真夜中、花火、逃避行
夕暮れ時、クレープ屋を訪れたヴァンピィと出会った晶は、密かに迫ってきた不審な男たちの存在に気づく。咄嗟の機転でヴァンピィたちを車に乗せた晶は、追跡者と派手なカーチェイスを繰り広げるのだった。


-------------- situation:
真夜中、花火、逃避行
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 塔を登っていた{player}たちは
ついに行き止まりの区画へとたどり着いた。

voice: vo_adv_7028005_000
ラビリスタ:
【chara 106815 face 2 (joy)】 ここから先のエリアは未開放って訳だね。
【chara 106815 face 1 (normal)】 なーるほど? 少年から聞いてた通りだ。

voice: vo_adv_7028005_001
ラビリスタ:
【chara 106815 face 1 (normal)】 さて、ここが行き止まりの区画なら
少年が言っていた「アレ」が落ちてそうなものだけど……

voice: vo_adv_7028005_002
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 1 (normal)】 けんぞくぅ、なんだろこれ?
キラキラしてるけど……

voice: vo_adv_7028005_003
ラビリスタ:
【chara 106815 face 2 (joy)】 おっと、ビンゴ! 探してたのはソレだ!

voice: vo_adv_7028005_004
ラビリスタ:
【chara 106815 face 2 (joy)】 ここに、少年の記憶に関わるピースがある……
【chara 106815 face 1 (normal)】 ということは、この塔を造ったのはフィオ? 

voice: vo_adv_7028005_005
ラビリスタ:
【chara 106815 face 7 (special_a)】 いや、少年の記憶に関わる調整をするだけなら
こんな大掛かりな建造物を用意する必要はないか。
なら、誰が……何の目的で? 

voice: vo_adv_7028005_006
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 6 (surprised)】 わっ、キラキラが光ったっ!?

voice: vo_adv_7028005_007
ラビリスタ:
【chara 106815 face 2 (joy)】 ……考えるより、飛び込んでみた方が分かることもあるか!
さあ、一体何を見せてくれるのかな?

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_7028005_008
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 はい、チョコバナナクレープと
ブルーベリーチーズクレープ、お待ちどおさま♪
またよろしくね~♪

voice: vo_adv_7028005_009
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 ふぅ……最後のお客さんも帰ったし。
今日はぼちぼち閉店かな。

voice: vo_adv_7028005_010
晶:
【chara 106832 face 6 (surprised)】 むむ? あの見慣れたシルエットは……

Choice: (1) 大将、やってる?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_7028005_011
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 へいらっしゃい、活きのいいネタが入ってるよ!
って、少年じゃ~ん! 珍しいね、こんな時間に。

voice: vo_adv_7028005_012
ヴァンピィ:
【chara 122331 face 2 (joy)】 けんぞくぅ、ここがけんぞくの言ってたクレープ屋さん?

voice: vo_adv_7028005_013
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 おっ、かわいらしいお嬢さんだね。
そうだよ~♪ 椿ヶ丘を中心に話題沸騰!
巷で大人気の神出鬼没なクレープ屋さんとはうちのことだ!

Choice: (2) 誇大広告だ。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_7028005_014
晶:
【chara 106832 face 4 (sad)】 ああん! もう、少年ってば~!
ちょっとくらいノってくれたっていいでしょ~?

voice: vo_adv_7028005_015
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 な~んておふざけはこれくらいにして、
こうやって来てくれたんだ。二人のために、
今日は特別に営業時間を延長しちゃおう!

voice: vo_adv_7028005_016
晶:
【chara 106832 face 4 (sad)】 でも、危うく店仕舞いしちゃうところだったよ。
【chara 106832 face 1 (normal)】 こんな時間に来てくれるなんて初めてじゃない?

