思い分かち合う同志として
戦闘で負傷したモニカは、守れなかったことを謝るジュンに軍人としての決意を語る。その言葉に、つい守るべき相手と考えてしまっていた自分を省みたジュンは、ちゃんと認めていることを伝える決心をする。


-------------- situation:
思い分かち合う同志として
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ルナの塔を進む{player}たちは、
魔物たちに取り囲まれていた。

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モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】 これほどの数に取り囲まれては、前進も後退もできぬな……

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 二人とも、私のそばから離れないでくれ。
少年はモニカちゃんを頼む。

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モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】 いやしかし。
【chara 105311 face 4 (sad)】 流石にジュン殿一人でこの数を相手にするのは──

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 はぁああっ!!

魔物たち:
【chara 1614 face 1 (normal)】 ──ギャオオオオオッ!

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モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】 …………いや。杞憂であったな。
【chara 105311 face 1 (normal)】 ここは貴公の安全が最優先だ。悔しいが、我々は下がっていよう。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 よし、これで終わりだね。

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モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】 はぁ。今度こそ私の活躍を見せようと思ったのだが……
そううまくはいかないな。

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モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】 ……っ!?

魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】 ──グオオオオオッ!

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モニカ:
【chara 105311 face 3 (anger)】 貴公! 後ろだっ!

魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】 ──ギャオオオオオッ!

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モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】 ……ふぅ。危なかった。
【chara 105311 face 1 (normal)】 私が奴を切り捨てていなければ、貴公は真っ二つだったな!

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 モニカちゃん、大丈夫か!?

Choice: (1) 怪我してるよ!
----- Tag 1 -----
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モニカ:
【chara 105311 face 1 (normal)】 ああ。これぐらい問題ない。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 すまない。私がついていながら……

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モニカ:
【chara 105311 face 1 (normal)】 そう言わないでくれ。
確かにジュン殿にとって私は小さく頼りなく見えるかもしれないが、
私も軍人だ。

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モニカ:
【chara 105311 face 2 (joy)】 軍人たるもの、国は違えど民を守るのが役目。
【chara 105311 face 1 (normal)】 この者が無事だったなら、
この傷は私にとって勲章だ!

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 モニカちゃん……

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 そうだったね。モニカちゃんは、立派な軍人だ。
……私はそれを分かっていなかったね。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 その後、{player}たちは食事を取ったのち、
それぞれ仮眠をとることになった。
それからしばらく時間が経った頃──

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 ……おや。少年、もう起きて平気なのかい?
モニカちゃんは──

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モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】 …………むにゃむにゃ。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 ふふ、疲れたのだろう。
では起こさないように、静かに話そうか。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 ……とは言っても、何を話せばいいのだろう。
こういう時、雑談の一つもできない
自分のつまらなさには落胆してしまうよ。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 そうだな。モニカちゃんの寝顔は……ふふ。
子供のようにあどけなくてかわいいよね。

voice: vo_adv_7019003_022
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 それに抱きかかえた時、彼女の軽さには驚いた。
魔物の攻撃など受ければ吹き飛んでしまいそうだ。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 だから守ってあげなければと、体が勝手に反応してしまう。
……彼女が大人であり、強い軍人であると分かっているのにね。

Choice: (3) ちゃんと分かってたんだね。
----- Tag 3 -----
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 もちろんだ。
道中での言動や身のこなしを見れば流石に分かる。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 そして彼女もまた私と同じく、
民を守りたいという強い信念を持っていることも。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 だというのに、私ときたら……

voice: vo_adv_7019003_027
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 マツリちゃんよりも小さな体を目で追ってしまう。
ついでに手や口も出てしまう。もはや、条件反射のように。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 そのせいで、モニカちゃんは落ち込んでいるように見える。
どうすればいいのか……

Choice: (5) ちゃんと伝えてあげればいいよ。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_7019003_029
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 ふふ、そうだね。
言わなければ伝わらない。
タイミングを見て、ちゃんと話をしてみようと思う。

voice: vo_adv_7019003_030
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 なんせ彼女もまた、
私と志を同じくする『同志』なのだから。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 その頑強な兜の中でも
ジュンの優しいまなざしがかわいらしい寝顔に向いているのを
{player}は感じたのだった。