美し過ぎるボクが嫌い
冤罪で逮捕された{player}たちは、雑居房で愛を失ったユキと出会う。ユキの愛を呼び戻す傍ら、雑居房に残された本からヒントを得て、集合的無意識の夢を介して街全体の愛を取り戻そうと試みる。
-------------- situation:
美し過ぎるボクが嫌い
--------------
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
数日かけて、愛を呼び戻す活動を行った{player}たち。
しかし、愛を失った者の数は一向に減る様子を見せない。
voice: vo_adv_5158003_000
女性：
【chara 51411 face 4 (sad)】
クソ彼氏とは別れた、クリスマスとかどうでもいい……
あたしには関係ない。全部意味ない。
voice: vo_adv_5158003_001
イオ：
【chara 132912 face 4 (sad)】
治しても治しても、キリがない……
これじゃ、イタチごっこだわ～
voice: vo_adv_5158003_002
ライラエル：
【chara 132811 face 4 (sad)】
やはり、あのベロリーという悪霊を止めなければ
根本的な解決は望めないようですね……
voice: vo_adv_5158003_003
フローエ：
【chara 52412 face 3 (anger)】
ベロリー、出てこーい！
隠れてんじゃないわよ、卑怯ものー！
voice: vo_adv_5158003_004
王宮騎士団隊長：
【chara 712 face 1 (normal)】
ちょっと君たち。
少し話を聞かせてもらえるかな。
voice: vo_adv_5158003_005
イオ：
【chara 132912 face 6 (surprised)】
【王宮騎士団（NIGHTMARE）】……？
いったい、どうしたんですか？
voice: vo_adv_5158003_006
王宮騎士団隊長：
【chara 712 face 1 (normal)】
いやね。
街中で人を襲う輩が現れたと通報があってね。
voice: vo_adv_5158003_007
ライラエル：
【chara 132811 face 6 (surprised)】
これは……
【chara 132811 face 1 (normal)】
ベロリーの情報に繋がるかもしれません！
voice: vo_adv_5158003_008
王宮騎士団隊長：
【chara 712 face 1 (normal)】
お前たちだろ？ 逮捕する。
voice: vo_adv_5158003_009
イオ：
【chara 132912 face 6 (surprised)】
【chara 132811 face 6 (surprised)】
──え？
voice: vo_adv_5158003_010
ライラエル：
【chara 132811 face 7 (special_a)】
お、お待ちください。
どういうことですか？
voice: vo_adv_5158003_011
イオ：
【chara 132912 face 4 (sad)】
誤解です！
私たち、人を襲ってなんかいませんよ？
voice: vo_adv_5158003_012
王宮騎士団隊長：
【chara 712 face 1 (normal)】
なんだぁ？
【王宮騎士団（NIGHTMARE）】に逆らうってのか？
公務の執行を妨害するつもりか？
voice: vo_adv_5158003_013
フローエ：
【chara 52412 face 3 (anger)】
待って！
あたしたちは、むしろその犯人を捜しているの！
voice: vo_adv_5158003_014
王宮騎士団隊長：
【chara 712 face 1 (normal)】
じゃあ、お前も逮捕だ！
voice: vo_adv_5158003_015
フローエ：
【chara 52412 face 6 (surprised)】
何が「じゃあ」なのよっ！？
voice: vo_adv_5158003_016
ライラエル：
【chara 132811 face 3 (anger)】
これは不当逮捕です。
ジオ・テオゴニアの姫として抗議します。
voice: vo_adv_5158003_017
王宮騎士団隊長：
【chara 712 face 1 (normal)】
そんな服着たお姫さまがいるわけないだろ！
よーし、嘘なんとか罪も追加っと……
voice: vo_adv_5158003_018
ライラエル：
【chara 132811 face 6 (surprised)】
なっ……！？
【chara 132811 face 3 (anger)】
それでは、ジュンと話させてください！
彼女とは、面識もありますから……！
voice: vo_adv_5158003_019
王宮騎士団隊長：
【chara 712 face 1 (normal)】
んん？ 俺を脅しているのか？
団長の名前を出した以上、脅迫罪も追加だな。
残念だが、団長は季節性の風邪で欠勤だ。
voice: vo_adv_5158003_020
王宮騎士団隊長：
【chara 712 face 1 (normal)】
【chara 132811 face 6 (surprised)】
こっちも忙しいんだよ、抵抗するな。
怪しいやつは、とにかく逮捕。
検挙件数を稼いで、昇進昇進っと。
voice: vo_adv_5158003_021
イオ：
【chara 132912 face 3 (anger)】
そんなのおかしいです！
