不揃いなアインザッツ
エルフの里に向かったチカとランファは、里の人から特訓の衣装を譲り受ける。しかし勢い込んで行った最初の特訓は失敗。チカはランファを上手くフォローできず落ち込むが、コッコロに慰められるのだった。
-------------- situation:
不揃いなアインザッツ
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
魔物の暴走はランファの唱喚術が原因とわかり、
一同は解決のため力を貸すことになったのだが──
voice: vo_adv_5202001_000
チカ:
【chara 104211 face 6 (surprised)】
ランファさんはこれまで、唱喚術の勉強をしたことがありますか?
voice: vo_adv_5202001_001
ランファ:
【chara 118111 face 6 (surprised)】
いいえ、ないわ……
【chara 118111 face 1 (normal)】
そもそも、唱喚術という言葉も……
チカちゃんに聞くまで、知らなかったし……
voice: vo_adv_5202001_002
チカ:
【chara 104211 face 4 (sad)】
やっぱり……だから不安定な感じがするのね。
それなのに、これだけの力があるんだもの。
……きっと負荷も大きいはず。
voice: vo_adv_5202001_003
ツムギ:
【chara 105411 face 4 (sad)】
でも、どうして急に魔法がうまく使えなくなったんでしょう?
【chara 105411 face 6 (surprised)】
暴走とかってありえるんですか?
voice: vo_adv_5202001_004
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
そのことなのですが……
【chara 105913 face 4 (sad)】
精霊の側に何かあったのではないでしょうか?
以前の、わたくしのように。
voice: vo_adv_5202001_005
チカ:
【chara 104211 face 6 (surprised)】
…………
【chara 104211 face 4 (sad)】
そのことなんですが、
実は一つだけ、思い当たる理由があるんです。
voice: vo_adv_5202001_006
ランファ:
【chara 118111 face 6 (surprised)】
……!
な、なにかしら……
voice: vo_adv_5202001_007
チカ:
【chara 104211 face 4 (sad)】
まだ、私も確信は持てなくて。
【chara 104211 face 6 (surprised)】
もう少し調べてみたいので、待ってもらえますか?
【chara 104211 face 3 (anger)】
それで、もし。私の推測が当たっていたら……
voice: vo_adv_5202001_008
チカ:
【chara 104211 face 1 (normal)】
ランファさんには、挑戦してもらいたいことがあるんです。
voice: vo_adv_5202001_009
ランファ:
【chara 118111 face 2 (joy)】
……わたしに、できることなら。
がんばる、わ……
voice: vo_adv_5202001_010
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
チカさま。それは精霊についてのことでしょうか。
【chara 105913 face 2 (joy)】
であればわたくし、丁度良い場所を知っております。
みなさまのこともご案内いたしますよ。
voice: vo_adv_5202001_011
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
エルフの里……
【chara 106412 face 2 (joy)】
ここがコッコロさんの故郷なのね。
精霊に関する資料が一番揃っているっていう……
voice: vo_adv_5202001_012
ツムギ:
【chara 105411 face 2 (joy)】
わぁっ、キレイな空気~!
ここで歌ったら気持ちよさそう……
エルフの伝統の生地とか、衣装とかも気になるっ!
voice: vo_adv_5202001_013
チカ:
【chara 104211 face 1 (normal)】
連れてきてくれてありがとうございます、コッコロさん。
【chara 104211 face 2 (joy)】
本当に、精霊の気配が近いところ……
村の中にまで、精霊たちが息づいている感じがします。
voice: vo_adv_5202001_014
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
ようこそいらっしゃいました。
里のみなさまにはすでに話をしてあります。
社の書物も閲覧して構わない、とのことですよ。
voice: vo_adv_5202001_015
チカ:
【chara 104211 face 2 (joy)】
ありがとうございます。
【chara 104211 face 1 (normal)】
里の方たちにも、お礼を言いに行かなくてはいけませんね。
voice: vo_adv_5202001_016
ランファ:
【chara 118111 face 4 (sad)】
…………はうぅ……
voice: vo_adv_5202001_017
チカ:
【chara 104211 face 6 (surprised)】
【chara 105913 face 6 (surprised)】
……ランファさん?
