voice: 10501150010 いろは すーっ……。

voice: 10501150020 いろは (改めて思うと、演劇で色々なことがありました)

voice: 10501150030 いろは (銀河座の児童部にいた頃は、  いつか姉さんと一緒の舞台に立ちたいって、思っていました)

voice: 10501150040 いろは (自分も千寿家の一員、  大きくなればきっと自分にもセンスが宿るんだと、無邪気に信じながら)

voice: 10501150050 いろは (でも、僕にはセンスが現れることはなく……  一度は挫折して、銀河座と……そしてお芝居を辞めました)

voice: 10501150060 いろは (そして、舞台の名門の千寿家なのにセンスがない劣等感から、  姉さんを傷つける言葉も言ってしまった)

voice: 10501150070 いろは (センスがある姉さんには、僕の気持ちは分からない。  僕にもセンスがあれば良かったのに……って)

voice: 10501150080 いろは (ずっと後悔していました……。  劣等感という感情のままに、姉さんを傷つけてしまったことを)

voice: 10501150090 いろは (銀河座をやめてからは、演劇とは離れていました……けれど高校になって、  電姫の舞台をみとちゃんと観に行った時、とても感激しました)

voice: 10501150100 いろは (電姫に出会えたお陰で、もう一度、演劇をやりたいと思えた……)

voice: 10501150110 いろは (電姫のみんなが、僕を役者として受け入れてくれたから。  また、お芝居をすることを楽しいと思えました)

voice: 10501150120 いろは (なのに……電姫に入ってからも僕は、  また『劣等感』から、大事な親友を傷つけてしまった……)

voice: 10501150130 いろは (それでも、みとちゃんや電姫のみんなは、僕を許してくれました。  ……考えてみたら、何度も僕は電姫の仲間たちに救われているんですね)

voice: 10501150140 いろは (だからこそ、そんな電姫のことを、もっと色んな人に知って貰いたい。  まだ観たことのない人たちや、それに、おばあさまにだって……)

voice: 10501150150 暦といろはの祖母 ですが、貴方の所属する劇団電姫など所詮、 審査基準が広がったことで機会を得たに過ぎない。

voice: 10501150160 いろは おばあさまにも、魅せてみせます……僕たちの演技を!

voice: 10501150170 いろは (それで、認めてもらって……!)

voice: 10501150180 叶羽 なーに意気込んでんのよ? もしかしてアンタ、まーたひとりで背負い込んでんじゃないの?

voice: 10501150190 いろは 叶羽ちゃん……! い、いや! 別に……背負い込んでなんか、いないですよ!

voice: 10501150200 叶羽 アンタのおばあちゃんにはああいうこと言ったけどさ、 あんま気にしすぎないでよね。

voice: 10501150210 いろは え?

voice: 10501150220 忘れたか、千寿。 まずは自分たちが楽しむのが、電姫の流儀であろう?

voice: 10501150230 いろは ……!

voice: 10501150240 叶羽 わかったら、ガツンと気合の入る一言言ってよね、座長様!

voice: 10501150250 電姫劇団員たち 「よっ座長!」「いいコメントお願いします!」

voice: 10501150260 いろは (そうでした……そうですよね!)

voice: 10501150270 いろは みなさん……僕はいつか、この大きな舞台に立ってみたいって思っていました。 けれどそれは一度、諦めかけた夢だったんです。

voice: 10501150280 いろは でも今、その夢の舞台に立てている…… それも全部、電姫のみなさんのお陰です!

voice: 10501150290 電姫劇団員たち いろはちゃん……。

voice: 10501150300 いろは いつもみたいに電姫らしく、 すっごいすっごい演技をやって、お客さんをいーっぱい楽しませましょう!

voice: 10501150310 電姫劇団員たち 「よっしゃー!」「やってやろーぜい!」

voice: 10501150320 叶羽 なんだ、そーいうの言えるじゃないの。 電姫はやっぱ、こうでなくっちゃね。

voice: 10501150330 皆の力で、観ている者たちに笑顔を届けようではないか。

voice: 10501150340 いろは (みなさん、ありがとうございます……。  そして、ひとつだけごめんなさい、叶羽ちゃん)

voice: 10501150350 いろは (叶羽ちゃんは、おばあさまに思い知らせるって言ってくれました。  でも僕、本当はそれよりも……他に叶えたいことがあるんです)

voice: 10501150360 いろは (おばあさまに……電姫のみんなの、  これまで僕が一緒にやってきた仲間たちの演技を観て――)

voice: 10501150370 いろは (少しでも、面白かったって……。  楽しかったって、思ってほしい)

voice: 10501150380 いろは (ずっと観てもらうことが出来なかったからこそ……。  僕の演技を観て、『笑って』ほしいんです!)