上る階段と並んだ背中
激しい戦いの中でジュンに頼られるモニカは空に逃げた魔物を倒し、ジュンの口からはっきりと軍人として認められていることを知る。ジュンの気遣いにあふれた行動は変わらないが、心満たされるモニカだった。


-------------- situation:
上る階段と並んだ背中
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ルナの塔の探索を続ける{player}たち。
しかしその道のりは険しく、魔物たちとの戦いが続いていた。

魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】 ──グオオオオオッ!

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 少年とモニカちゃんは私の後ろに!
それから──

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 私は最前線での戦闘に集中する。
敵は一体も通さないつもりだが、
先ほどのように背後から来た場合は対処が難しい。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 モニカちゃん、少年を守ってあげてくれ。

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モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】 『守ってあげてくれ』……?
今ジュン殿はそう言ったのか!? 【chara 105311 face 4 (sad)】 でもなぜ急に……

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モニカ:
【chara 105311 face 3 (anger)】 いや、そんなことはどうでもいい!
【chara 105311 face 1 (normal)】 ジュン殿が私を頼っている。それで十分だ! 

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モニカ:
【chara 105311 face 1 (normal)】 了解した! こちらは私に任せてくれ!!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 最初は魔物の数に圧倒されていた一行だが、
時間が経つにつれて、形勢は徐々に逆転し始めていた。
そして──

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 残りは一体か。
しかし空に逃げられてしまっては手も足も出ないし、どうしたものか。

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モニカ:
【chara 105311 face 1 (normal)】 空のことならば、私に任せてくれ!

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モニカ:
【chara 105311 face 3 (anger)】 空を舞う戦法! 受けるがいい!!

魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】 ──ギャオオオオオッ!

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モニカ:
【chara 105311 face 2 (joy)】 おおっ!? 空中斬りが決まったぞ!
【chara 105311 face 1 (normal)】 あとは華麗に着地を決めれば──

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モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】 ……って、わぁっ!?
ジュン殿、そこをどいてくれーーー!!

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 ……っ!!

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 よし、我ながらナイスキャッチだ。

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モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】 や、優しく抱き留められてしまった……
【chara 105311 face 4 (sad)】 しかも、お姫様抱っこで……

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モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】 これではますますジュン殿に
頼りにされなくなってしまうのではないか……! 

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 やっぱりモニカちゃんは強いね。
私はこの通りの鎧姿だから、空中で戦うなんてできなかった。

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モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】 …………ん?
今、私を強いと言ったのか?

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 もちろんだ。
モニカちゃんが見た目どおりの子供であったなら、
ここまで来ることはできなかっただろう。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 ……と、すまない。
見た目が子供だと言うのは失礼にあたるかな。
決して、侮辱する意味はないんだ。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 なんというか、小柄だと伝えたかっただけで……
いや、言い訳をするなんて、恥ずかしいことだ。

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モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】 あ、いや! 私は別に気にしてないぞ!
【chara 105311 face 1 (normal)】 ……むろん、つっこみはするが。

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モニカ:
【chara 105311 face 1 (normal)】 だが、もうどうだっていいんだ。
私は、ジュン殿に認められている。
【chara 105311 face 2 (joy)】 それが分かっただけで十分だ!

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ジュン:
【chara 105311 face 1 (normal)】 【chara 104711 face 1 (normal)】 そうか。
私は、モニカちゃんが笑ってくれてほっとした。
もっと早く伝えるべきだったね。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 ……と、モニカちゃん。
頬っぺたに汚れが……

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モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】 ああいや別にこれぐらい……
うぐぐ……!

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 ん。これで落ちた。

voice: vo_adv_7019004_026
モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】 ジュン殿に悪意など一切ない。むしろ善意全開だ……
なるほど……これは扱いを改めてもらうとなると、
時間がかかりそうだな……

voice: vo_adv_7019004_027
モニカ:
【chara 105311 face 1 (normal)】 しかしジュン殿に認められるという目的は達成したのだ。
付き合いはまだ続くのだし、おいおい改めてもらうとしよう! 

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 また一つ大人の階段を上ったような気持ちのモニカ。
そしてモニカの笑顔を見られて満足そうなジュンなのだった。