voice: 1101310010 voice: 1101310011 ラモーナ ……よいしょっと、ここがお前の教室だな? で、ノートを運んだ後はどうする?
学生A そ、そこまでしなくても大丈夫です! 運んでいただいただけで大助かりですから!
voice: 1101310020 voice: 1101310021 ラモーナ そうか。役に立ててよかった。なら後は―― おっと。ちょっと待て。
学生A え……?
voice: 1101310030 ラモーナ そのまま。動くな。
voice: 1101310040 voice: 1101310041 ラモーナ ……お前の制服の襟がゆがんでいたんだ。 驚かせてすまなかった。もう大丈夫だ。
学生A ら、ラモーナ先輩……。
学生B (うらやましい……。 私も襟直してもらいたい……)
voice: 1101310050 voice: 1101310051 ラモーナ おっと、襟がゆがんでいたのはお前だけじゃなさそうだ。 仕方ないな、ひとりずつ並べ。私が襟を正してやる。
学生たち きゃーッ!!!
voice: 1101310060 暦 ……。
学生A 今日もステキです、ラモーナ先輩!
voice: 1101310070 voice: 1101310071 ラモーナ ああ、お前も輝いている。 これから部活だろう? 励めよ。
学生A せ、先輩に応援してもらえるなんて……! がんばりますーっ!
voice: 1101310080 リリヤ ……東上野高校にハーレムを作る気なの?
voice: 1101310090 ラモーナ 女子高生文化に慣れ親しむいい機会だ。 東上野高校の一員として粉骨砕身しようと思ってな。
voice: 1101310100 voice: 1101310101 ラモーナ 手始めに同窓生の着崩した制服を正している。 まったく、風紀が乱れてマジマンジだ。
voice: 1101310110 リリヤ いきなり何を言うの。
voice: 1101310120 voice: 1101310121 ラモーナ これもまた女子高生文化だ。 郷に入れば郷に従う。おけまるテンアゲわっしょいだ。
voice: 1101310130 リリヤ それは誇張された言葉使い。美しいとは言い難い。
voice: 1101310140 ラモーナ なにっ。郷に従おうと貪欲に行きすぎたか。
voice: 1101310150 voice: 1101310151 リリヤ 学校のためにも粉骨砕身する心意気は素敵。 これ、先生から預かってきた。
voice: 1101310160 ラモーナ なんだその用紙は? 委員会の入会届?
voice: 1101310170 voice: 1101310171 リリヤ 簡単に言えば、校内での役割みたいなもの。 私は美化委員。美しくない校舎はイヤだから。
voice: 1101310180 voice: 1101310181 ラモーナ なるほど、同窓生の役に立てるということか。 であれば私は……。
voice: 1101310190 暦 失礼いたします。お話がありますの。
voice: 1101310200 ラモーナ ちょうどよかった。相談に乗ってくれ。 実は今、委員会について話していたんだが。
voice: 1101310210 ラモーナ 私はどんな委員会に籍を置くべきだろうか。 個人的には風紀委員が似合っていると思うのだ。
voice: 1101310220 voice: 1101310221 リリヤ 風紀が服を着て歩いているようなものね。 脱いだ方が美しいのに。
voice: 1101310230 ラモーナ 私の目が黒いうちは脱がせんさ。
voice: 1101310240 暦 私もその件でお話がありましたの。 あなたの委員会活動についてですが。
voice: 1101310250 ラモーナ やはり暦も風紀委員を推すか?
voice: 1101310260 voice: 1101310261 暦 いいえ、委員会には入らないでください。 あなたは銀河座に集中すべきですわ。
voice: 1101310270 ラモーナ マジマンジ?