アンダードッグの忠義
覇気を失ったクレジッタを見て改めて秘書を誘うネネカだが、ここからが面白いと言われる。そんな中、クレジッタはペコリーヌへの忠義を思い出し発奮。それを見た秘書は正式にネネカの誘いを断るのであった。


-------------- situation:
アンダードッグの忠義
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ふらふらと足取りもおぼつかなく歩くクレジッタ。
彼女に合わせるように、一行の進行速度も遅くなっていた。

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クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 わたくしの忠義……忠義……

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ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】 ふむ……

Choice: (1) どうしたの?
----- Tag 1 -----
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ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】 すっかり覇気がなくなりましたね。
【chara 107011 face 1 (normal)】 ここまでの人物だったということでしょう。

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ネネカ:
【chara 107011 face 2 (joy)】 貴方も、これで心置きなく私の元へ来られますね。

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秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】 お返事はもう少しお待ちいただけますか?
【chara 6111 face 1 (normal)】 ……ここからが面白いんですよ、あの人は。

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ネネカ:
【chara 6111 face 6 (surprised)】 【chara 107011 face 1 (normal)】 貴方もそう思うのですか?

Choice: (2) こんなことでは挫けない。
Choice: (3) 結構しぶとい。
----- Tag 2 -----
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ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】 挫けない、ですか。
【chara 107011 face 1 (normal)】 ずいぶんと高く評価しているのですね。

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----- Tag 3 -----
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ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】 しぶとい、ですか。
【chara 107011 face 1 (normal)】 それは確かに分かる気がしますが……

----- Tag 4 -----
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ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】 ……貴方がそういうのであれば、
もうしばらく観察してみましょうか。

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秘書:
【chara 6111 face 3 (anger)】 …………

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ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】 おや? どうしました?

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秘書:
【chara 6111 face 4 (sad)】 いえ、今あのあたりで何かが動いたような気が……
【chara 6111 face 6 (surprised)】 確認してきます。
クレジッタさまはここで待っていてください。

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クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 はぁ……

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ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】 己の中の疑念と向き合い、部下のサポートも得られない中で
果たしてどう動くのか……見ものではありますね。

Choice: (5) もしかして……
----- Tag 5 -----
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ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】 秘書を勧誘した理由ですか?
【chara 107011 face 1 (normal)】 相手の手駒を減らしたいというのもありますが、
使えそうな人材なのは事実ですからね。

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秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】 みなさま。
あちらに魔物です。

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ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】 あのようにきちんと任務を果たしてくれる。
【chara 107011 face 2 (joy)】 彼女をスカウトしたいというのは本気ですよ。

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ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】 気付かれる前にこちらから仕掛けます。
貴方はここで強化と援護を。

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クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】 わ、わたくしもっ……

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ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】 貴方たちはそこで大人しくしていなさい。
【chara 107011 face 1 (normal)】 一人では魔物に攻撃も当てられないのですから。

魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】 ──グオオオオオッ!

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秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】 さすがはネネカさまですね。

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クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 それに比べてわたくしは……
【chara 118011 face 1 (normal)】 ふふっ……そうですわね。こんな役立たずがいたところで……

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秘書:
【chara 6111 face 3 (anger)】 右翼より敵増援!

Choice: (6) 危ない!
----- Tag 6 -----
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クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】 へ……?

魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】 ──グオオオオオッ!

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クレジッタ:
【chara 118011 face 5 (shy)】 きゃあああっ!?

voice: vo_adv_7024004_025
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】 クレジッタさま!?

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クレジッタ:
【chara 118011 face 5 (shy)】 わたくし、空を飛んでますの……? 

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 魔物の攻撃により空に弾き飛ばされたクレジッタ。
その脳裏にこれまでの出来事が次々と蘇ってくる。

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クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】 これは……走馬灯……?
【chara 118011 face 4 (sad)】 わたくし、ここで終わりですの……?
不思議と痛みはありませんわね……

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クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 わたくしの人生……かつては栄華を極めたはずですのに
どうしてこんなことになってしまったのでしょう……

voice: vo_adv_7024004_029
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】 って、決まってますわ……
クレジッタ・タワーが崩壊した日……
【chara 118011 face 6 (surprised)】 いいえ、あの連中に出会った時から……

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クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】 そこから始まった【リッチモンド商工会】の没落……
【chara 118011 face 4 (sad)】 さらにゴウシン議長に陥れられ追われる身になって……
本当のどん底に落ちかけましたわね……

voice: vo_adv_7024004_031
クレジッタ:
【chara 118011 face 1 (normal)】 ですが、そこで手を差しのべてきたのは……
【chara 118011 face 6 (surprised)】 かつてわたくしが暗殺しようとした
あのお人好しなプリンセス……

voice: vo_adv_7024004_032
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 陛下……わたくしはあの時……
本当に……それはもう本当に……

voice: vo_adv_7024004_033
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】 本当にムカついておりましたのよーーー!

