voice: 10301110010 ラモーナ ふう……。さすがに稽古も厳しくなってきたな。 腹が減ってくたくただ……。
voice: 10301110020 雪 やっと帰ったか、遅いぞドイツ。 火鍋の時間だ。たんと食え!
voice: 10301110030 リリヤ 辛くて汗が噴き出る。 これはもう食べるサウナ、良きかな。
voice: 10301110040 ラモーナ 鍋パか、これはありがたい。同じ鍋をつつく。 絆が生まれるぞ。どれ、さっそく私も……。
voice: 10301110050 雪 よーーし食ったな! 料金発生だ。 安心しろ、ツケといてやる。
voice: 10301110060 ラモーナ なに? 食えと言ったのはお前だろう! それにリリヤだって食べているではないか!
voice: 10301110070 雪 フン、フィンランドに食わせるのは投資だ。 いいか? 火鍋は辛い。汗をかく。美容にいい。
voice: 10301110080 雪 つまり、フィンランドが火鍋を食えば美に磨きがかかる。 しかも野菜はローカロリーだ。うまいか?
voice: 10301110090 リリヤ おいひい……からい……ほふほふ……。
voice: 10301110100 雪 ククク! そうだ食え、もっと食え! そして銀河座の客寄せ美少女になるのだー!
voice: 10301110110 ラモーナ ……なるほど、火鍋による投資か。一理あるな。 ならなぜ緋花里を誘わない? 彼女も有望だろう。
voice: 10301110120 雪 アイツは部屋で雑談配信だ。誘ったって無駄無駄。
voice: 10301110130 リリヤ これ。緋花里の配信。
voice: 10301110140 緋花里 ……そう! だからこの間カミラちゃんと コラボしたときもわかる~! って思ってさ!
voice: 10301110150 ラモーナ これが緋花里か? もっとおとなしい印象だったが……。
voice: 10301110160 リリヤ 人見知りだから。それと……。 ……雪、野菜を足して。足りない。
voice: 10301110170 voice: 10301110171 雪 まだ食うのか!? 美容にいいからって限度があるぞ。 おいなんとかしろドイツ! ドイツー!
voice: 10301110180 緋花里 この間ひさしぶりにサーターアンダギー食べたさー。 油ギトギトで太るって分かってて食べちゃった。10個。
voice: 10301110190 voice: 10301110191 ラモーナ ふむ、舞台袖での緊張がウソのようだ。 こんな風に笑うのだな、緋花里は……。
voice: 10301110200 緋花里 えっと、『銀河座の人たちとコラボはしますか?』 うーん、みんな忙しいし、頼んでも来てくれないかも。
voice: 10301110210 緋花里 もちろん、銀河座は仲いいよ。すごく仲良し! え? 最近いつ喋った? え、ええと……。
voice: 10301110220 ラモーナ ……踏み出さなければ、現状は変わらない、いくぞ。
voice: 10301110230 緋花里 銀河座で仲がいい人? 友達いる? え、ええっと……。
voice: 10301110240 ラモーナ ハッハッハ! 銀河座の友人と言えばこの私! ラモーナ・ウォルフを忘れてもらっては困るな!
voice: 10301110250 緋花里 ええええーっ!?
voice: 10301110260 voice: 10301110261 緋花里 あー、楽しくてつい喋りすぎたさー。 配信終了のお時間です。みんなまたね~。
voice: 10301110270 voice: 10301110271 緋花里 はあ~。乱入されて緊張した~。 でも、おかげで事故にならずに済んださ……。
voice: 10301110280 ラモーナ どうやら役に立てたようだな、良かった。
voice: 10301110290 voice: 10301110291 緋花里 ラモさんのおかげで助かったさー! でも、どうして助けてくれたの?
voice: 10301110300 ラモーナ 同じ劇団の仲間だからだ。 それに励んでいる者の背は押したくなるものだろう。
voice: 10301110310 緋花里 ……頑張らないと置いてかれるだけさ。
voice: 10301110320 voice: 10301110321 緋花里 今回は媼役で、『シンデレラ』では王子役さ。 演じ分けられるほど器用じゃないのに……。
voice: 10301110330 voice: 10301110331 ラモーナ なるほど、バイプレイヤーゆえの悩みか。 演技の幅に悩んでいるというワケだな。
voice: 10301110340 ラモーナ だったらいい方法がある。試してみないか?
voice: 10301110350 緋花里 試す試す! なになに!?
voice: 10301110360 voice: 10301110361 雪 おい誰だ、ワタシの火鍋に変な物入れたヤツ。 プチプチして食感がメチャクチャだ!
voice: 10301110370 緋花里 海ぶどう! あとラフテーもあるよ!
voice: 10301110380 リリヤ ……それで、演技の幅を広げるには鍋?
voice: 10301110390 voice: 10301110391 ラモーナ ああ。そもそも劇団とは鍋みたいなものだ。 個性豊かな食材が一体となりハーモニーを奏でる。
voice: 10301110400 ラモーナ つまり、皆で鍋をつつけば芝居がうまくなる!
voice: 10301110410 voice: 10301110411 ラモーナ ……というのは単なるこじつけ、希望的観測だ。 みんなで鍋を囲むと楽しい。それで充分だろう。
voice: 10301110420 voice: 10301110421 緋花里 うん! おいしくて楽しくて最高さー! 演技の幅が広がるかは分からないけど!
voice: 10301110430 リリヤ なるほど。銀河座は鍋なのね。 なら私は、故郷の黒くてマズい飴を――
voice: 10301110440 ラモーナ なら私もヴルストを入れるとしよう。 見ろ、銀河座鍋の完成だ!
voice: 10301110450 雪 鍋の調和が乱れるだろ! ていうかお前らカネ払えよーッ!