故郷偲ぶ激辛カレー
冬の寒さに慣れないメドゥーサは、故郷のジオ・ゲヘナを思い出しホームシックになってしまう。そこでモニカはメドゥーサに激辛カレーをご馳走する。久々の激辛料理に、メドゥーサは笑顔を取り戻すのだった。
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故郷偲ぶ激辛カレー
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ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
正月で賑わうランドソルの繁華街を、
モニカとメドゥーサは散策していた。
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メドゥーサ：
【chara 133611 face 4 (sad)】
っくしゅん！
蛇祭りのときは気づかなかったけど、ランドソルって寒いわね……！
この国の人たち、よくこんな寒い所で生きていけるわね……
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モニカ：
【chara 133212 face 1 (normal)】
うむ、たしかに寒いが、【chara 133212 face 2 (joy)】
この時期ならこれくらいは普通だな。
しのげないほどではあるまい。
【chara 133212 face 1 (normal)】
さらに寒い土地に暮らす人々もいることだし。
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メドゥーサ：
【chara 133611 face 6 (surprised)】
うえぇ、信じられない……【chara 133611 face 4 (sad)】
蛇には絶対に無理ね。
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メドゥーサ：
【chara 133611 face 4 (sad)】
ジオ・ゲヘナが快適なんて全然言えないけど、
少なくともこんな凍えそうな目に遭ったことはないわ……
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メドゥーサ：
【chara 133611 face 1 (normal)】
ランドソルはいい所だけど、
【chara 133611 face 4 (sad)】
今はちょっとだけ、ジオ・ゲヘナの暑さが恋しいわね……
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モニカ：
【chara 133212 face 2 (joy)】
ならば其方にうってつけの店があるぞ。案内してやろう。
【chara 133212 face 1 (normal)】
ちょうど腹も減ってきた頃だろう？
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メドゥーサ：
【chara 133611 face 1 (normal)】
別にいいけど。【chara 133611 face 8 (special_b)】
アンタのことだから甘いもののお店でしょ？
【chara 133611 face 2 (joy)】
甘酒とかおしることか。
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店員：
【chara 1 face 1 (normal)】
お待たせしました、特製ボルケーノカレーです！
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モニカ：
【chara 133212 face 1 (normal)】
お、来た来た。【chara 133212 face 2 (joy)】
熱いうちにいただくとしよう。
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メドゥーサ：
【chara 133611 face 6 (surprised)】
いや、ちょっと待ちなさいよ！ 【chara 133611 face 4 (sad)】
これって激辛料理じゃない！
ジオ・ゲヘナのと同じくらい真っ赤だわ……
あぅ、か、辛さが目に……！ 【chara 133611 face 3 (anger)】
こんなの食べられないわよ！
voice: vo_adv_5160612_010
モニカ：
【chara 133212 face 6 (surprised)】
ん？ そうか。ジオ・ゲヘナの貴族なら
これくらいはあっさりと完食できると思ったのだが……
【chara 133212 face 1 (normal)】
まあ無理はするな。其方の分も私が食べよう。
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メドゥーサ：
【chara 133611 face 6 (surprised)】
は、はぁ？ 【chara 133611 face 3 (anger)】
このアタシがこれくらいで退くはずがないじゃない！
食べるわよ、食べきってやるわよ……はむっ。
voice: vo_adv_5160612_012
メドゥーサ：
【chara 133611 face 4 (sad)】
……ん、んんんん！ か、辛いいいいー！
口の中がヒリヒリするし、一気に汗が噴き出してきた……！
voice: vo_adv_5160612_013
メドゥーサ：
【chara 133611 face 4 (sad)】
この強烈さ、ジオ・ゲヘナのご飯にも負けてないわよ。
ああ、全身がカッカしてなんだか向こうにいるみたいだわ……
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メドゥーサ：
【chara 133611 face 6 (surprised)】
もしかしてモニカのヤツ、
このためにアタシを連れて来てくれたの？
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モニカ：
【chara 133212 face 1 (normal)】
どうした？ 手が止まってるぞ。
【chara 133212 face 6 (surprised)】
さすがに辛すぎたか？
voice: vo_adv_5160612_016
メドゥーサ：
【chara 133611 face 3 (anger)】
ふ、ふん。おいしくてちょっと感動してただけよ。
【chara 133611 face 8 (special_b)】
アンタこそ、ギブアップするなら今の内よ！
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モニカ：
【chara 133212 face 4 (sad)】
は、ふうぅ……どうにか食べきったが、【chara 133212 face 6 (surprised)】
口の中が熱くてたまらんな。
【chara 133212 face 1 (normal)】
あれを私より先に完食するとは、さすがだな。
voice: vo_adv_5160612_018
メドゥーサ：
【chara 133611 face 6 (surprised)】
と、当然よ……【chara 133611 face 4 (sad)】
アタシを、だ、誰だと思ってるのよ……
あー辛かったぁ……
voice: vo_adv_5160612_019
モニカ：
【chara 133212 face 1 (normal)】
今は確かに、冷え込む時期だが
いずれ季節が巡って暖かくなり、楽しいことも沢山待っている。
voice: vo_adv_5160612_020
モニカ：
【chara 133212 face 1 (normal)】
だからもう少しだけ、我慢してほしい。
voice: vo_adv_5160612_021
メドゥーサ：
【chara 133611 face 1 (normal)】
そうね。また寒さに耐えられなくなったら、
またあのカレーを食べるから大丈夫。【chara 133611 face 8 (special_b)】
もちろんアンタのおごりでね。
voice: vo_adv_5160612_022
モニカ：
【chara 133212 face 2 (joy)】
ふっ、了解した。【chara 133212 face 1 (normal)】
その時はさらに辛さ増し増しを食わせてやろう。
voice: vo_adv_5160612_023
メドゥーサ：
【chara 133611 face 6 (surprised)】
の、【chara 133611 face 3 (anger)】
望むところよ……！
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
こうしてモニカの荒療治によって
メドゥーサのホームシックは見事解消されたのだった。