voice: vo_adv_7028005_017
ヴァンピィ:
【chara 122331 face 7 (special_a)】 けんぞくがね、教えてくれたの。
おともだちがクレープ屋さんなんだって。

voice: vo_adv_7028005_018
ヴァンピィ:
【chara 122331 face 2 (joy)】 ヴァンピィちゃん、クレープ屋さんに行ったことなかったから。
【chara 122331 face 7 (special_a)】 それで、けんぞくに連れてってーっておねがいしたの。

voice: vo_adv_7028005_019
ヴァンピィ:
【chara 122331 face 1 (normal)】 ほんとはね、もっとけんぞくと一緒に遊びたいけど……
昼間は外に出ちゃいけないんだ。

voice: vo_adv_7028005_020
ヴァンピィ:
【chara 122331 face 2 (joy)】 でも今は……夜のちょっと前だから。
【chara 122331 face 7 (special_a)】 だから、いーかなって!

voice: vo_adv_7028005_021
晶:
【chara 106832 face 4 (sad)】 昼は外に出ちゃいけない……?
……【chara 106832 face 7 (special_a)】 何か事情があるのかな。

voice: vo_adv_7028005_022
ヴァンピィ:
【chara 122331 face 1 (normal)】 うん……えっとね?
けんぞくのおともだちだから特別に教えてあげる。
【chara 122331 face 2 (joy)】 ほかの誰にも言っちゃだめだよ?

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_7028005_023
ヴァンピィ:
【chara 122332 face 2 (joy)】 ……ヴァンピィちゃんね、きゅーけつきなんだ。

voice: vo_adv_7028005_024
晶:
【chara 106832 face 6 (surprised)】 吸血鬼……って、あの?
【chara 106832 face 1 (normal)】 それはなかなかユニークな冗談……

Choice: (3) それが冗談じゃなくて……
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_7028005_025
晶:
【chara 106832 face 6 (surprised)】 ……え? 本当に?

voice: vo_adv_7028005_026
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 はい、お待ちどおさま。
ご注文のストロベリーショートクレープだよ♪

voice: vo_adv_7028005_027
ヴァンピィ:
【chara 122332 face 7 (special_a)】 わぁい、ありがとー! 【chara 122332 face 2 (joy)】 けんぞくも一緒に食べよ♪

voice: vo_adv_7028005_028
晶:
【chara 106832 face 7 (special_a)】 しっかし……事実は小説より奇なり、って
こういう時のためにある言葉なんだなぁ。

voice: vo_adv_7028005_029
ヴァンピィ:
【chara 122332 face 1 (normal)】 おねえさん、あんまりおどろかないんだ?

voice: vo_adv_7028005_030
晶:
【chara 106832 face 4 (sad)】 これでも十分驚いてる方だけど……
【chara 106832 face 7 (special_a)】 まぁ、超能力とかそういうのには心当たりがあるしね。

voice: vo_adv_7028005_031
晶:
【chara 106832 face 4 (sad)】 昼に出られないって聞いた時は、
そういう体質なのかとも思ったけど……

voice: vo_adv_7028005_032
晶:
【chara 106832 face 6 (surprised)】 だけど、吸血鬼ってのは盲点だったなぁ。
【chara 106832 face 7 (special_a)】 なまじ知識があると本質が見えなくなる……
【chara 106832 face 1 (normal)】 いやー、いい勉強になったよ。

voice: vo_adv_7028005_033
ヴァンピィ:
【chara 122332 face 2 (joy)】 いただきまーす!
【chara 122332 face 7 (special_a)】 はむっ……もぐもぐ……

voice: vo_adv_7028005_034
晶:
【chara 106832 face 7 (special_a)】 ふむ……こうしていても、人間と見た目はほとんど変わらない。
だけど、吸血鬼という話が本当なら……やっぱり、
鏡に映らなかったり、流れ水を渡れなかったりするんだろうか。

