『K』の告白
犯行を否定する会長に、{player}とカスミは次々に名推理を突きつけ、論破する。ジオ・ゲヘナを愛するがゆえの犯行に複雑な想いを抱きつつも、ついに事件は決着するのだった。


-------------- situation:
『K』の告白
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 連続殺人事件の発端となったパーティー会場を、
{player}たちは再び訪れていた。

voice: vo_adv_5210006_000
会長:
【chara 50711 face 2 (joy)】 やあカスミさん。今回は大活躍でしたね。
【chara 50711 face 6 (surprised)】 まさか、あの裁判長が事件の黒幕だったなんて、驚きですよ。
【chara 50711 face 4 (sad)】 我々はあんな男を信用していたんですね……

voice: vo_adv_5210006_001
会長:
【chara 50711 face 4 (sad)】 カノンさんのこと、改めてお悔やみ申し上げます。
みなさんが仇を取られて、安らかな眠りにつくことができるでしょう。

voice: vo_adv_5210006_002
カスミ:
【chara 137411 face 6 (surprised)】 ええまあ、そうですね。
……【chara 137411 face 1 (normal)】 ところで会長はここで何をされていたんですか?

voice: vo_adv_5210006_003
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 この会場の後片付けをね。【chara 50711 face 4 (sad)】 今回の事件で、ランドソルとの共同ビジネスは
ご破算になってしまいましたので。
【chara 50711 face 2 (joy)】 信頼を取り戻せるよう、また一から始めるつもりですよ。

voice: vo_adv_5210006_004
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 そうですか。一からはじめて──
またランドソルの人々に、毒を盛るおつもりですか?

voice: vo_adv_5210006_005
会長:
【chara 50711 face 1 (normal)】 ──────

voice: vo_adv_5210006_006
会長:
【chara 50711 face 2 (joy)】 ……はは。何をおっしゃってるのか、わかりません。
あの裁判長はもう倒されたのでしょう? 誰が毒を盛るというのです?

voice: vo_adv_5210006_007
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 裁判長はアラクネさん殺害未遂の犯人ではありますが、
毒殺事件の犯人ではありません。
真犯人は──あなたでしょう? 異世界交流会会長。

voice: vo_adv_5210006_008
会長:
【chara 50711 face 1 (normal)】 ランドソル流のジョークですか? だとしても笑えませんね。
【chara 50711 face 3 (anger)】 なぜ私が? 毒殺事件のおかげでビジネスが台無しになり、
もっとも被害を受けているのは私ですよ!?

voice: vo_adv_5210006_009
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 ジョークではありません。
【chara 137411 face 1 (normal)】 では、真実を披露しましょう。──助手くん。

Choice: (1) カスミちゃんに任せる。
Choice: (2) 自分で論破する。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5210006_010
カスミ:
【chara 137411 face 6 (surprised)】 そうかい? 【chara 137411 face 1 (normal)】 まあ、それもいいだろう。
助手くんや見習いくんの手本となれるよう頑張るから、
【chara 137411 face 2 (joy)】 そこで見ていてくれたまえ。

voice: vo_adv_5210006_011
アラクネ:
【chara 136011 face 1 (normal)】 カスミさまの本気が、見られるのですね……

voice: vo_adv_5210006_012
ナーナ:
【chara 136212 face 2 (joy)】 がんばって、カスミちゃん!

voice: vo_adv_5210006_013
ホウオウ:
【chara 134712 face 2 (joy)】 名探偵の真価、見せていただこうではありませんか!

voice: vo_adv_5210006_014
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 まず、私が最初に抱いた違和感は、
パーティー会場のたくさんの武器でした。

voice: vo_adv_5210006_015
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 武器って……この会場に飾られている武器のことですか?
こんなのジオ・ゲヘナでは普通のことですよ。
【chara 50711 face 1 (normal)】 居住区にも同じように武器が飾られているのをご覧になったのでは?

voice: vo_adv_5210006_016
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 ええ。私もカノンさんから説明を受けて、そんなものかと納得しました。
【chara 137411 face 3 (anger)】 ですが、後々考えてみると違和感があります。

voice: vo_adv_5210006_017
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 あなたは私と握手をする時、こう言っていた。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_5210006_018
会長:
【chara 50711 face 4 (sad)】 おっしゃる通り、古いしきたりに縛られている者はいるようです。
【chara 50711 face 2 (joy)】 しかし、私はランドソルの文化に寄り添うことで、
あなたがたと共に歩んでいきたいと考えています。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_5210006_019
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 ランドソルの文化に寄り添う──それがあなたの方針だったはず。
なのに、その歓迎会では威圧的に武器を無数に飾る。
ちょっと矛盾していませんか?

voice: vo_adv_5210006_020
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 パーティー会場には、主催者の人となりや考えが滲むもの。
それで私は思ったのです。
この人は、実は内心で真逆のことを考えているのではないかと。

Choice: (3) あの時、そこまで考えてたんだね。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_5210006_021
会長:
【chara 50711 face 4 (sad)】 いやしかし、それとこれとは……

voice: vo_adv_5210006_022
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 もちろん、これだけならほんの少しの違和感にすぎません。
【chara 137411 face 3 (anger)】 しかし、別の違和感もあったのです。

voice: vo_adv_5210006_023
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 私が感じた、次の違和感です。
最初の犠牲者が出た時、あなたは──
自分の身をまったく案じていなかった。

voice: vo_adv_5210006_024
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 会長、あなたはパーティーの時、こう言っていましたよね?

