神秘を究明する瞳
塔の調査中、ヴァンピィとの会話で彼女が真祖の吸血鬼だと知ったラビリスタ。逸る好奇心を抑えきれず、ついヴァンピィを質問攻めにしてしまったラビリスタは、彼女から大いに警戒されてしまうのだった。
-------------- situation:
神秘を究明する瞳
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
塔を進む道中、ラビリスタとヴァンピィは
互いに自己紹介などしつつ親交を深めていた。
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ラビリスタ:
【chara 106815 face 2 (joy)】
へぇー! それで、その伯爵?
に誘拐されかかったところを助けてもらったんだ。
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ヴァンピィ:
【chara 122311 face 7 (special_a)】
そーなの! それで今はイリヤのところに泊めてもらってるの。
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ヴァンピィ:
【chara 122311 face 2 (joy)】
それでねー?
最近はイリヤにおべんきょー教わってるんだ。
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ヴァンピィ:
【chara 122311 face 3 (anger)】
でも、あれやれーこれやれーってうるさいの!
【chara 122311 face 1 (normal)】
がっこー? 【chara 122311 face 2 (joy)】
のせんせーみたい!
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ヴァンピィ:
【chara 122311 face 4 (sad)】
ヴァンピィちゃん、おべんきょーはあんまり好きじゃないし……
【chara 122311 face 2 (joy)】
だから、たまーに……【chara 122311 face 1 (normal)】
ホントに、たまーにだよ?
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ヴァンピィ:
【chara 122311 face 2 (joy)】
おべんきょーはおやすみにしてー
【chara 122311 face 7 (special_a)】
外におでかけしたりするの。
Choice: (1) もしかして、今日って……
----- Tag 1 -----
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ヴァンピィ:
【chara 122311 face 7 (special_a)】
…………えっへへー♪
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ヴァンピィ:
【chara 122311 face 2 (joy)】
だいじょーぶだよ!
イリヤにおてがみ書いてきたもん。
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ヴァンピィ:
【chara 122311 face 2 (joy)】
ヴァンピィちゃん気分じゃありませんのでー
【chara 122311 face 7 (special_a)】
きょうのおべんきょーはおやすみします! って。
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ヴァンピィ:
【chara 122311 face 1 (normal)】
ヴァンピィちゃんのこと、イリヤは
【chara 122311 face 4 (sad)】
しん……しんそのけーふ……?
とかなんとかーって言ってたけど。
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ラビリスタ:
【chara 106815 face 7 (special_a)】
しんそ? ……【chara 106815 face 1 (normal)】
ああ、真祖か。
真祖の系譜……なるほどね。
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ヴァンピィ:
【chara 122311 face 1 (normal)】
「しんそ」って、吸血鬼のなかでもとくべつだから、
おべんきょーすることがいっぱいあるんだって。
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ヴァンピィ:
【chara 122311 face 4 (sad)】
ヴァンピィちゃん、「しんそ」なんかじゃなくっていいのにな~
【chara 122311 face 2 (joy)】
そしたら、おべんきょーもしなくていいし、
【chara 122311 face 7 (special_a)】
けんぞくと、もっといっぱい遊べるよね!
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ラビリスタ:
【chara 106815 face 1 (normal)】
真祖の吸血鬼……か。
一般には、吸血鬼の始祖を指すけれど。
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ラビリスタ:
【chara 106815 face 7 (special_a)】
だけど、このアストルムに存在する吸血鬼は
魔族って大きな枠組みの一種族でしかない。
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ラビリスタ:
【chara 106815 face 7 (special_a)】
それに、吸血鬼に噛まれたところで
ゲーム上では一時的なデバフステータスが
付与されるだけだったはず。
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ラビリスタ:
【chara 106815 face 7 (special_a)】
……少なくとも、アタシたちが
ゲームシステムを設計した時点ではそうだった。
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ラビリスタ:
【chara 106815 face 4 (sad)】
でも、当初から書き換えられてしまった
この世界では、ゲームを開発したアタシたちの
予想を超える出来事ばかり起きてる。
voice: vo_adv_7028003_018
ラビリスタ:
【chara 106815 face 7 (special_a)】
なら、吸血鬼……【chara 106815 face 1 (normal)】
それも『真祖』と呼ばれる強大な者なら、
プレイヤーの種族を後天的に変更できる可能性がある?
