一触即発の邂逅
ルナの塔にやってきた{player}とクリスティーナは大きな荷物を抱えたユキと遭遇する。捉えどころのないユキの態度に、その価値を見定めようとするクリスティーナなのだった。


-------------- situation:
一触即発の邂逅
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ルナの塔へとやってきた{player}。
そしてその横にはもう一人、別の人物の姿があった。

voice: vo_adv_7017000_000
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】 鬱蒼とした森を抜け、どこへ向かうのかと思えば……
こんなところに遺跡があったとはな。

voice: vo_adv_7017000_001
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 なんだ、物言いたげな顔をして。こんなとびきりの美女とデートだぞ?
【chara 107111 face 2 (joy)】 もっとうれしそうにするがいいよ♪

Choice: (1) どうしてここに?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_7017000_002
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 いつも色んな事件に巻き込まれる坊やのことだ。
【chara 107111 face 2 (joy)】 付いて回れば、きっと面白いことに出会えるだろうと思ってな。

voice: vo_adv_7017000_003
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】 ましてや、この遺跡には
坊やの記憶の鍵とやらが眠っているんだろう?
【chara 107111 face 2 (joy)】 絶対に何か起こるはずだ。ワタシの直感がそう告げている。

Choice: (2) 暇だったの?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_7017000_004
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】 まあ、有り体に言えばそうなるが……
【chara 107111 face 1 (normal)】 そう冷めることを言ってくれるなよ。せっかくのデートだ。
口にするなら、情熱的な言葉の一つでも囁いてほしいものだな。

voice: vo_adv_7017000_005
ユキ:
【chara 100811 face 4 (sad)】 あ~、もう疲れた! 汗はかくし、足は痛いし荷物は重いし……
こんな森の奥にあるなんて聞いてなかったよ。

voice: vo_adv_7017000_006
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】 って、あれ? 【chara 100811 face 2 (joy)】 キミ、ちょうどいいところに!
【chara 100811 face 1 (normal)】 ちょっとこの荷物持ってくれないかな? よいしょっと。

Choice: (3) これは何?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_7017000_007
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】 これ? 【chara 100811 face 1 (normal)】 ボクが探し集めた魔道具だよ。
妖精が作った水晶のヒールとか、永遠の美を司る霊草とか……
【chara 100811 face 2 (joy)】 おとぎ話や伝説をたどって見つけたんだ。

voice: vo_adv_7017000_008
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】 大変だったんだよ? 海を越え、山を越え……
こんな森の奥まで来ることになってさ。
【chara 100811 face 4 (sad)】 おかげで道にも迷っちゃったし。

voice: vo_adv_7017000_009
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】 なんだ? いきなり現れて、誰だオマエは。
坊やの知り合いか?

voice: vo_adv_7017000_010
ユキ:
【chara 100811 face 1 (normal)】 でもやっぱり、美しい物はボクにこそ似合うと思うんだよね。
これでボクはさらなる高みへと昇ってしまう……
【chara 100811 face 2 (joy)】 ああ、ボクはなんて罪な存在なんだろう……!

voice: vo_adv_7017000_011
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】 ……このクリスティーナ様を無視するとは
【chara 107111 face 3 (anger)】 いい度胸をしているな。

voice: vo_adv_7017000_012
ユキ:
【chara 100811 face 1 (normal)】 まあ、本物かどうかは使ってみないとわからないけどね。
【chara 100811 face 2 (joy)】 それでね、次はこの辺りにあるっていう遺跡を探しにきたんだけど……

voice: vo_adv_7017000_013
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 ……ふっ!

