幸せな魔法は秘密とともに
初音は自身の超能力を魔法少女ごっことごまかしたことから、七々香に魔法少女映画の上映に誘われる。映画に感動した初音が意を決して七々香に真実を明かすと、七々香は独特な手法で優しく受け止める。


-------------- situation:
幸せな魔法は秘密とともに
--------------

--- Switch scene ---

魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】 ──ギャオオオオオッ!

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_7022005_000
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】 成 敗 ☆

voice: vo_adv_7022005_001
ハツネ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 【chara 101211 face 1 (normal)】 すごい! あんなにたくさん居た魔物があっという間に!
【chara 101211 face 6 (surprised)】 ナナカちゃんに言われた通りにしたけど、
なんの魔法だったの?

voice: vo_adv_7022005_002
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】 えっへへ~【chara 101311 face 1 (normal)】 あのときハツネたそが発動させた
転移魔法を応用したんだよ。

voice: vo_adv_7022005_003
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 細かい説明は省くけど、
魔物の体の一部と他のものを交換する魔法、みたいな感じかな。

voice: vo_adv_7022005_004
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 私一人じゃ扱えないから、まだまだ未完成の魔法だけど、
【chara 101311 face 1 (normal)】 とりあえず成功してよかった。

Choice: (1) 何を交換したの?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_7022005_005
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 ん? あんまり大きなものは扱えないから、
【chara 101311 face 1 (normal)】 そこら辺に転がってる小石をちょろちょろっと移しただけだよ。

voice: vo_adv_7022005_006
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】 それでこれだけの威力なんだから末恐ろしい魔法だよ。
【chara 101311 face 1 (normal)】 うんうん、新しい魔法のヒントとしては十分かな。

voice: vo_adv_7022005_007
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】 でも君の記憶の手がかりはまだ見つかってないよね。
そっちもきちんと……【chara 101311 face 6 (surprised)】 って、ありゃりゃ?
何やら変わった石が転がっていますな。

voice: vo_adv_7022005_008
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 どこからか転移してきちゃったのかな?
【chara 101311 face 4 (sad)】 うーん、まだコントロールが甘いってことか。

voice: vo_adv_7022005_009
ハツネ:
【chara 101211 face 2 (joy)】 でもピカピカ光ってきれいな石だね~

voice: vo_adv_7022005_010
ナナカ:
【chara 101211 face 6 (surprised)】 【chara 101311 face 2 (joy)】 そうでござるな~
【chara 101311 face 6 (surprised)】 って、な、なにこれ!?
光がどんどん強くなってない!?

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_7022005_011
初音:
【chara 101231 face 6 (surprised)】 よいっしょ、っと。
本当にここで大丈夫かな?

voice: vo_adv_7022005_012
おばあさん:
【chara 1 face 1 (normal)】 えぇ、ここがうちだから大丈夫よ。
それにしてもお嬢さんは力持ちねぇ。
重い荷物を軽々運んで。

voice: vo_adv_7022005_013
初音:
【chara 101231 face 2 (joy)】 あ、あはは~
【chara 101231 face 1 (normal)】 確かに人より力持ちかもしれないな~

voice: vo_adv_7022005_014
おばあさん:
【chara 1 face 1 (normal)】 おっと、女の子には失礼だったかね。
本当に助かったよ。ありがとうね。
それじゃあ。

voice: vo_adv_7022005_015
初音:
【chara 101231 face 2 (joy)】 お気をつけて~

voice: vo_adv_7022005_016
初音:
【chara 101231 face 4 (sad)】 ……ふぅ。ちょっと持ち過ぎちゃったかな~?

