いつか働く、今じゃない
自作のあんパンをバザーで売ることになった鈴。自信なさげにパンを売る鈴だったが、美冬たちの助けもあり、あんパンは見事完売を果たす。自分が作ったものを認められる喜びを少しだけ覚える鈴であった。
-------------- situation:
いつか働く、今じゃない
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
怒涛の勢いで魔物を倒していくミフユ。
魔物の大半はミフユに恐れをなして逃げ、
立ち向かってきた最後の一体もついには──
voice: vo_adv_7013005_000
ミフユ:
【chara 104811 face 3 (anger)】
これでラスト!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_7013005_001
ミフユ:
【chara 104811 face 6 (surprised)】
ふぅ。【chara 104811 face 4 (sad)】
想定していたよりも時間かかっちゃったわね。
voice: vo_adv_7013005_002
リン:
【chara 102611 face 6 (surprised)】
あっという間に片づけたように見えたけど……
voice: vo_adv_7013005_003
ミフユ:
【chara 104811 face 1 (normal)】
私の効率的な戦い方はこんなものじゃないわ。
【chara 104811 face 6 (surprised)】
十分休んだつもりでも、疲れが残ってたみたいね。
voice: vo_adv_7013005_004
ミフユ:
【chara 104811 face 4 (sad)】
それにしても、これだけ登ってなんの手がかりもないなんて……
【chara 104811 face 6 (surprised)】
ん? 何かしら、この変わった石。
逃げた魔物が落としていったのかしら。
voice: vo_adv_7013005_005
リン:
【chara 102611 face 6 (surprised)】
確かに変な石だね。宝石とかじゃなさそうだけど、
【chara 102611 face 1 (normal)】
これがあんたの記憶の手がかりだったり……【chara 102611 face 6 (surprised)】
わわっ!?
なんか急に光りだしたよ!? 何この光!?
voice: vo_adv_7013005_006
ミフユ:
【chara 104811 face 4 (sad)】
わ、分からないわっ!!
なんなの、ちょ、ちょっとキミ! なんとかして~~!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_7013005_007
鈴:
【chara 102631 face 4 (sad)】
ねぇ、やっぱ帰ろうよ。
素人が作ったあんパンなんか売れるわけないじゃん。
voice: vo_adv_7013005_008
鈴:
【chara 102631 face 3 (anger)】
そもそも、なんでこんなことしなきゃいけないのさ。
【chara 102631 face 4 (sad)】
バザーで自分の手作りパン売るなんて、学校行くよりハードル高いよ。
Choice: (1) おいしいから安心して。
Choice: (2) 今日だけだから。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_7013005_009
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】
いや、何をもって安心しろと。
【chara 102631 face 4 (sad)】
あたしは人前に出たくないって言ってるんだよ。
Jump to tag 3
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_7013005_010
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】
お客さんとは今日限りの関係だから
学校よりハードル低いってこと?
【chara 102631 face 4 (sad)】
いや、めんどくささのレベルは何一つ変わらないよ?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_7013005_011
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】
パン作り以外はあんたがいろいろやってくれるって言うんだったら
別にいいんだけどね。
【chara 102631 face 3 (anger)】
あたしはそこら辺うろついてるふりして勝手に帰るから。
voice: vo_adv_7013005_012
美冬:
【chara 104831 face 1 (normal)】
あっ、キミ!
いつまでたっても来ないから探しに来たわよ!
voice: vo_adv_7013005_013
鈴:
【chara 102631 face 6 (surprised)】
えっ? だ、誰?
voice: vo_adv_7013005_014
美冬:
【chara 104831 face 6 (surprised)】
あら? ひょっとしてあなたが鈴さん、かしら。
voice: vo_adv_7013005_015
鈴:
【chara 102631 face 6 (surprised)】
は、はい……そう、ですけど。
【chara 102631 face 1 (normal)】
どうしてあたしのことを?
voice: vo_adv_7013005_016
美冬:
【chara 104831 face 2 (joy)】
おいしいあんパンを作る子がいるって聞いてね。
バザーで売ってみないか、って私が彼に声を掛けたのよ。
voice: vo_adv_7013005_017
美冬:
【chara 104831 face 6 (surprised)】
って、ごめんなさい。自己紹介がまだだったわね。【chara 104831 face 2 (joy)】
私は大神美冬。
バイト先の人に頼まれて今回のバザーの運営委員会をしてるの。
よろしくね。
voice: vo_adv_7013005_018
鈴:
【chara 102631 face 5 (shy)】
よろしく、おねがいします。
【chara 102631 face 1 (normal)】
あの、おいしいって、こいつが言ったみたいだけど、
所詮は素人の作るやつだよ?
voice: vo_adv_7013005_019
美冬:
【chara 104831 face 2 (joy)】
バザーに出るのは全員素人だから安心して。
【chara 104831 face 1 (normal)】
でも、確かにおいしくない素人のパンを売っても仕方ないわよね。
【chara 104831 face 6 (surprised)】
一つ味見させてくれる?