縮こまって、どうしましたか?
voice: vo_adv_5202001_018
ランファ:
【chara 118111 face 4 (sad)】
緊張してちゃだめ……
みんな、助けてくれてるんだもの……
わたしも……はやく、なおさなきゃ……
voice: vo_adv_5202001_019
エルフの女性:
【chara 6511 face 1 (normal)】
みなさまようこそエルフの里へ! 【chara 6511 face 2 (joy)】
どなたが特訓にいらした方ですか?
もう準備はすっかり整っていますよ!
この社での修練が、きっと良い結果をもたらしてくれることでしょう。
voice: vo_adv_5202001_020
ランファ:
【chara 118111 face 6 (surprised)】
きゃっ……!?
と、特訓……!?
voice: vo_adv_5202001_021
チカ:
【chara 104211 face 1 (normal)】
大丈夫ですよランファさん、私もご一緒しますから。
voice: vo_adv_5202001_022
エルフの女性:
【chara 6511 face 2 (joy)】
久しぶりに修行される方がいらっしゃると聞いて、うれしくてつい!
【chara 6511 face 1 (normal)】
さあさあ、お早くこちらへ。
お召し物もすべて整えてございますからね! こちらですよ!
voice: vo_adv_5202001_023
ランファ:
【chara 118111 face 6 (surprised)】
ええっと……その、
わ、わたし、どうしたら……?
voice: vo_adv_5202001_024
エルフの女性:
【chara 6511 face 6 (surprised)】
ああっ、驚かせてしまい申し訳ありません……!
【chara 6511 face 1 (normal)】
私、社で様々なものを管理している者です。
修行に挑む方に、お渡ししたいものがあってお待ちしておりました。
voice: vo_adv_5202001_025
ランファ・チカ:
【chara 1 face 1 (normal)】
お渡し、したいもの……?
voice: vo_adv_5202001_026
ツムギ:
【chara 105411 face 2 (joy)】
う~ん♪ この布、何度見てもすごい! 手触りは柔らかくて
繊細なのにすごく強くて。飾りの意匠も他では見たことがありません!
しかもお二人に、サイズもぴったりで!
voice: vo_adv_5202001_027
ランファ:
【chara 1 face 1 (normal)】
で、でも……!
この衣装、は、はずかしくてっ……ひゃぁっ!?
voice: vo_adv_5202001_028
ツムギ:
【chara 105411 face 1 (normal)】
ウエストのところ、ちょっとだけ詰めましょうか。
【chara 105411 face 2 (joy)】
そうするともっと体に沿うようにできますからね!
丈も少しだけ調整して……っと♪
voice: vo_adv_5202001_029
ランファ:
【chara 1 face 1 (normal)】
わ、わたし……これを着て、特訓、するの……?
こんなに、肌が透けてる……けどっ……
voice: vo_adv_5202001_030
チカ:
【chara 1 face 1 (normal)】
私もこれはちょっと……
脇腹も足元もスースーするし……背中もこんなに大きくっ……?
voice: vo_adv_5202001_031
ツムギ:
【chara 105411 face 6 (surprised)】
チカさんまで!
【chara 105411 face 3 (anger)】
せっかく似合ってるんですから、もっと堂々としましょうよ!
【chara 105411 face 1 (normal)】
ほら、胸を張って。そうしないと余計に隙間が空いちゃいますよ?
voice: vo_adv_5202001_032
チカ:
【chara 1 face 1 (normal)】
待ってツムギ、腰を掴まないで、くすぐったいから──
って、きゃっ……!
--- Switch scene ---

voice: vo_adv_5202001_033
チカ:
【chara 134411 face 7 (special_a)】
え、えっと……その……
voice: vo_adv_5202001_034
ランファ:
【chara 134311 face 8 (special_b)】
は、はうぅぅ~……
voice: vo_adv_5202001_035
ツムギ:
【chara 105411 face 2 (joy)】
どうですかみなさん!
