恐れなき一歩の先へ
鏡の魔道具が生み出した分身と死闘の末、勝負を制したクリスティーナ。命を賭けてまで闘争を求めるその在り方に自身と通じるところがあると感じたユキは、クリスティーナに興味を持ち始めるのだった。
-------------- situation:
恐れなき一歩の先へ
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
再び休息を取った一行。
そんな中、ユキは{player}に預けていた
魔道具を物色していた。
voice: vo_adv_7017004_000
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】
えっと。これが肌の保湿に効く秘境の霊草でしょ。
それで、こっちは魔物を魅惑する効果の香水で……
Choice: (1) よく集めたね。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_7017004_001
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】
さすがに大変だったよ。
【chara 100811 face 2 (joy)】
でもボクの美しさを磨くためなら、これくらいはしないとね。
voice: vo_adv_7017004_002
ユキ:
【chara 100811 face 1 (normal)】
このフロアにも魔道具がいくつか落ちてるみたいだから、
いったん荷物を整理しとかないと。
voice: vo_adv_7017004_003
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
まったく、ご苦労なことだ。
よくこんな雑多に集めたものだな。
【chara 107111 face 1 (normal)】
その美しさにかける執念は評価してやろう。
voice: vo_adv_7017004_004
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
む……これは鏡か?
特に魔力の気配は感じられんが。
voice: vo_adv_7017004_005
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】
あっ、ちょっと待って。
その鏡は……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_7017004_006
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
くっ、なんだ……!? 光が……!
voice: vo_adv_7017004_007
???:
【chara 107111 face 2 (joy)】
おはよう、諸君☆ いい目覚めだな?
Choice: (2) クリスティーナさんが……二人?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_7017004_008
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】
うーん、増えちゃったねぇ。
クリスティーナさんが二人に。
voice: vo_adv_7017004_009
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
ほう、幻か?
【chara 107111 face 2 (joy)】
ワタシの真似をするとは、面白い……♪
voice: vo_adv_7017004_010
分身クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
ああ、ご機嫌よう。ワタシ☆
Choice: (3) これって偽物なの?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_7017004_011
ユキ:
【chara 100811 face 1 (normal)】
見ての通り、映した人間の分身を作り出す鏡だよ。
【chara 100811 face 2 (joy)】
世界で一番かわいいボクが二人になれば最高でしょ?
voice: vo_adv_7017004_012
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】
で、同じような鏡を持ってたんだけど、うっかり割っちゃって。
【chara 100811 face 1 (normal)】
代えになるのを探してたんだよね。
voice: vo_adv_7017004_013
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
確かに見た目はワタシそっくりだが……
【chara 107111 face 1 (normal)】
張り子の虎でなければいいがな。
voice: vo_adv_7017004_014
分身クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
何を仲睦まじく語り合っている。
あまりワタシを退屈させてくれるなよ?
【chara 107111 face 2 (joy)】
暇を持て余して、オマエたちと遊んでみたくなるじゃあないか……♪
voice: vo_adv_7017004_015
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
ふん、ワタシの鏡像にしてはずいぶん好戦的だな?
【chara 107111 face 6 (surprised)】
その血の気の多さ、いったい誰に似たんだか……
voice: vo_adv_7017004_016
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】
クリスティーナさんだったら言いそうだけどね。
【chara 100811 face 1 (normal)】
というか言ってた気がするし。
voice: vo_adv_7017004_017
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
はっはっは、面白いことを言うな? お嬢ちゃん。
ワタシの剣の前で、もう一度同じことを言えたら褒めてやるぞ。
Choice: (4) 魔法を解く方法はあるの?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_7017004_018
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】
分身の元になった本人の願望を満たせば、
自然と消滅するんだけど……
うーん、二人で並ばれると見分けがつかないなぁ。
voice: vo_adv_7017004_019
ユキ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
【chara 100811 face 1 (normal)】
前にボクが分身を作った時は、お互いの美しさを
讃えあってたら消えちゃったんだよね。
voice: vo_adv_7017004_020
ユキ:
【chara 100811 face 5 (shy)】
三日三晩、至高の美について語り合う素晴らしい時間……
【chara 100811 face 2 (joy)】
ああ、あの幸福をもう一度味わいたいなぁ……♪
voice: vo_adv_7017004_021
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
なんだ、どっちが本物かわからないのか?
【chara 107111 face 1 (normal)】
こんなもの見分ける必要のない問題だ。
Choice: (5) どういう意味?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_7017004_022
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
簡単だ──切り結んでみればいい!
本物のワタシなら、偽物如きに負けるわけないのだから!
voice: vo_adv_7017004_023
分身クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
あははははっ☆
やはりワタシ……そうでなくてはなっ!!
voice: vo_adv_7017004_024
分身クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
ああ、愉しいなぁ!
一瞬の隙を狙って、油断なく絶命させんとする殺気!
