「魔法使い」の正体は
戦闘中のネネカの様子から、その正体がただ者ではないと察すクレジッタ。ネネカの方がペコリーヌの寵愛を得て当然だと落ち込むクレジッタに、見返りを求める姿は本物の忠義ではないと告げるネネカであった。
-------------- situation:
「魔法使い」の正体は
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
引き続き、ルナの塔を登る一行。
しかし、そこには一言も会話はなかった。
voice: vo_adv_7024003_000
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】
秘書1号がヘッドハンティング……?
【chara 118011 face 6 (surprised)】
そんなまさか、といいたいところですけど……
【chara 118011 face 4 (sad)】
優秀なのは確かですものね。
voice: vo_adv_7024003_001
クレジッタ:
【chara 118011 face 1 (normal)】
とは言え、付き合いが長いわたくしを捨て置いてなど……
【chara 118011 face 4 (sad)】
……付き合いが長いからこそ
彼女が合理的なところもよく知っていますわ……
voice: vo_adv_7024003_002
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】
ちらっ……
voice: vo_adv_7024003_003
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_7024003_004
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
こちらを見ようともしませんわね……
Choice: (1) 心配?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_7024003_005
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
心配などしていませんわよ!
【chara 118011 face 3 (anger)】
こうなったら、わたくし一人になっても
なんとしても陛下のお役に立ってみせますわ!
voice: vo_adv_7024003_006
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】
前方に魔物の群れです。
voice: vo_adv_7024003_007
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
戦闘準備を。
【chara 107011 face 6 (surprised)】
貴方は最後方で敵の動きを見ていなさい。
voice: vo_adv_7024003_008
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】
はい。
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_7024003_009
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
いきますよ。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
魔物を迎え撃つネネカ。
{player}とクレジッタはその後方に控えていた。
voice: vo_adv_7024003_010
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】
戦いが始まってしまうと、手持ち無沙汰ですわね……
Choice: (3) 自分も見ていることしかできない。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_7024003_011
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
あなたは強化をしているだけまだマシですわ。
【chara 118011 face 4 (sad)】
わたくしは本当に見ているだけ……
voice: vo_adv_7024003_012
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】
ネネカさま、右前方より敵増援です。
数20。
voice: vo_adv_7024003_013
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
このまま戦線を押し上げます。
ついてきなさい。
voice: vo_adv_7024003_014
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】
かしこまりました。
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_7024003_015
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】
……落ち込んでいてもはじまりませんわ。
【chara 118011 face 6 (surprised)】
見ているだけしかできないのであれば、それに集中する……
手持ちのリソースを最適に割り振るしかないですわね。
voice: vo_adv_7024003_016
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
あわよくば弱点でも見つけられるかもしれませんし。
【chara 118011 face 3 (anger)】
…………
voice: vo_adv_7024003_017
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
にしても……あのネネカという魔法使いの戦い方……
【chara 118011 face 6 (surprised)】
なんだか違和感というか、おかしくありませんことかしら?
Choice: (4) おかしいって?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_7024003_018
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
分身、してますわよね?
【chara 118011 face 3 (anger)】
分身をつくりだすマジックアイテムというのは確かに知っていますけど
簡単に出たり消えたり、ましてや自在に操るなんてできなかったはず……
voice: vo_adv_7024003_019
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
幻影魔法で出した分身であれば、
幻影から魔法を放ったりなんてできるものなんですの……?
voice: vo_adv_7024003_020
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
あれではまるで、実体を自由に出し入れしているかのような……
Choice: (5) そんなことまでわかるんだ?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_7024003_021
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
あくまで仮説ですけれど。
【chara 118011 face 3 (anger)】
貴方は詳しく知ってそうですわね。あれはいったい……
voice: vo_adv_7024003_022
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
まったく……レディの秘密をそう簡単にもらすものではありませんよ?
voice: vo_adv_7024003_023
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
なっ……?
え? あなたは今あそこで戦って……
voice: vo_adv_7024003_024
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
包囲される前に突貫します。
【chara 107011 face 6 (surprised)】
敵の数の少ない場所は?
voice: vo_adv_7024003_025
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】
中央に大型の魔物がいます。
あそこさえ潰せば穴ができるかと。
voice: vo_adv_7024003_026
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
分かりました。
消し去りましょう。
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_7024003_027
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】
最前線で戦っていますわよね?
【chara 118011 face 6 (surprised)】
それじゃあわたくしの目の前にいるのはいったい……
voice: vo_adv_7024003_028
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
参考までに貴方の仮説とやらを聞かせてもらえますか?
【chara 107011 face 1 (normal)】
私が査定してあげましょう。
voice: vo_adv_7024003_029
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
くっ……いいでしょう……
戦っているあなたもここにいるあなたも両方が意思を持って動いている。
【chara 118011 face 6 (surprised)】
故に、幻影や自動人形のようなものではなさそうですわね……
voice: vo_adv_7024003_030
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
考えられる可能性は、元からネネカを名乗る人物が二人いる。
もしくは……【chara 118011 face 3 (anger)】
手段こそ不明ですが、同一人物が分裂している。
voice: vo_adv_7024003_031
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
ほう。
voice: vo_adv_7024003_032
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
より恐ろしいのは後者でしょうね。
元から二人いたなら個別に倒せば済むだけ。
でも、分裂していくのであれば倒しても倒してもきりがない。
voice: vo_adv_7024003_033
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
……あなたの余裕からは、そんな恐ろしさを感じますわ。
voice: vo_adv_7024003_034
ネネカ:
【chara 107011 face 2 (joy)】
なるほど、及第点はあげましょう。
voice: vo_adv_7024003_035
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】
どうしてこんなまどろっこしい真似を?
