voice: 10201190010 仁花子 (できた……できたよ、テトラさん……! 私たち……最高の舞台ができた……!)
voice: 10201190020 観客A なんだか……凄いものを観ちゃった……。
voice: 10201190030 観客B 私、しばらく立ち上がれないかも……。
voice: 10201190040 仁花子の友達A ねぇ、さっきまで舞台にいたの……本当に仁花子……?
voice: 10201190050 仁花子の友達B 別人みたいだったね……でも、かっこよかった……。
voice: 10201190060 外国人男性 ……。
voice: 10201190070 初魅 みんな、よくやった。 今日の舞台は、間違いなく最高の出来栄えだった。
voice: 10201190080 voice: 10201190081 初魅 だが、『オペラ座の怪人』の公演はまだまだ続く。 今日以上の舞台を、今後も作り上げていくぞ!
voice: 10201190090 一同 はい!
voice: 10201190100 初魅 よし、では解散。 疲れを明日に残さないようにな。
voice: 10201190110 初魅 ……ここは関係者以外立ち入り禁止のはずだが。
voice: 10201190120 外国人男性 失礼……どうしても君と話をしたくてね。
voice: 10201190130 初魅 どこぞのスカウトマンか。
voice: 10201190140 スカウトマン アメリカから来た。 君を、我が国へ迎え入れたい。
voice: 10201190150 スカウトマン 今、アメリカは人材確保を活発に行っている。 ヨーロッパや中国にも負けない、新たな巨大劇団を作るためにね。
voice: 10201190160 スカウトマン 我が国には、まさに君のような新時代の天才が必要なんだ。
voice: 10201190170 初魅 新時代の天才か……そう呼ばれるのは悪くない気分だ。
voice: 10201190180 スカウトマン メンバーに加わってくれるなら、巨額の報酬を支払おう。 引退後のポストも約束する。悪い話ではないだろう?
voice: 10201190190 スカウトマン 君にとって、Edenのような小劇団は枷でしかない。 その巨大な才能を活かしきれる場所こそが、君に相応しい舞台だ。
voice: 10201190200 初魅 ふぅん……では、その巨大劇団とやらは、 私の意のままに動かせるんだろうな?
voice: 10201190210 スカウトマン なに……?
voice: 10201190220 初魅 劇団において、私の言葉は絶対だ。 その許可が降りることが、スカウトに乗る最低条件だな。
voice: 10201190230 スカウトマン ……馬鹿を言うな。たったひとりの役者がすべてを支配する劇団? そんなもの、あるわけがないだろう。
voice: 10201190240 初魅 あるさ。このEdenだ。
voice: 10201190250 スカウトマン なっ……!?
voice: 10201190260 初魅 Edenにすら及ばないような劇団に興味はない。 さぁ、お引取り願おうか。
voice: 10201190270 スカウトマン ……いつか、後悔するぞ?
voice: 10201190280 初魅 いつかなんて遠い未来に興味はない。 明日の公演のことで、頭がいっぱいなんでね。
voice: 10201190290 スカウトマン ここまで傲慢で、我が強いとはな……。 君のような役者は、こちらとしても願い下げだ。失礼する。
voice: 10201190300 初魅 ……しまった。どうせ追い払うなら、 もう少しほめちぎらせておくんだった。
voice: 10201190310 オリンポスの役員A アメリカのスカウトは失敗したようだな。
voice: 10201190320 オリンポスの役員B 連尺野初魅はそういう人間だ。 我々でもスカウトは無理だったさ。
voice: 10201190330 オリンポスの役員B Edenにちょっかいを出すべきじゃないな。 今は違う劇場の買収が最優先だ。
voice: 10201190340 オリンポスの役員A ああ、そうすることにしよう……。
voice: 10201190350 観客C 千秋楽も最高だったよー!
voice: 10201190360 観客D また次の舞台も観に来なきゃ!
voice: 10201190370 テトラ 結局、来るのが千秋楽になっちまったよ……。
voice: 10201190380 テトラ でも……観に来れてよかった……。