首の皮一枚をかすめる剣閃、刃を交え飛ばす火花!
voice: vo_adv_7017004_025
分身クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
心臓から巡る熱い血潮が、背筋を震わせてくれる!
ワタシが、ワタシたちが待ち望んだ闘争だ!
さあ、命を賭けた刹那の享楽にふけようじゃないか!
voice: vo_adv_7017004_026
分身クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
どうした? 口数が随分と少ないぞ。
【chara 107111 face 1 (normal)】
いまのオマエが考えていることを当ててやろうか?
voice: vo_adv_7017004_027
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
いいや、気遣いは無用だ。
【chara 107111 face 2 (joy)】
ワタシたちが語るにはこの剣さえあれば十分だろう?
voice: vo_adv_7017004_028
分身クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
ああ! まさに違いないともっ!
voice: vo_adv_7017004_029
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
初動は完全に隙を突いた渾身の一撃だったが……
ワタシにワタシの能力は通じんということか。
voice: vo_adv_7017004_030
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
一瞬目を離せば、ワタシの首は容易く飛ばされるだろう。
【chara 107111 face 2 (joy)】
だが、そうでなくてはな!
voice: vo_adv_7017004_031
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
強すぎるワタシに相応しい強敵──
それは、やはりワタシ自身に他ならない!
voice: vo_adv_7017004_032
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
ああ、なんて愉しい……!
やはり命を賭けた戦いでこそ、生きている実感が湧く。
願わくばこの強敵と永遠に闘争を続けたい……
voice: vo_adv_7017004_033
分身クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
遅いっ! その首、もらい受けるぞ!
voice: vo_adv_7017004_034
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
この一撃……避けるには間に合わんな。
【chara 107111 face 3 (anger)】
ちっ、さすがはワタシというべきか。
惚れ惚れするほど厄介なタイミングで仕掛けてくれる!
voice: vo_adv_7017004_035
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
乱数聖域が打ち消し合うこの状況下では、
ヤツとワタシの地力でこそ勝敗が決まる──
voice: vo_adv_7017004_036
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
退くか、防ぐか……あるいは肉を切らせて骨を断つか。
【chara 107111 face 3 (anger)】
だが肌で感じる。ここで臆せば、一筋の活路を失うと!
voice: vo_adv_7017004_037
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
踏み込め! あと半歩……半歩でいい。
この足が、ヤツの剣閃が届くより先に踏み込めれば──
voice: vo_adv_7017004_038
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
これは──坊やの力か!
【chara 107111 face 3 (anger)】
迷ってる暇はない。今はこの力、甘んじて借り受けるとも!
voice: vo_adv_7017004_039
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
はあああああっ!
voice: vo_adv_7017004_040
分身クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
──まさか返り討ちにされるとは。
【chara 107111 face 4 (sad)】
ワタシになら負けないつもりでいたんだがな。
voice: vo_adv_7017004_041
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
勝敗の行方は最後まで分からなかった。
【chara 107111 face 1 (normal)】
だが、どんな状況だろうと、何を利用しようとも
最後に勝った方が勝者だ。
voice: vo_adv_7017004_042
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
結果、ワタシは勝ちオマエは負けた。
けれども、さすがはワタシというべきか……
【chara 107111 face 2 (joy)】
認めよう、オマエは強敵だった。
voice: vo_adv_7017004_043
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
一時の夢のように、愉しい戦いだった。
そして……さらばだ。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_7017004_044
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】
あっ、割れちゃった。
Choice: (6) 満足したから、魔法が解けたのかな。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_7017004_045
ユキ:
【chara 100811 face 1 (normal)】
ねえ、ボクずっと不思議に思ってたんだけど。
【chara 100811 face 6 (surprised)】
さっきの分身さんが言ってた「闘争」って、
クリスティーナさんの願望……なんだよね?
voice: vo_adv_7017004_046
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】
どうしてそんなに戦いたがるの?
【chara 100811 face 1 (normal)】
ボクだったら、めんどくさいって思っちゃうのに。
それもわざわざ命を賭けてまで。
voice: vo_adv_7017004_047
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
さてな。あまりにも当然すぎてワタシにもわからん。
【chara 107111 face 6 (surprised)】
ただ近い答えがあるとするなら、それは……
voice: vo_adv_7017004_048
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
おそらく、オマエが美しさを追い求めるのと同じだよ。
voice: vo_adv_7017004_049
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】
ふぅん、そっか……そうなんだ。
【chara 100811 face 1 (normal)】
それがクリスティーナさんなんだね。
voice: vo_adv_7017004_050
ユキ:
【chara 100811 face 1 (normal)】
ボク、ちょっと話を聞いてみたくなったかも。
【chara 100811 face 2 (joy)】
ねえ、クリスティーナさん──
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
先に進んでいくクリスティーナに
少し興味を持ったユキなのだった。