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_5210006_025
会長:
【chara 50711 face 2 (joy)】 特に焼き鳥は、料理長が腕によりをかけましたからね。
私もさっきいただきましたが、肉汁たっぷりで最高でした。
ぜひ、ご賞味あれ。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_5210006_026
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 つまり、あなたも焼き鳥を食べたということです。
【chara 137411 face 3 (anger)】 それなのに、ずいぶんと落ち着き払っていましたよね?

voice: vo_adv_5210006_027
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 そ、それがどうかしたのですか?
【chara 50711 face 4 (sad)】 だって、焼き鳥には毒が入っていないんだし、食べたところで……

voice: vo_adv_5210006_028
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 それはおかしい。
焼き鳥に毒が入っていないと判明したのは、事件翌日。
料理の分析が終わった後のことですよ。

Choice: (4) 順番が逆だよね。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_5210006_029
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 …………っ!

voice: vo_adv_5210006_030
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 あの時点では焼き鳥に毒が入っていたとみるのが自然な見方だった。
だから会場では焼き鳥を吐き出そうとする者が多く出た。
ところが、あなたは落ち着き払っていた。

voice: vo_adv_5210006_031
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 あなたは知っていたんじゃないんですか?
焼き鳥には毒が入っていないって、あらかじめ知っていたから、
あんなに落ち着いて行動できたのでは?

voice: vo_adv_5210006_032
会長:
【chara 50711 face 3 (anger)】 言いがかりだ! 私はパーティーの責任者として、
その使命感で行動していたのに!
そんなふうに受け取るなんて見損ないましたよ!

voice: vo_adv_5210006_033
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 そして最後の違和感です。
あなたは、アラクネさんのことを──
やけにかばっていた。

voice: vo_adv_5210006_034
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 それの何が悪いんですか。
いくら彼女が蜘蛛の妖魔人だからって!
【chara 50711 face 3 (anger)】 偏見は良くないと、ランドソルの学校では習わないんですか?

voice: vo_adv_5210006_035
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 そうでしょうか。【chara 137411 face 4 (sad)】 蜘蛛云々は除いても、アラクネさんの出自は不明。
【chara 137411 face 3 (anger)】 決めつけるのは論外として、疑われるのは仕方がないことだと思います。

voice: vo_adv_5210006_036
アラクネ:
【chara 136011 face 4 (sad)】 はい……わたし自身、確信が持てない心境でしたから……
皆さまのお疑いはごもっとも、だと……

voice: vo_adv_5210006_037
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 だとしたら、アラクネさんをかばう理由は二つ考えられます。
一つは、あなたがとてつもない善人であるか。
もう一つは──アラクネさんが犯人だと、困る理由があるか。

voice: vo_adv_5210006_038
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 ……っっ!

voice: vo_adv_5210006_039
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 あなたは事あるごとに裁判長とぶつかっていましたね。
仲が悪いだけかと思っていましたが、そうじゃない。

voice: vo_adv_5210006_040
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 アラクネさんを犯人にしたい裁判長と、
アラクネさんが犯人では困る会長。
そういう対立だったんですよね?

Choice: (5) お互いが邪魔だったんだね。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_5210006_041
会長:
【chara 50711 face 3 (anger)】 妄想も大概にしてくれ!
私がそんなことをしなくてはならない理由は?
理由はなんだというのです!

voice: vo_adv_5210006_042
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 そう。そこにはこの殺人の『動機』。
あなたがパーティーの参加者たちを殺した『動機』が関わっています。

voice: vo_adv_5210006_043
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 あなたがパーティーの参加者たちを殺害した動機は──
ジオ・ゲヘナの、森林開発の利権がらみですね?

voice: vo_adv_5210006_044
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 …………ど、どういう意味ですか。
【chara 50711 face 4 (sad)】 私は、ネフィ=ネラ様の命令通り、ランドソルとの共同開発を……

voice: vo_adv_5210006_045
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 この事件で結局何が起きたのか。事件の前後で何が変わったのか。
注目すべきは、そこなんです。

voice: vo_adv_5210006_046
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 裁判長がアラクネさんを排除しようと動いたことを除けば、
起きた事実はただ一つ。
ランドソルの人々が森林開発から手を引いて、去っていった。

voice: vo_adv_5210006_047
会長:
【chara 50711 face 3 (anger)】 そうです、そうですよ!
私はビジネスができなくなり、大損害を被ることになるんですよ!
ネフィ=ネラ様からもきっとお叱りを!

voice: vo_adv_5210006_048
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 それは、あなたの本心ですか?

voice: vo_adv_5210006_049
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 会場の武器。毒を飲んだかもしれないのに落ち着いていたこと。
そしてアラクネさんをかばう言動。
それらは、あなたの嘘を炙りだしているのでは?

voice: vo_adv_5210006_050
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 私が、本当はランドソルとの共同開発など望んでおらず、
独占をもくろんでいると?

