本証:私は彼の姉である
『弟くんのために』と張り切るシズルの活躍で順調に塔を攻略する一行。だが会話の中でシズルと{player}が血縁関係にないことを知り困惑するユニは、シズルを正気に戻してあげようと決意する。
-------------- situation:
本証:私は彼の姉である
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ルナの塔に入った一行はたびたび魔物の襲撃を受けたが、
シズルの活躍によってそのたび容易に危機を退けていた。
voice: vo_adv_7015001_000
シズル:
【chara 104911 face 3 (anger)】
弟くんの邪魔をする悪者は許さないよ!
お姉ちゃんチョーップ!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_7015001_001
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
ううむ、シズル君と言ったか、流石だな。
迷いのない見事な剣筋──もといチョップ筋だ。
いともたやすく道が切り開かれてゆくではないか。
voice: vo_adv_7015001_002
シズル:
【chara 104911 face 5 (shy)】
{player}くんを守るためなら、
お姉ちゃんは鬼にも邪にもなれちゃうからね。
【chara 104911 face 2 (joy)】
お姉ちゃんパワー全開だ、ぞっと♪
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_7015001_003
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
魔物の一群が瞬く間に壊滅とは……
【chara 111011 face 1 (normal)】
なるほど、任せろと豪語するだけのことはある。
【chara 111011 face 2 (joy)】
これならか弱いぼくも暢気に後方軍師面が出来るというもの。
voice: vo_adv_7015001_004
ユニ:
【chara 111011 face 7 (special_a)】
我が前に敵は無し!
全軍いざ進めぇー! ふははー皆殺しだー!
voice: vo_adv_7015001_005
シズル:
【chara 104911 face 4 (sad)】
弟くん大丈夫? 疲れてない? ちょっと休憩にしようか?
voice: vo_adv_7015001_006
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】
軍師の指令を右から左へ流すんじゃあないよ。
【chara 111011 face 1 (normal)】
なに、彼の体力ならば問題はない、さっき自分でそう言ってた。
【chara 111011 face 4 (sad)】
むしろ空気も読まずに溌溂としていた。
Choice: (1) まだまだ元気。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_7015001_007
シズル:
【chara 104911 face 6 (surprised)】
本当に? 無理しちゃ駄目だよ?
【chara 104911 face 5 (shy)】
もし誰か学校の先輩に気を遣ってるならこっそり言ってね。
【chara 104911 face 2 (joy)】
大丈夫、お姉ちゃん決して悪いようにはしないから。
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ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
なにやら物騒な父兄がいるな……
【chara 111011 face 4 (sad)】
先輩ちょっと大人しくしてよっと。
voice: vo_adv_7015001_009
シズル:
【chara 104911 face 6 (surprised)】
あれ?
どうしたのユニちゃん、急に両手で口を塞いじゃって。
【chara 104911 face 2 (joy)】
まさか本当にスクハラの心当たりがあるわけじゃないよね?
voice: vo_adv_7015001_010
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】
やめたまえ。
圧の強い笑顔で人を上から見下ろすのはやめたまえ。
voice: vo_adv_7015001_011
シズル:
【chara 104911 face 6 (surprised)】
あ、そっか! 私、背が高いから自然と……
【chara 104911 face 2 (joy)】
ごめんね、これから気を付けるね、ユニちゃん。
voice: vo_adv_7015001_012
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】
結構だ。
わざわざ膝を折って目線を合わせなくてよろしい。
voice: vo_adv_7015001_013
シズル:
【chara 104911 face 4 (sad)】
えぇー、どうすれば……
ねえ{player}君。
私、ユニちゃんに嫌われちゃったのかなあ。
Choice: (2) 大丈夫、ユニ先輩はいつもこんな感じ。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_7015001_014
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】
いかにも。
【chara 111011 face 2 (joy)】
愛くるしい外見に反して慇懃無礼と畏怖されがちなぼくだよ。
クールユニで申し訳ない。
voice: vo_adv_7015001_015
シズル:
【chara 104911 face 2 (joy)】
可愛い!
【chara 104911 face 5 (shy)】
お姉ちゃんこの子抱きかかえてもいい?
voice: vo_adv_7015001_016
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】
やめたまえ。
同い年の才媛を両手で持ちあげ高い高いするのはやめたまえ。
voice: vo_adv_7015001_017
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】
しかし{player}後輩、良かったじゃないか。
【chara 111011 face 1 (normal)】
記憶を失くして家も家族もない天涯孤独の身だと聞いていたが、
【chara 111011 face 2 (joy)】
いつの間にやらこんな素敵な姉君と再会を果たしていたのだな。
voice: vo_adv_7015001_018
シズル:
【chara 104911 face 6 (surprised)】
えっ! 素敵なお姉ちゃんだなんて!