ちゃんと法律に則ってください！
voice: vo_adv_5158003_022
王宮騎士団隊長：
【chara 712 face 1 (normal)】
法律を盾にするとは、汚い奴らだ！
もう許さん、全員逮捕だ！
voice: vo_adv_5158003_023
イオ：
【chara 132912 face 4 (sad)】
……教師が捕まってしまうなんて。
これじゃルーセント学院の評判が……
voice: vo_adv_5158003_024
ライラエル：
【chara 132811 face 4 (sad)】
わたしの逮捕が明るみに出ると
外交問題に発展しかねませんね……
voice: vo_adv_5158003_025
フローエ：
【chara 52412 face 4 (sad)】
終わりよ……
クリスマスを守るどころの話じゃなくなったわ……
Choice: (1) どうしてこんなことに……
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5158003_026
ライラエル：
【chara 132811 face 3 (anger)】
先ほどの様子からして……
恐らく【王宮騎士団（NIGHTMARE）】も
正義への愛を破壊されてしまったのでしょう……
voice: vo_adv_5158003_027
イオ：
【chara 132912 face 6 (surprised)】
愛の破壊って、思っていたより大変な事態なのかも。
【chara 132912 face 4 (sad)】
この様子だと、ランドソルがもっとひどい混乱に陥っても
不思議じゃないわ……
voice: vo_adv_5158003_028
？？？：
【chara 1 face 1 (normal)】
あれ？
こんなところで奇遇だね。
暗い顔して、どうしたんだい？
voice: vo_adv_5158003_029
ライラエル：
【chara 132811 face 6 (surprised)】
【chara 132912 face 6 (surprised)】
【chara 52412 face 1 (normal)】
この声は……まさか。
voice: vo_adv_5158003_030
ユキ：
【chara 100811 face 4 (sad)】
やあ、みんな。
『雑居房を統べる者』ユキだよ。
voice: vo_adv_5158003_031
フローエ：
【chara 52412 face 4 (sad)】
雑居房を統べる者……？
【chara 52412 face 1 (normal)】
みんなの知り合いなの？
voice: vo_adv_5158003_032
ライラエル：
【chara 132811 face 6 (surprised)】
ええ、ユキは大切な友人です。
【chara 132811 face 4 (sad)】
しかし、美を統べる者と名乗っていたはずですが……
Choice: (2) ユキはどうしてここに？
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_5158003_033
ユキ：
【chara 100811 face 4 (sad)】
ボクの美は法外的というか、もはや大罪だからね……
だから、ここで美し過ぎる罪を償っているんだよ。
voice: vo_adv_5158003_034
フローエ：
【chara 52412 face 4 (sad)】
何を言ってるの……？
voice: vo_adv_5158003_035
王宮騎士団員：
【chara 711 face 1 (normal)】
お前ら！
これから刑務作業の時間だ、整列しろ！
voice: vo_adv_5158003_036
イオ：
【chara 132912 face 6 (surprised)】
刑務作業……？
voice: vo_adv_5158003_037
ユキ：
【chara 100811 face 3 (anger)】
ホイップ、ヨシ！
イチゴ、ヨシ！
デコレーション、ヨシ！
voice: vo_adv_5158003_038
ユキ：
【chara 100811 face 6 (surprised)】
最後に、メリークリスマス……っと。
【chara 100811 face 3 (anger)】
ヨシ！
ケーキカットお願いします！
voice: vo_adv_5158003_039
刑務作業者１：
【chara 911 face 2 (joy)】
あいよ！ 相変わらず、すげー手さばきだ！
ユキさんのデコレートは美しいぜ！
voice: vo_adv_5158003_040
ユキ：
【chara 100811 face 6 (surprised)】
手がけたケーキにまで美を吹き込んでしまうなんて……
【chara 100811 face 4 (sad)】
つくづく、ボクの美が恐ろしいよ……
Choice: (3) ユキが真面目に働いてる……！？
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_5158003_041
刑務作業者２：
【chara 811 face 1 (normal)】
見てもらった通り、お前たちにもクリスマスケーキを作ってもらう。
担当はユキさんと同じ、ケーキの組み立てと飾り付けだ。
【chara 811 face 2 (joy)】
ちなみに、俺と先輩はケーキカット担当だ。
voice: vo_adv_5158003_042
刑務作業者２：
【chara 811 face 1 (normal)】
いいか？ ラインのスピードに遅れるんじゃねぇぞ。