voice: vo_adv_5210006_051
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 そう考えると、これまでの違和感の説明がつくのです。

voice: vo_adv_5210006_052
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 毒殺を怖れたランドソルの人々が逃げ出すことを、あなたは期待した。
【chara 137411 face 4 (sad)】 しかし犯人がアラクネさんということになれば、
彼女を裁いて一件落着となってしまう。

voice: vo_adv_5210006_053
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 だからあなたは、アラクネさんを必死にかばった。
いつまでも犯人が見つからず、疑心暗鬼だけが残ることを望んだ。

voice: vo_adv_5210006_054
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 そう──自作自演の殺人未遂事件まで起こしてね。

voice: vo_adv_5210006_055
ナーナ・ホウオウ・アラクネ:
【chara 1 face 1 (normal)】 えっ!?

voice: vo_adv_5210006_056
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 わ、私が毒を飲んで倒れたのは、嘘だと? 演技だと?
【chara 50711 face 3 (anger)】 それはひどい! あまりにもひどい言いぐさじゃありませんか!
何か証拠があるのですか?

Choice: (6) あるんだよね? カスミちゃん。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_5210006_057
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 もちろんだとも。
それは──

voice: vo_adv_5210006_058
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 ほーちゃんの────よだれ。

voice: vo_adv_5210006_059
ホウオウ:
【chara 134712 face 8 (special_b)】 ……は? 私の? ……え、なんですって? はい?

voice: vo_adv_5210006_060
ナーナ:
【chara 136212 face 4 (sad)】 ほーちゃんのよだれって、あの、寝てるときに垂らしてたやつかな?

voice: vo_adv_5210006_061
ホウオウ:
【chara 134712 face 3 (anger)】 そっ、そんなの垂らしてませーん!
この偉大かつ優雅な私ともあろうものが、そんなはしたないことを!

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_5210006_062
ホウオウ:
【chara 134712 face 7 (special_a)】 しっ、真実の鏡がすっごい光ってる!?
【chara 134712 face 3 (anger)】 し、失礼な! 私が嘘をついているとでもっ!?

voice: vo_adv_5210006_063
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 会長。あなたが毒を飲まされて生死の境をさまよっているという時、
解毒剤を渡しましたよね。
ほーちゃんの血液から作った解毒剤を。

voice: vo_adv_5210006_064
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 ええ、おかげで一命をとりとめましたが、それが?

voice: vo_adv_5210006_065
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 あれは、嘘です。

voice: vo_adv_5210006_066
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 ……は?

voice: vo_adv_5210006_067
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 あれは、解毒剤などではない。ほーちゃんのよだれです。

voice: vo_adv_5210006_068
会長:
【chara 50711 face 4 (sad)】 ………………………………は、い?

voice: vo_adv_5210006_069
ホウオウ:
【chara 134712 face 8 (special_b)】 はい? っていうのは、私の権利だと思うんですけど!?

voice: vo_adv_5210006_070
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 これまで述べた理由から、私はあなたを疑っていた。
【chara 137411 face 1 (normal)】 だから、こちらもひと芝居打たせてもらったのです。

voice: vo_adv_5210006_071
ホウオウ:
【chara 134712 face 4 (sad)】 あのー
ねえ、聞いてます? ちょっと?

voice: vo_adv_5210006_072
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 結果、あなたは見事にハマッてくれた。
回復したと言って私たちの前に現れて、
アラクネさんが捕まらないよう取り計らってくれた。

voice: vo_adv_5210006_073
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 これが、あなたの最大の失敗です。
あのまま自作自演を続けていればよかったのに、
やはりアラクネさんに捕まってほしくなかったんですね。

voice: vo_adv_5210006_074
会長:
【chara 50711 face 3 (anger)】 ……だ……だましたのか……くそっ……

voice: vo_adv_5210006_075
ホウオウ:
【chara 134712 face 8 (special_b)】 だ、誰も私の話を聞いてない……
【chara 134712 face 7 (special_a)】 もしかして、尊敬されて、ない? 【chara 134712 face 4 (sad)】 いえ、そんなはずは……

Choice: (7) よしよし。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_5210006_076
ホウオウ:
【chara 134712 face 4 (sad)】 う゛う゛~! 騎士さんだけですっ、わかってくれるのは~!!

Jump to tag 99
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_5210006_077
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 おっ! 助手くん! やる気じゅうぶんだね!
【chara 137411 face 2 (joy)】 今回の事件のフィナーレを飾る大事な場面、任せたよ!

voice: vo_adv_5210006_078
アラクネ:
【chara 136011 face 1 (normal)】 が、がんばってください、騎士さま。

voice: vo_adv_5210006_079
ホウオウ:
【chara 134712 face 2 (joy)】 騎士さん、えらーい私がついていますよ!
【chara 134712 face 1 (normal)】 困ったら私を顧みて二礼二拍手一礼するよーにっ!

voice: vo_adv_5210006_080
ナーナ:
【chara 136212 face 2 (joy)】 ふれーっ! ふれーっ!
きーしーちゃん! 助手見習いの、せんぱいちゃーん!

voice: vo_adv_5210006_081
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 では始めようか。
【chara 137411 face 3 (anger)】 まず、私が最初に抱いた違和感は、パーティー会場の──