Choice: (2) 僕も手伝ったのに。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_7022005_017
初音:
【chara 101231 face 2 (joy)】 あれくらい平気平気~
【chara 101231 face 6 (surprised)】 でも超能力を抑えめにしなきゃいけないから逆に疲れちゃったかも。

Choice: (3) 浮いちゃってる!
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_7022005_018
初音:
【chara 101231 face 6 (surprised)】 力を抑えた反動かな~
【chara 101231 face 1 (normal)】 キミしか見てないから少しくらいなら……

voice: vo_adv_7022005_019
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 な、なんですと~~~~!? 宙に女の子が浮いてる!?
すごい! まんま魔法少女スイートトリックの初回変身シーンだ!!

voice: vo_adv_7022005_020
初音:
【chara 101231 face 6 (surprised)】 えっ!? わっ、ととと……!

voice: vo_adv_7022005_021
七々香:
【chara 101331 face 6 (surprised)】 ん? 確かに浮いてるように見えたんだけど……【chara 101331 face 4 (sad)】 気のせい?
【chara 101331 face 6 (surprised)】 って、{player}君も居る!
あまりの驚きで気付かなかったよ。

voice: vo_adv_7022005_022
初音:
【chara 101231 face 6 (surprised)】 あれ? キミの知り合い?

voice: vo_adv_7022005_023
七々香:
【chara 101331 face 1 (normal)】 と、いうわけで私が好きな
往年の名作魔法少女アニメのワンシーンに見えて
【chara 101331 face 2 (joy)】 テンションが上がってしまったというわけですよ。

voice: vo_adv_7022005_024
七々香:
【chara 101331 face 1 (normal)】 いきなりビックリさせちゃってごめんね。
【chara 101331 face 6 (surprised)】 でも……浮いてた、よね?

voice: vo_adv_7022005_025
初音:
【chara 101231 face 4 (sad)】 え、え~~っと、それは、あの~

Choice: (4) ごっこ遊びをしていた。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_7022005_026
七々香:
【chara 101331 face 6 (surprised)】 なんですと!?
つまり初音たそも同好の士というわけでござるか?

voice: vo_adv_7022005_027
初音:
【chara 101231 face 6 (surprised)】 あ、う、【chara 101231 face 1 (normal)】 うん!
そう、かな?

voice: vo_adv_7022005_028
七々香:
【chara 101331 face 1 (normal)】 まさか同年代にお仲間が居るとは思わなかったよ。
【chara 101331 face 2 (joy)】 いや、もちろん不朽の名作はどんな世代にも刺さるものだけどね!

voice: vo_adv_7022005_029
七々香:
【chara 101331 face 2 (joy)】 でもそれならちょうどよかった。
【chara 101331 face 1 (normal)】 今映画館で劇場版のリマスター版が上映されてるんだ。
一緒に見に行かない?

voice: vo_adv_7022005_030
初音:
【chara 101231 face 6 (surprised)】 げ、劇場版? りますたー?

Choice: (5) 行こう。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_7022005_031
初音:
【chara 101231 face 1 (normal)】 七々香ちゃんとっても楽しそうだもんね。
私も見てみたいかも。

voice: vo_adv_7022005_032
初音:
【chara 101231 face 2 (joy)】 うん、一緒に行こう!

voice: vo_adv_7022005_033
七々香:
【chara 101231 face 1 (normal)】 【chara 101331 face 2 (joy)】 やった! 【chara 101331 face 1 (normal)】 それじゃあ映画館へいざ参らん!

voice: vo_adv_7022005_034
初音:
【chara 101231 face 4 (sad)】 …………

voice: vo_adv_7022005_035
七々香:
【chara 101331 face 4 (sad)】 う、うぐっ……えぐっ……やはり何度見てもいいものですな。
ようやく分かり合えた二人が、戦いののち時空を超えて別たれる……
【chara 101331 face 6 (surprised)】 でも再会への希望を残した終わり……

voice: vo_adv_7022005_036
初音:
【chara 101231 face 4 (sad)】 …………

voice: vo_adv_7022005_037
七々香:
【chara 101331 face 1 (normal)】 はぁ~改めてテレビアニメ版も見返さねば!
【chara 101331 face 6 (surprised)】 ……って、初音たそ? 黙り込んでどうしたの?

voice: vo_adv_7022005_038
七々香:
【chara 101331 face 4 (sad)】 も、もしやリマスター版の作画修正が気に入らなかった!?
【chara 101331 face 6 (surprised)】 確かにもともとの荒々しい勢いも捨てがたいけど、
今回のものはそれはそれで……

voice: vo_adv_7022005_039
初音:
【chara 101231 face 2 (joy)】 すっっっごくよかったよ!!
【chara 101231 face 1 (normal)】 それに映画館であんなに大声出したの初めてだよ!