voice: vo_adv_7028005_035
晶:
【chara 106832 face 4 (sad)】 たとえば昔の人が雷を「神鳴り」として
神の怒りだと解釈したように、【chara 106832 face 7 (special_a)】 人間は理解できない
自然現象に理屈付けを行うことが多々ある。

voice: vo_adv_7028005_036
晶:
【chara 106832 face 7 (special_a)】 ならば吸血鬼の伝承も、
既知の現象で説明できるかもしれない。
【chara 106832 face 1 (normal)】 古の神秘を、科学で解体することが。

voice: vo_adv_7028005_037
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 それどころか、既存の科学的説明にとどまらず。
人類が未だ発見していない、新たな現象の解明につながる……
そんな可能性さえあり得るのかもしれない。

voice: vo_adv_7028005_038
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 人間は、知らない事を知りたがる生き物だ。
複雑怪奇な謎は解かれ、絡まったスパゲティコードは整理され、
「混沌」から「秩序」への走性を持つ。

voice: vo_adv_7028005_039
晶:
【chara 106832 face 7 (special_a)】 だけど……知的好奇心は人間にとって毒でもある。
その毒に冒された人間がどこまで残酷になれるか、
アタシは見てきただろう? 

voice: vo_adv_7028005_040
晶:
【chara 106832 face 4 (sad)】 反吐がでる、救いようのない連中に与えられた
超能力者だとか、吸血鬼だとかいう「おもちゃ」が
どんな結末を迎えるかなんて、考えなくても──

voice: vo_adv_7028005_041
晶:
【chara 106832 face 4 (sad)】 ……あぁ、イヤーなこと思い出しちゃったなぁ……

voice: vo_adv_7028005_042
ヴァンピィ:
【chara 122332 face 1 (normal)】 おねえさん、どーしたの?
なんかくらーい顔してるよ……?

voice: vo_adv_7028005_043
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 ん? ああ、いや! なんでもないよ。
ごめんね、せっかく食べに来てくれたのに。

voice: vo_adv_7028005_044
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 そうだ、クレープのお味はどうかな?
【chara 106832 face 4 (sad)】 みんないっつも普通普通って言うんだよ。

voice: vo_adv_7028005_045
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 でも、吸血鬼のヴァンピィちゃんには
この世で一番美味しく感じるかもしれない!

voice: vo_adv_7028005_046
ヴァンピィ:
【chara 122332 face 1 (normal)】 うーん、はじめて食べたけど……【chara 122332 face 2 (joy)】 ふつー? って感じ。

voice: vo_adv_7028005_047
晶:
【chara 106832 face 6 (surprised)】 やっぱりそっかぁ~……

voice: vo_adv_7028005_048
ヴァンピィ:
【chara 122332 face 7 (special_a)】 あっ! でも、ふつーだけどおいしいよ!
【chara 122332 face 2 (joy)】 ねっ、けんぞくぅー?

voice: vo_adv_7028005_049
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 ははは、ありがと。
優しいね、ヴァンピィちゃんは。

Choice: (4) オイシイデス。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_7028005_050
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 少年もありがと! もう少し感情込めてくれたら、
お姉さん感激で泣いちゃったかもしれないな~!

voice: vo_adv_7028005_051
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 でも……そうだね、変わらないんだ。
ヴァンピィちゃんの優しさも、少年の優しさも。

voice: vo_adv_7028005_052
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 どんな鍵も開けられる天才だったとして、
それでも開けないことを選ぶこともできるんだよね。

voice: vo_adv_7028005_053
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 ありがと! 二人のおかげで、
大事なことが一つ明らかになった!

voice: vo_adv_7028005_054
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 知らない事を知りたい……
だけど、知らないままでいることも大事なんだ。

voice: vo_adv_7028005_055
ヴァンピィ:
【chara 122332 face 1 (normal)】 ……どーいたしまして?

voice: vo_adv_7028005_056
ヴァンピィ:
【chara 122332 face 2 (joy)】 あれ? あたらしいお客さんかな?