----- Tag 10 -----
Choice: (8) たくさんの武器。
Choice: (9) たくさんの料理。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_5210006_082
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 武器って……この会場に飾られている武器のことですか?
こんなのジオ・ゲヘナでは普通のことですよ。
【chara 50711 face 1 (normal)】 居住区にも同じように武器が飾られているのをご覧になったのでは?

voice: vo_adv_5210006_083
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 ええ。私もカノンさんから説明を受けて、そんなものかと納得しました。
【chara 137411 face 3 (anger)】 ですが、後々考えてみると違和感があります。

voice: vo_adv_5210006_084
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 あなたは私と握手をする時、こう言っていた。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_5210006_085
会長:
【chara 50711 face 4 (sad)】 おっしゃる通り、古いしきたりに縛られている者はいるようです。
【chara 50711 face 2 (joy)】 しかし、私はランドソルの文化に寄り添うことで、
あなたがたと共に歩んでいきたいと考えています。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_5210006_086
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 ランドソルの文化に寄り添う──それがあなたの方針だったはず。
なのに、その歓迎会では威圧的に武器を無数に飾る。
ちょっと矛盾していませんか?

voice: vo_adv_5210006_087
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 パーティー会場には、主催者の人となりや考えが滲むもの。
それで私は思ったのです。
この人は、実は内心で真逆のことを考えているのではないかと。

voice: vo_adv_5210006_088
会長:
【chara 50711 face 4 (sad)】 いやしかし、それとこれとは……

voice: vo_adv_5210006_089
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 もちろん、これだけならほんの少しの違和感にすぎません。
【chara 137411 face 3 (anger)】 しかし、別の違和感もあったのです。

Jump to tag 11
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_5210006_090
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 はあ? 料理の何がおかしいというんですか?
料理からは毒物は発見されなかったんですよ?
【chara 50711 face 4 (sad)】 そもそも騎士さんは、料理を食べてもいないじゃないですか。

voice: vo_adv_5210006_091
カスミ:
【chara 137411 face 4 (sad)】 助手くん。確かに料理は一番怪しいポイントに見えるけれど、
実はそうじゃない。もう一度考え直してほしいな。

Jump to tag 10
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_5210006_092
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 私が感じた、次の違和感です。
最初の犠牲者が出た時、あなたは──

----- Tag 14 -----
Choice: (12) 適切な対応を行っていた。
Choice: (13) 自分の身をまったく案じていなかった。
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_5210006_093
会長:
【chara 50711 face 2 (joy)】 ええ、そうですとも!
私はあの時、主催者としてすぐに救護班を呼び、
頭に血が上った料理長をなだめました。【chara 50711 face 6 (surprised)】 それの何がいけないと?

voice: vo_adv_5210006_094
カスミ:
【chara 137411 face 4 (sad)】 うーん、助手くん。惜しい!
いいところを突いてるんだけど、指摘するべきはそこじゃない。
【chara 137411 face 3 (anger)】 もう一度考えてみよう。

Jump to tag 14
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_5210006_095
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 助手くんの言う通りだ。
会長、あなたはパーティーの時、こう言っていましたよね?

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_5210006_096
会長:
【chara 50711 face 2 (joy)】 特に焼き鳥は、料理長が腕によりをかけましたからね。
私もさっきいただきましたが、肉汁たっぷりで最高でした。
ぜひ、ご賞味あれ。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_5210006_097
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 つまり、あなたも焼き鳥を食べたということです。
【chara 137411 face 3 (anger)】 それなのに、ずいぶんと落ち着き払っていましたよね?

voice: vo_adv_5210006_098
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 そ、それがどうかしたのですか?
【chara 50711 face 4 (sad)】 だって、焼き鳥には毒が入っていないんだし、食べたところで……

voice: vo_adv_5210006_099
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 それはおかしい。
焼き鳥に毒が入っていないと判明したのは、事件翌日。
料理の分析が終わった後のことですよ。

voice: vo_adv_5210006_100
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 …………っ!

voice: vo_adv_5210006_101
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 あの時点では焼き鳥に毒が入っていたとみるのが自然な見方だった。
だから会場では焼き鳥を吐き出そうとする者が多く出た。
ところが、あなたは落ち着き払っていた。

voice: vo_adv_5210006_102
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 あなたは知っていたんじゃないんですか?
焼き鳥には毒が入っていないって、あらかじめ知っていたから、
あんなに落ち着いて行動できたのでは?

voice: vo_adv_5210006_103
会長:
【chara 50711 face 3 (anger)】 言いがかりだ! 私はパーティーの責任者として、
その使命感で行動していたのに!
そんなふうに受け取るなんて見損ないましたよ!

voice: vo_adv_5210006_104
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 そして最後の違和感です。
あなたは、アラクネさんのことを──

----- Tag 17 -----
Choice: (15) やけにかばっていた。
Choice: (16) 犯人であると決めつけていた。
----- Tag 15 -----
voice: vo_adv_5210006_105
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 それの何が悪いんですか。
いくら彼女が蜘蛛の妖魔人だからって!
【chara 50711 face 3 (anger)】 偏見は良くないと、ランドソルの学校では習わないんですか?

