アンダードッグの忠義
覇気を失ったクレジッタを見て改めて秘書を誘うネネカだが、ここからが面白いと言われる。そんな中、クレジッタはペコリーヌへの忠義を思い出し発奮。それを見た秘書は正式にネネカの誘いを断るのであった。
-------------- situation:
アンダードッグの忠義
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ふらふらと足取りもおぼつかなく歩くクレジッタ。
彼女に合わせるように、一行の進行速度も遅くなっていた。
voice: vo_adv_7024004_000
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】
わたくしの忠義……忠義……
voice: vo_adv_7024004_001
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
ふむ……
Choice: (1) どうしたの?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_7024004_002
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
すっかり覇気がなくなりましたね。
【chara 107011 face 1 (normal)】
ここまでの人物だったということでしょう。
voice: vo_adv_7024004_003
ネネカ:
【chara 107011 face 2 (joy)】
貴方も、これで心置きなく私の元へ来られますね。
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秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】
お返事はもう少しお待ちいただけますか?
【chara 6111 face 1 (normal)】
……ここからが面白いんですよ、あの人は。
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ネネカ:
【chara 6111 face 6 (surprised)】
【chara 107011 face 1 (normal)】
貴方もそう思うのですか?
Choice: (2) こんなことでは挫けない。
Choice: (3) 結構しぶとい。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_7024004_006
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
挫けない、ですか。
【chara 107011 face 1 (normal)】
ずいぶんと高く評価しているのですね。
Jump to tag 4
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_7024004_007
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
しぶとい、ですか。
【chara 107011 face 1 (normal)】
それは確かに分かる気がしますが……
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_7024004_008
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
……貴方がそういうのであれば、
もうしばらく観察してみましょうか。
voice: vo_adv_7024004_009
秘書:
【chara 6111 face 3 (anger)】
…………
voice: vo_adv_7024004_010
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
おや? どうしました?
voice: vo_adv_7024004_011
秘書:
【chara 6111 face 4 (sad)】
いえ、今あのあたりで何かが動いたような気が……
【chara 6111 face 6 (surprised)】
確認してきます。
クレジッタさまはここで待っていてください。
voice: vo_adv_7024004_012
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】
はぁ……
voice: vo_adv_7024004_013
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
己の中の疑念と向き合い、部下のサポートも得られない中で
果たしてどう動くのか……見ものではありますね。
Choice: (5) もしかして……
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_7024004_014
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
秘書を勧誘した理由ですか?
【chara 107011 face 1 (normal)】
相手の手駒を減らしたいというのもありますが、
使えそうな人材なのは事実ですからね。
voice: vo_adv_7024004_015
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】
みなさま。
あちらに魔物です。
voice: vo_adv_7024004_016
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
あのようにきちんと任務を果たしてくれる。
【chara 107011 face 2 (joy)】
彼女をスカウトしたいというのは本気ですよ。
voice: vo_adv_7024004_017
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
気付かれる前にこちらから仕掛けます。
貴方はここで強化と援護を。
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クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
わ、わたくしもっ……
voice: vo_adv_7024004_019
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
貴方たちはそこで大人しくしていなさい。
【chara 107011 face 1 (normal)】
一人では魔物に攻撃も当てられないのですから。
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_7024004_020
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】
さすがはネネカさまですね。
voice: vo_adv_7024004_021
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】
それに比べてわたくしは……
【chara 118011 face 1 (normal)】
ふふっ……そうですわね。こんな役立たずがいたところで……
voice: vo_adv_7024004_022
秘書:
【chara 6111 face 3 (anger)】
右翼より敵増援!
Choice: (6) 危ない!
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_7024004_023
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
へ……?
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_7024004_024
クレジッタ:
【chara 118011 face 5 (shy)】
きゃあああっ!?
voice: vo_adv_7024004_025
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】
クレジッタさま!?
voice: vo_adv_7024004_026
クレジッタ:
【chara 118011 face 5 (shy)】
わたくし、空を飛んでますの……?
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
魔物の攻撃により空に弾き飛ばされたクレジッタ。
その脳裏にこれまでの出来事が次々と蘇ってくる。
voice: vo_adv_7024004_027
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
これは……走馬灯……?
【chara 118011 face 4 (sad)】
わたくし、ここで終わりですの……?
