どれだけ相手が強くとも
ムイミがかつて{player}と敵対していたことを知るイノリ。仮にまた{player}の敵になるならまず自分が相手になると宣言。ムイミはその言葉に、イノリの成長を感じるのだった。
-------------- situation:
どれだけ相手が強くとも
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──ルナの塔のとあるフロア。
そこに、悪党たちの悲鳴が響いていた。
voice: vo_adv_7027003_000
二人:
【chara 1 face 1 (normal)】
ギャーッ!!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_7027003_001
ムイミ:
【chara 106113 face 4 (sad)】
くっそぉ~っ!
さっきから魔物に追いかけられてばっかじゃないか!?
voice: vo_adv_7027003_002
イノリ:
【chara 106611 face 4 (sad)】
おまえの戦い方が派手過ぎるんですよ!?
【chara 106611 face 3 (anger)】
「てんろーはだんけん」だのなんだの叫びながら、
メチャクチャ目立つ斬撃飛ばしまくって!
voice: vo_adv_7027003_003
イノリ:
【chara 106611 face 3 (anger)】
そんなのフロア中の連中に
気付かれるに決まってるですよ!
voice: vo_adv_7027003_004
ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】
そっか……【chara 106113 face 2 (joy)】
なら、責任取らなきゃな!
voice: vo_adv_7027003_005
ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】
ここはアタシがなんとかする!
【chara 106113 face 3 (anger)】
オマエたちは先に行ってろ!
voice: vo_adv_7027003_006
イノリ:
【chara 106611 face 6 (surprised)】
いいや、ダメです! 【chara 106611 face 1 (normal)】
おまえが単独行動したら、
もっと酷いことになるのは目に見えてるですよ!
voice: vo_adv_7027003_007
ムイミ:
【chara 106113 face 3 (anger)】
そんなこと……【chara 106113 face 4 (sad)】
あるか。
アタシじゃトラップ見分けられないしな。
voice: vo_adv_7027003_008
イノリ:
【chara 106611 face 6 (surprised)】
理解したみたいですね。【chara 106611 face 2 (joy)】
全員で行くですよ!
あたしらは運命共同体なんです!
voice: vo_adv_7027003_009
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】
運命共同体……なんかいい言葉だな!
【chara 106113 face 6 (surprised)】
けど、このまま逃げてもすぐ追いつかれるぞ?
voice: vo_adv_7027003_010
イノリ:
【chara 106611 face 2 (joy)】
ふふんっ! あたしは天才ですからね!
こんなこともあろうかと、用意しておいたですよ!
……この特製煙玉を! 【chara 106611 face 3 (anger)】
くらいやがれです、魔物ども!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_7027003_011
イノリ:
【chara 106611 face 2 (joy)】
よし、上手くいきましたね!
【chara 106611 face 3 (anger)】
こっちを見失ってる間に行くですよ!
Choice: (1) 他にも使うタイミングあったんじゃ?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_7027003_012
イノリ:
【chara 106611 face 4 (sad)】
うぐっ!? そ、それはなんていうか……
完璧に存在を忘れてたっていうか……今思い出したっていうか……
voice: vo_adv_7027003_013
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】
ははっ! ズルいことするな、イノリ!
voice: vo_adv_7027003_014
イノリ:
【chara 106611 face 3 (anger)】
あたしのやり方になんか文句でもあるですか!?
voice: vo_adv_7027003_015
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】
いいや、逆だ!
悪党らしい戦い方で気に入ったぞ!
voice: vo_adv_7027003_016
イノリ:
【chara 106611 face 1 (normal)】
むっ……おまえ、【chara 106611 face 2 (joy)】
なかなか分かってるですね!
そうです、あたしたちは正義の味方じゃねえんです!
voice: vo_adv_7027003_017
イノリ:
【chara 106611 face 2 (joy)】
やれることはなんだってやるですよ!