voice: vo_adv_5210006_106
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 そうでしょうか。【chara 137411 face 4 (sad)】 蜘蛛云々は除いても、アラクネさんの出自は不明。
【chara 137411 face 3 (anger)】 決めつけるのは論外として、疑われるのは仕方がないことだと思います。

voice: vo_adv_5210006_107
アラクネ:
【chara 136011 face 4 (sad)】 はい……わたし自身、確信が持てない心境でしたから……
皆さまのお疑いはごもっとも、だと……

voice: vo_adv_5210006_108
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 だとしたら、アラクネさんをかばう理由は二つ考えられます。
一つは、あなたがとてつもない善人であるか。
もう一つは──アラクネさんが犯人だと、困る理由があるか。

voice: vo_adv_5210006_109
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 ……っっ!

voice: vo_adv_5210006_110
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 あなたは事あるごとに裁判長とぶつかっていましたね。
仲が悪いだけかと思っていましたが、そうじゃない。

voice: vo_adv_5210006_111
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 アラクネさんを犯人にしたい裁判長と、
アラクネさんが犯人では困る会長。
そういう対立だったんですよね?

voice: vo_adv_5210006_112
会長:
【chara 50711 face 3 (anger)】 妄想も大概にしてくれ!
私がそんなことをしなくてはならない理由は?
理由はなんだというのです!

voice: vo_adv_5210006_113
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 そう。そこにはこの殺人の『動機』。
あなたがパーティーの参加者たちを殺した『動機』が関わっています。

Jump to tag 18
----- Tag 16 -----
voice: vo_adv_5210006_114
会長:
【chara 50711 face 3 (anger)】 でたらめを言わないでくれ!
私はアラクネさんのことをむしろかばっていたつもりだ。
証拠もなしに犯人と決めつけるなんて、恥ずべきことですからね!

voice: vo_adv_5210006_115
カスミ:
【chara 137411 face 4 (sad)】 うん……助手くん。それは間違いだね。
アラクネさんを犯人と決めつけたがっていたのは裁判長のほうさ。
もう一度考えてみてくれたまえ。

Jump to tag 17
----- Tag 18 -----
voice: vo_adv_5210006_116
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 あなたがパーティーの参加者たちを殺害した動機は──

----- Tag 21 -----
Choice: (19) ランドソルが嫌いだから。
Choice: (20) 森林開発の利権がらみ。
----- Tag 19 -----
voice: vo_adv_5210006_117
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 そんなことはない!
百歩譲って嫌いだとして、毒を盛って殺さなくてはならないのか?
【chara 50711 face 4 (sad)】 私はそんな短絡的な人間に見えますか?

voice: vo_adv_5210006_118
カスミ:
【chara 137411 face 6 (surprised)】 助手くん、それはちょっとちがうかな……
【chara 137411 face 3 (anger)】 彼は好き嫌いで殺人を犯すような人間ではない。良くも悪くもね。
もう一度考えてみてほしいな。

Jump to tag 21
----- Tag 20 -----
voice: vo_adv_5210006_119
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 …………ど、どういう意味ですか。
【chara 50711 face 4 (sad)】 私は、ネフィ=ネラ様の命令通り、ランドソルとの共同開発を……

voice: vo_adv_5210006_120
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 この事件で結局何が起きたのか。事件の前後で何が変わったのか。
注目すべきは、そこなんです。

voice: vo_adv_5210006_121
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 裁判長がアラクネさんを排除しようと動いたことを除けば、
起きた事実はただ一つ。
ランドソルの人々が森林開発から手を引いて、去っていった。

voice: vo_adv_5210006_122
会長:
【chara 50711 face 3 (anger)】 そうです、そうですよ!
私はビジネスができなくなり、大損害を被ることになるんですよ!
ネフィ=ネラ様からもきっとお叱りを!

voice: vo_adv_5210006_123
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 それは、あなたの本心ですか?

voice: vo_adv_5210006_124
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 会場の武器。毒を飲んだかもしれないのに落ち着いていたこと。
そしてアラクネさんをかばう言動。
それらは、あなたの嘘を炙りだしているのでは?

voice: vo_adv_5210006_125
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 私が、本当はランドソルとの共同開発など望んでおらず、
独占をもくろんでいると?

voice: vo_adv_5210006_126
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 そう考えると、これまでの違和感の説明がつくのです。

voice: vo_adv_5210006_127
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 毒殺を怖れたランドソルの人々が逃げ出すことを、あなたは期待した。
【chara 137411 face 4 (sad)】 しかし犯人がアラクネさんということになれば、
彼女を裁いて一件落着となってしまう。

voice: vo_adv_5210006_128
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 だからあなたは、アラクネさんを必死にかばった。
いつまでも犯人が見つからず、疑心暗鬼だけが残ることを望んだ。

voice: vo_adv_5210006_129
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 そう──自作自演の殺人未遂事件まで起こしてね。

voice: vo_adv_5210006_130
ナーナ・ホウオウ・アラクネ:
【chara 1 face 1 (normal)】 えっ!?

voice: vo_adv_5210006_131
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 わ、私が毒を飲んで倒れたのは、嘘だと? 演技だと?
【chara 50711 face 3 (anger)】 それはひどい! あまりにもひどい言いぐさじゃありませんか!
何か証拠があるのですか?

