voice: 1301220010 八恵さんがシリウスの至宝、という話はしましたわね?

voice: 1301220020 氷川 その話、もう本日3度目です。 紅茶が冷めてしまいますよ。

voice: 1301220030 voice: 1301220031 なら4度目は切り口を変えますわ。 見ました? あのランプの魔人の愛らしいステップ!

voice: 1301220040 氷川 またその話……。

voice: 1301220050 湯島 あら、氷川も推しには饒舌になるでしょう?

voice: 1301220060 流石さん派でしたわね、氷川さんは。 彼女のお芝居はいかがでした?

voice: 1301220070 氷川 最の高……直視できない……!

voice: 1301220080 そう、圧倒的な輝きを放つ推しの前に言葉は不要! 言語野を焼き尽くされ語彙力が消失するものですわ。

voice: 1301220090 湯島 ぱんだ推しの私でも気持ちは分かりますよ。 演出、配役と今までのシリウスを越える作品でしたから。

voice: 1301220100 ええ。アラジン役のここなさんの賜物でしょう。 新人とは思えない堂々たるものでしたね。

voice: 1301220110 氷川 もう新人の子を把握してらっしゃるんですか?

voice: 1301220120 当然ですわ。センスまでは掴みきれませんでしたが、 惹きつける魅力を持っている。注目したいですわね。

voice: 1301220130 voice: 1301220131 それと、カトリナさんの所作も見事なものですわよ。 くわえて舞台には立っていなかった謎の新人、静香さん……。

voice: 1301220140 湯島 お嬢様の観察眼には驚くばかりですね。 あるいは向上心と言うべきでしょうか。

voice: 1301220150 大層なものではありませんわ。 私は大好きな舞台を全力でやっているだけですから。

voice: 1301220160 氷川 ふふ……。

voice: 1301220170 あら、何か変なことを言いまして?

voice: 1301220180 氷川 いえ、素敵な方に仕えられて嬉しかったもので。 ねえ湯島さん。

voice: 1301220190 voice: 1301220191 湯島 ええ。 ――あら?

voice: 1301220200 喫茶店客A ……なあ、あれ千寿暦じゃね? お前、声かけて来いよ。

voice: 1301220210 喫茶店客B なんでだよ、お前が行けばいいだろ?

voice: 1301220220 どうかしましたの、湯島さん?

voice: 1301220230 voice: 1301220231 湯島 ああ、いえ。そろそろご帰宅されるお時間ですので。 氷川、ご案内を頼める?

voice: 1301220240 氷川 了解です。では行きましょうかお嬢様。

voice: 1301220250 voice: 1301220251 うー、まだまだ話したりませんけれど……! おかげでいいオフになりましたわ。おふたりとも、ありがとう。

voice: 1301220260 湯島 私たちにはもったいないお言葉です。ふふ。