_5156005_026
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
わたし、ずっと、怖くて…………!
voice: vo_adv_5156005_027
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
……だから、
『この場所』に姉さんを連れてきたんです。
ここで、ガス抜きをしてもらうために。
Choice: (5) この場所?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_5156005_028
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
はい。
──レジェンドオブアストルムに。
Choice: (6) ……そうだったんだね。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_5156005_029
ワカナ:
【chara 130112 face 2 (joy)】
ふふ、【chara 130112 face 4 (sad)】
でも結局、
ここでも盗賊なんていう物騒なギルドを始めてしまって。
voice: vo_adv_5156005_030
ワカナ:
【chara 130112 face 2 (joy)】
最初は、架空の世界だし、
姉さんが楽しめるならそれでいっか、なんて思ってました。
voice: vo_adv_5156005_031
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
でも、だんだん、
あなたたちと戦ったり、
同じ景色を見たりしているうちに……
voice: vo_adv_5156005_032
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
ああ、この人たちに迷惑をかけちゃいけないなって、
悪いことは、どの世界でも悪いことなんだなって……
思うようになって……
voice: vo_adv_5156005_033
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
だから……わたし……
ずっと……ずっと……
Choice: (7) ワカナちゃん?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_5156005_034
ワカナ:
【chara 130112 face 3 (anger)】
……っ!
わざと……失敗してたんです。
Choice: (8) わざと?
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_5156005_035
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
はい……
【バンディ・シスターズ】が悪事に手を染めようとするたびに、
わざと運転をミスしたり……うっかりを装って邪魔したりして……
voice: vo_adv_5156005_036
ワカナ:
【chara 130112 face 3 (anger)】
わたしが姉さんのブレーキにならなきゃ、って……
Choice: (9) じゃあ、もしかして今回も?
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_5156005_037
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
…………
盗んだ財宝は、おうちの再建のためだけに使うんだと思ってました。
【chara 130112 face 1 (normal)】
盗むのは今回が最後。幸せな暮らしのためにやるんだ、って。
voice: vo_adv_5156005_038
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
……でも、違った。
姉さんは、装備を増強して、次の悪いことに使うつもりだって……
voice: vo_adv_5156005_039
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
だから……わたし……【chara 130112 face 3 (anger)】
わたし……
失敗したんです。いつもみたいに。
voice: vo_adv_5156005_040
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
……だけど。
暴走する車に急ブレーキをかけたら、事故になるのは当然ですよね。
いつか大事故を起こしてしまうこと、心のどこかではわかってた……
voice: vo_adv_5156005_041
ワカナ:
【chara 130112 face 3 (anger)】
だから、【バンディ・シスターズ】が壊滅しちゃったのは、
わたしのせいなんです。
voice: vo_adv_5156005_042
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
わざと失敗するなんていう、
姑息な方法しかとれなかった、わたしの……!
voice: vo_adv_5156005_043
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
ごめんなさいごめんなさい……
姉さんにもそう言いたいけど……もう……言えない……!
voice: vo_adv_5156005_044
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
うう……、姉さん……!
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_5156005_045
ヤマト:
【chara 130011 face 1 (normal)】
姑息ねぇ……
よくわかってんじゃないか。
voice: vo_adv_5156005_046
ワカナ:
【chara 130112 face 6 (surprised)】
──!?
voice: vo_adv_5156005_047
ワカナ:
【chara 130112 face 6 (surprised)】
姉、さん……?
【chara 130112 face 7 (special_a)】
ひゃぁぁ! ゆ、幽霊ですか!?
voice: vo_adv_5156005_048
ヤマト:
【chara 130011 face 2 (joy)】
カハハッ、どうかねぇ。
その目で……【chara 130011 face 3 (anger)】
確かめな!
──どりゃっ……せい!
voice: vo_adv_5156005_049
団員1:
【chara 52111 face 6 (surprised)】
うぎゃっ!?
ひいぃぃっ! オイラの鎌がぁぁ…!
voice: vo_adv_5156005_050
ヤマト:
【chara 130011 face 3 (anger)】
よくもうちのフブキをかわいがってくれたねぇ。
さぁ、その首を千切りにされたくなけりゃ、
フブキをこっちへよこしな!
voice: vo_adv_5156005_051
団員1:
【chara 52111 face 3 (anger)】
う、ぐ…………
くそっ……!
voice: vo_adv_5156005_052
フブキ:
【chara 130212 face 4 (sad)】
うわ~んヤマ姉~
コワかったよぉ~っ!
voice: vo_adv_5156005_053
団員1:
【chara 52111 face 3 (anger)】
ヤマト、キサマぁ……!
voice: vo_adv_5156005_054
ヤマト:
【chara 130011 face 3 (anger)】
悪いが三下の相手をしているヒマはないんだ。
【chara 130011 face 1 (normal)】
忘れもんを回収しに来ただけだからね。すぐにお暇するよ。
voice: vo_adv_5156005_055
団員1:
【chara 52111 face 6 (surprised)】
んだとぉ?
しかもその背中に担いでんのは、うちの財宝じゃねぇか!
【chara 52111 face 3 (anger)】
ナメくさりやがって……!
voice: vo_adv_5156005_056
団員1:
【chara 52111 face 3 (anger)】
今更口に出すのも腹立たしいが、それはグロゴ団の戦利品だ!
