voice: 10501060010 ラモーナ 稽古の時間だ。銀河座の者は全員、集まってくれ。 ……皆も知っての通り、今回の舞台では暦が不在となる。
voice: 10501060020 ラモーナ 慣れない状況ではあるが……。 皆の力さえあれば、この大一番も難なく乗り切れると、私は信じている。
voice: 10501060030 雪 ……。
voice: 10501060040 雪 (暦サンが居ないこの状況でも、皆、落ち着いているな。 これも全て、ドイツが今までしてきた努力の賜物というわけか)
voice: 10501060050 雪 (なかなかやるじゃないか。 世界演劇リーグなんていうドデカい舞台でこれとは、大したもんだ)
voice: 10501060060 ラモーナ さて、本番想定の稽古の前に、 課題演目とその配役について、今一度確認しておこう。
voice: 10501060070 ラモーナ 今回のダイスターの祭典における、各劇団の課題演目は、 いずれも神話を元にしたオリジナル脚本のようだ。
voice: 10501060080 ラモーナ 我が劇団に出された課題演目は、 『麗しきヴィーナスの為のセプテット』……。
voice: 10501060090 ラモーナ 惑星のモチーフともなった女神アフロディーテの為、 金色の羊の毛皮を手に入れようと苦心する、賢者ケイローンの物語だ。
voice: 10501060100 ラモーナ この女神アフロディーテ役を、リリヤ・クルトベイ。 ケイローンの手助けをする、蟹座の象徴カルキノス役を、王雪。
voice: 10501060110 ラモーナ 金色の羊役を、与那国緋花里。 そして賢者ケイローン役は、私が務めさせて貰う。他は――
voice: 10501060120 ラモーナ ……伝達は以上だ。 皆、引き続き気を引き締めて稽古に励んでくれ。
voice: 10501060130 銀河座劇団員たち はい!!
voice: 10501060140 雪 『我が力を貸して欲しい? ……なるほど、いいだろう。 命の犠牲を払わぬ為に、このハサミは存在するのだからな!』
voice: 10501060150 ラモーナ 『ああ……こんな日が訪れるなんて、まるで夢のようだ! あの日、毒矢によって失われた不死の身体……』
voice: 10501060160 ラモーナ 『それを金羊毛の褒美として、再び取り戻す事が出来るとは……! ヘラクレス様に深い感謝と、今宵の素晴らしき晩餐を捧げましょう』
voice: 10501060170 緋花里 すごい……ラモさん……。
voice: 10501060180 雪 (これで幕切れだな。現段階でも出来は上々……。 さぁ本番見てろよ、世界演劇リーグの審査員)
voice: 10501060190 雪 暦サンが居なくても、ワタシたちはやれるってこと! そして……このワタシの演技ってのを見せてやる!
voice: 10501060200 リリヤ ……決意に燃える凜々しい顔。素敵よ。 雪。
voice: 10501060210 蕾 ……我々、電姫が披露する演目の名は、『School war Justice!!』。 神と人が融和する学園が舞台という、独特の世界観での芝居となる。
voice: 10501060220 いろは しかもこの台本……、 あの有名アニメ『魔法少女カリュー』の脚本家さんが手がけたものだそうです!
voice: 10501060230 いろは はぁぁ……まさかこんな形で関わることが出来るとは……。 僕、今とっても幸せですっっ!! 頑張りましょうね、みなさん!!
voice: 10501060240 電姫劇団員たち 「じゃあ、この物語のあらすじを、 電姫ルールで最終確認していきましょー!」「賛成ー!」
voice: 10501060250 叶羽 えぇ~! ここに来て、またアレやるわけ~? アタシ、本番まで体力温存したいんですけどー。
voice: 10501060260 蕾 ならば今回は挙手制で、参加したい者だけがやればいいだろう。 今は要さんたちもこの場を離れていて、仕切れる者もいないからな。
voice: 10501060270 カミラ よーしっ! 気合い入れてこー!