voice: vo_adv_7022005_040
七々香:
【chara 101331 face 2 (joy)】 ちょうど応援上映の回だったからね。
【chara 101331 face 1 (normal)】 長年のファンたちが声を張り上げる光景は、
映画とは別の趣があるしね。

voice: vo_adv_7022005_041
初音:
【chara 101231 face 6 (surprised)】 それにまさかライバルの女の子が魔法を使えない代わりに
【chara 101231 face 4 (sad)】 超能力を身に付けた子だなんて……

voice: vo_adv_7022005_042
七々香:
【chara 101331 face 6 (surprised)】 初音たそ?

voice: vo_adv_7022005_043
初音:
【chara 101231 face 6 (surprised)】 なんでもない! 【chara 101231 face 1 (normal)】 すっごく楽しかった!

voice: vo_adv_7022005_044
七々香:
【chara 101331 face 2 (joy)】 いや~楽しんでいただけたようで何より。
【chara 101331 face 1 (normal)】 それでは映画鑑賞後のお楽しみと参りましょう。

voice: vo_adv_7022005_045
初音:
【chara 101231 face 6 (surprised)】 まだ何かあるの?

voice: vo_adv_7022005_046
七々香:
【chara 101331 face 1 (normal)】 もちろん。オタクには避けて通れぬものですぞ。
それは……【chara 101331 face 2 (joy)】 帰り道の感想戦!!

voice: vo_adv_7022005_047
七々香:
【chara 101331 face 1 (normal)】 そこで時空の歪ができてしまい、
二人は別々に時空を修復するために……

voice: vo_adv_7022005_048
初音:
【chara 101231 face 2 (joy)】 うんうん。【chara 101231 face 1 (normal)】 最初は主人公が向こう側に行こうとするんだけど、
ライバルの女の子が突き飛ばして……

voice: vo_adv_7022005_049
七々香:
【chara 101331 face 3 (anger)】 あんたが消えたら悲しむ人がたくさんいるでしょ。
私は……いないから。

voice: vo_adv_7022005_050
初音:
【chara 101231 face 6 (surprised)】 そんなことないよ!
【chara 101231 face 4 (sad)】 だって、私はあなたが消えたら悲しいもん!

voice: vo_adv_7022005_051
七々香:
【chara 101331 face 1 (normal)】 そこでライバルの女の子が……

voice: vo_adv_7022005_052
初音:
【chara 101231 face 4 (sad)】 騙し騙されで嘘ばっかりの人生だったけど、
【chara 101231 face 1 (normal)】 最後にようやくホンモノが手に入った。
それだけで満足よ……

voice: vo_adv_7022005_053
七々香:
【chara 101231 face 4 (sad)】 【chara 101331 face 2 (joy)】 そうそう!
そこの泣いてるとも笑ってるともとれる絶妙な表情が……
【chara 101331 face 6 (surprised)】 って、初音たそ?

voice: vo_adv_7022005_054
初音:
【chara 101231 face 4 (sad)】 …………

voice: vo_adv_7022005_055
初音:
【chara 101231 face 4 (sad)】 私、七々香ちゃんに嘘ついてたの。

voice: vo_adv_7022005_056
七々香:
【chara 101331 face 6 (surprised)】 ……?

--- Switch scene ---

story_still_702200501
voice: vo_adv_7022005_057
初音:
【chara 101231 face 6 (surprised)】 私、本当は超能力者なの!

voice: vo_adv_7022005_058
七々香:
【chara 101331 face 6 (surprised)】 な、なんですとっ!?
【chara 101331 face 3 (anger)】 こ、これは……

voice: vo_adv_7022005_059
初音:
【chara 101231 face 4 (sad)】 友達に嘘はつきたくないから……
あのとき七々香ちゃんが見たのは……

voice: vo_adv_7022005_060
七々香:
【chara 101331 face 2 (joy)】 劇場版では改変されたテレビアニメ版のワンシーン!!
【chara 101331 face 1 (normal)】 なるほど、完全ななりきりというわけですな!
【chara 101331 face 2 (joy)】 拙者もお付き合いいたしますぞ!

story_still_702200502
voice: vo_adv_7022005_061
七々香:
【chara 101331 face 1 (normal)】 何も言わなくていいのよ。
いい女には涙より秘密が似合う、でしょ?