【chara 811 face 3 (anger)】
１秒間に10個さばけ、以上！
voice: vo_adv_5158003_043
ライラエル・イオ・フローエ：
【chara 1 face 1 (normal)】
えぇ！？
Choice: (4) みんな、ケーキが流れてきたよ！
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_5158003_044
ライラエル：
【chara 132811 face 7 (special_a)】
ホ、ホイップクリームを全体に……
【chara 132811 face 4 (sad)】
ダメです、速すぎて塗り切れません……！
voice: vo_adv_5158003_045
イオ：
【chara 132912 face 4 (sad)】
あぁん！
イチゴも間に合わないわぁ～
voice: vo_adv_5158003_046
刑務作業者１：
【chara 911 face 3 (anger)】
おい、新入りぃ！
ケーキが詰まって、ライン止まったじゃねぇか！
このままじゃ、今日のノルマクリアできねぇぞ！
voice: vo_adv_5158003_047
刑務作業者２：
【chara 811 face 3 (anger)】
俺たち『訳あり』な人材が作る
『訳ありクリスマスケーキ』は安くてうまいで、
人気過ぎて供給が間に合ってねぇんだぞ！ 分かってんのか！
voice: vo_adv_5158003_048
フローエ：
【chara 52412 face 4 (sad)】
訳あり商品って、
そういう理由で安いんだっけ……？
voice: vo_adv_5158003_049
刑務作業者１：
【chara 911 face 1 (normal)】
ちっ、ちょうど休憩時間か……
【chara 911 face 3 (anger)】
次同じヘマしたら、許さねぇからな。
voice: vo_adv_5158003_050
ライラエル・イオ・フローエ：
【chara 1 face 1 (normal)】
すみません……
voice: vo_adv_5158003_051
ユキ：
【chara 100811 face 6 (surprised)】
みんな、大丈夫かい？
voice: vo_adv_5158003_052
ライラエル：
【chara 132811 face 4 (sad)】
ユキ、お気遣いありがとうございます。
刑務作業とは、これほどに過酷なのですね……
voice: vo_adv_5158003_053
イオ：
【chara 132912 face 6 (surprised)】
ユキちゃんはどうやってるの？
【chara 132912 face 4 (sad)】
どうしても、時間が足りなくって～……
voice: vo_adv_5158003_054
ユキ：
【chara 100811 face 1 (normal)】
コツがあるんだ。
心を無にして集中すれば、できるようになるはずだよ。
voice: vo_adv_5158003_055
ユキ：
【chara 100811 face 6 (surprised)】
みんな、目の前の作業に集中できていないよね？
学校や国のこと、クリスマスのことで悩んでいたみたいだけど、
【chara 100811 face 4 (sad)】
そういう問題は忘れるのがいいよ。
voice: vo_adv_5158003_056
ユキ：
【chara 100811 face 4 (sad)】
そうすれば、
嫌いな自分のことも考えないで済むからね……
voice: vo_adv_5158003_057
ライラエル：
【chara 132811 face 6 (surprised)】
嫌いな自分……？
どういうことでしょうか？
voice: vo_adv_5158003_058
ユキ：
【chara 100811 face 4 (sad)】
ボクはボクが美し過ぎて、苦しいんだ……
美の責務、その重圧に耐えきれなくてね……
voice: vo_adv_5158003_059
ユキ：
【chara 100811 face 3 (anger)】
だから、刑務作業の時は仕事に没頭する。
雑居房にいる時は、刑務所図書館で借りた本に没頭する。
voice: vo_adv_5158003_060
ユキ：
【chara 100811 face 3 (anger)】
そうすれば、何も考えないで済む。
【chara 100811 face 4 (sad)】
嫌な自分から、目を背けることができる。
voice: vo_adv_5158003_061
フローエ：
【chara 52412 face 4 (sad)】
……ユキちゃんは、何を言っているの？
voice: vo_adv_5158003_062
ユキ：
【chara 100811 face 1 (normal)】
そうだ、借りた本は雑居房にたくさんあるから、
ライラエルさんたちも読んでみるといいよ。
没頭する訓練になるはずさ。
voice: vo_adv_5158003_063
ユキ：
【chara 100811 face 4 (sad)】
といっても、本を読んだあとの感想は
「読書に耽るボクも美しい」になっちゃうんだけど……
ああ、美し過ぎる自分が嫌いだ……！
Choice: (5) やっぱり、いつものユキじゃない。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_5158003_064
ライラエル：
【chara 132811 face 4 (sad)】