voice: vo_adv_5210006_132
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 さあ助手くん。決定的な証拠を突きつけてくれたまえ。
【chara 137411 face 3 (anger)】 それは──

----- Tag 24 -----
Choice: (22) ナーナちゃんのドーナツ。
Choice: (23) ほーちゃんのよだれ。
----- Tag 22 -----
voice: vo_adv_5210006_133
ナーナ:
【chara 136212 face 6 (surprised)】 ぴぃ!? 【chara 136212 face 9 (special_c)】 こ、このドーナツはだめだよお~!
後であーちゃんと食べるんだから!

voice: vo_adv_5210006_134
アラクネ:
【chara 136011 face 4 (sad)】 騎士さま、後生ですから、なーちゃんのどーなつだけはお目こぼしを……

voice: vo_adv_5210006_135
カスミ:
【chara 137411 face 4 (sad)】 いやいや、助手くん。
二人のささやかなおやつを奪ってはいけないよ。
というか、そもそも事件と無関係だし……

Jump to tag 24
----- Tag 23 -----
voice: vo_adv_5210006_136
ホウオウ:
【chara 134712 face 8 (special_b)】 ……は? 私の? ……え、なんですって? はい?

voice: vo_adv_5210006_137
ナーナ:
【chara 136212 face 4 (sad)】 ほーちゃんのよだれって、あの、寝てるときに垂らしてたやつかな?

voice: vo_adv_5210006_138
ホウオウ:
【chara 134712 face 3 (anger)】 そっ、そんなの垂らしてませーん!
この偉大かつ優雅な私ともあろうものが、そんなはしたないことを!

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_5210006_139
ホウオウ:
【chara 134712 face 7 (special_a)】 しっ、真実の鏡がすっごい光ってる!?
【chara 134712 face 3 (anger)】 し、失礼な! 私が嘘をついているとでもっ!?

voice: vo_adv_5210006_140
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 会長。あなたが毒を飲まされて生死の境をさまよっているという時、
解毒剤を渡しましたよね。
ほーちゃんの血液から作った解毒剤を。

voice: vo_adv_5210006_141
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 ええ、おかげで一命をとりとめましたが、それが?

voice: vo_adv_5210006_142
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 あれは、嘘です。

voice: vo_adv_5210006_143
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 ……は?

voice: vo_adv_5210006_144
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 あれは、解毒剤などではない。ほーちゃんのよだれです。

voice: vo_adv_5210006_145
会長:
【chara 50711 face 4 (sad)】 ………………………………は、い?

voice: vo_adv_5210006_146
ホウオウ:
【chara 134712 face 8 (special_b)】 はい? っていうのは、私の権利だと思うんですけど!?

voice: vo_adv_5210006_147
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 これまで述べた理由から、私はあなたを疑っていた。
【chara 137411 face 1 (normal)】 だから、こちらもひと芝居打たせてもらったのです。

voice: vo_adv_5210006_148
ホウオウ:
【chara 134712 face 4 (sad)】 あのー
ねえ、聞いてます? ちょっと?

voice: vo_adv_5210006_149
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 結果、あなたは見事にハマッてくれた。
回復したと言って私たちの前に現れて、
アラクネさんが捕まらないよう取り計らってくれた。

voice: vo_adv_5210006_150
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 これが、あなたの最大の失敗です。
あのまま自作自演を続けていればよかったのに、
やはりアラクネさんに捕まってほしくなかったんですね。

voice: vo_adv_5210006_151
会長:
【chara 50711 face 3 (anger)】 ……だ……だましたのか……くそっ……

voice: vo_adv_5210006_152
ホウオウ:
【chara 134712 face 8 (special_b)】 だ、誰も私の話を聞いてない……
【chara 134712 face 7 (special_a)】 もしかして、尊敬されて、ない? 【chara 134712 face 4 (sad)】 いえ、そんなはずは……

voice: vo_adv_5210006_153
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 いやあ、それにしても助手くん! ここまで見事な推理だね。
【chara 137411 face 2 (joy)】 鮮やかに犯人を追い詰めていくその手腕、感心したよ。

voice: vo_adv_5210006_154
ナーナ:
【chara 136212 face 2 (joy)】 騎士ちゃん、すごーい!
さすがナーナのセンパイさんだねっ!

voice: vo_adv_5210006_155
アラクネ:
【chara 136011 face 2 (joy)】 騎士さまのこと……尊敬いたします……

----- Tag 99 -----
voice: vo_adv_5210006_156
会長:
【chara 50711 face 1 (normal)】 いいでしょう。【chara 50711 face 4 (sad)】 確かに、あれは自作自演でした。認めます。
【chara 50711 face 3 (anger)】 だがそれは、裁判長の思惑通りにコトを進めたくなかったからだ。
毒殺事件の犯人だからじゃない!

voice: vo_adv_5210006_157
会長:
【chara 50711 face 3 (anger)】 第一、証拠は?
私が毒を入れたという確たる証拠はあるのですか?
料理から発見されなかった毒を、どうやって?

voice: vo_adv_5210006_158
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 ──さあ、最後の仕上げだよ。助手くん。
【chara 137411 face 3 (anger)】 犯人はどうやって毒を入れたのか?

voice: vo_adv_5210006_159
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 今回使われた毒は『何か』と『何か』を混ぜ合わせることによって、
毒性を発揮するタイプのものだった。
これが最大のヒントだよ。その手段とは──

----- Tag 28 -----
Choice: (25) 上手出し投げ。
Choice: (26) 焼き鳥の串。
Choice: (27) 握手。
----- Tag 25 -----
voice: vo_adv_5210006_160
カスミ:
【chara 137411 face 6 (surprised)】 どうして最後の最後で相撲の決まり手が出てくるのかな!?
千秋楽だから張り切ってるのかい?
【chara 137411 face 4 (sad)】 座布団が飛んでくるよ助手くんのところに!?