voice: vo_adv_7028005_057
晶:
【chara 106832 face 4 (sad)】 お客? ってどこに?
アタシには影も形も見えないけど……

voice: vo_adv_7028005_058
ヴァンピィ:
【chara 122332 face 1 (normal)】 でも、足音がきこえたよ。【chara 122332 face 2 (joy)】 ほら、あっちの方。

謎の男たち:
【chara 3 face 1 (normal)】 ………………

voice: vo_adv_7028005_059
晶:
【chara 106832 face 6 (surprised)】 いつもなら営業は終わってる時間に客?
【chara 106832 face 4 (sad)】 歩き方、歩幅、ペースも一定……嫌な予感。

voice: vo_adv_7028005_060
晶:
【chara 122332 face 1 (normal)】 【chara 106832 face 7 (special_a)】 少年、ヴァンピィちゃん。そのまま聞いて。
アタシが合図したら、理由は聞かず車に飛び乗って。

Choice: (5) え?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_7028005_061
晶:
【chara 106832 face 3 (anger)】 いいから……今っ!!

謎の男たち:
【chara 3 face 1 (normal)】 ──────!!

voice: vo_adv_7028005_062
晶:
【chara 106832 face 6 (surprised)】 いやーこんな堂々仕掛けてくる!?
【chara 106832 face 4 (sad)】 あっぶなかったぁ……

Choice: (6) 説明を求めます!
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_7028005_063
晶:
【chara 106832 face 7 (special_a)】 たぶんだけど、アタシを狙ってる連中だと思う。

voice: vo_adv_7028005_064
ヴァンピィ:
【chara 122331 face 6 (surprised)】 おねえさん、悪い人なの?

voice: vo_adv_7028005_065
晶:
【chara 106832 face 4 (sad)】 いやー、アタシは悪人って自覚はないけど……
【chara 106832 face 1 (normal)】 ちょっと仲の悪い友達がいてね?
それでたまーに狙われるんだ。命。

voice: vo_adv_7028005_066
ヴァンピィ:
【chara 122331 face 4 (sad)】 それって、おともだちなの?

voice: vo_adv_7028005_067
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 アタシはそう思ってるけどね。
【chara 106832 face 7 (special_a)】 さて、あの場所に放っておくとマズイと思って
二人も連れてきちゃったけど……

story_still_702800501
voice: vo_adv_7028005_068
晶:
【chara 106832 face 6 (surprised)】 うわ、見てよ。あのギンギラギンの悪趣味な車両。
【chara 106832 face 4 (sad)】 乗ってる連中も黒ずくめで、ちょっとヤバそうな雰囲気だ。

voice: vo_adv_7028005_069
ヴァンピィ:
【chara 122331 face 1 (normal)】 ヴァンピィちゃん、見たことあるかも。

voice: vo_adv_7028005_070
ヴァンピィ:
【chara 122331 face 1 (normal)】 前にね、あんな感じの人たちに追いかけられたんだ。
【chara 122331 face 4 (sad)】 そのときなんか、たいへんだったんだから!

voice: vo_adv_7028005_071
晶:
【chara 106832 face 6 (surprised)】 あれ? ってことは……アタシじゃなくて、
ヴァンピィちゃんのお客さんだったのかな?

voice: vo_adv_7028005_072
晶:
【chara 106832 face 3 (anger)】 と思ったら、新しいお客さんが追加でご登場だ!
【chara 106832 face 1 (normal)】 はー。人気者は辛いったらないね。【chara 106832 face 3 (anger)】 お尋ね者人気だけど。

voice: vo_adv_7028005_073
晶:
【chara 106832 face 7 (special_a)】 向こうさんも随分やる気だね~
【chara 106832 face 1 (normal)】 二人とも、ちょっと揺れるけどガマンしてよっ!