【chara 118011 face 6 (surprised)】
二人がかりであれば敵も簡単に倒せるでしょうに……
voice: vo_adv_7024003_036
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
……貴方はどうしてだと思います?
voice: vo_adv_7024003_037
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
仮説としては、片方には大した戦闘力がないため監視しかできない
という可能性もありますわね。
【chara 118011 face 1 (normal)】
もしかしたらわたくしでも勝てるかも……
voice: vo_adv_7024003_038
ネネカ:
【chara 107011 face 2 (joy)】
試してみますか?
voice: vo_adv_7024003_039
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】
……やめておきますわ。
あなたが本当に恐ろしいのは魔法の腕なんかじゃあない……
voice: vo_adv_7024003_040
クレジッタ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
【chara 118011 face 6 (surprised)】
こうしてわたくしと話している間にも、
もう一人のあなたは秘書1号とともに魔物と戦っている……
【chara 118011 face 3 (anger)】
つまり、思考可能な同一人物が複数存在しているということですわ。
voice: vo_adv_7024003_041
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
あなたほどの魔法使いが、
顔と名前が世の中に知られていない理由はおそらく……
あなたが知られたくないから……
voice: vo_adv_7024003_042
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
普通の人間にはそこまで秘密を徹底することなど不可能でしょう。
【chara 118011 face 3 (anger)】
でも、あなたにはそれができるだけの力がある。
voice: vo_adv_7024003_043
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
ほう……【chara 107011 face 2 (joy)】
いいですよ、続けなさい。
voice: vo_adv_7024003_044
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
あなたの本領はその能力を使った諜報……
【chara 118011 face 6 (surprised)】
分身と変身を使って懐に入られれば、
どんな組織だって秘密を守り切れないですもの。
voice: vo_adv_7024003_045
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
まあ、ほぼ正解と言ってもいいでしょう。
【chara 107011 face 2 (joy)】
想像していたよりは賢いようですね。
voice: vo_adv_7024003_046
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】
そんなタチの悪い能力……
【chara 118011 face 3 (anger)】
わたくしだってこの目でみないと信じられませんわよ。
こんなもの、まるでおとぎ話に出てくるようなセブン……
voice: vo_adv_7024003_047
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
それ以上は、やめておきなさい。
voice: vo_adv_7024003_048
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
これまでは小物のすることと遊ばせていましたが、
無暗に踏み込むのであれば……分かっていますね?
voice: vo_adv_7024003_049
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
くっ……
voice: vo_adv_7024003_050
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
そもそも、私が何者かなど貴方に何か関係がありますか?
voice: vo_adv_7024003_051
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
ありますわ。
……あなたがそんな化け物じみた能力を持つ存在なら、
【chara 118011 face 4 (sad)】
わたくしより陛下の寵愛を受けるのも仕方がないことですもの。
voice: vo_adv_7024003_052
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】
……陛下は。
わたくしが不甲斐ないから、
お目付としてあなたをおくりこんできたのですね……
voice: vo_adv_7024003_053
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
はぁ……ずいぶんとつまらないことを気にしているのですね。
voice: vo_adv_7024003_054
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
つまらない? 【chara 118011 face 5 (shy)】
つまらないですって?
わたくしの忠義がつまらないと?
voice: vo_adv_7024003_055
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
忠義などと言っているというのに、なんとも薄っぺらい。
【chara 107011 face 1 (normal)】
貴方の忠義とは誰かと比べないと確立できない程度のものなのですか?
voice: vo_adv_7024003_056
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
私に言わせれば、そんな忠義は贋物です。
voice: vo_adv_7024003_057
クレジッタ:
【chara 118011 face 5 (shy)】
わたくしの忠義は……本物ではない、と……?
voice: vo_adv_7024003_058
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
自覚はあるのではないですか?
【chara 107011 face 1 (normal)】
だからこそ、ことさら忠義忠義と騒ぎ立てる。
voice: vo_adv_7024003_059
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】
わたくしは……所詮、損得でしかものを考えられない、
商売人に過ぎませんの……?
Choice: (6) …………
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_7024003_060
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
どうしました? まさか、彼女を心配しているのですか?
【chara 107011 face 1 (normal)】
まったく、王女といい貴方といい、どうにも甘すぎますね。
voice: vo_adv_7024003_061
ネネカ:
【chara 107011 face 3 (anger)】
彼女はかつて王女の命を狙った一味と関係があった……
【chara 107011 face 1 (normal)】
簡単に信用してはいけませんよ。
voice: vo_adv_7024003_062
ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】
しかし……わざわざ出向いてきたというのに、つまらないものですね。
Choice: (7) わざわざ、って?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_7024003_063
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
気付いていませんでしたか?
【chara 107011 face 1 (normal)】
塔の調査は、言ってしまえばついでですよ。
貴方から話を聞いた時点でいくつか仮説は立っていますので。
voice: vo_adv_7024003_064
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
私の本当の目的は、クレジッタ・キャッシュ……彼女の見極めです。
voice: vo_adv_7024003_065
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
本人にその気はなくとも、背後で操っている者がいないとも限りません。
【chara 107011 face 6 (surprised)】
その上で敵対しないのであればよし。
ですが、もしそうでないなら……
voice: vo_adv_7024003_066
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
……貴方を守るためなら私は手段は選びませんよ。
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
不敵な声と同時に、最前線のネネカの攻撃により
最後の魔物が倒されるのであった。