Choice: (4) どうぞ。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_7013005_020
美冬:
【chara 104831 face 2 (joy)】
ありがとう。
voice: vo_adv_7013005_021
鈴:
【chara 102631 face 6 (surprised)】
あ、ちょっと勝手に話し進めないでよ!
voice: vo_adv_7013005_022
美冬:
【chara 104831 face 6 (surprised)】
見た目はきちんとおいしそうね。【chara 104831 face 2 (joy)】
それじゃ、いただきます。あむっ。
【chara 104831 face 1 (normal)】
むっ、これは……ふむ……
voice: vo_adv_7013005_023
鈴:
【chara 102631 face 4 (sad)】
そ、そんなのでお金取っちゃダメだよね!
【chara 102631 face 1 (normal)】
うん、分かりました。あたしはおとなしく帰ります。
いやーざんねんだなー
voice: vo_adv_7013005_024
美冬:
【chara 104831 face 2 (joy)】
おいしいわ!
voice: vo_adv_7013005_025
鈴:
【chara 102631 face 6 (surprised)】
え?
voice: vo_adv_7013005_026
美冬:
【chara 104831 face 2 (joy)】
フワフワのパンとしっとりしたあんのバランスが絶妙よ!
これなら売れるわ! 【chara 104831 face 1 (normal)】
むしろ売れなきゃおかしい!
voice: vo_adv_7013005_027
鈴:
【chara 102631 face 5 (shy)】
それは……ありがとうございます。
【chara 102631 face 1 (normal)】
それじゃああたしの役目は終わったのでこれで。
【chara 102631 face 2 (joy)】
あんた、売るのがんばってね。じゃ。
voice: vo_adv_7013005_028
美冬:
【chara 104831 face 6 (surprised)】
ちょっと待った!
作った人の顔が見えた方が買う方も安心でしょ!
【chara 104831 face 1 (normal)】
一緒に来てちょうだい!
voice: vo_adv_7013005_029
鈴:
【chara 102631 face 4 (sad)】
え、あ、いや、でも~~
voice: vo_adv_7013005_030
美冬:
【chara 104831 face 2 (joy)】
あなたのあんパンはおいしいから自信を持って!
【chara 104831 face 1 (normal)】
さぁ、早くしないとバザー開催に出遅れるわ!
【chara 104831 face 2 (joy)】
焼きたてをガンガン売り込んでいかないとね! 行きましょ!
voice: vo_adv_7013005_031
鈴:
【chara 102631 face 4 (sad)】
あっ、ちょっと、あたしの話を~~
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_7013005_032
美冬:
【chara 104831 face 2 (joy)】
あんパン、焼きたてのあんパンいかがですか~!
おいしいですよ~!
voice: vo_adv_7013005_033
鈴:
【chara 102631 face 4 (sad)】
う~~どうしてこんなことに……
voice: vo_adv_7013005_034
おばさん:
【chara 1 face 1 (normal)】
ちょうどお腹が減ってたの。お一ついただこうかしら。
voice: vo_adv_7013005_035
美冬:
【chara 104831 face 2 (joy)】
ありがとうございます! 【chara 104831 face 6 (surprised)】
鈴さん、お会計お願い!
voice: vo_adv_7013005_036
鈴:
【chara 102631 face 6 (surprised)】
あっはい、えっと、一つ100円、です。
voice: vo_adv_7013005_037
おばさん:
【chara 1 face 1 (normal)】
ありがとね、お嬢ちゃん。さっそくいただきます。
あむっ。あらやだ、本当においしいわね!
voice: vo_adv_7013005_038
美冬:
【chara 104831 face 2 (joy)】
ですよね! その子が作ったんですよ。
voice: vo_adv_7013005_039
おばさん:
【chara 1 face 1 (normal)】
そうなの? すごいわねぇ。
将来はパン屋さんかしら?