お二人、すっごく素敵じゃないですか!?
Choice: (1) すごくきれいだよ。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5202001_036
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
……ねぇこれ、一応特訓用の衣装なのよね?
踊り子さんの衣装じゃなくて。
voice: vo_adv_5202001_037
エルフの女性:
【chara 6511 face 6 (surprised)】
何を言ってるんですか!
【chara 6511 face 1 (normal)】
正真正銘、古くから伝わる由緒正しいお召し物ですよ。
voice: vo_adv_5202001_038
エルフの女性:
【chara 6511 face 2 (joy)】
こちらは、かつてさる高名な精霊使いが自身の弟子を鍛える際に
共に纏ったとされているんです。
voice: vo_adv_5202001_039
エルフの女性:
【chara 6511 face 1 (normal)】
弟子には白い衣を纏わせ、この衣装のようにまっさらな心で学ぶように。
【chara 6511 face 2 (joy)】
自身は黒い衣を纏い、影のごとく弟子に寄り添い、支えようと。
voice: vo_adv_5202001_040
エルフの女性:
【chara 6511 face 1 (normal)】
この布の薄さは、精霊たちと心を通わせられるように……という願いが
込められているとか。【chara 6511 face 2 (joy)】
もちろん加護が付与されていて、まるで空気の
ように軽いのに、防御力もとても高いんですよ。
voice: vo_adv_5202001_041
エルフの女性:
【chara 6511 face 2 (joy)】
これはいわば──
師匠から弟子への、愛と決意の証なのです。
きっとお二人のお役に立つでしょう!
voice: vo_adv_5202001_042
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
な、なるほど……
【chara 106412 face 4 (sad)】
でもそれって露出とは関係ないんじゃ……【chara 106412 face 6 (surprised)】
って、二人とも?

voice: vo_adv_5202001_043
チカ:
【chara 134411 face 6 (surprised)】
……私、なにも分かっていませんでした。
この衣装には、先人の真摯な想いが込められている……
【chara 134411 face 4 (sad)】
なのにそれを恥ずかしがるだなんて……こんなの、失礼ですよね。
voice: vo_adv_5202001_044
ランファ:
【chara 134311 face 6 (surprised)】
まっさらなこころで……
【chara 134311 face 1 (normal)】
わたし、そんなこと全然考えてなかったわ……
voice: vo_adv_5202001_045
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
えっ?
voice: vo_adv_5202001_046
チカ:
【chara 134411 face 1 (normal)】
ランファさん。
この衣装に恥じないように……
改めて、【chara 134411 face 2 (joy)】
一緒に頑張りましょう!
voice: vo_adv_5202001_047
ランファ:
【chara 134311 face 2 (joy)】
ええ……
この衣装に応えられるように……
よろしくお願いします……!
voice: vo_adv_5202001_048
シェフィ:
【chara 106412 face 4 (sad)】
……もしかして、おかしいのは私のほうなの?
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_5202001_049
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
さきほど、チカさまは書物も確認されていましたが。
なにか手掛かりはありましたか?
voice: vo_adv_5202001_050
チカ:
【chara 134411 face 1 (normal)】
ええ。やはり、文献を調べてみたら、私の予想した通りだったようです。
ですから、ランファさんには──
voice: vo_adv_5202001_051
ランファ:
【chara 134311 face 6 (surprised)】
唱喚士の、歌……?