Choice: (4) ユキをかばう。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_7017000_014
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 おや、いい反応速度だな。坊や。

Choice: (5) 何するんですか!?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_7017000_015
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】 はっはっは☆ いやなに、このワタシのことが
目に入っていないのかと思ってな。

voice: vo_adv_7017000_016
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 寝ぼけているなら目を覚まさせてやろうと思っただけだよ。
【chara 107111 face 2 (joy)】 クリスティーナさんのおちゃめな冗談さ♪

voice: vo_adv_7017000_017
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】 ああ、しかしこのままだと、
【chara 107111 face 1 (normal)】 うっかり手を滑らせてしまいそうだ……♪
【chara 107111 face 2 (joy)】 ワタシとしては、それはそれで一向に構わないけれど。

voice: vo_adv_7017000_018
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】 どうしたの? そんなに熱い視線を向けちゃってさ。
【chara 100811 face 1 (normal)】 もしかして……ボクに見惚れちゃった?
【chara 100811 face 2 (joy)】 まあ、ボクのかわいさなら当然だよね。

voice: vo_adv_7017000_019
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】 よし、斬ってやろう。

voice: vo_adv_7017000_020
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】 ん、どうしたの? {player}。
そんなに慌てて。

voice: vo_adv_7017000_021
ユキ:
【chara 100811 face 1 (normal)】 ああ、そっか。自己紹介がまだだったね。
ボクはユキ。今後ともよろしく。

voice: vo_adv_7017000_022
ユキ:
【chara 100811 face 1 (normal)】 それで、お姉さん。
この剣を仕舞ってくれるとありがたいんだけど。
【chara 100811 face 6 (surprised)】 ボクの肌に傷でもついたら一大事だよ?

voice: vo_adv_7017000_023
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】 ほう、コイツ……
喉元に剣を突き付けられた状況で、動じないだと? 

voice: vo_adv_7017000_024
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】 面白い……少し試してみるか。

voice: vo_adv_7017000_025
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】 どうした、嫌ならオマエも武器を抜くといい。
あまり焦らしてくれるなよ、体が火照ってくるじゃあないか……♪

voice: vo_adv_7017000_026
ユキ:
【chara 100811 face 4 (sad)】 そういう暑苦しいのはボクの主義じゃ──
【chara 100811 face 6 (surprised)】 いや、ちょっと待って。

voice: vo_adv_7017000_027
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】 なんだ? 【chara 107111 face 2 (joy)】 ワタシをその気にさせた責任、
取ってくれるんだろうな?

voice: vo_adv_7017000_028
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】 もしかして……
なんてことだ、そんな……!

voice: vo_adv_7017000_029
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】 興が乗ってきたか?
【chara 107111 face 2 (joy)】 いいぞ。さあ、どんな手を見せてくれるんだ?
ここまで盛り上げてくれたんだ。つまらん真似など──

voice: vo_adv_7017000_030
ユキ:
【chara 100811 face 5 (shy)】 こうして、剣を突き付けられているボクが
こんなに美しいなんて!

voice: vo_adv_7017000_031
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】 ────は?

voice: vo_adv_7017000_032
ユキ:
【chara 100811 face 2 (joy)】 恐ろしいほど研ぎ澄まされた刃……
そこにうっすらとボクの顔が映りこんで……【chara 100811 face 5 (shy)】 なんて美しい……!

voice: vo_adv_7017000_033
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】 剣というモチーフの力強さと冷徹さが
対照的に、ボクの繊細な儚さと美しさを引き出して……
【chara 100811 face 2 (joy)】 こんな組み合わせがあるなんて、ボクとしたことが……!

voice: vo_adv_7017000_034
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】 なあ、坊や……
このお嬢ちゃんは、いつもこうなのか?

Choice: (6) そうです。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_7017000_035
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】 また新しい扉を開いてしまった……
【chara 100811 face 5 (shy)】 どこまでも美しくなってしまうなんて、ボクはボクが恐ろしいよ……

voice: vo_adv_7017000_036
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 ふむ。このお嬢ちゃんも、坊やとは違った意味で面白い。
しばらく観察するのも暇つぶし程度にはなりそうだ。

voice: vo_adv_7017000_037
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】 それに……もし見定める価値もない輩ならば、
その時は別の愉しみ方もあるというもの……♪ 

voice: vo_adv_7017000_038
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】 ……頼むから、ワタシを退屈させてくれるなよ?

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ユキを見つめるクリスティーナの意味ありげな笑いを見て、
先行き不安になる{player}であった。