voice: vo_adv_7013005_040
鈴:
【chara 102631 face 5 (shy)】
あ、いや、あたしはあんパンが好きなだけで……
voice: vo_adv_7013005_041
おばさん:
【chara 1 face 1 (normal)】
まぁまぁ、赤くなっちゃってかわいいわね。
でも本当においしいわよ、私のお友達にも教えてあげなきゃ。
voice: vo_adv_7013005_042
美冬:
【chara 104831 face 2 (joy)】
宣伝ありがとうございます!
voice: vo_adv_7013005_043
おばさん:
【chara 1 face 1 (normal)】
いえいえ~
voice: vo_adv_7013005_044
鈴:
【chara 102631 face 6 (surprised)】
あ、そんなに宣伝しなくてもいいんですよ~……【chara 102631 face 4 (sad)】
行っちゃった。
voice: vo_adv_7013005_045
美冬:
【chara 104831 face 1 (normal)】
何言ってるの鈴さん!
せっかくおいしくできたものを売らないなんてもったいないわよ!
【chara 104831 face 2 (joy)】
じゃんじゃん声出していきましょ!
voice: vo_adv_7013005_046
美冬:
【chara 104831 face 2 (joy)】
あんパン、焼きたてのあんパンいかがですか~!
おいしいですよ~! 【chara 104831 face 1 (normal)】
ほら、鈴さんも!
voice: vo_adv_7013005_047
鈴:
【chara 102631 face 4 (sad)】
え~~~!?
voice: vo_adv_7013005_048
鈴:
【chara 102631 face 6 (surprised)】
焼きたての、あんパン、おいしいですよ~
voice: vo_adv_7013005_049
美冬:
【chara 104831 face 2 (joy)】
そう、その調子!
voice: vo_adv_7013005_050
鈴:
【chara 102631 face 4 (sad)】
自分の作ったものをおいしいって言うのなんか恥ずかしいよ……
voice: vo_adv_7013005_051
美冬:
【chara 104831 face 1 (normal)】
実際おいしいんだから恥ずかしくない!
【chara 104831 face 2 (joy)】
さ! お昼までに完売を目指すわよ~~!!
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_7013005_052
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】
本当にお昼前に完売するとは思わなかった。
voice: vo_adv_7013005_053
美冬:
【chara 104831 face 2 (joy)】
あなたがおいしいものを作って、さらに売る努力もした。
完売したのは全然おかしいことじゃないわよ。
voice: vo_adv_7013005_054
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】
売る努力してくれたのはほとんど美冬さんじゃん。
【chara 102631 face 6 (surprised)】
というかバザーの運営委員だったのに、
あたしのお店だけ手伝ってよかったの?
voice: vo_adv_7013005_055
美冬:
【chara 104831 face 6 (surprised)】
運営委員っていっても町のゆる~いやつだからね。
【chara 104831 face 2 (joy)】
バザーが盛り上がればなにやってもいいのよ。
事前準備はばっちりこなしておいたしね。
voice: vo_adv_7013005_056
美冬:
【chara 104831 face 2 (joy)】
それに鈴さんが作ったあんパン、本当においしかったから。
【chara 104831 face 1 (normal)】
おいしいものが売れないなんて損失よ。
つまり効率的じゃないわ!
voice: vo_adv_7013005_057
鈴:
【chara 102631 face 2 (joy)】
そっか……【chara 102631 face 1 (normal)】
効率? とかはよく分からないけど、
【chara 102631 face 5 (shy)】
自分が作ったものを褒めてもらえるのって、悪くないね。
voice: vo_adv_7013005_058
美冬:
【chara 104831 face 6 (surprised)】
それなら毎回出店しない!?
【chara 104831 face 2 (joy)】
次はもっと数を作っても大丈夫だと思うわ!
voice: vo_adv_7013005_059
鈴:
【chara 102631 face 6 (surprised)】
え? あ、いや、ほんと、そういうのは……
voice: vo_adv_7013005_060
美冬:
【chara 104831 face 4 (sad)】
そうよね、急に数を増やすのは不安よね。【chara 104831 face 2 (joy)】
でも安心して!