story_still_702800502
Choice: (7) うわっ!?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_7028005_074
ヴァンピィ:
【chara 122331 face 7 (special_a)】 あははっ! はっやーい♪

voice: vo_adv_7028005_075
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 足回りにスペシャルチューンを施したからね!
こんな事態が起きない方がよかったんだけどさっ!

voice: vo_adv_7028005_076
晶:
【chara 106832 face 4 (sad)】 だけどしっつこいな~
【chara 106832 face 1 (normal)】 それじゃ失礼して……

Choice: (8) 今のは?
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_7028005_077
晶:
【chara 106832 face 2 (joy)】 逃走ルートの交通システムを先んじてハックしちゃった♪
一般車両を巻き込みたくないからね~

voice: vo_adv_7028005_078
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 渋滞状況は……【chara 106832 face 6 (surprised)】 うわ、この先ずっと渋滞!?
【chara 106832 face 7 (special_a)】 まずい、別ルートに変更して……と。

voice: vo_adv_7028005_079
ヴァンピィ:
【chara 122331 face 1 (normal)】 ねえ、おねえさん。
ヴァンピィちゃんたち、どこまで行くの?

voice: vo_adv_7028005_080
晶:
【chara 106832 face 7 (special_a)】 さあ、どうかなぁ。
お相手次第ってところだけど……【chara 106832 face 6 (surprised)】 ん?

Choice: (9) ひぃ!?
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_7028005_081
晶:
【chara 106832 face 6 (surprised)】 ちょちょちょ! 正気!?
いくらなんでも銃火器はご法度だって!

voice: vo_adv_7028005_082
晶:
【chara 106832 face 3 (anger)】 こうなったら、こっちにだって
策はあるってところ見せてやろっかな!

voice: vo_adv_7028005_083
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 少年、ちょっとだけこれ持ってて。
レースゲームぐらいしたことあるでしょ?

Choice: (10) これってハンドル──
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_7028005_084
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 だいじょーうぶ!
前向いて、ちょいちょい左右に回して
コントロールするだけだから!

voice: vo_adv_7028005_085
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 ヴァンピィちゃんはちょっと目をつぶっててね。
少年少女へ教育的に良くない場面を
見せるわけにはいかないからさ。

voice: vo_adv_7028005_086
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 それじゃ……1・2の、【chara 106832 face 3 (anger)】 3っ!

still display end
voice: vo_adv_7028005_087
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 ふぅ、ハワイで習っておいてよかった~!
芸は身を助けるってやつだね!
ありがと少年、代わるよ!

story_still_702800502
Choice: (11) 聞こえちゃいけない音がしたけど!?
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_7028005_088
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 そんなに心配しないでいいよ。
安心して、特別に改造したペイント弾とトリモチ弾だから。

voice: vo_adv_7028005_089
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 フロントガラスに付着したペイントは簡単に落ちないし、
追跡車もいなくなって、これで一安心……

voice: vo_adv_7028005_090
晶:
【chara 106832 face 6 (surprised)】 お仲間がダース単位で追加!? さすがに厳しいなぁ!!

voice: vo_adv_7028005_091
晶:
【chara 106832 face 4 (sad)】 ……背に腹は代えられないか。
懐が心もとなくなっちゃうけど……

voice: vo_adv_7028005_092
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 あ、もしもし? 大神くん?
ちょっと頼みたい事があるんだけどさぁ。

voice: vo_adv_7028005_093
晶:
【chara 106832 face 4 (sad)】 え? いやいや、今回は妹の美冬ちゃん宛じゃなくってね。
【chara 106832 face 1 (normal)】 お兄ちゃんのキミ宛で間違いないよ。

voice: vo_adv_7028005_094
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 そう、すっごく割のいいバイトがあるんだけど……
「羊飼い」やらない?

voice: vo_adv_7028005_095
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 パッケージは「子羊」二つ。
依頼内容は、牧場までの護送。
報酬は交渉してる暇ないから言い値で!