voice: vo_adv_7022005_062
初音:
【chara 101231 face 6 (surprised)】 え、えっと、そうじゃなくて……
【chara 101231 face 4 (sad)】 私本当に……

voice: vo_adv_7022005_063
七々香:
【chara 101331 face 1 (normal)】 いいんだよ、本当は私の中にあるもので。
だから初音ちゃんも、【chara 101331 face 2 (joy)】 私を信じてほしいな。

voice: vo_adv_7022005_064
七々香:
【chara 101331 face 1 (normal)】 私本当は気付いてたよ。
でも、いいの。
私たちは、きちんと分かり合えた……でしょ?

voice: vo_adv_7022005_065
初音:
【chara 101231 face 6 (surprised)】 それは……うん。
【chara 101231 face 4 (sad)】 でも…………

voice: vo_adv_7022005_066
七々香:
【chara 101331 face 2 (joy)】 初音ちゃんは嘘を本当にしようとして頑張ったんでしょ。
【chara 101331 face 1 (normal)】 だったらもうそれは本当だよ。

voice: vo_adv_7022005_067
七々香:
【chara 101331 face 2 (joy)】 私たちはもう本当の友達だし、
初音ちゃんの超能力は誰かを幸せにできる魔法だよ。

--- Switch scene ---

still display end
story_still_702200501
voice: vo_adv_7022005_068
七々香:
【chara 101331 face 1 (normal)】 これだけ完璧に再現シーンができるんだもん。
初音たそなら宙に浮くぐらいなんでもないよね。

voice: vo_adv_7022005_069
初音:
【chara 101231 face 1 (normal)】 七々香ちゃん……

voice: vo_adv_7022005_070
七々香:
【chara 101331 face 2 (joy)】 さっ、初音たそ。
感想戦の続きと参りましょう!
【chara 101331 face 1 (normal)】 お楽しみはこれからですぞ!

voice: vo_adv_7022005_071
初音:
【chara 101231 face 2 (joy)】 うん!

--- Switch scene ---

still display end
voice: vo_adv_7022005_072
ハツネ:
【chara 101211 face 4 (sad)】 んんぅ……【chara 101211 face 6 (surprised)】 あれ? 私また寝ちゃってた?
【chara 101211 face 4 (sad)】 おかしいな、超能力は使ってないはずなのに……

voice: vo_adv_7022005_073
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】 むぅ……ここではないどこか……私ではない私……
存在しないはずの記憶……
忘れたくないのに、忘れてしまったもの……

voice: vo_adv_7022005_074
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 ふふっ、私としたことが、幸せな夢を見たもんだ。

voice: vo_adv_7022005_075
ハツネ:
【chara 101211 face 6 (surprised)】 ナ、ナナカちゃん?
ひょっとしてナナカちゃんも同じ夢を……?

voice: vo_adv_7022005_076
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 まさかハツネたそも!?
あれはいったい……あ、あれがひょっとして君の記憶の手がかり?

Choice: (6) たぶん。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_7022005_077
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 そっか……それじゃあ一応目的は果たした、のかな?

voice: vo_adv_7022005_078
ハツネ:
【chara 101211 face 6 (surprised)】 あっ、えっ、えっと……
【chara 101211 face 4 (sad)】 私ナナカちゃんに言わなきゃいけないことが……

voice: vo_adv_7022005_079
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 いいよ、言葉にしなくても分かるものは分かるから。
いい女には涙より秘密が似合う、でしょ?

voice: vo_adv_7022005_080
ハツネ:
【chara 101211 face 6 (surprised)】 ……!
【chara 101211 face 1 (normal)】 ナナカちゃん!

voice: vo_adv_7022005_081
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】 それに私魔法使いまくってヘトヘト~
シリアスな話をちゃんと聞ける自信ないよ!

voice: vo_adv_7022005_082
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 今日のところはもう帰ろう。
【chara 101311 face 2 (joy)】 内緒のトークはまた今度、ってことで。

voice: vo_adv_7022005_083
ハツネ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 【chara 101211 face 2 (joy)】 ふふっ、そうだね。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 言葉を交わさずとも何か分かり合えたナナカとハツネは、
満足げに塔を下りていくのであった。