それを、わたしが作るの……?
voice: vo_adv_5202001_052
チカ:
【chara 134411 face 1 (normal)】
ええ。
そもそも私たち唱喚士は、最初は自ら作り出した歌で精霊を唱喚し、
契約して力を借りる……というのが一般的な流れです。
voice: vo_adv_5202001_053
チカ:
【chara 134411 face 6 (surprised)】
ですから本来唱喚士は一度契約をすれば、
それ以降自分で新しい歌を生み出す必要はないのですが……
【chara 134411 face 4 (sad)】
実は魔物を鎮めていたとき、過去に見たことない精霊を目撃したんです。
voice: vo_adv_5202001_054
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
では、ランファさまが抱かれた違和感は、もしや……
voice: vo_adv_5202001_055
チカ:
【chara 134411 face 3 (anger)】
ええ。
恐らくその精霊が、ランファさんと繋がろうとしたせいだと思います。
【chara 134411 face 4 (sad)】
理由は分からないけれど……
voice: vo_adv_5202001_056
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
精霊というのはよほどでない限りは、
自分からかかわりを持とうとはしないものです。
【chara 105913 face 6 (surprised)】
ランファさまに何かしら伝えたいことがあるのかもしれませんね。
voice: vo_adv_5202001_057
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
その精霊の影響で、ランファさんの歌の魔力も
コントロールができなくなっているかもしれない……ってことかしら。
voice: vo_adv_5202001_058
ランファ:
【chara 134311 face 1 (normal)】
えっと……それじゃ……
【chara 134311 face 6 (surprised)】
その精霊さんのための、唱喚士の歌を、作れば。
わたしは、もとに……戻れる?
voice: vo_adv_5202001_059
チカ:
【chara 134411 face 1 (normal)】
契約を交わせれば、きっと。
【chara 134411 face 4 (sad)】
そうでなければもっと悪くなってしまうかも。
【chara 134411 face 1 (normal)】
だから、一緒に頑張りましょう、ランファさん。
Choice: (2) 一人だけで歌を作らなくちゃいけないの?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_5202001_060
チカ:
【chara 134411 face 1 (normal)】
ええ、私はそう聞いています。
唱喚士になるための歌は、自分一人で作るもの。
精霊たちと強い絆を結ぶために、必要なことなんです。
voice: vo_adv_5202001_061
ツムギ:
【chara 105411 face 6 (surprised)】
でも唱喚士がこんなに特殊なら、
実は誰も知らないすごい力とか、あってもいい気がしますけどね。
【chara 105411 face 1 (normal)】
みんなで一緒に歌ったらすごい力が……! とか。
voice: vo_adv_5202001_062
チカ:
【chara 134411 face 6 (surprised)】
どうでしょう……
そもそも唱喚士が何人も揃うことがまれですし。
【chara 134411 face 1 (normal)】
もしかしたら、私が知らないだけかもしれないですけどね。
voice: vo_adv_5202001_063
ランファ:
【chara 134311 face 6 (surprised)】
で、でも……
一緒に歌うだけじゃなく、
唱喚までなんて、【chara 134311 face 4 (sad)】
無理だと思うわ……
voice: vo_adv_5202001_064
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
なかなか思う通りにはいかないってことなのね。
【chara 106412 face 4 (sad)】
唱喚士って大変ね……
voice: vo_adv_5202001_065
チカ:
【chara 134411 face 6 (surprised)】
あっ、ですが……
確かに唱喚士は仲間も資料も少ないですけど、
【chara 134411 face 1 (normal)】
ちゃんと楽しいこともあるんですよ。
voice: vo_adv_5202001_066
チカ:
【chara 134411 face 1 (normal)】
例えば唱喚をしているとき。
自然の息吹と、精霊たちを通して──
自分がこの世界と繋がっているんだと感じるんです。
voice: vo_adv_5202001_067
チカ:
【chara 134411 face 1 (normal)】
唱喚士にとって歌は、自然や共に生きる存在と想いを交わすもの。
【chara 134411 face 2 (joy)】
だからこそ、時間をかけてちゃんと向き合う必要があります。
voice: vo_adv_5202001_068
チカ:
【chara 134411 face 1 (normal)】
解決には時間がかかるかもしれませんが……
安心してくださいね、ランファさん。
【chara 134411 face 2 (joy)】
同じ唱喚士として、私も精いっぱいサポートしますから!
voice: vo_adv_5202001_069
ランファ:
【chara 134311 face 2 (joy)】
え、ええ……
voice: vo_adv_5202001_070
ランファ:
【chara 134311 face 6 (surprised)】
歌は、自然や共に生きる存在と想いを交わすもの……
……【chara 134311 face 1 (normal)】
そんなこと、考えたことなかったわ……
voice: vo_adv_5202001_071
ランファ:
【chara 134311 face 1 (normal)】
それに、精霊と契約なんて……
【chara 134311 face 6 (surprised)】
わたし、したことあったかしら……?
voice: vo_adv_5202001_072
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
でも、歌を作る特訓なんて何をすればいいのかしら?
