怪しい少女、優しい女性
合流してルナの塔を進む3人。これまで気配を感じさせなかったアユミをただものではないと警戒するエリコ。対してアユミはこれまでの観察からエリコを優しい人だと感じ、仲良くなりたいと思うのであった。
-------------- situation:
怪しい少女、優しい女性
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
エリコの窮地を救うため、姿を現したアユミ。
しかしエリコは、隠れてずっとついてきていたアユミを
怪訝な目で見つめていた。
voice: vo_adv_7012003_000
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】
先輩メモ。
【chara 105511 face 6 (surprised)】
思わず{player}先輩たちの前に姿を現してしまった。
【chara 105511 face 4 (sad)】
探索の邪魔にならないよう、遠くから見てるだけのつもりだったのに。
voice: vo_adv_7012003_001
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
先輩は一人じゃ危ないから一緒においでよ、と言ってくれたけど、
【chara 105511 face 4 (sad)】
私なんかがついていって邪魔にならないだろうか。
voice: vo_adv_7012003_002
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
とっても不安で……ど……どど、【chara 105511 face 4 (sad)】
どうしよう~~~!
voice: vo_adv_7012003_003
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
……アユミさん、と仰いましたか。
voice: vo_adv_7012003_004
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
ひゃっ、ひゃいっ!?
voice: vo_adv_7012003_005
エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
改めて、先ほどは窮地を救ってくださり、
ありがとうございます。
【chara 102711 face 4 (sad)】
あのまま足を踏み外していたら、無傷では済みませんでしたわ。
voice: vo_adv_7012003_006
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
い、いえそんなっ!
【chara 105511 face 4 (sad)】
私なんかが差し出がましいまねを……!
voice: vo_adv_7012003_007
エリコ:
【chara 102711 face 3 (anger)】
それはともかく。
【chara 102711 face 6 (surprised)】
アユミさん……あなた本当に、最初からついてきていたんですか?
この塔に入る前から?
voice: vo_adv_7012003_008
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
あっ、はっ、はい……!
voice: vo_adv_7012003_009
エリコ:
【chara 102711 face 4 (sad)】
……そんな気配、まったく感じませんでしたわ。
【chara 102711 face 3 (anger)】
嘘をついているわけじゃありませんよね?
voice: vo_adv_7012003_010
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
えっ? ええっと……【chara 105511 face 1 (normal)】
あの、本当です……
【chara 105511 face 4 (sad)】
私その、普段から影が薄くて……人に気づかれにくいんです。
voice: vo_adv_7012003_011
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
気づかれにくい……
【chara 102711 face 4 (sad)】
そんなかわいいレベルではない気もしますが……
Choice: (1) いつものことだよ。
Choice: (2) 全然気がつかなかった。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_7012003_012
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
いつものこと……!?
【chara 102711 face 3 (anger)】
アユミさん、あなたいつもこんな風にこのおかたに
つきまとっているんですの!?
voice: vo_adv_7012003_013
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
ちちっ、違いますぅ!
【chara 105511 face 4 (sad)】
つきまとってるわけじゃなくて~!
Jump to tag 3
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_7012003_014
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
はぅ……やっぱりですかぁ~……
隠れてる私が悪いんですけど、
【chara 105511 face 6 (surprised)】
もうちょっと存在感を出せるように頑張らなきゃ……
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_7012003_015
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
うぅ……いつも声をかけることができなくて、
じーって見てるだけになっちゃうんですよね……
【chara 105511 face 6 (surprised)】
それをなんとかするために、こうしてメモを……
voice: vo_adv_7012003_016
エリコ:
【chara 102711 face 4 (sad)】
メモ……【chara 102711 face 6 (surprised)】
さっきから気になっていたんですが、
アユミさん、それは何を書いているんです?
voice: vo_adv_7012003_017
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
はいっ!?
【chara 105511 face 4 (sad)】
あ、こ、これは……【chara 105511 face 5 (shy)】
その……先輩がいる前では、ちょっと……
voice: vo_adv_7012003_018
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
{player}様にはお見せできないと?
【chara 102711 face 3 (anger)】
……怪しいですわね。
voice: vo_adv_7012003_019
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
い、いえっ、そういうのではなくて……!
