voice: 1406010010 リリヤ 初魅、おまたせ。

voice: 1406010020 初魅 やっと来たな。待ちかねて、危うく銀河座に押しかけるところだったぞ?

voice: 1406010030 リリヤ あなたも急に呼び出したのだからおあいこ。

voice: 1406010040 初魅 悪く思うな。どうしてもリリヤに会いたくなったんだ。

voice: 1406010050 リリヤ それは、使い回した常套句でしょう? 心が透けて見える。

voice: 1406010060 voice: 1406010061 初魅 そんなことはないぞ? 私が愛の言葉を囁くのは、心に決めた相手にだけだ。

voice: 1406010070 リリヤ ……口説きたくて呼び出したの?

voice: 1406010080 初魅 半分当たりだ。今日はリリヤとデートしたい気分でな。

voice: 1406010090 リリヤ 疲れるからイヤ。

voice: 1406010100 初魅 そう言うと思っていた。ならば、喫茶店でゆったりするのはどうだ?  美容にいいスイーツでも食べながら、ふたりの今後について話そうじゃないか。

voice: 1406010110 リリヤ ……まぁ、それくらいなら。

voice: 1406010120 初魅 決まりだ。では、さっそく行くとしよう。

voice: 1406010130 リリヤ いい雰囲気のカフェね。

voice: 1406010140 初魅 たまには和風も良いだろう? ここは私のお気に入りでな。 脚本や演出の構想を練る時、よく使っている。

voice: 1406010150 リリヤ まともなお店も知っているのね。

voice: 1406010160 初魅 おいおい。私が誘う店は、いつだってまともだぞ。

voice: 1406010170 初魅 本音を言えば、酒を肴に演技論をぶつけ合いたいところだが……。 それは、もう少し先の楽しみにとっておく。

voice: 1406010180 初魅 今はアルコールではなく、スイーツの甘さに酔ってくれ。

voice: 1406010190 リリヤ ……このお店、太らないスイーツはある?

voice: 1406010200 初魅 心配するな、美容にいいスイーツがあると言っただろう? お前の好みは、以前のデートで把握済みだ。

voice: 1406010210 初魅 あの時は、いきなり太らないランチを所望されたからな。 なかなかの難題だったよ。

voice: 1406010220 リリヤ ええ。スモーブローは健康に良い。 バレンタイン限定のショコラオランジュも、ほろ苦くて美味しかった。

voice: 1406010230 リリヤ ……そういえば、バレンタインは? チョコレート、Edenのみんなにはちゃんと渡せたの?

voice: 1406010240 初魅 ほう……。

voice: 1406010250 リリヤ どうかした?

voice: 1406010260 初魅 お前が、そういう関心を持つのは珍しいと思ってな。

voice: 1406010270 リリヤ 欲しがってばかりのあなたが、 与えられるようになったか気になるだけ。

voice: 1406010280 初魅 ふふっ。こいつはありがたい。

voice: 1406010290 リリヤ ……どういう意味?

voice: 1406010300 初魅 言葉通りさ。お前に気にしてもらえる人間なんて、 そういないだろうと思ってな。

voice: 1406010310 リリヤ 答える気がないなら、もういい。

voice: 1406010320 初魅 おっと、茶化して悪かった。ちゃんと答えるよ。

voice: 1406010330 初魅 結果を言うと、大成功だった。 お前が相談に乗ってくれたおかげだ。

voice: 1406010340 リリヤ そう。良かった。

voice: 1406010350 初魅 私からのチョコに、驚き照れるあいつらの顔がまた良くてな。 Edenの新たな魅力を発見した気がするよ。

voice: 1406010360 リリヤ あなたにも知らないEdenの魅力があったのね。

voice: 1406010370 初魅 当然だ。すべてをあっさり理解できるような、 薄っぺらい役者はEdenにいない。

voice: 1406010380 リリヤ ……ふふっ。

voice: 1406010390 初魅 どうかしたか?

voice: 1406010400 リリヤ 気にしないで。つい嬉しくなっただけ。

voice: 1406010410 初魅 嬉しい……?