voice: 10501060280 電姫劇団員A はーい、では私からー! 『ここは、デルフォイ学園高等部……』 『主人公は、その苛烈さから停学を受けた、元生徒会長クロノスである』
voice: 10501060290 電姫劇団員B えっ、いきなり日常アニメのナレーション!? じゃあ~……。 『学園の風紀委員長のアストライアは、堕落した生徒らに失望……』
voice: 10501060300 電姫劇団員B 『そして、神代の怪物ネメアの獅子を解き放ち、 自らも生徒たちの粛清へと乗り出してしまったのさ……!』
voice: 10501060310 電姫劇団員C ふーん、あんたは名作アニメの王子様風ね! そしたら私は……。 『もー、こうしちゃいられない! アストライアの暴走を止めなきゃ!』
voice: 10501060320 電姫劇団員C 『彼女を止められるのはクロノスだけって言う、アポロンの言葉を聞いて、 クロノスは、学園の平穏を取り戻すために立ち上がったの!』
voice: 10501060330 蕾 ……ふむ、少し久しぶりにやったが、悪くない仕上がりだったな。 皆のレベルが、以前よりも数段上がっていたように思う。
voice: 10501060340 叶羽 いや、こんなところで本気出してどーすんのよ。
voice: 10501060350 いろは まぁまぁ! これもウォーミングアップだと思って! みとちゃんに見せられなかったのが、ちょっぴり残念ですが……。
voice: 10501060360 蕾 気にするな、千寿。 今ごろ白丸も、ダイスターたちの中で励んでいる事だろう。
voice: 10501060370 叶羽 そーそー。それに、アタシたちにはやるべき事があるでしょ? アンタんちのおばあちゃんをギャフンと言わせるとかさ!
voice: 10501060380 電姫劇団員たち 「それなーー!!」「千寿さんの為にも頑張ろうぜ、野郎どもー!」 「ここに野郎は不在だけどな! 心意気だけは伝わってきたわ!」
voice: 10501060390 いろは みなさん……ありがとうございます! そんな風に言って貰えて、嬉しいですっ!
voice: 10501060400 蕾 せっかく皆の士気も高まっていることだ、稽古を始めようではないか。 電子の姫たちよ。
voice: 10501060410 電姫劇団員たち はいっ!!!!
voice: 10501060420 いろは (さっきのお稽古……すごくいい感じでした。 これならもしかしたら、おばあさまも……)
voice: 10501060430 いろは っ……! あれは……おばあさま!? どうしてここに……?
voice: 10501060440 暦といろはの祖母 どうして……ですか。愚問ですね。 私は世界演劇リーグの審査員ですから。見かけるのも当然のことでしょう。
voice: 10501060450 いろは おばあさまが、審査……ですか?
voice: 10501060460 暦といろはの祖母 ええ。なんの因果か知りませんが……いろはさん。 あなたの劇団の審査は、私が行うこととなりました。
voice: 10501060470 暦といろはの祖母 ですが、貴方の所属する劇団電姫など所詮、 審査基準が広がったことで機会を得たに過ぎない。
voice: 10501060480 暦といろはの祖母 以前も言いましたが、元来この場にいないはずの劇団。 はっきり言わせてもらえば……審査する価値があるかどうか。
voice: 10501060490 いろは おばあさま……。
voice: 10501060500 カミラ (いろっち……)
voice: 10501060510 叶羽 ふーん、言ってくれんじゃん。
voice: 10501060520 叶羽 まだ公演日じゃないよ、おばあちゃん。 寄り道してないで、おうちに帰ったらぁ?
voice: 10501060530 蕾 本巣の言い方はさておき……百聞は一見に如かずと言うでしょう。 どうか是非、実際に目で観てから判断して頂きたい。
voice: 10501060540 暦といろはの祖母 貴女がたは……ああ、劇団電姫の。貴女がたと話す言葉はありません。 間に立たれては、いろはさんと話しづらいでしょう?
voice: 10501060550 暦といろはの祖母 退きなさい。
voice: 10501060560 叶羽 絶対退かない。アンタのことは前から聞いてるわ。 ずっと自分の孫いびって……もう、そんなことさせないから。
voice: 10501060570 叶羽 あ、そーだ。ちょうどいい機会だから、 頭の固いおばあさまに教えておいてあげる。
voice: 10501060580 叶羽 アンタの二人目の孫も、実はすんごい役者なんだから。 それを今日の舞台で、思い知らせてあげるわ! 覚悟しておきなさいよね!
voice: 10501060590 いろは !? 叶羽ちゃん……!
voice: 10501060600 暦といろはの祖母 本巣叶羽さん……でしたか。貴女のことは覚えておきましょう。 ……とにかく、そこまで言うなら実力で価値を示しなさい。
voice: 10501060610 いろは ……はい! 絶対に良い舞台にしてみせます!
voice: 10501060620 暦といろはの祖母 ! …………。
voice: 10501060630 いろは あ、おばあさま……行ってしまいました……。
voice: 10501060640 叶羽 よく言ったわ、いろは! さっきの言葉、マジで実現してみせるわよ。アタシたちの力で。
voice: 10501060650 蕾 ああ、そうだな。 千寿の為にも、自分たちの為にも、必ずや素晴らしき舞台にしてみせよう。
voice: 10501060660 カミラ いろっち~、一緒にがんばろーぜい!
voice: 10501060670 いろは はいっ……!