voice: 10304210010 『……なにゆえ捉えられぬ……!  この者に届かぬ……!』

voice: 10304210020 緋花里 『強さとは、ただ力のみにあらず。  心を澄まし、己を知り、そして相対する者を信じること』

voice: 10304210030 『敵を……信じる……!?』

voice: 10304210040 緋花里 『刃を交える相手を認めればこそ、自らをより高みに導ける。  それこそ武人の道なり』

voice: 10304210050 『くっ……!  なるほど、この御方は尋常の者ではない……』

voice: 10304210060 緋花里のやつ、暦サンと張り合える演技を……!

voice: 10304210070 ラモーナ それどころか、こと身体表現に関しては 今の緋花里の方が上かもしれない。

voice: 10304210080 リリヤ ……そして私が、ふたりよりもさらに美しく立ち回る。

voice: 10304210090 ふん。言うじゃないか。

voice: 10304210100 ラモーナ 私たちも負けていられないな! あのふたりに見劣りしないよう稽古を積まなければ!

voice: 10304210110 銀河座団員達 ……そうよ、ウォルフ先輩の言う通りだわ。 千寿先輩がすごいからって、気後れなんかしてられない。

voice: 10304210120 銀河座団員達 与那国先輩があそこまでやれるなら、私たちも……。 私たちだって、銀河座の役者なんだから!

voice: 10304210130 (……みなさんの熱が高まっていく。  ラモーナさんたちだけではない。私も……)

voice: 10304210140 (緋花里さん。あなたが私の上を行くというなら、  私はさらにその上を――!)

voice: 10304210150 緋花里 (引っ張り上げていくさ! 私が暦さんを!  暦さんが私を! みんなを!)

voice: 10304210160 『刃のみで語らず、理をもって打ち伏せるとは……。  まさしく天命を負う者。この弁慶、ついに悟り申した』

voice: 10304210170 緋花里 (暦さん……!? やっぱりまだ体が――)

voice: 10304210180 (芝居はまだ続いていますわよ、緋花里さん)

voice: 10304210190 緋花里 (……暦さん)

voice: 10304210200 『願わくば、以後はそのお傍にて──』

voice: 10304210210 緋花里 『弁慶。そなたもまた真の武人。  その忠に応えよう』

voice: 10304210220 緋花里 『もはや隠すことなどない。  我は源……源牛若だ』

voice: 10304210230 緋花里 暦さん、待って。 途中まで一緒に帰ろう。

voice: 10304210240 緋花里さん……何かお話でも?

voice: 10304210250 緋花里 体は大丈夫なのかなって思って。 さっきの芝居の終盤でフラついてたから。

voice: 10304210260 さあ、何のことでしょう?

voice: 10304210270 緋花里 ……もう、暦さんは意地っ張りで困るさ。

voice: 10304210280 緋花里 まあいいか。 暦さんが喋りたくないことは、私も聞かない。

voice: 10304210290 まるで私が隠し事でもしているかのような言い草――

voice: 10304210300 緋花里 聞かないけど、一緒にいるさ! いさせてほしい!

voice: 10304210310 緋花里 こうしていつでも手を差し伸べられるように!

voice: 10304210320 ……ラモーナさんのようなことを仰いますわね。

voice: 10304210330 緋花里 あはは……似てきちゃったのかな。

voice: 10304210340 緋花里 でも、暦さんだって信頼しろって言ってたよね。

voice: 10304210350 緋花里 私もラモさんや暦さんと同じ気持ちだよ。 いい舞台は、みんなを信じて作り上げるものだって思う。

voice: 10304210360 (……この手を取りたい。銀河座の仲間として。  ですが……)

voice: 10304210370 相手の実力や考えを信じることと、馴れ合うことは別ですわ。 先日、自主稽古を手伝ったからといって誤解なきよう。

voice: 10304210380 緋花里 あっ! 待ってってば!

voice: 10304210390 (緋花里さん。あなたやラモーナさんが生み出した空気……。  それによって向上した役者がいることも事実です)

voice: 10304210400 (認めますわ。私が馴れ合いと断じたそれは、過ちではない。  だからこそ――)

voice: 10304210410 (あなた方を守るためにも、私は清濁併せ呑むと決めたのです)

voice: 10304210420 緋花里 暦さんっ! それでも私は私のやり方を貫くからね!

voice: 10304210430 緋花里さんがそのように振る舞うと決めたのでしたら、 どうぞご自由に。

voice: 10304210440 今は『橋弁慶』を成功させることがすべて。 芝居の向上に繋がるのであれば、止める理由はありませんので。

voice: 10304210450 緋花里 ……ふふっ。

voice: 10304210460 緋花里 次の舞台、絶対に成功させようね! 一緒に!