甘美なる小休止
魔物との戦いが続いた一行は、カオリが持参した故郷のお菓子で疲れを癒す。故郷のついてうれしそうに話すカオリを見たカヤは、彼女の強さの根源は故郷にあると考えると同時に、自分との違いに寂しさを覚える。


-------------- situation:
甘美なる小休止
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 カヤ、カオリ、{player}たちは
魔物の襲撃を受けながらも、順調に塔を登っていく。

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カオリ:
【chara 101711 face 1 (normal)】 ほ~い、これでおしまいさ~

魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】 ──ギャオオオオオッ!

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カヤ:
【chara 106511 face 2 (joy)】 お疲れさん。【chara 106511 face 1 (normal)】 こっちも片付いたとこだ。

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カオリ:
【chara 101711 face 2 (joy)】 あは~♪ さすがカヤ、【chara 101711 face 1 (normal)】 仕事が早いさ~

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カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 出てくるのが雑魚ばっかだからな。
【chara 106511 face 6 (surprised)】 でも、階が進んだら敵の数が多くなってきやがった。

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カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】 雑魚相手とはいえ、ちょっとばかり疲れちまうぜ。
ああ、くそ、水と食料だけじゃなくて
甘いものも持ってくればよかったよ。

Choice: (1) クレープでも食べたいね。
Choice: (2) よければ僕のおやつ食べる?
----- Tag 1 -----
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カヤ:
【chara 106511 face 2 (joy)】 いいね! フルーツも生クリームも増し増しの豪華なヤツに
思い切りかぶりつきたいよな!

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カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】 ……ああダメだ、想像したら余計に食べたくなっちまった……

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----- Tag 2 -----
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カヤ:
【chara 106511 face 2 (joy)】 いいのか? 【chara 106511 face 4 (sad)】 ……って、それキミのお付きの子が
持たせてくれたヤツだろ? さすがにもらえないな、それは。

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カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】 うぅ、仕方ない、街に帰るまでの辛抱だ……

----- Tag 3 -----
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カオリ:
【chara 101711 face 2 (joy)】 大丈夫、おやつならちゃんと持ってきたさ~
【chara 101711 face 1 (normal)】 疲れた時は甘いものがほしくなるからね~

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カヤ:
【chara 106511 face 2 (joy)】 マジか! サンキューカオリ!
【chara 106511 face 1 (normal)】 アンタの言う楽しくすることの大事さがやっと分かった気がするよ。

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カオリ:
【chara 101711 face 2 (joy)】 それはよかったさ~
【chara 101711 face 1 (normal)】 はい、遠慮しないでいっぱい食べるといいよ~

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カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 な、なんだよ、この泥団子みたいな塊は……

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カオリ:
【chara 101711 face 1 (normal)】 泥団子じゃないよ~?
【chara 101711 face 2 (joy)】 これは私の故郷のお菓子、サーターアンダギーさ~
【chara 101711 face 1 (normal)】 こっちのドーナツみたいなものだね~

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カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 ドーナツ? ああ、よく見りゃそれっぽい感じするな。
【chara 106511 face 1 (normal)】 それなら一ついただくか……【chara 106511 face 6 (surprised)】 ん、うまいなこれ!

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カヤ:
【chara 106511 face 2 (joy)】 外側のサクサク食感がクセになるし、
砂糖の甘味が疲れた体に沁みるなぁ。

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カオリ:
【chara 101711 face 2 (joy)】 よかった~、【chara 101711 face 6 (surprised)】 それならこの紅芋を使った焼き菓子はどうかな?
【chara 101711 face 1 (normal)】 あとは黒糖のお菓子もまーさんよ~? 【chara 101711 face 2 (joy)】 いっぱい食べるといいさ~

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カオリ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 【chara 101711 face 2 (joy)】 故郷の味は世界一だからね~♪

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カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 ま、待ってくれ! 【chara 106511 face 4 (sad)】 そんなにいっぺんに食えないって!
あー、でも、【chara 106511 face 1 (normal)】 カオリが故郷を大事にしてることはよく分かったよ。

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カオリ:
【chara 101711 face 6 (surprised)】 え?

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カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 だって大事だからこそ、そんなにうれしそうに薦めてくるんだろ?

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カオリ:
【chara 101711 face 1 (normal)】 そうだよ~。今は事情があって帰れないけど、
【chara 101711 face 2 (joy)】 故郷を思う気持ちはず~っと変わらないさ~

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カオリ:
【chara 101711 face 1 (normal)】 いつか二人を故郷に招待して家族総出、
【chara 101711 face 2 (joy)】 ううん、【chara 101711 face 1 (normal)】 島中の人を集めておもてなししたいさ~
【chara 101711 face 2 (joy)】 いっぱい食べて、朝まで歌って踊り明かそうね~♪

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カオリ:
【chara 101711 face 6 (surprised)】 そういえばカヤの故郷はどんなとこなの~?

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カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】 ……残念ながらオレには故郷も家族もないんだ。

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カオリ:
【chara 101711 face 4 (sad)】 あ……もしかして訳あり、だった? ごめんね……

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カヤ:
【chara 106511 face 2 (joy)】 はは、いいっていいって。【chara 106511 face 1 (normal)】 別に何も気にしちゃいないからさ。

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カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 そう、世界がおかしいことに比べれば故郷がないなんて
大した問題じゃないんだからな。

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カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】 でも故郷、それに家族か……別に境遇を嘆くつもりはないけど、
どれもオレには縁のないものだから、ちょっとうらやましいぜ。

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カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 カオリの強さ、優しさの根源はきっと故郷にあるんだろうな。
【chara 106511 face 4 (sad)】 アイツの拳は誰かを守るためのもの……オレとは違う。
【chara 106511 face 1 (normal)】 まあ、ないものねだりしたって仕方ないか。

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カオリ:
【chara 101711 face 4 (sad)】 ……ん~、【chara 101711 face 1 (normal)】 よし! それなら私がカヤの家族になるさ~!

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カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 はぁ!? なんでそうなんだよ!
【chara 106511 face 4 (sad)】 全然気にしてねえって言ってんだろ!

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カオリ:
【chara 101711 face 4 (sad)】 でも、楽しくするはずだったのに、
ちょっとでも寂しく思わせたなら申し訳ないさ~

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カオリ:
【chara 101711 face 2 (joy)】 だから責任もってカヤのお姉さんになるよ~

voice: vo_adv_7025002_034
カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】 なるほど分かったやめてくれ。
あとカオリがお姉さんはなんかヤダ。たとえ年上だとしてもヤダ。

Choice: (4) じゃあ僕も家族になるよ!
----- Tag 4 -----
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カヤ:
【chara 106511 face 5 (shy)】 バ、バカ! キミが言うと別の意味になるから!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 その後カオリと{player}をどうにかなだめたカヤだが、
魔物との戦いよりよほど疲れてしまったのだった。