voice: vo_adv_7028005_096
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 そう、安全圏への完璧なエスコートをお願いできるかな。
ランデブーポイントはY21? 了解。
ついでに後続車両の露払いもお願いできるとうれしいな~

voice: vo_adv_7028005_097
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 おっけー、交渉成立ね。報酬はいつものスイス銀行?
了解、よろしく頼む……

voice: vo_adv_7028005_098
晶:
【chara 106832 face 6 (surprised)】 ちょっ、ロケットランチャー!?
いくらなんでもやり過ぎ──

voice: vo_adv_7028005_099
晶:
【chara 106832 face 6 (surprised)】 うっひゃぁっ!? 本当に撃ったな!!?

voice: vo_adv_7028005_100
晶:
【chara 106832 face 4 (sad)】 真那の差し金だとして、普通ここまでする?
【chara 106832 face 6 (surprised)】 いや、もしかして……連中の狙いはこの子の方? 

voice: vo_adv_7028005_101
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 ……なんて、答えを確かめてる暇ないか!
少年、ひっくり返ってるけど息してる?

Choice: (12) な、なんとか……
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_7028005_102
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 ヴァンピィちゃんは……

voice: vo_adv_7028005_103
ヴァンピィ:
【chara 122331 face 2 (joy)】 わっ、びっくりしたぁ……【chara 122331 face 1 (normal)】 あ、クレープ落ちちゃった。

voice: vo_adv_7028005_104
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 なんか遊園地のアトラクションでも楽しんでるみたいだね……
まあ、怖がっちゃうよりもずっといいか!

voice: vo_adv_7028005_105
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 それじゃ少年少女!
このままお姉さんと楽しいドライブの続きといこう!

voice: vo_adv_7028005_106
晶:
【chara 106832 face 1 (normal)】 キミたちはアタシがなんとしてでも安全に逃がしてあげるから。
少年、別れた後はその子のこと、よろしく頼んだからね。

--- Switch scene ---

still display end
voice: vo_adv_7028005_107
ラビリスタ:
【chara 106815 face 4 (sad)】 ん……【chara 106815 face 1 (normal)】 ここは……

voice: vo_adv_7028005_108
ラビリスタ:
【chara 106815 face 1 (normal)】 そうか、今のが少年の言っていた「夢」か。
【chara 106815 face 2 (joy)】 ……しっかし、随分と荒唐無稽な夢だったなぁ。

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ラビリスタ:
【chara 106815 face 2 (joy)】 だけど段々と見えてきたぞ。
やっぱり、この塔は少年のために
用意されたもので間違いなさそうだ。

voice: vo_adv_7028005_110
ラビリスタ:
【chara 106815 face 1 (normal)】 徐々に上階が開放されるのも……
少年の記憶に混乱をきたさないよう、
慣らすための設計と考えたなら納得はいく。

voice: vo_adv_7028005_111
ラビリスタ:
【chara 106815 face 1 (normal)】 配置された魔物は、少年が失った力を付け直すため……
上階ほど強敵に置き換えられているのも、
少しずつ負荷を強めるため、ということだろう。

voice: vo_adv_7028005_112
ラビリスタ:
【chara 106815 face 7 (special_a)】 つまり、この塔の存在目的は……
少年が『再構築』で失った力と記憶を取り戻すための、
【chara 106815 face 1 (normal)】 リハビリテーション、といえるのかもしれない。

voice: vo_adv_7028005_113
ラビリスタ:
【chara 106815 face 4 (sad)】 ……いわば、これは少年への贖罪だ。
彼に失わせてしまったものを償うためだけに
これほどの労力を……

voice: vo_adv_7028005_114
ラビリスタ:
【chara 106815 face 1 (normal)】 ……それだけの動機と力を持つ相手は限られている。
なら、この塔を造り上げたのは……おそらく【chara 106815 face 7 (special_a)】 ……ミネルヴァ……

voice: vo_adv_7028005_115
ラビリスタ:
【chara 106815 face 4 (sad)】 いや……アタシのこの推測も、
今ある材料だけで組み上げた仮説に過ぎないか。

voice: vo_adv_7028005_116
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 4 (sad)】 ふあぁ……あれ? ヴァンピィちゃん寝ちゃってた……?