不思議と痛みはありませんわね……
voice: vo_adv_7024004_028
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】
わたくしの人生……かつては栄華を極めたはずですのに
どうしてこんなことになってしまったのでしょう……
voice: vo_adv_7024004_029
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
って、決まってますわ……
クレジッタ・タワーが崩壊した日……
【chara 118011 face 6 (surprised)】
いいえ、あの連中に出会った時から……
voice: vo_adv_7024004_030
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
そこから始まった【リッチモンド商工会】の没落……
【chara 118011 face 4 (sad)】
さらにゴウシン議長に陥れられ追われる身になって……
本当のどん底に落ちかけましたわね……
voice: vo_adv_7024004_031
クレジッタ:
【chara 118011 face 1 (normal)】
ですが、そこで手を差しのべてきたのは……
【chara 118011 face 6 (surprised)】
かつてわたくしが暗殺しようとした
あのお人好しなプリンセス……
voice: vo_adv_7024004_032
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】
陛下……わたくしはあの時……
本当に……それはもう本当に……
voice: vo_adv_7024004_033
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
本当にムカついておりましたのよーーー!
voice: vo_adv_7024004_034
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
考えなしで!
エコヒイキで!
人をおにぎりなんかで釣ろうとしてっ!
voice: vo_adv_7024004_035
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
でも! だからこそ! あのとき芽生えた忠義は本物のはず!
わたくしは……あの能天気な言葉とおにぎりに報いるためにも!
ここで倒れるわけにはまいりませんの!!
voice: vo_adv_7024004_036
秘書:
【chara 6111 face 4 (sad)】
クレジッタさま、ご無事でしたか?
voice: vo_adv_7024004_037
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
当然ですわよ!
【chara 118011 face 3 (anger)】
……あなた、魔物の攻撃をうける直前に、
わたくしに強化をかけましたわね?
Choice: (7) うん。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_7024004_038
クレジッタ:
【chara 118011 face 1 (normal)】
いい判断でしたわよ!
このままわたくしに任せておきなさい!
【chara 118011 face 2 (joy)】
いきますわよおおお!
voice: vo_adv_7024004_039
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
ほう……
voice: vo_adv_7024004_040
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
よくもこのわたくしを……!
倍返しですわ! このおおおお!!
魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_7024004_041
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
どおりゃああああ!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_7024004_042
ネネカ:
【chara 107011 face 3 (anger)】
簡単に信用してはいけないと言ったでしょう。
【chara 107011 face 1 (normal)】
あんなに気安く強化をかけて……
Choice: (8) 大丈夫。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_7024004_043
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
まったく、貴方は……【chara 107011 face 1 (normal)】
仕方がないですね。
voice: vo_adv_7024004_044
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】
今度は、しっかりと敵を見て戦っていますね。
【chara 6111 face 1 (normal)】
私がいなくてもできるじゃないですか。
voice: vo_adv_7024004_045
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
まだまだですわよーー!
魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_7024004_046
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
秘書1号がひきぬかれるのであればしょうがありません……
適材適所、弱肉強食! 【chara 118011 face 6 (surprised)】
それが経済というもの!
voice: vo_adv_7024004_047
クレジッタ:
【chara 118011 face 1 (normal)】
ならばせめて、わたくしは一人でも大丈夫だと見せつけてやりますわ!
【chara 118011 face 3 (anger)】
それがわたくしがあの子にできるせめてもの手向け……!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_7024004_048
クレジッタ:
【chara 118011 face 2 (joy)】
わたくしからの、転職祝いですわーーー!
魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_7024004_049
秘書:
【chara 6111 face 1 (normal)】
どうです? 面白いでしょう?
【chara 6111 face 6 (surprised)】
普通はあんな恥ずかしいことを叫びながら戦ったりはしません。
voice: vo_adv_7024004_050
ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】
はぁ……面白いというよりはおかしい、というべきですね。
【chara 107011 face 1 (normal)】
勝手に落ち込んだかと思えば勝手に持ち直す。
【chara 107011 face 6 (surprised)】
まあ、確かに退屈はしなさそうではありますが……
voice: vo_adv_7024004_051
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】
申し訳ございません。
スカウトのお話は正式にお断りさせていただきます。
voice: vo_adv_7024004_052
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
理由は?
voice: vo_adv_7024004_053
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】
人間、身の丈がありますし。
転職祝いなら、まともな金品が欲しいですし。
【chara 6111 face 1 (normal)】
それに……
voice: vo_adv_7024004_054
秘書:
【chara 6111 face 1 (normal)】
面白い職場というのは、なかなか得難いものなので。
voice: vo_adv_7024004_055
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
なるほど。そうですか……理由は分かりました。
【chara 107011 face 6 (surprised)】
ただ……なぜこのようなタイミングで返事を?
voice: vo_adv_7024004_056
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】
それは……本人が聞くと、調子に乗ってしまいますから。
voice: vo_adv_7024004_057
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
……確かに。
voice: vo_adv_7024004_058
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
クレジッタ・キャッシュ……単純で愚かな人物ではありますが。
【chara 107011 face 6 (surprised)】
貴方の言うように、多少は面白い存在のようですね。
voice: vo_adv_7024004_059
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
このこの……このー! ですわー!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
残った魔物相手に大暴れをしているクレジッタを遠目に見ながら
あきれたようにつぶやくネネカであった。