【chara 106412 face 4 (sad)】
心の中を形に、っていうのも難しいわよね……
voice: vo_adv_5202001_073
ツムギ:
【chara 105411 face 6 (surprised)】
とりあえず、人前で歌ってみるとかどうですか?
まずは唱喚術じゃなくて、普通の歌で。
voice: vo_adv_5202001_074
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
確かに、精霊は普段見えないし……
目の前に誰かいてもらって、その人に向けるつもりで歌えば
伝えたいことも多少は明確になるかもしれないわね。
Choice: (3) でも、ランファさんは……
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_5202001_075
ランファ:
【chara 134311 face 2 (joy)】
{player}くん、大丈夫よ……
わたし、歌ってみるわ……
【chara 134311 face 1 (normal)】
魔力を乗せなければ、魔物にも……たぶん、影響はないから……
voice: vo_adv_5202001_076
ランファ:
【chara 134311 face 4 (sad)】
ただ、その……
歌うのは、あなたたちの前でいい……?
他のひとの前は、まだ、ちょっと……
voice: vo_adv_5202001_077
ランファ:
【chara 134311 face 1 (normal)】
……~~♪
voice: vo_adv_5202001_078
ランファ:
【chara 134311 face 1 (normal)】
大丈夫……
{player}くんやみんなの前なら、歌える……
【chara 134311 face 2 (joy)】
ここには穏やかな空気と、優しい音だけ……
voice: vo_adv_5202001_079
ランファ:
【chara 134311 face 1 (normal)】
あとは、歌を……想いを……届ける……
……【chara 134311 face 6 (surprised)】
でも、どんな想いを……?
voice: vo_adv_5202001_080
エルフの少年:
【chara 5311 face 1 (normal)】
あれ?
【chara 5311 face 2 (joy)】
わぁ~~~! ねぇパパ! すっごくきれいな歌が聞こえるよ!
voice: vo_adv_5202001_081
エルフの男性:
【chara 3311 face 2 (joy)】
おお、本当だ。
旅の人だろうか。私たちも聞かせてもらえるかな。
voice: vo_adv_5202001_082
ランファ:
【chara 134311 face 4 (sad)】
……っ!
え、えっと……
voice: vo_adv_5202001_083
エルフの少女:
【chara 5411 face 2 (joy)】
おねえさんお歌じょうずね!
【chara 5411 face 1 (normal)】
ねぇねぇ、それ王都の歌なの? 他にはどんな歌が歌えるの?
【chara 5411 face 2 (joy)】
もっと聞きた~い!
voice: vo_adv_5202001_084
ランファ:
【chara 134311 face 4 (sad)】
あ、うぅ……っ!
voice: vo_adv_5202001_085
ランファ:
【chara 134311 face 8 (special_b)】
ご、ごめんなさいっ……!
voice: vo_adv_5202001_086
チカ:
【chara 134411 face 6 (surprised)】
ランファさんっ?
待ってください!
voice: vo_adv_5202001_087
チカ:
【chara 134411 face 4 (sad)】
ランファさん、落ち込んでたな……
voice: vo_adv_5202001_088
チカ:
【chara 134411 face 4 (sad)】
あの後、{player}さんが
ランファさんを捜し出してくれたけど……
voice: vo_adv_5202001_089
チカ:
【chara 134411 face 4 (sad)】
唱喚士の先輩として、ちゃんと励ましてあげなきゃいけないのに。
なのに、咄嗟に言葉が出てこないなんて。
あの精霊の文献も見つからないし……
voice: vo_adv_5202001_090
チカ:
【chara 134411 face 4 (sad)】
はぁ……
voice: vo_adv_5202001_091
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
チカさま、温かい飲み物をお持ちしました。
【chara 105913 face 1 (normal)】
あまり遅くまで起きているとお体に障りますよ。
voice: vo_adv_5202001_092
チカ:
【chara 134411 face 6 (surprised)】
コッコロさん!
