voice: 1307810010 八恵 何の予定もないお休み……久しぶりです。 たっぷりお散歩もできて嬉しい。
voice: 1307810020 八恵 とはいえ、少し夢中になりすぎちゃったかも。 公園のベンチが空いてて助かりました……。
voice: 1307810030 八恵 ……あら? あの方は――
voice: 1307810040 千景 今日見た舞台、あと一歩というところでしたね。 これからの爆発力には期待できますが現時点ではまだまだ――
voice: 1307810050 八恵 七瀬さん、こんにちは。
voice: 1307810060 voice: 1307810061 千景 はいこんにちは…… って、新妻氏!?
voice: 1307810070 八恵 こんなところで奇遇ですね♪
voice: 1307810080 千景 そ、そうですね。 それでは、私はこれで!
voice: 1307810090 八恵 あっ、待ってください!
voice: 1307810100 千景 な……何か?
voice: 1307810110 八恵 よろしければ、少しお話しませんか?
voice: 1307810120 千景 特別な理由がない限り、 役者の方々と接触するのは避けたいのですが。
voice: 1307810130 八恵 でも、折角の機会ですから。 今日は役者の前に、お友達としてお話したいです。
voice: 1307810140 千景 私は、新妻氏の友達などでは――
voice: 1307810150 八恵 じゃあ、今からお友達になりましょう。
voice: 1307810160 千景 ……わかりました。 そこまで仰るなら、お付き合いします。
voice: 1307810170 八恵 ありがとうございます。
voice: 1307810180 千景 新妻氏も、私の批評に言いたいことはたくさんあるでしょうしね。 良いでしょう。お聞きしますよ!
voice: 1307810190 八恵 いいえ? そんなことありませんよ?
voice: 1307810200 千景 え?
voice: 1307810210 八恵 七瀬さんの評価は参考にしていますし、 観劇に対する真摯な態度も、素晴らしいと思ってますから。
voice: 1307810220 八恵 だからこそ、一度ちゃんと話してみたかったんです。 今日は本当にラッキーでした♪
voice: 1307810230 千景 そ、そうですか……。 新妻氏ほどの方にそう言ってもらえると、光栄ですが……。
voice: 1307810240 八恵 …………。
voice: 1307810250 千景 どうかしましたか?
voice: 1307810260 八恵 七瀬さん、なんだか以前と雰囲気が違うなと思って。
voice: 1307810270 八恵 あの柊さんが相手でも、正面から話していましたし、 芸術鑑賞会の時も、もっと堂々とされていたイメージだったので……。
voice: 1307810280 八恵 でも今日は、妙に表情が硬いというか……。
voice: 1307810290 千景 本当に、理由がわからないのですか……?
voice: 1307810300 八恵 はい……申し訳ありません……。 よければ、教えてもらえませんか?
voice: 1307810310 千景 ……舞台で輝く姿を何度も見た、ダイスターが目の前にいるんですよ。 しかも、劇場という特別な空間ではなく、プライベートの姿で。
voice: 1307810320 千景 演劇ファンなら、誰だって緊張します……。
voice: 1307810330 八恵 ……ああ、そういうことでしたか! 良かった……私、てっきり嫌われちゃったのかと……。
voice: 1307810340 千景 そ、そんなわけないじゃないですか……!
voice: 1307810350 八恵 うふふ、嬉しいです♪ でも、緊張する必要なんてないですよ。
voice: 1307810360 八恵 私も、今は同い年のお友達として話したいですから。 遠慮なんてしないでください。
voice: 1307810370 千景 そう簡単に出来ないから、こんなに緊張しているんです……。
voice: 1307810380 八恵 あ! でしたら、甘いものでも食べませんか? きっと、ホッとできると思います。
voice: 1307810390 千景 甘いものですか……確かに糖分補給はしたいかもですね。
voice: 1307810400 八恵 じゃあ、決まりですね! この近く、ケーキの美味しい素敵なカフェがあるんです♪