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クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】 考えなしで!
エコヒイキで!
人をおにぎりなんかで釣ろうとしてっ!

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クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】 でも! だからこそ! あのとき芽生えた忠義は本物のはず!
わたくしは……あの能天気な言葉とおにぎりに報いるためにも!
ここで倒れるわけにはまいりませんの!!

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秘書:
【chara 6111 face 4 (sad)】 クレジッタさま、ご無事でしたか?

voice: vo_adv_7024004_037
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】 当然ですわよ!
【chara 118011 face 3 (anger)】 ……あなた、魔物の攻撃をうける直前に、
わたくしに強化をかけましたわね?

Choice: (7) うん。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_7024004_038
クレジッタ:
【chara 118011 face 1 (normal)】 いい判断でしたわよ!
このままわたくしに任せておきなさい!
【chara 118011 face 2 (joy)】 いきますわよおおお!

voice: vo_adv_7024004_039
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】 ほう……

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クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】 よくもこのわたくしを……!
倍返しですわ! このおおおお!!

魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】 ──ギャオオオオオッ!

voice: vo_adv_7024004_041
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】 どおりゃああああ!

魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】 ──ギャオオオオオッ!

voice: vo_adv_7024004_042
ネネカ:
【chara 107011 face 3 (anger)】 簡単に信用してはいけないと言ったでしょう。
【chara 107011 face 1 (normal)】 あんなに気安く強化をかけて……

Choice: (8) 大丈夫。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_7024004_043
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】 まったく、貴方は……【chara 107011 face 1 (normal)】 仕方がないですね。

voice: vo_adv_7024004_044
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】 今度は、しっかりと敵を見て戦っていますね。
【chara 6111 face 1 (normal)】 私がいなくてもできるじゃないですか。

voice: vo_adv_7024004_045
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】 まだまだですわよーー!

魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】 ──ギャオオオオオッ!

voice: vo_adv_7024004_046
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】 秘書1号がひきぬかれるのであればしょうがありません……
適材適所、弱肉強食! 【chara 118011 face 6 (surprised)】 それが経済というもの!

voice: vo_adv_7024004_047
クレジッタ:
【chara 118011 face 1 (normal)】 ならばせめて、わたくしは一人でも大丈夫だと見せつけてやりますわ!
【chara 118011 face 3 (anger)】 それがわたくしがあの子にできるせめてもの手向け……!

魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】 ──ギャオオオオオッ!

voice: vo_adv_7024004_048
クレジッタ:
【chara 118011 face 2 (joy)】 わたくしからの、転職祝いですわーーー!

魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】 ──ギャオオオオオッ!

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秘書:
【chara 6111 face 1 (normal)】 どうです? 面白いでしょう?
【chara 6111 face 6 (surprised)】 普通はあんな恥ずかしいことを叫びながら戦ったりはしません。

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ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】 はぁ……面白いというよりはおかしい、というべきですね。
【chara 107011 face 1 (normal)】 勝手に落ち込んだかと思えば勝手に持ち直す。
【chara 107011 face 6 (surprised)】 まあ、確かに退屈はしなさそうではありますが……

voice: vo_adv_7024004_051
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】 申し訳ございません。
スカウトのお話は正式にお断りさせていただきます。

voice: vo_adv_7024004_052
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】 理由は?

voice: vo_adv_7024004_053
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】 人間、身の丈がありますし。
転職祝いなら、まともな金品が欲しいですし。
【chara 6111 face 1 (normal)】 それに……

voice: vo_adv_7024004_054
秘書:
【chara 6111 face 1 (normal)】 面白い職場というのは、なかなか得難いものなので。

voice: vo_adv_7024004_055
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】 なるほど。そうですか……理由は分かりました。
【chara 107011 face 6 (surprised)】 ただ……なぜこのようなタイミングで返事を?

voice: vo_adv_7024004_056
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】 それは……本人が聞くと、調子に乗ってしまいますから。

voice: vo_adv_7024004_057
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】 ……確かに。

voice: vo_adv_7024004_058
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】 クレジッタ・キャッシュ……単純で愚かな人物ではありますが。
【chara 107011 face 6 (surprised)】 貴方の言うように、多少は面白い存在のようですね。

voice: vo_adv_7024004_059
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】 このこの……このー! ですわー!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 残った魔物相手に大暴れをしているクレジッタを遠目に見ながら
あきれたようにつぶやくネネカであった。