えっと、【chara 105511 face 4 (sad)】
日記、みたいなものだから……
voice: vo_adv_7012003_020
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
日記……!?
voice: vo_adv_7012003_021
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
まさかこの子、日記を書きながら……!?
【chara 102711 face 4 (sad)】
ということは、今までの私の行動も全て、
この子には筒抜け、ということですか……!?
voice: vo_adv_7012003_022
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
わざと顔を汚して拭いてもらったのも、
めまいを装って抱きつこうとしたのも、
薬を使ってハプニングを起こそうとしたのも……!?
voice: vo_adv_7012003_023
エリコ:
【chara 102711 face 4 (sad)】
まずいですわ……【chara 102711 face 6 (surprised)】
もし、そんなものが他者の目に触れようものなら、
『壊し屋』として示しがつきませんわ……!
【chara 102711 face 4 (sad)】
【トワイライトキャラバン】のみなさんにも笑われてしまいます!
voice: vo_adv_7012003_024
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
それになにより、{player}様に……運命の人に……
【chara 102711 face 4 (sad)】
裏で必死にアプローチをしていたなどと知られるわけには……!
voice: vo_adv_7012003_025
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
あの、エリコさん……?
【chara 105511 face 6 (surprised)】
どうかなさいましたか? 【chara 105511 face 4 (sad)】
どこか気分でも……?
voice: vo_adv_7012003_026
エリコ:
【chara 102711 face 3 (anger)】
……お気になさらず。
少々考え事をしていただけです。
voice: vo_adv_7012003_027
アユミ:
【chara 105511 face 2 (joy)】
何かあったら、
遠慮なく言ってくださいね……!
voice: vo_adv_7012003_028
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】
一緒に連れて行っていただく以上、
お役に立てるように、【chara 105511 face 3 (anger)】
が、頑張りますので……【chara 105511 face 6 (surprised)】
って、ひゃあっ!?
【chara 105511 face 4 (sad)】
あわわわっ、メ、メモ落としちゃった……!
voice: vo_adv_7012003_029
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
心配が必要なのはあなたの方みたいですわね。
【chara 102711 face 1 (normal)】
ほら、手を貸しますから、さっさと立ち上がりなさ──
voice: vo_adv_7012003_030
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
ハッ……!? 【chara 102711 face 4 (sad)】
今、一瞬見えたメモの中に私の名前が……!?
【chara 102711 face 6 (surprised)】
まさかこの子、わざと中身を見せて……!?
voice: vo_adv_7012003_031
エリコ:
【chara 102711 face 4 (sad)】
私にすら気づかれないほどの隠密性、
そしてあの使い込まれたメモ……【chara 102711 face 3 (anger)】
ただものじゃない……!
voice: vo_adv_7012003_032
アユミ:
【chara 105511 face 2 (joy)】
ありがとうございます、エリコさん!
【chara 105511 face 1 (normal)】
やっぱりエリコさんは優しい人ですね……!
【chara 105511 face 2 (joy)】
えへへ……♪
voice: vo_adv_7012003_033
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_7012003_034
エリコ:
【chara 102711 face 4 (sad)】
なんという緩み切った微笑み……
【chara 102711 face 6 (surprised)】
街では『壊し屋』と恐れられている私に向かって……!
【chara 102711 face 4 (sad)】
もしやこの女、私の弱みは握っているぞ、【chara 102711 face 6 (surprised)】
と……!?
voice: vo_adv_7012003_035
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】
エリコさん、戦闘中はちょっぴり怖いけど、
先輩の前ではドジしちゃうところがあって……
【chara 105511 face 6 (surprised)】
私と一緒にしちゃ失礼かもだけど、【chara 105511 face 2 (joy)】
なんだかシンパシー感じちゃう……
voice: vo_adv_7012003_036
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
アユミ……なんてしたたかな女!
【chara 102711 face 4 (sad)】
油断はできない……【chara 102711 face 3 (anger)】
いざとなったら、この手で……!
voice: vo_adv_7012003_037
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】
強くて、きれいで、優しくて。
【chara 105511 face 2 (joy)】
仲良くなれたらいいなぁ……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
こうしてお互いに奇妙なすれ違いが生まれつつ、
ルナの塔探索が改めて始まるのだった。