【chara 134411 face 1 (normal)】
ありがとうございます。
でも今は、私よりランファさんのことを心配してあげてください。
voice: vo_adv_5202001_093
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
ですが……わたくしには、チカさまも
ランファさまと同じくらい落ち込んでいるように見えますよ。
voice: vo_adv_5202001_094
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
それに今話しかけても、ランファさまはかえって
さらにご自分を責めてしまいますから。
……【chara 105913 face 2 (joy)】
ですから、これぐらいで良いのです。
voice: vo_adv_5202001_095
チカ:
【chara 134411 face 1 (normal)】
コッコロさんは本当に周りをよく見ているんですね……
【chara 134411 face 6 (surprised)】
あの、コッコロさん。
誰かを導く時に、極意とかってあるんでしょうか?
voice: vo_adv_5202001_096
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
極意、ですか……?
……強いて言うなら
「相手をよく見て、考え、言葉を交わすこと」……でしょうか。
voice: vo_adv_5202001_097
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
その点で言えば……
チカさまはとてもがんばり屋でいらっしゃいますね。
voice: vo_adv_5202001_098
チカ:
【chara 134411 face 6 (surprised)】
えっ?
voice: vo_adv_5202001_099
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
わたくしは唱喚士ではありませんから、
チカさまのお気持ちすべては理解できません。
【chara 105913 face 1 (normal)】
ですが……孤独の寂しさは、少し分かるつもりです。
voice: vo_adv_5202001_100
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
孤高の唱喚士として、どんなときも志を忘れず、
自らの使命にひたむきに取り組んでいらっしゃる。
それは立派な『がんばり』だと、わたくしは思いますよ。
voice: vo_adv_5202001_101
チカ:
【chara 134411 face 6 (surprised)】
コッコロさん……
voice: vo_adv_5202001_102
チカ:
【chara 134411 face 6 (surprised)】
まるでダメなところすら受け入れてくれそうな……
これがコッコロさんの包容力……!
【chara 134411 face 4 (sad)】
こんな優しい言葉を聞いたら、私……
voice: vo_adv_5202001_103
チカ:
【chara 134411 face 4 (sad)】
マ、ママ……
voice: vo_adv_5202001_104
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
おや……? やはりお疲れだったのですね。
【chara 105913 face 2 (joy)】
であれば文献探しの手を止めて、一緒に休憩しましょう。
よしよし……♪
voice: vo_adv_5202001_105
チカ:
【chara 134411 face 4 (sad)】
こんな、ダメなのに……
年下の子に頭をなでなでされて……
恥ずかしいのに、抗えない……!
voice: vo_adv_5202001_106
チカ:
【chara 134411 face 6 (surprised)】
こうやって相手に寄り添う方法もあるのね……
【chara 134411 face 5 (shy)】
今はもう少しだけ、この優しさに甘えさせて……【chara 134411 face 4 (sad)】
じゃなくて。
勉強させてもらおう……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
チカがコッコロと共に話をし、
心の緊張を少しだけ解いた、その一方──
voice: vo_adv_5202001_107
シェフィ:
【chara 106412 face 4 (sad)】
ふぁ……なんだか眠れないわ。
久々に文字を一気に読んだせいかしら……
voice: vo_adv_5202001_108
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
……あっ。
voice: vo_adv_5202001_109
ランファ:
【chara 134311 face 6 (surprised)】
……えっと……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ぼんやり夜空を見上げているランファと、
そこに出くわしてしまった、散歩中のシェフィ。
咄嗟に会話ができない二人の間には、気まずい沈黙が流れるのだった。