voice: 1401020010 リリヤ ……みんなは?
voice: 1401020020 voice: 1401020021 初魅 後部座席でぐっすりだ。 私のカネでたらふく食って、さぞ夢見がいいだろうさ。
voice: 1401020030 リリヤ 手を出しちゃだめ。
voice: 1401020040 初魅 そんな無粋な事はしないと、 お前が一番分かっているだろう。
voice: 1401020050 リリヤ 確かに。つい。
voice: 1401020060 初魅 フッ、リリヤが他人の心配をするとはな。
voice: 1401020070 リリヤ みんなすごいから。 役者として、人として、芯が通ってる。
voice: 1401020080 初魅 ひと目見れば分かる。彼女らが小手先の センスに頼った者たちでないことくらいはな。
voice: 1401020090 リリヤ ええ、だから楽しい。 最近は稽古すら待ち遠しいから。
voice: 1401020100 voice: 1401020101 初魅 少なくとも、私がいた頃よりは面白そうだな。 あのつまらない場所にどんな化学反応が起こったのか。
voice: 1401020110 リリヤ ……ラモーナのおかげ。私たちだけじゃなくて、 他の団員にもスタッフにも、暦にも作用してる。
voice: 1401020120 リリヤ あの暦がプライベートのつきあいをするようになった。 私も、仲間に興味を持てるようになった。
voice: 1401020130 初魅 フフ。銀河座のお仲間ばかりにかまけて 私とのデートを断ってくれるなよ?
voice: 1401020140 リリヤ 心配しなくていい。初魅は面白いから断らない。
voice: 1401020150 voice: 1401020151 初魅 面白いとくるか。 カッコいいとか抱かれたいと言われたいところだが。
voice: 1401020160 リリヤ なんなら、初魅も戻ればいい。
voice: 1401020170 voice: 1401020171 初魅 銀河座にか? それは悪い冗談だ。 私が上層部に嫌われているのは知っているだろう?
voice: 1401020180 リリヤ 敵対する連中は、実力で黙らせればいい。 実力者には常に門戸を開く。それが銀河座だから。
voice: 1401020190 初魅 ……そうか。奴らの吠え面を拝むのも一興だな。
voice: 1401020200 リリヤ だったら――
voice: 1401020210 初魅 いいや、やめておこう。目指す方向が違うからな。 もうすでに、銀河には星々が揃っている。
voice: 1401020220 初魅 それに暦にも余裕が生まれたのだ。 これからより強く輝く銀河に私の席はない。
voice: 1401020230 リリヤ そう思うなら、それがあなたの正解。 初魅は強くて賢いから大丈夫。
voice: 1401020240 voice: 1401020241 初魅 ……そうだな。 乾いた世界を潤すのは、私の楽園だ。
voice: 1401020250 初魅 今度はEdenが面白い芝居を見せてやる。 楽しみにしているがいい。
voice: 1401020260 voice: 1401020261 リリヤ ええ。私も…… 私たちも頑張る。