voice: vo_adv_7028003_019
ラビリスタ:
【chara 106815 face 7 (special_a)】
今のアストルムにおける吸血鬼化が、
一時的ではなく恒久的な変化を起こしてしまうなら……
voice: vo_adv_7028003_020
ラビリスタ:
【chara 106815 face 7 (special_a)】
取り返しのつかない事態が起こる前に、
どんな影響が及ぶ可能性があるかは検証しておきたい。
【chara 106815 face 3 (anger)】
少年の安全のためにも。
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ラビリスタ:
【chara 106815 face 1 (normal)】
それに……【chara 106815 face 2 (joy)】
分からないことをそのまま放っておくのは
趣味じゃないんだよね~
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ラビリスタ:
【chara 106815 face 2 (joy)】
というわけでさ、ヴァンピィちゃん! おねがい!
吸血鬼の研究について
ちょーっとお姉さんを手伝ってもらえないかな?
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ラビリスタ:
【chara 106815 face 2 (joy)】
好きなものとか、吸血鬼の性質とか。
ヴァンピィちゃんの知ってることを教えてほしいんだ。
voice: vo_adv_7028003_024
ラビリスタ:
【chara 106815 face 2 (joy)】
そうだ! 手伝ってくれるなら、
とっておきのクレープをご馳走しちゃおう!
voice: vo_adv_7028003_025
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 1 (normal)】
じー…………
voice: vo_adv_7028003_026
ラビリスタ:
【chara 106815 face 6 (surprised)】
あ、あれ? ヴァンピィちゃん?
voice: vo_adv_7028003_027
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 3 (anger)】
……イリヤ、言ってた。
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ヴァンピィ:
【chara 122311 face 3 (anger)】
怪しい人はお菓子で釣ろうとするから、
知らない人から物をもらってはいかんぞ、って。
voice: vo_adv_7028003_029
ラビリスタ:
【chara 106815 face 2 (joy)】
わぁ、教育がしっかりしてるぅ!
そうだね、怪しい人の言う事を聞いたり
ついて行ったりしちゃいけないもんね!
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ラビリスタ:
【chara 106815 face 1 (normal)】
だけど、これは少年のためでもあるんだ。
いや少年だけじゃない。みんなのためにも──
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ヴァンピィ:
【chara 122311 face 3 (anger)】
あと、知り合いの人のためーとか。
けんぞくが危ないんだーって言われても、
ウソだから気を付けるんじゃぞー、って。
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ヴァンピィ:
【chara 122311 face 3 (anger)】
じ~~………………
voice: vo_adv_7028003_033
ラビリスタ:
【chara 106815 face 4 (sad)】
ああっ! ヴァンピィちゃんにしらーっとした
視線を向けられちゃってるよー!
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ヴァンピィ:
【chara 122311 face 3 (anger)】
ラビリスタ……なんかちょっとこわいかも。
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ラビリスタ:
【chara 106815 face 6 (surprised)】
いやー、怖くないよ? なんにもこわくない!
【chara 106815 face 2 (joy)】
大丈夫だから、ちょーっとだけおねーさんに
お話を聞かせてくれないかな~?
voice: vo_adv_7028003_036
ラビリスタ:
【chara 106815 face 4 (sad)】
ほんの少しでいいんだ。
ねっ? ヴァンピィちゃん、おねが~い!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
こうして、吸血鬼という種族への好奇心を抑えきれず
質問攻めにしてしまったラビリスタ。
その後、ヴァンピィにしばらく警戒されてしまうのだった。