Jump to tag 28
----- Tag 26 -----
voice: vo_adv_5210006_161
カスミ:
【chara 137411 face 4 (sad)】 いやいや。忘れたのかい助手くん。
串はもちろん食器やテーブルクロスに至るまで、すでに分析ずみ。
【chara 137411 face 3 (anger)】 そこに毒はなかったんだ。

Jump to tag 28
----- Tag 27 -----
voice: vo_adv_5210006_162
会長:
【chara 50711 face 3 (anger)】 …………

voice: vo_adv_5210006_163
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 そう。握手なんです。
あなたがランドソル流と称して行っていた握手。
ジオ・ゲヘナではしないはずの、握手。

voice: vo_adv_5210006_164
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 あなたが犯人であるとしたら、どうやって毒を入れたのか。
それを逆算して考えたら、おのずと答えは出たのです。

voice: vo_adv_5210006_165
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 あなたの手には、物質Aが塗られていた。
焼き鳥には物質Bが含まれていた。
あなたと握手した手で、焼き鳥を食べると、AとBが組み合わさり──

Choice: (29) 毒になったんだ。
----- Tag 29 -----
voice: vo_adv_5210006_166
会長:
【chara 50711 face 3 (anger)】 そんな都合のいい物質が、このジオ・ゲヘナにあると、
あなたはお考えなのですか。

voice: vo_adv_5210006_167
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 私には、ランドソルで仕立て屋をしている知人がいまして。
このジオ・ゲヘナでもファッションショーを開催したとか。

voice: vo_adv_5210006_168
アラクネ:
【chara 136011 face 1 (normal)】 ツムギさまのこと、ですね。

voice: vo_adv_5210006_169
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 そう。ツムギさんは服の材料を調達している関係で、
ジオ・ゲヘナの植物に詳しいんです。
【chara 137411 face 2 (joy)】 それで、こんなものを手に入れました。

voice: vo_adv_5210006_170
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 ……か、火燐樹の樹皮……

voice: vo_adv_5210006_171
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 ツムギさんが言うには、この植物はジオ・ゲヘナでも珍しく、
なかなか自生しているところはないそうです。
【chara 137411 face 2 (joy)】 あなたの所有する森林以外には、ほんの数か所だそうですね。

voice: vo_adv_5210006_172
会長:
【chara 50711 face 3 (anger)】 ラ、ランドソルから流れてきた仕立て屋ふぜいが、
何を知ったようなことを。

voice: vo_adv_5210006_173
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 本性が出てきましたね。
【chara 137411 face 1 (normal)】 さて、ここに一つの小瓶があります。
火燐樹の樹液を蒸留した液体が入ってます。

voice: vo_adv_5210006_174
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 【chara 50711 face 6 (surprised)】 これを、こうして……私の手に塗ります。
【chara 137411 face 3 (anger)】 さらさらとした液体で粘つきがない。【chara 137411 face 1 (normal)】 手汗と区別がつきませんね。

voice: vo_adv_5210006_175
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 順番はこうです。まず、あなたは焼き鳥を食べてみせた。
【chara 137411 face 3 (anger)】 その後、密かにこの樹液を手に塗って、参加者たちと握手してまわる。

voice: vo_adv_5210006_176
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 参加者たちがその手で焼き鳥を食べれば、
たっぷりの肉汁が手について、樹液と混ざり合い、
何かの拍子で口に入れば──

voice: vo_adv_5210006_177
料理長:
【chara 18711 face 1 (normal)】 よう、お待ちどお。

voice: vo_adv_5210006_178
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 りょ、料理長?

voice: vo_adv_5210006_179
料理長:
【chara 18711 face 1 (normal)】 探偵の嬢ちゃんに頼まれた焼き鳥、いい感じに焼きあがったぜ。
あの時と同じ、ボーボー鳥の鶏肉だ。

voice: vo_adv_5210006_180
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 さあ会長。私と握手してください。
【chara 137411 face 2 (joy)】 それから、この極上の焼き鳥を召し上がれ。

voice: vo_adv_5210006_181
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 …………!

voice: vo_adv_5210006_182
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 どうしました?
してくれないんですか。握手。

voice: vo_adv_5210006_183
会長:
【chara 50711 face 3 (anger)】 ………………

voice: vo_adv_5210006_184
会長:
【chara 50711 face 4 (sad)】 …………最後のあがきを、させてください。
【chara 50711 face 3 (anger)】 あの会場で、他に握手をしていた者がいれば、その人も容疑者になる。
その可能性は?

