信じているからこそ
秘蔵の毒薬を使う場面をトモに見つかったミツキ。しかしトモはミツキを捕らえる気はなく、ミツキのことを信じると言う。戦闘後、わだかまりが無くなった二人はからかい合い楽しげな様子を見せるのだった。


-------------- situation:
信じているからこそ
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 トモとミツキは、
次から次へと現れる魔物を怒涛の勢いで片付けていた。

魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】 ──グオオオオオッ!

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ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】 トモちゃん、そっちに行ったわ!

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トモ:
【chara 103711 face 3 (anger)】 任せてください! はぁ~~!

魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】 ──ギャオオオオオッ!

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ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】 お見事。
【chara 105111 face 2 (joy)】 ふふ。まっすぐな連携ってのも、たまには悪くないわね。

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トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】 まっすぐ、ですか?

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ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】 うちのギルドのメンバーはみんな曲者だからね。
結果的に連携することはあっても、
こんなふうにはいかないから。

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トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】 【王宮騎士団(NIGHTMARE)】は連携が第一だから、
こういう戦い方以外、想像がつかないですね。

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トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】 あ、一人例外がいますけど。
【chara 103711 face 4 (sad)】 あんなのばっかりの集団って考えたら……
【トワイライトキャラバン】って恐ろしいギルドですね。

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ミツキ:
【chara 105111 face 2 (joy)】 ふふ。【chara 105111 face 1 (normal)】 でも、毒にも薬にもならない人間が寄り集まるよりは
ずっといいと思うけど。

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トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】 毒にも薬にもならない……

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ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】 別に【王宮騎士団(NIGHTMARE)】がそうだって
言ってるんじゃないわよ?

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トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】 違うんです。
今の私がそういう人間だなって思っただけで。

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ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】 どういうことかしら?

魔物たち:
【chara 1611 face 1 (normal)】 ──グオオオオオッ!

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トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】 ちょうどいいところに来てくれた。

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ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】 え?

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トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】 ずっと気に掛かってたんです!
さっき魔物の大群を一人で倒し切れなかったこと!

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トモ:
【chara 103711 face 3 (anger)】 だから、今度こそ私一人で倒します!
手出し無用でお願いします!

Choice: (1) 無茶だよ!
----- Tag 1 -----
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ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】 はぁ……若いってのも困りものだわ。
【chara 105111 face 1 (normal)】 仕方ないわね。

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ミツキ:
【chara 105111 face 3 (anger)】 またこっそりと……

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トモ:
【chara 103711 face 3 (anger)】 そこ……!

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ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】 あら。

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トモ:
【chara 103711 face 3 (anger)】 やっぱり魔物を倒すのに何か使っていたんですね。
私に見られたら困るものですか?

voice: vo_adv_7021004_021
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】 別に困るというほどのものではないけれど……
【chara 105111 face 1 (normal)】 それよりまずはあっちを対処した方がいいんじゃないかしら?

魔物たち:
【chara 1611 face 1 (normal)】 ──グオオオオオッ!

voice: vo_adv_7021004_022
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】 そうですね。
【chara 103711 face 3 (anger)】 でもその手の中のものもあとで説明してもらいますよ。

voice: vo_adv_7021004_023
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】 口で言うより見せた方が早いと思うけど……
こんなふうに。

--- Switch scene ---

魔物たち:
【chara 103711 face 6 (surprised)】 【chara 1611 face 1 (normal)】 ──ギャオオオオオッ!

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トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】 ま、魔物が一撃で……!?

voice: vo_adv_7021004_025
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】 これはまだ実験中の毒薬なの。
【chara 105111 face 6 (surprised)】 できれば誰にも見られたくなかったんだけど……

voice: vo_adv_7021004_026
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】 まさか気付かれていたとはね。
ちょっと甘く見すぎてたかしら。
【chara 105111 face 6 (surprised)】 どうするトモちゃん、私を捕まえる?

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トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】 捕まえませんよ。
だってミツキさんはただ魔物を倒しただけですから。

voice: vo_adv_7021004_028
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】 いいの? てっきり私を捕まえる証拠を引き出すために
おバカなふりして魔物に突っ込んだんだと思ってたんだけど。

voice: vo_adv_7021004_029
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】 捕まえるためじゃありませんよ。
【chara 103711 face 2 (joy)】 だって、ミツキさんが助けてくれるって信じてなきゃ
あんなおバカな真似はできませんから。

voice: vo_adv_7021004_030
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】 ただ私は、ミツキさんが不審な行動をとっていたことに
気付いてたのに、それを問い詰めない自分が
気持ち悪かったんです。

voice: vo_adv_7021004_031
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】 なんとなく流されてしまうのは【王宮騎士団(NIGHTMARE)】に
相応しくないなって。

voice: vo_adv_7021004_032
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】 だからそれを確かめるためにおバカな一芝居を打ったってわけです。

voice: vo_adv_7021004_033
ミツキ:
【chara 105111 face 2 (joy)】 ふふ、おバカって言ったことを根に持ってるのかしら?

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トモ:
【chara 103711 face 2 (joy)】 少しだけ。
【chara 103711 face 1 (normal)】 でもミツキさんがいい人だってことを
確認できてよかったです。

voice: vo_adv_7021004_035
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】 その毒も魔物をより効率的に倒すためのものですよね。

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ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】 ん? この毒はいずれ、検出できない毒に
改良していく予定だけど?

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トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】 ……え?

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ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】 え?

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トモ:
【chara 103711 face 3 (anger)】 没収! その毒は没収します!
あるだけ全部没収です!

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ミツキ:
【chara 105111 face 2 (joy)】 ふふ、没収されるくらいだったら
この塔の魔物に使いましょう。
【chara 105111 face 1 (normal)】 データも集まるし、その方が有意義だわ。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 追いかけるトモから楽しそうに逃げるミツキを見ながら、
{player}はやれやれとため息をつくのであった。