まさか、ユキが美しさを理由に自己嫌悪に陥るなど……
voice: vo_adv_5158003_065
イオ：
【chara 132912 face 6 (surprised)】
ねえ、ユキちゃん。
もしかして、幽霊に襲われなかった？
voice: vo_adv_5158003_066
ユキ：
【chara 100811 face 4 (sad)】
もちろん襲われたよ。
ボクが美しかったせいだろうね。
voice: vo_adv_5158003_067
ライラエル：
【chara 132811 face 6 (surprised)】
では、やはりユキも……
【chara 132811 face 4 (sad)】
自己愛を破壊された結果、
美し過ぎる自分を受け止めきれなくなったのでしょうね。
voice: vo_adv_5158003_068
イオ：
【chara 132912 face 6 (surprised)】
ということは……
自分を愛せる夢であれば、愛を呼び戻せるんじゃないでしょうか。
voice: vo_adv_5158003_069
ライラエル：
【chara 132811 face 3 (anger)】
ええ、恐らく。
ユキを救いましょう、イオ。
voice: vo_adv_5158003_070
フローエ：
【chara 52412 face 4 (sad)】
……どういうこと？
ついていけないのは、あたしだけなの？
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5158003_071
ライラエル：
【chara 132811 face 4 (sad)】
ユキの美が閉ざされ、永劫の冬が到来しました。
【chara 132811 face 3 (anger)】
わたしたちには、美で世界を彩るユキが必要です。
voice: vo_adv_5158003_072
ライラエル：
【chara 132811 face 3 (anger)】
ユキ、どうか美しい姿を見せてください。
世界はあなたの美を必要としています。
voice: vo_adv_5158003_073
ユキ：
【chara 100811 face 4 (sad)】
悪いけど、気分が乗らないんだ。
ボクはボクの美しさが怖いんだ。
voice: vo_adv_5158003_074
ライラエル：
【chara 132811 face 4 (sad)】
そうなのですね……
【chara 132811 face 1 (normal)】
実は、そんなユキにクリスマスプレゼントがあります。
voice: vo_adv_5158003_075
ユキ：
【chara 100811 face 6 (surprised)】
プレゼント……？
voice: vo_adv_5158003_076
真実を告げる鏡：
【chara 1 face 1 (normal)】
『こんにちは。
クリスマスプレゼントの真実を告げる鏡です。
何でも答えるから、何でも聞いてね♪』
voice: vo_adv_5158003_077
ユキ：
【chara 100811 face 4 (sad)】
何それ……？
というか、何だか聞いたことのある声な気もするけど……
voice: vo_adv_5158003_078
ライラエル：
【chara 132811 face 1 (normal)】
ユキ、抱えているものを吐き出すのです。
【chara 132811 face 2 (joy)】
そうすれば、この鏡は真実を映し出してくれるでしょう。
voice: vo_adv_5158003_079
ユキ：
【chara 100811 face 6 (surprised)】
じゃあ、どうすればボクが救われるか教えてくれるかい？
【chara 100811 face 4 (sad)】
ボクはボクが嫌いなんだ。美し過ぎるボクが怖いんだ……
voice: vo_adv_5158003_080
真実を告げる鏡：
【chara 1 face 1 (normal)】
『そんなふうに考えちゃうのは、
今ユキちゃんの心は冬眠状態にあるからよ。
生きていれば、そういった季節もあるわ。』
voice: vo_adv_5158003_081
真実を告げる鏡：
【chara 1 face 1 (normal)】
『でも、大丈夫。
冬の寒さに怯える必要はないの。
だって、冬は愛の温もりを知るためにあるんだから。』
voice: vo_adv_5158003_082
ユキ：
【chara 100811 face 6 (surprised)】
愛の温もり……？
どういうこと？
voice: vo_adv_5158003_083
真実を告げる鏡：
【chara 1 face 1 (normal)】
『寒さがあって初めて、人は温もりを感じられるもの……
冬を経験したあなたは、愛の価値を知ったはずよ。
だから、もう大丈夫。』
voice: vo_adv_5158003_084
真実を告げる鏡：
【chara 1 face 1 (normal)】
『自分を愛してあげて。
そうすれば、世界もより愛おしく見えるわ。
あなたが愛でた分だけ、あなたの美は豊かになるんだから。』
voice: vo_adv_5158003_085
ユキ：
【chara 100811 face 6 (surprised)】
……そっか。
愛とは……世界とは……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5158003_086
ユキ：
【chara 100811 face 6 (surprised)】
景色が、晴れた……！？
voice: vo_adv_5158003_087