voice: vo_adv_5210006_185
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 ゼロです。

voice: vo_adv_5210006_186
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 私たちよそ者と積極的に握手をかわし、
友好の意志を示してくれたジオ・ゲヘナの住人は。
会長、あなただけだったんです……

voice: vo_adv_5210006_187
ナーナ・ホウオウ・アラクネ:
【chara 1 face 1 (normal)】 …………

voice: vo_adv_5210006_188
会長:
【chara 50711 face 4 (sad)】 ここまでのようですね……
信じられないほどの洞察力だ。恐れ入りましたよ。
カスミさん。騎士さん。

voice: vo_adv_5210006_189
会長:
【chara 50711 face 1 (normal)】 火燐樹の樹液と、ボーボー鳥の肉汁。
この二つを合わせると強い毒性を発揮する。
【chara 50711 face 2 (joy)】 森林資源研究の過程でその事実を発見した時は、運命だと思いました。

voice: vo_adv_5210006_190
会長:
【chara 50711 face 3 (anger)】 この殺害方法なら、誰にも気づかれない。そして私にしかできない。
【chara 50711 face 4 (sad)】 ジオ・ゲヘナを守れ、この大地をよそ者から守れと、
誰かに言われた気がして……

voice: vo_adv_5210006_191
料理長:
【chara 18711 face 3 (anger)】 馬鹿野郎! そんな理由で、俺に殺人の片棒を担がせたってのか!?
俺は、あんたを信じてたのにっ!!

voice: vo_adv_5210006_192
カスミ:
【chara 137411 face 6 (surprised)】 やめてください、料理長。
【chara 137411 face 3 (anger)】 ジオ・ゲヘナを守れ、とはどういう意味です? 会長。

voice: vo_adv_5210006_193
会長:
【chara 50711 face 4 (sad)】 ランドソルは大変に便利な魔法が発達した世界と聞きます。
その巧みな魔法で大地を切り裂き、どんどん手を加えているとか。
もし、ジオ・ゲヘナがそんなことになったら……

voice: vo_adv_5210006_194
カスミ:
【chara 137411 face 6 (surprised)】 自然保護、か……
【chara 137411 face 3 (anger)】 確かにジオ・ゲヘナの雄大かつ豪快な自然はランドソルにはない美点だ。
【chara 137411 face 4 (sad)】 守りたいという気持ちも分かるけれど……

voice: vo_adv_5210006_195
会長:
【chara 50711 face 4 (sad)】 確かに、森林開発の利益を独占したいという気持ちはありました。
【chara 50711 face 3 (anger)】 でも、それだけじゃない。
このジオ・ゲヘナを守りたかったんだ!

voice: vo_adv_5210006_196
ホウオウ:
【chara 134712 face 3 (anger)】 思いあがらないでくださーい!

voice: vo_adv_5210006_197
ナーナ:
【chara 136212 face 6 (surprised)】 【chara 50711 face 6 (surprised)】 ほーちゃん?

voice: vo_adv_5210006_198
ホウオウ:
【chara 134712 face 3 (anger)】 このジオ・ゲヘナの大地が、ちょっとやそっとの自然開発で
揺らぐはずはありません!
かつての私、カレイドフェニックスの炎さえ耐えてみせた大地ですよ!

voice: vo_adv_5210006_199
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 …………ホウオウ、様………………

voice: vo_adv_5210006_200
ホウオウ:
【chara 134712 face 3 (anger)】 どうしてもっとこのジオ・ゲヘナの大地を! 住人たちを!
信じようとしなかったのですか!

voice: vo_adv_5210006_201
会長:
【chara 50711 face 6 (surprised)】 ……信じる? この、世界を?

voice: vo_adv_5210006_202
ホウオウ:
【chara 134712 face 3 (anger)】 そうです! あなたは殺人という最低の方法で、
このジオ・ゲヘナを貶めてしまったのですよ!

voice: vo_adv_5210006_203
会長:
【chara 50711 face 4 (sad)】 ジオ・ゲヘナを愛してるつもりで……私は……
私が、やったことは……

voice: vo_adv_5210006_204
会長:
【chara 50711 face 4 (sad)】 …………申し訳ありません…………
……申し訳、ありませんでしたっ……

voice: vo_adv_5210006_205
カスミ:
【chara 137411 face 1 (normal)】 演説だけで、犯人に謝罪させるなんて。
【chara 137411 face 2 (joy)】 さすがだね、ほーちゃん。

voice: vo_adv_5210006_206
ホウオウ:
【chara 134712 face 6 (surprised)】 と、当然のことを言ったまでですが?

voice: vo_adv_5210006_207
ホウオウ:
【chara 134712 face 2 (joy)】 や、やったぁ~! 尊敬されてるっ、私!
き、きもちいぃ~! 

voice: vo_adv_5210006_208
カスミ:
【chara 137411 face 3 (anger)】 会長。私とともに、ネフィ=ネラさんのところへ行きましょう。
亡くなった人のために何ができるか、それを一緒に考えましょう。

voice: vo_adv_5210006_209
会長:
【chara 50711 face 4 (sad)】 ありがとうございます……ありがとう、ございますっ……!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 過酷な事件の日々を過ごした{player}たちに、
ようやく平穏が訪れようとしている──