voice: 1308510010 カトリナ よし、もう誰もいないわね……。

voice: 1308510020 カトリナ 閉店間際に入って、やっぱり正解。 たまには、一人でお風呂を楽しみたいもの。

voice: 1308510030 カトリナ うふふ……このおっきなお風呂が、今はアタシだけのもの。 思いっきり羽を伸ばして――。

voice: 1308510040 リリヤ きれいな背中ね。

voice: 1308510050 カトリナ ひゃあ!?

voice: 1308510060 リリヤ 触っていい? 

voice: 1308510070 カトリナ リ、リリヤさん……!?どうしてここに!?

voice: 1308510080 リリヤ ? 私がお風呂にいるのは当然のこと。

voice: 1308510090 カトリナ そう言われると、何だかその通りな気もするけど……。 しりうす湯、そろそろ閉まるわよ? なんでこんな遅くに……。

voice: 1308510100 リリヤ もう、そんな時間? 

voice: 1308510110 カトリナ ……いつから入ってたの? 

voice: 1308510120 リリヤ さあ。桜の花びらと香りを味わっていたから。 お客さんがいた気がするけど、覚えてない。

voice: 1308510130 カトリナ つまり、繁盛してる時間帯からずっといたってわけ?  本当にお風呂好きなのね……。

voice: 1308510140 リリヤ お風呂は美を磨く最高の場所だから。 それに桜の湯は、とても美しいと思う。

voice: 1308510150 カトリナ そこまで言ってもらえると、こっちとしても嬉しいわ。

voice: 1308510160 リリヤ カトリナも準備を手伝ったのね。 そういえば、話してた気がする。

voice: 1308510170 カトリナ ああ……モナさんと一緒に来てた時、話してたっけ。

voice: 1308510180 カトリナ (最近、しりうす湯でよく見かけるとは思ってたけど……。 リリヤさんと話すのって、あの日以来かしら)

voice: 1308510190 カトリナ (……そもそも、1対1でちゃんと話す機会もほとんどなかった気がする)

voice: 1308510200 カトリナ (それに、お風呂なんだから当たり前とは言え……。 お互いこんな格好なのも、ちょっと気まずいわね……)

voice: 1308510210 リリヤ カトリナ。

voice: 1308510220 カトリナ な、何かしら? 

voice: 1308510230 リリヤ 身体、洗わないの?  湯船に浸からないなら、それでもいいけど。

voice: 1308510240 カトリナ い、今から洗うつもりだったのよ……。

voice: 1308510250 カトリナ (変に意識しすぎても仕方ないわよね……)

voice: 1308510260 リリヤ ……やっぱり、きれいな背中。

voice: 1308510270 カトリナ ひゃあ!?また!?

voice: 1308510280 リリヤ 叫ぶほど驚くこと? 

voice: 1308510290 カトリナ そりゃ叫びもするわよ!  無言で背後に立たないでくれる!?

voice: 1308510300 リリヤ なら、ひと言許しをもらう。気になるもの。

voice: 1308510310 カトリナ へっ……? 

voice: 1308510320 リリヤ (じいっ)。

voice: 1308510330 カトリナ 何……? アタシの身体に、おかしなところでもある? 

voice: 1308510340 リリヤ ……おかしくない。 あなたは自分の美しさに気づいていないだけ。

voice: 1308510350 リリヤ 鏡を見て。

voice: 1308510360 カトリナ は? 

voice: 1308510370 リリヤ ……見える? あなたの長い髪。 朝露に濡れた麦畑みたいに揺れて、きらきら輝いている。

voice: 1308510380 リリヤ 肌も粉砂糖のよう。きめ細やかで柔らかそう。 触れてしまいたくなる。さっき触れたけど。

voice: 1308510390 カトリナ い、いきなり何なのよ……。

voice: 1308510400 リリヤ 美しいものだから、気になった。

voice: 1308510410 リリヤ 貴女の美の秘訣を教えてほしい。 その輝きの源はどこにあるの? 

voice: 1308510420 カトリナ どうやってって……別に特別なことはしてないわ。 髪も身体も、清潔に保つようにはしてるけど。

voice: 1308510430 リリヤ それだけじゃここまでの美しさは描けない。 嘘つき。

voice: 1308510440 カトリナ 本当のことしか言ってないわよ!  シャンプーやボディソープだって、しりうす湯のを使ってるだけ。

voice: 1308510450 カトリナ ここは役者の寮だから、ちゃんとした物を置いてくれてるけど……。 高級品とかじゃないしね。

voice: 1308510460 リリヤ こだわりがないのに美しいの?  そう……。びっくり……。

voice: 1308510470 リリヤ よく見て、秘訣を調べていい? 参考にしたいから。

voice: 1308510480 カトリナ 今、散々見てたじゃない!?

voice: 1308510490 リリヤ 見るだけじゃダメ。触って、隅々まで確かめたい。

voice: 1308510500 カトリナ それはさすがにイヤよ! 

voice: 1308510510 リリヤ ダメ……? 

voice: 1308510520 カトリナ 絶対ダメ! 

voice: 1308510530 リリヤ しょんぼり……。 振られた心は、湯船で癒やす……。

voice: 1308510540 カトリナ はぁ……身体を洗ってただけなのに、何だか疲れたわ……。

voice: 1308510550 voice: 1308510551 カトリナ (もう出ようかしら……。 でも……それはそれで、印象悪いわよね……)

voice: 1308510560 カトリナ ……あー、もう! 考えるのはやめやめ!  リリヤさんだって自由に過ごしてるんだから、アタシもそうするだけ! 

voice: 1308510570 カトリナ せっかくのお風呂なんだし、こっちも楽しまなきゃ!