ライラエル：
【chara 132811 face 1 (normal)】
ユキの美が世界を照らしたのです。
【chara 132811 face 2 (joy)】
あなたは既に、愛の道へ新たな一歩を踏み出しました。
鏡を見てください。
voice: vo_adv_5158003_088
ユキ：
【chara 100811 face 1 (normal)】
なんて美しいんだ……！？
ボクが映ってる……
voice: vo_adv_5158003_089
真実を告げる鏡：
【chara 1 face 1 (normal)】
『ユキ、キミなら大丈夫。
キミは美しくて、愛おしいんだから。』
voice: vo_adv_5158003_090
ユキ：
【chara 100811 face 2 (joy)】
うん、ボクはボクの美を愛でていくよ。
この世界を美しさで彩るためにね！
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5158003_091
ユキ：
【chara 100811 face 4 (sad)】
ふわぁ～……【chara 100811 face 6 (surprised)】
ん？
うわぁ～！？
voice: vo_adv_5158003_092
ユキ：
【chara 100811 face 1 (normal)】
ボクのあくびは、何てきらびやかなんだ！？
【chara 100811 face 2 (joy)】
まるで、心が洗われる美しい旋律じゃないか……！
voice: vo_adv_5158003_093
ライラエル：
【chara 132811 face 2 (joy)】
ユキ、元に戻ったようですね♪
voice: vo_adv_5158003_094
フローエ：
【chara 52412 face 6 (surprised)】
……え。
これがいつものユキちゃんなの……？
voice: vo_adv_5158003_095
王宮騎士団員：
【chara 711 face 1 (normal)】
おい、そこ！ 休憩時間は終わりだ！
はやく作業に戻れ！
voice: vo_adv_5158003_096
ユキ：
【chara 100811 face 3 (anger)】
待って、今いいところなんだ！
【chara 100811 face 5 (shy)】
寝起きの顔も優美で目を離せないよ……！
voice: vo_adv_5158003_097
刑務作業者１：
【chara 911 face 6 (surprised)】
おい、ユキさんどうしちまったんだ！？
またラインが止まっちまうぞ！
voice: vo_adv_5158003_098
ユキ：
【chara 100811 face 6 (surprised)】
そうだっ、みんな聞いて！ 提案があるんだ！
【chara 100811 face 1 (normal)】
ケーキのデコレーションは、ボクの顔にするのはどうかな！
voice: vo_adv_5158003_099
ユキ：
【chara 100811 face 1 (normal)】
寝起きの顔や真顔、他にも色んなボクの顔を
【chara 100811 face 2 (joy)】
みんなの高度な技術で再現できれば──
voice: vo_adv_5158003_100
王宮騎士団員：
【chara 711 face 1 (normal)】
バカなことを言ってるんじゃない！
もういい、お前は独房行きだ！
voice: vo_adv_5158003_101
ユキ：
【chara 100811 face 6 (surprised)】
ちょっと離してよ！ 【chara 100811 face 1 (normal)】
あっ、今の顔もいい！
【chara 100811 face 6 (surprised)】
あ、待って！ 【chara 100811 face 4 (sad)】
うわぁ～……──
voice: vo_adv_5158003_102
イオ：
【chara 132912 face 6 (surprised)】
……こ、これでよかったのか、疑問は残るけど……
【chara 132912 face 1 (normal)】
とにかく、ユキちゃんは幸せそうでしたね。
voice: vo_adv_5158003_103
ライラエル：
【chara 132811 face 1 (normal)】
ええ……ユキのおかげで、
自分を愛することで、世界が変わると知見を得られました……
voice: vo_adv_5158003_104
フローエ：
【chara 52412 face 4 (sad)】
でも、あたしたちの状況は何も変わってない……
【chara 52412 face 3 (anger)】
どうにかして、ここから脱出しないと……
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
クリスマスを守るために、
各々で脱出する方法を探り始めた{player}たち。
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
そして、数日が経過した──
voice: vo_adv_5158003_105
イオ：
【chara 132912 face 3 (anger)】
はっくしょん……！
voice: vo_adv_5158003_106
フローエ：
【chara 52412 face 2 (joy)】
よし、いい感じ。
【chara 52412 face 1 (normal)】
イオちゃん、もう一回お願い。
