voice: 10403130010 美兎 蕾さんは……。
voice: 10403130020 蕾 運命の札の通りだな。
voice: 10403130030 美兎 ひゃうあっ!?
voice: 10403130040 蕾 来い、白丸。 何か話があるのだろう?
voice: 10403130050 美兎 え? あっ、は……はい!
voice: 10403130060 美兎 それで美兎は、ディミートリアスたち4人の魅力を、 もっと伝えられないかなって考えていて……。
voice: 10403130070 美兎 今みたいに、惚れ薬で恋愛をさせられただけだと、 きっと4人の中でしこりが残ると思うんです……。
voice: 10403130080 蕾 結婚を経て物語は終わるが、人生は続く……か。
voice: 10403130090 美兎 はい。電姫のお客様たちは、 キャラクターたちを大切にしてるから……。
voice: 10403130100 美兎 も、もちろん……妄想したり、二次創作をすればまた別ですけど、 劇の結末は、夢から覚めた後も幸せだと……いいなぁって思って……。
voice: 10403130110 美兎 だから……電姫の『夏の夜の夢』を観てくれたお客様たちが、 素直に幸せな未来を思える物語にできたらな……って。
voice: 10403130120 蕾 4人全員が仲良く、幸せでいてほしい。 そういうことだな。
voice: 10403130130 美兎 そうです……それで叶羽ちゃんにも……相談して。 蕾さんにも相談しようと思って……。
voice: 10403130140 蕾 千寿はどうした?
voice: 10403130150 美兎 えっと……その……。 いろはちゃんは……話したらきっと賛成してくれるかなって。
voice: 10403130160 美兎 それに、相談しようって思ったのは美兎で、 叶羽ちゃんも励ましてくれて……だから、美兎が自分でやってみようって。
voice: 10403130170 蕾 その判断は正しいと言えよう。
voice: 10403130180 美兎 え……?
voice: 10403130190 蕾 運命の札は語っていた。 白丸は困難の階段を避けるべきではないとな。
voice: 10403130200 voice: 10403130201 美兎 蕾さんにそう言ってもらえると…… はぁ~。なんだか安心しました。
voice: 10403130210 美兎 本当は……ひとりで動いてうまくいくか、 ずっと不安だったから……。
voice: 10403130220 蕾 話を戻すが、今回の物語。 私としても不和の輪廻について考えていた。
voice: 10403130230 美兎 蕾さんもですか?
voice: 10403130240 蕾 ライサンダーはパックの惚れ薬によってヘレナに惚れるわけだが、 ライサンダーとヘレナにも幸福な結末を見いだせはしないだろうか?
voice: 10403130250 美兎 え……ええっ!?
voice: 10403130260 蕾 その反応も運命の札の示した通りだな。
voice: 10403130270 美兎 あの、でもそれだと、余計にこんがらがっちゃいませんか……?
voice: 10403130280 蕾 物語に影響を与えようというものではない。 ふたりの可能性を、観る者に感じさせるということだ。
voice: 10403130290 美兎 ……そっか。ヘレナはディミートリアスに一途だけど、 ライサンダーの良いところを見つけられれば……。
voice: 10403130300 蕾 それにより想いの地図は新たな航路を得て、 更なる未開領域を広げることとなるだろう。
voice: 10403130310 美兎 お客様も楽しめるし、美兎の思う4人の幸せな姿にも、 近づけられるかも……!
voice: 10403130320 蕾 ノイズを薄め、4人の喜劇を強調することで、 よりドタバタ劇へも持っていける。
voice: 10403130330 蕾 要さんも変更は柔軟に受け入れると言っている。 こちらから妙案を用意していけば、話は通るはずだ。
voice: 10403130340 美兎 それじゃ……まず、具体的なアイデアを出して……。 要さんに説明できるものを……用意しましょう!
voice: 10403130350 蕾 うむ。やるぞ、白丸!