【chara 104911 face 2 (joy)】
そんな、ユニちゃんったら本当のこと言わないで♪
voice: vo_adv_7015001_019
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】
安心したまえ、社交辞令だ。
シズル君の人となりを評せるほど、我々はまだ時を重ねておらん。
voice: vo_adv_7015001_020
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】
だが{player}君に姉がいたことを喜んでいるのは事実だ。
ぼくとて里に帰れば家族と呼んでくれる自称父親は数人いるが、
それは成り行きが積もった結果の優しい嘘に過ぎない。
voice: vo_adv_7015001_021
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】
誤解を恐れず言えば、羨望すら覚えるよ。
ぼくがどれだけ焦がれても得られない、血の繋がりという絆にはな。
Choice: (3) そういうのじゃないよ。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_7015001_022
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
……うん?
voice: vo_adv_7015001_023
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
はて、なんだって? 【chara 111011 face 4 (sad)】
どういうことだね?
voice: vo_adv_7015001_024
シズル:
【chara 104911 face 2 (joy)】
お姉ちゃんと{player}くんは、
血の繋がりさえ超えた運命のきょうだいなの!
voice: vo_adv_7015001_025
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
ほう……
つまり血縁関係はない、と……?
voice: vo_adv_7015001_026
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
すると? 【chara 111011 face 4 (sad)】
うん?
君らの近親の誰かしかが戸籍上なんらかの縁故を結んだとか、
そういった類のアレかね。
voice: vo_adv_7015001_027
シズル:
【chara 104911 face 6 (surprised)】
んーん、べつに。
voice: vo_adv_7015001_028
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】
難しいな。
どういうことだ……【chara 111011 face 1 (normal)】
血縁はない、義理の関係でもない。
【chara 111011 face 4 (sad)】
つまりシズル君、君は{player}君にとってただの他人──
voice: vo_adv_7015001_029
シズル:
【chara 104911 face 2 (joy)】
お姉ちゃんだよ!
voice: vo_adv_7015001_030
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】
いや、しかし情報を整理すると、結果ただの他人──
voice: vo_adv_7015001_031
シズル:
【chara 104911 face 2 (joy)】
運命のお姉ちゃんだよ!
voice: vo_adv_7015001_032
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_7015001_033
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】
OKロゼッタ、彼女はいったい何を言っているんだ。
voice: vo_adv_7015001_034
ロゼッタ:
【chara 1 face 1 (normal)】
ぽーん!
解析不能です!
被疑者の供述を裏付ける物証は存在しません!
voice: vo_adv_7015001_035
シズル:
【chara 104911 face 6 (surprised)】
そんなの関係ないの。
【chara 104911 face 5 (shy)】
だって、お姉ちゃんは心の底からお姉ちゃんなんだから。
voice: vo_adv_7015001_036
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】
などと申されておるが……どうだろうか。
voice: vo_adv_7015001_037
ロゼッタ:
【chara 1 face 1 (normal)】
ぽーん!
偽証、もしくは認知機能に障害を負っている可能性があります!
voice: vo_adv_7015001_038
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
ううむ、嘘を言っているようには見えん。
【chara 111011 face 1 (normal)】
見たまえ、あの姉であることに一分の疑いもない姉々とした目を。
【chara 111011 face 4 (sad)】
となれば後者か……
voice: vo_adv_7015001_039
ロゼッタ:
【chara 1 face 1 (normal)】
端的に換言すると、気の毒なひとです!
voice: vo_adv_7015001_040
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】
安易に個人の事情を邪推するべきではないが……
あるいはそう思い込むことでしか解決できない、
何らかの複雑な背景があったのやもしれんな。
voice: vo_adv_7015001_041
ロゼッタ:
【chara 1 face 1 (normal)】
石の目にも涙! うえぇぇーん!
voice: vo_adv_7015001_042
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】
{player}後輩。
君も難儀だろうが、しばし彼女の妄言に付き合ってやるといい。
【chara 111011 face 2 (joy)】
若干ちぇるってる人物の扱いにはそろそろ慣れているだろう。
voice: vo_adv_7015001_043
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】
そしてシズル君。
いいだろう、君がお姉ちゃんとやらであることを、
ぼくは一旦呑みこもう。
voice: vo_adv_7015001_044
シズル:
【chara 104911 face 6 (surprised)】
一生呑みこんでもらって大丈夫だけど、
【chara 104911 face 2 (joy)】
ありがとうユニちゃん、お姉ちゃんうれしいよ。
voice: vo_adv_7015001_045
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】
ああ。
急がなくていい、少しずつ現実と向き合って行こう。
voice: vo_adv_7015001_046
シズル:
【chara 104911 face 5 (shy)】
いつかユニちゃんにも分かってもらえるよう、お姉ちゃん頑張るぞ!
voice: vo_adv_7015001_047
ユニ:
【chara 111011 face 3 (anger)】
いつかシズル君が正気に戻れるよう、ぼかあ頑張るぞ!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
胸のうちにそれぞれ正反対の決意を固める二人であった。