責任を持って効率的に鈴さんのあんパンを売り切ってみせるから!
voice: vo_adv_7013005_061
鈴:
【chara 102631 face 4 (sad)】
そういうことじゃなくて!
voice: vo_adv_7013005_062
美冬:
【chara 104831 face 1 (normal)】
数を増やすなら運送手段も必要になるかしら……
【chara 104831 face 6 (surprised)】
あ、それに調理スペースも自宅だけじゃ難しいわよね……
voice: vo_adv_7013005_063
鈴:
【chara 102631 face 4 (sad)】
ね、ねぇ? 聞いてる?
voice: vo_adv_7013005_064
美冬:
【chara 104831 face 1 (normal)】
彼のことも有効活用して……
voice: vo_adv_7013005_065
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】
聞いてないね。
Choice: (5) 次もがんばろうね。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_7013005_066
鈴:
【chara 102631 face 3 (anger)】
はぁ!? 【chara 102631 face 4 (sad)】
そんなの絶対に嫌だよ~~~!!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_7013005_067
ミフユ:
【chara 104811 face 1 (normal)】
んんぅ……あ、あれ? 私寝ちゃってた?
【chara 104811 face 6 (surprised)】
こんなところで寝てしまうなんて、
リンさんのやり方が板についてきたのかしら。
voice: vo_adv_7013005_068
リン:
【chara 102611 face 4 (sad)】
そんなの絶対に嫌だよ~~~!!
voice: vo_adv_7013005_069
ミフユ:
【chara 104811 face 6 (surprised)】
わっ!? び、びっくりした!
voice: vo_adv_7013005_070
リン:
【chara 102611 face 6 (surprised)】
あ、あれ? あたし、寝てた?
voice: vo_adv_7013005_071
ミフユ:
【chara 104811 face 4 (sad)】
私たち全員寝ちゃってたみたいね。
【chara 104811 face 1 (normal)】
それよりリンさん!
voice: vo_adv_7013005_072
リン:
【chara 102611 face 4 (sad)】
へっ!? な、なに!?
voice: vo_adv_7013005_073
ミフユ:
【chara 104811 face 2 (joy)】
リンさんの戦わずして勝つやり方が少し分かった気がするの!
voice: vo_adv_7013005_074
リン:
【chara 102611 face 6 (surprised)】
そ、そう。それは……よかったね?
voice: vo_adv_7013005_075
ミフユ:
【chara 104811 face 6 (surprised)】
だから、もう少し見学させてもらっていいかしら。
voice: vo_adv_7013005_076
リン:
【chara 102611 face 6 (surprised)】
もう、少し? ひょっとしてまだ登る気なの!? 【chara 102611 face 4 (sad)】
もう帰ろうよ!
voice: vo_adv_7013005_077
ミフユ:
【chara 104811 face 4 (sad)】
そう? この調子なら行けそうな気もするけど……
【chara 104811 face 6 (surprised)】
深入りも危険よね。帰りましょうか。
voice: vo_adv_7013005_078
リン:
【chara 102611 face 5 (shy)】
よかった~~
voice: vo_adv_7013005_079
ミフユ:
【chara 104811 face 2 (joy)】
あ! そうだ! 今度一緒に組んで仕事をしましょう!
いろんなパターンの仕事をこなせば、
より効率的にリンさんのやり方を学べるでしょうし!
voice: vo_adv_7013005_080
リン:
【chara 102611 face 4 (sad)】
いや、それは、その……
voice: vo_adv_7013005_081
リン:
【chara 102611 face 6 (surprised)】
どうしよう。断れる雰囲気じゃないよ。【chara 102611 face 3 (anger)】
こういうときは……
voice: vo_adv_7013005_082
リン:
【chara 102611 face 1 (normal)】
機会があったらね!
voice: vo_adv_7013005_083
ミフユ:
【chara 104811 face 2 (joy)】
ありがとう!
それじゃあさっそくスケジュールを組んでいくわね!
voice: vo_adv_7013005_084
リン:
【chara 102611 face 6 (surprised)】
………………え?
voice: vo_adv_7013005_085
ミフユ:
【chara 104811 face 6 (surprised)】
この日はどうかしら! それと、この日とこの日もいけるわね!
【chara 104811 face 2 (joy)】
あ! この日は面白い討伐依頼があったはずだわ!
どう!? リンさん!!
voice: vo_adv_7013005_086
リン:
【chara 102611 face 6 (surprised)】
あ、え~~~~っと……
voice: vo_adv_7013005_087
リン:
【chara 102611 face 4 (sad)】
行けたら、行く、よ?
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ミフユの猛攻をリンがかわせるわけもなく。
後日、ミフユとともに労働に勤しむリンの姿が
ランドソル各地で目撃されるのであった。