Choice: (6) 二人とも、何をしているの？
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_5158003_107
フローエ：
【chara 52412 face 1 (normal)】
武器で穴を掘っているの、くしゃみの音で誤魔化しながらね。
【chara 52412 face 2 (joy)】
そしたら、いつかは脱獄できそうでしょ？
いくら小さい武器だからって没収し忘れるとか、間抜けな看守だわ～♪
voice: vo_adv_5158003_108
イオ：
【chara 132912 face 6 (surprised)】
クリスマスまで間に合わないかもしれないけど。
【chara 132912 face 1 (normal)】
でも、できることをやらなくちゃね♪
voice: vo_adv_5158003_109
ライラエル：
【chara 132811 face 6 (surprised)】
あの……
逆転の一手となる方法が見つかったかもしれません。
voice: vo_adv_5158003_110
イオ・フローエ：
【chara 1 face 1 (normal)】
「本当ですか！？」
「本当！？」
voice: vo_adv_5158003_111
ライラエル：
【chara 132811 face 1 (normal)】
ユキが残した本の中に一冊、興味深い記述があったのです。
voice: vo_adv_5158003_112
ライラエル：
【chara 132811 face 2 (joy)】
その本には、
「人は集合的無意識の夢で繋がっている」と記されていました。
Choice: (7) 集合的無意識……？
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_5158003_113
ライラエル：
【chara 132811 face 1 (normal)】
ええ。集合的無意識の繋がりによって、
人は夢の中で共通のイメージや物語を共有しているそうです。
voice: vo_adv_5158003_114
ライラエル：
【chara 132811 face 1 (normal)】
つまり、その繋がりを利用して、
みなさまの心を揺さぶれば、
街全体に愛を取り戻せるのではないのでしょうか。
voice: vo_adv_5158003_115
フローエ：
【chara 52412 face 6 (surprised)】
なるほど……
クリスマスの悪魔でも、前代未聞のやり方だわ……
voice: vo_adv_5158003_116
イオ：
【chara 132912 face 6 (surprised)】
じゃあ、やろうと思えばできるってこと？
voice: vo_adv_5158003_117
フローエ：
【chara 52412 face 4 (sad)】
うん。でも、集団の無意識レベルに作用させるなら、
夢を見せる力じゃ力不足ね。間違いなく弾かれちゃうわ。
voice: vo_adv_5158003_118
フローエ：
【chara 52412 face 4 (sad)】
無意識にアクセスするには、夢の中に深く潜る必要がある……
【chara 52412 face 3 (anger)】
誰かの眠りを介して、直接自分の意識を潜らせるの。
Choice: (8) ……やってみよう、僕が眠るよ。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_5158003_119
イオ：
【chara 132912 face 3 (anger)】
……私も、覚悟はできています！
voice: vo_adv_5158003_120
ライラエル：
【chara 132811 face 3 (anger)】
では、フローエ。
ここの見張りは頼みましたよ。
voice: vo_adv_5158003_121
フローエ：
【chara 52412 face 3 (anger)】
わかった。
十分に気を付けてね……！
voice: vo_adv_5158003_122
フローエ：
【chara 52412 face 1 (normal)】
あ、夢の潜り方だけど。
これまでよりも深く潜らなきゃだから……そうね、
【chara 52412 face 2 (joy)】
悪魔の力を込めながら膝枕をすればできるはずよ！
voice: vo_adv_5158003_123
ライラエル：
【chara 132811 face 7 (special_a)】
【chara 132912 face 6 (surprised)】
……ひ、膝枕？
本当ですか、フローエ？
voice: vo_adv_5158003_124
イオ：
【chara 132912 face 6 (surprised)】
時間がありませんよ、ライラエルさん。
【chara 132912 face 3 (anger)】
やりましょう、膝枕！
voice: vo_adv_5158003_125
ライラエル：
【chara 132811 face 7 (special_a)】
……わ、わかりました！
【chara 132811 face 3 (anger)】
では、騎士。こちらへいらしてください……！
Choice: (9) 失礼します。
----- Tag 9 -----
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
ライラエルとイオの膝の上で、目を閉じる{player}。
そして、深い眠りに落ちてゆく──
--- Switch scene ---