底の知れない相手
ミツキの戦う姿に確かな実力を見出すトモ。ミツキと渡り合えるか不安に思うが、その雑念を振り払おうと魔物の群れへ一人で挑む。戦闘中ミツキの援護を受け、トモはミツキの底知れなさを感じるのだった。
-------------- situation:
底の知れない相手
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
塔を登る{player}たちの前に、
魔物が立ちはだかるが──
voice: vo_adv_7021002_000
ミツキ:
【chara 105111 face 3 (anger)】
ふっ……! はあっ!
これで終わりよ!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_7021002_001
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
……驚いた。
ミツキさんがこんなに強いなんて。
voice: vo_adv_7021002_002
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】
ジュンさんのように圧倒的な力量でねじ伏せるのとは違う、
相手の弱点を突いて効率よく確実に仕留める戦い方……
【chara 103711 face 2 (joy)】
見事という他ないよ。
voice: vo_adv_7021002_003
ミツキ:
【chara 105111 face 2 (joy)】
あら、お世辞はいいのよ?
【chara 105111 face 1 (normal)】
このくらいどうってことないわ。
voice: vo_adv_7021002_004
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
どうってことないって……ミツキさんはどう見ても
実力の半分も出していないように見える。
voice: vo_adv_7021002_005
トモ:
【chara 103711 face 3 (anger)】
私が本気を出しても勝てるかどうか……
【chara 103711 face 4 (sad)】
というか、この人本当に医者なの?
こんな強い医者なんて聞いたことないよ。
魔物たち:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_7021002_006
ミツキ:
【chara 105111 face 3 (anger)】
あら、またずいぶんと大所帯で現れたわね。
【chara 105111 face 1 (normal)】
トモちゃん、ここは協力して──
voice: vo_adv_7021002_007
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】
大丈夫です!
【王宮騎士団(NIGHTMARE)】の一員としてこのくらい、
一人でやっつけてみせますから。
voice: vo_adv_7021002_008
トモ:
【chara 103711 face 3 (anger)】
勝てるかどうかなんて弱気になっちゃダメだ。
街の治安を守る【王宮騎士団(NIGHTMARE)】は
いつだって毅然としていないと!
voice: vo_adv_7021002_009
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】
いくよっ!
【chara 103711 face 3 (anger)】
それそれそれっ!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_7021002_010
トモ:
【chara 103711 face 3 (anger)】
遅いっ!
これで決める!!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_7021002_011
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】
ふぅ、全部倒せたかな?
これくらいなら私一人でも──
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
Choice: (1) 危ない!
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_7021002_012
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
しまった! まだ生き残りが……!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_7021002_013
ミツキ:
【chara 105111 face 3 (anger)】
…………
voice: vo_adv_7021002_014
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
あ、あれ?
voice: vo_adv_7021002_015
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
あら、最後の力を振り絞っただけみたいね。
無事でよかったわ。
voice: vo_adv_7021002_016
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
え……?
voice: vo_adv_7021002_017
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
ミツキさんが何かしたような。
【chara 103711 face 4 (sad)】
私に見られたら困るようなことをしたのか?
でも確証はないし……
voice: vo_adv_7021002_018
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
さ、魔物がまた現れる前に先に進みましょうか。
voice: vo_adv_7021002_019
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
は、はい。そうですね。
voice: vo_adv_7021002_020
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
ミツキさん……底が知れない人だ。
いざというとき私一人で対処できるかな?
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
泰然と先を行くミツキに続くトモの足取りは、
どこかぎこちなかった。