そいつを担いでノコノコ戻ってくるなんざ、
命はいらねぇと思っていいんだなぁ!?
voice: vo_adv_5156005_057
ヤマト:
【chara 130011 face 1 (normal)】
はんっ、よく言うよ。
こいつを担いだアタシ一人、おめおめ逃がしちまったヤツらが。
voice: vo_adv_5156005_058
団員1:
【chara 52111 face 4 (sad)】
ぐぬううぅっ……!
カシラ、カシラァァァ!
voice: vo_adv_5156005_059
ヤマト:
【chara 130011 face 3 (anger)】
……フンッ。
【chara 130011 face 1 (normal)】
さぁて、と。
voice: vo_adv_5156005_060
ヤマト:
【chara 130011 face 3 (anger)】
…………ワカナ。
voice: vo_adv_5156005_061
ワカナ:
【chara 130112 face 2 (joy)】
姉さん!
voice: vo_adv_5156005_062
ワカナ:
【chara 130112 face 6 (surprised)】
──って、きゃ、きゃぁぁ!?
voice: vo_adv_5156005_063
ヤマト:
【chara 130012 face 3 (anger)】
お前のことは助けないよ。
voice: vo_adv_5156005_064
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
え、ええ……
どうして……
voice: vo_adv_5156005_065
ヤマト:
【chara 130012 face 3 (anger)】
……昔っから、鬱陶しい子だったねぇ。
アタシのやることなすこと、片っ端から邪魔しやがる。
voice: vo_adv_5156005_066
ワカナ:
【chara 130112 face 6 (surprised)】
……!
姉……さん……
【chara 130112 face 4 (sad)】
もしかして、全部、知って……?
voice: vo_adv_5156005_067
ヤマト:
【chara 130012 face 3 (anger)】
お前のザンゲを聞くまでは、確信はなかったがね。
架空だかなんだかはよくわからんが……
だいたいは合点がいったよ。【chara 130012 face 1 (normal)】
アタシのこと、止めようとしてたんだねえ。
voice: vo_adv_5156005_068
ヤマト:
【chara 130012 face 3 (anger)】
……ただねぇ、ワカナ。
幼い頃のお前と今のお前とじゃあ、
一つだけ違ってることがある。
voice: vo_adv_5156005_069
ワカナ:
【chara 130112 face 6 (surprised)】
え……?
voice: vo_adv_5156005_070
ヤマト:
【chara 130012 face 3 (anger)】
あの頃のお前は、アタシの邪魔をしようと、
非力でも正面からぶつかってきてた。
voice: vo_adv_5156005_071
ヤマト:
【chara 130012 face 1 (normal)】
今よりもずっと、バカだったよ。
voice: vo_adv_5156005_072
ワカナ:
【chara 130112 face 6 (surprised)】
……っ!
voice: vo_adv_5156005_073
フブキ:
【chara 130212 face 2 (joy)】
いひひ♡
バッカバッカバッカナ~♪
voice: vo_adv_5156005_074
ヤマト:
【chara 130012 face 3 (anger)】
もし本当にアタシを止めたけりゃ、
正面からきな!
still display end
movie: 515600501
voice: vo_adv_5156005_075
フブキ:
【chara 130212 face 7 (special_a)】
やだぁ~おじさん、あったまよわよわ~♡
voice: vo_adv_5156005_076
マッド・ジョー:
【chara 18711 face 3 (anger)】
あちち、ちち〜!
voice: vo_adv_5156005_077
ワカナ:
【chara 130112 face 7 (special_a)】
フ、フブキちゃん!?
voice: vo_adv_5156005_078
ヤマト:
【chara 130012 face 1 (normal)】
いいねぇ、フブキ。
【chara 130012 face 2 (joy)】
──そうさ、盗賊以上に面白い稼業があるかい。
voice: vo_adv_5156005_079
ワカナ:
【chara 130112 face 6 (surprised)】
姉さん……
voice: vo_adv_5156005_080
ヤマト:
【chara 130012 face 1 (normal)】
けど、ワカナ──
アンタがアタシらを止めたいってんなら、好きにしな。
voice: vo_adv_5156005_081
ヤマト:
【chara 130012 face 1 (normal)】
この世界でアタシらを止められるヤツがいるとしたら、
そりゃきっと……
voice: vo_adv_5156005_082
ヤマト:
【chara 130012 face 7 (special_a)】
アンタだけだからねぇ。
voice: vo_adv_5156005_083
ワカナ:
【chara 130112 face 6 (surprised)】
……っ!
voice: vo_adv_5156005_084
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
……今は……まだ……
【chara 130112 face 3 (anger)】
だけど、いつかは……
voice: vo_adv_5156005_085
ワカナ:
【chara 130112 face 3 (anger)】
……うん。
その日まで……諦めない……!
voice: vo_adv_5156005_086
ワカナ:
【chara 130112 face 3 (anger)】
──でも、今回は……
voice: vo_adv_5156005_087
ワカナ:
【chara 130112 face 4 (sad)】
目をつぶります~!
voice: vo_adv_5156005_088
ヤマト:
【chara 130012 face 2 (joy)】
カカカッ!
さぁ、ここからだ。崖っぷちだが、逃げ切りゃドンデンだよ!
voice: vo_adv_5156005_089
マッド・ジョー:
【chara 18711 face 3 (anger)】
クッソォォォォォ!
やり過ぎだフブキちゃん……! 追え、追えぇ!
still display end