もちろん悪党の美学に反しない範囲で、ですけど!
voice: vo_adv_7027003_018
ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】
ふぅ。振り切ったみたいだな。
【chara 106113 face 2 (joy)】
思ったよりやるな、イノリって。
さすが未来のビッグボスってとこか!
voice: vo_adv_7027003_019
イノリ:
【chara 106611 face 2 (joy)】
ふっふっふ……もっと褒めるですよ!
この大天才イノリ様のことを!
voice: vo_adv_7027003_020
イノリ:
【chara 106611 face 2 (joy)】
まあ? おまえもそこそこ頑張ってるし?
ここまでの働きを少しは褒めてやってもいいですよ、ムイミ。
voice: vo_adv_7027003_021
イノリ:
【chara 106611 face 3 (anger)】
ただし! そのバカでかい剣で、
やたらド派手な戦いをするのはもうやめるですよ!
voice: vo_adv_7027003_022
ムイミ:
【chara 106113 face 4 (sad)】
そう言われても、ちまちま戦うのニガテなんだよな~……
{player}と戦ってた頃から、
アタシはこんな感じの戦い方だし。
voice: vo_adv_7027003_023
イノリ:
【chara 106611 face 6 (surprised)】
……んん? 戦ってたって……
ムイミ、お兄さんの敵だったんですか!?
voice: vo_adv_7027003_024
ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】
敵っていうか、なんていうか……
【chara 106113 face 2 (joy)】
まあ、昔の話だ! いろいろとあってな!
voice: vo_adv_7027003_025
イノリ:
【chara 106611 face 1 (normal)】
だったら……またいろいろあったら、
お兄さんと戦うかもってことですか?
Choice: (2) 僕は戦いたくない。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_7027003_026
ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】
おいおい、前にも言っただろー?
【chara 106113 face 2 (joy)】
アタシが相手にするのは悪いヤツだけだ!
voice: vo_adv_7027003_027
イノリ:
【chara 106611 face 1 (normal)】
だといいんですけど……
【chara 106611 face 3 (anger)】
悪党の言葉なんて信用できないもんです。
……覚えておくですよ、ムイミ。
voice: vo_adv_7027003_028
イノリ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】
【chara 106611 face 3 (anger)】
もし万が一、またおまえがお兄さんの敵になったら……
その時は、真っ先にあたしが相手になってやるです!
voice: vo_adv_7027003_029
ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】
……アタシの方がオマエより、ずっと強いのにか?
voice: vo_adv_7027003_030
イノリ:
【chara 106611 face 6 (surprised)】
そ……【chara 106611 face 3 (anger)】
そんなの、関係ないですよ!
voice: vo_adv_7027003_031
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】
……イノリって変わったな。いい方にな!
voice: vo_adv_7027003_032
イノリ:
【chara 106611 face 6 (surprised)】
へ? 変わったって……
【chara 106611 face 1 (normal)】
昔のあたしを知ってるみたいな口ぶりですけど……
voice: vo_adv_7027003_033
ムイミ:
【chara 106113 face 4 (sad)】
悪い悪い、混乱させたな! 【chara 106113 face 2 (joy)】
けどさ。
誰かのために自分より強いヤツと戦おうなんて、
前のオマエは思わなかっただろ?
voice: vo_adv_7027003_034
ムイミ:
【chara 106611 face 6 (surprised)】
【chara 106113 face 2 (joy)】
大事な時に勇気を出せる、優しくて強い悪党になったんだな。
オマエみたいなのが、ビッグボスになるべきだと思う!
voice: vo_adv_7027003_035
イノリ:
【chara 106611 face 2 (joy)】
ほ、ほほーう?
意外と見る目があるじゃないですか!
voice: vo_adv_7027003_036
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】
がんばれよ、イノリ。
夢なんだろ、ビッグボス!
voice: vo_adv_7027003_037
イノリ:
【chara 106611 face 2 (joy)】
言われなくてもなってやるですよ!
あたしほどのビッグボスの器は他にいないですからね!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
そしてルナの塔に、
未来のビッグボス(?)の高笑いが響くのであった。