voice: vo_adv_7028005_117
ラビリスタ:
【chara 106815 face 2 (joy)】 ……ああ、おはよう、ヴァンピィちゃん。
少年も起きたみたいだね。

voice: vo_adv_7028005_118
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 4 (sad)】 ヘンな夢見てた気がする……
【chara 122311 face 1 (normal)】 どっかーん、ってなって、【chara 122311 face 2 (joy)】 たのしかったー……【chara 122311 face 1 (normal)】 ような?

voice: vo_adv_7028005_119
ラビリスタ:
【chara 106815 face 1 (normal)】 ……よし。今、調査してきた塔の情報を元に
組み直した探査プログラムを走らせた。

voice: vo_adv_7028005_120
ラビリスタ:
【chara 106815 face 2 (joy)】 これで、より詳細なデータと……
うまく行けば、塔自体をデバッグできるかも。

voice: vo_adv_7028005_121
ラビリスタ:
【chara 106815 face 2 (joy)】 まぁ、データの収集と解析に時間がかかるし、
続きはまた今度ってカンジだね。

voice: vo_adv_7028005_122
ラビリスタ:
【chara 106815 face 4 (sad)】 んん……あぁ、さすがにちょっと疲れたな。
頭は動かしっぱなし、塔を登ってヘトヘトだよ。

voice: vo_adv_7028005_123
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 2 (joy)】 それじゃー、おつかれさまのラビリスタに
【chara 122311 face 7 (special_a)】 今度ヴァンピィちゃんがスープ作ってあげるね。

voice: vo_adv_7028005_124
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 7 (special_a)】 ヴァンピィちゃんのスープはけんぞくの大好物なんだから!
イリヤもおいしーってほめてくれたし!
【chara 122311 face 2 (joy)】 ねっ、けんぞくぅー♪

voice: vo_adv_7028005_125
ラビリスタ:
【chara 106815 face 2 (joy)】 へぇ、それは楽しみだ♪
じゃあ、アタシがお呼ばれする時には
ヴァンピィちゃんの考えてくれた特製クレープを作っちゃおうかな?

voice: vo_adv_7028005_126
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 7 (special_a)】 それ、すっごくいーかも!
じゃあ、早く帰ってイリヤにそーだんしなきゃ!

voice: vo_adv_7028005_127
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 2 (joy)】 けんぞくも一緒に来るでしょ? 【chara 122311 face 1 (normal)】 こないの? 【chara 122311 face 2 (joy)】 来るよね!
【chara 122311 face 7 (special_a)】 ラビリスタも早く行こ!

voice: vo_adv_7028005_128
ラビリスタ:
【chara 106815 face 2 (joy)】 お姉さんは少し休んでから行きたいな~……
【chara 106815 face 4 (sad)】 って言ってる間に、もうあんなところまで行っちゃった。
【chara 106815 face 6 (surprised)】 無尽蔵の体力、これが若さか……

voice: vo_adv_7028005_129
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 2 (joy)】 けんぞくぅ、たのしみだね!
どんなスープがいーい?
【chara 122311 face 7 (special_a)】 ヴァンピィちゃんが作ってあげる!

voice: vo_adv_7028005_130
ラビリスタ:
【chara 106815 face 2 (joy)】 やれやれ……
このままだとホントに置いていかれちゃいそうだ。
二人ともー、転ばないように注意してねー?

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ヴァンピィと手をつないで進む{player}。
そんな二人を見て、微笑みながら
後に付いていくラビリスタなのだった。