voice: 10501110010 銀河座劇団員たち 「あーすごかった……」「ちょっと! 惚けている場合じゃないわよ!」 「次、私たちよ」「照明・音響のチェックお願い!」

voice: 10501110020 暦サンの演技……いつもよりも更に磨きがかかっていたな。

voice: 10501110030 ラモーナ ああ。4年に1度のダイスターの祭典……高みを目指している役者の多くは 世界演劇リーグの舞台に立つのが、ひとつの目標だからな。

voice: 10501110040 圧巻だった。 あれだけ完璧な演技を見せられちゃ、何も文句は言えないな。

voice: 10501110050 だが役者として、ただ見ているだけで満足するわけにはいかないだろ? ドイツ。

voice: 10501110060 ラモーナ ああ……もちろんだ。 今度は、私たちの番だ。

voice: 10501110070 ラモーナ みんな、本番直前だが――どうか聞いてくれ。

voice: 10501110080 銀河座劇団員たち 「ラモーナさんが呼んでるよ!」「どうしたの? ラモさん」

voice: 10501110090 ラモーナ 少し話をしたくてな。

voice: 10501110100 ラモーナ ……私が銀河座にやって来た頃、劇団内の対人関係は冷え切っていた。 実力主義で、横の繋がりもほとんど感じなかった。

voice: 10501110110 ラモーナ 私はそれをどうにか変えたかったんだ。

voice: 10501110120 ラモーナ ひとりでは演劇は作れない。団員たちが手を取り合うことで 演劇はより良い作品になるのだと伝えたくて。

voice: 10501110130 ラモーナ 団員同士切磋琢磨していくことの素晴らしさについて、 これまで私なりに、銀河座の皆に説いてきたつもりだ。

voice: 10501110140 ラモーナ ワークショップや悩み相談で皆の意見を聞いたりしてな。

voice: 10501110150 銀河座劇団員A ラモーナさんのワークショップ、すっごく良かったです! 銀河座のお偉いさんには怒られちゃったけど……。

voice: 10501110160 銀河座劇団員B 今まで演劇の悩みなんて人に言えなかったけど、 ラモーナさんが聞いてくれたおかげで楽になりました。

voice: 10501110170 ラモーナ そう言ってくれる人がいてくれて嬉しい。私も救われた気分になる。

voice: 10501110180 ラモーナ ……だが、伝統ある銀河座で、 私とは異なる意見を持つ者がいるのもまた道理だ。

voice: 10501110190 ラモーナ 私の意見に意味があると伝えたくとも、暦ほど優れた演技力もない私には、 到底不可能だった。彼女に比べれば、銀河座では頼りない身の上だった。

voice: 10501110200 銀河座劇団員A そんな……。

voice: 10501110210 ラモーナ いや、先ほどのダイスターたちの演技で、改めて思い知らされたよ。 私はまだまだ実力不足なのだと。

voice: 10501110220 銀河座劇団員たち ……。

voice: 10501110230 ラモーナ それでも、私は銀河座の役者として、 天頂の星に足を掛ける存在だと証明しなければならない。

voice: 10501110240 銀河座劇団員B ラモーナさん……。

voice: 10501110250 ラモーナ 共に天頂へと向かう私たちは戦友だ。 暦だけでない……星として私たちだって輝いているのだと証明しよう。

voice: 10501110260 銀河座劇団員たち 「ラモーナさん……」「ええ、あっと言わせてやりましょう!」 「私たちだってすぐに暦さんたちに追いついて見せる!」

voice: 10501110270 ラモーナ ……少しばかり話し過ぎてしまっただろうか。 だが、聞いてくれてありがとう、皆。

voice: 10501110280 おい座長。 なかなか悪くなかったぞ、さっきの『演説』。

voice: 10501110290 ラモーナ 雪……ありがとう。 まさかお前から、そんな言葉を貰えるとは思ってなかったよ。

voice: 10501110300 ラモーナ ……皆、今日は特にいい顔をしているな。 さあ、行こう!

voice: 10501110310 銀河座劇団員たち はい!