voice: 1411520010 雪 肉料理か。むう……。
voice: 1411520020 雪 ただ焼くだけでも充分美味いが、それじゃ芸がない。 最悪の1日を上書きする、最高の料理にしないとダメだ……。
voice: 1411520030 ラモーナ おや、帰っていたのか。ご苦労だったな。
voice: 1411520040 雪 むむう……。
voice: 1411520050 ラモーナ どうした、テーブルに生肉など並べて。 何かの儀式か?
voice: 1411520060 雪 とにかくムシャクシャしてるから肉を食いたい。
voice: 1411520070 ラモーナ お、おう、そうか。火は通すんだぞ……。
voice: 1411520080 雪 むしろ燃やし尽くしたくなるくらいだ……! こんな日は、腹いっぱい食って寝るしかない……!
voice: 1411520090 ラモーナ ……指摘は野暮だな。まあ、そういう日もあるだろう。
voice: 1411520100 ラモーナ それにしても、雪にしてはずいぶん張りきったな。 和牛なんて手に取ることすらなかったじゃないか。
voice: 1411520110 雪 冷凍庫に入ってた差し入れだ。 書き置きがあったんだよ、ご自由に食っていいって。
voice: 1411520120 ラモーナ ……記名こそないが暦の字だな。確認はしたのか?
voice: 1411520130 雪 はあ? あの暦サンが差し入れなんてマネする訳ないだろ。 どんだけ美化してんだよ?
voice: 1411520140 ラモーナ 恩着せがましくなるのを嫌ったのかもしれないぞ? 奥ゆかしい暦ゆえの和の気遣い、素晴らしいな……!
voice: 1411520150 voice: 1411520151 雪 フン、とにかくこいつはワタシのモンだ。 クク……。
voice: 1411520160 ラモーナ まあ、差し入れならありがたくいただこう。 ……実は私も、夕食を食べそびれてしまってな?
voice: 1411520170 雪 ついでに作ってやるから肩揉め。手間賃だ。
voice: 1411520180 ラモーナ フフ、夜中の肉料理か。胸が躍るな? 銀河座イチのシェフは何を作ってくれるんだ?
voice: 1411520190 雪 ううむ……。正直、煮ようが焼こうが美味いんだ。 無駄に迷って仕方ない……。
voice: 1411520200 雪 ……お前は何が食いたい?
voice: 1411520210 ラモーナ 高級和牛を使うなら、やはり和食だな! 肉じゃが、ビーフカレー……いや。シンプルに牛丼でいこう!
voice: 1411520220 雪 お前なあ、あれは安い肉でやるから美味いんだろ? サシの入った肉じゃ、脂でギトギトになるんだよ。
voice: 1411520230 ラモーナ では、そうだな……ステーキはどうだ? 付け合わせにザワークラウトがあるぞ。私のお手製だ。
voice: 1411520240 雪 ま、やっぱりシンプルに焼くのが一番か。 おーし、手伝え。美味い肉を食わせてやる!
voice: 1411520250 ラモーナ おお、すごいな……。
voice: 1411520260 雪 当然だ、和牛を見くびるなよ。 美味すぎて腰を抜かすぞ、ククク……。
voice: 1411520270 ラモーナ ああいや、惚れ惚れする手際だと思ってな。 料理人としても一流らしい。
voice: 1411520280 雪 フフン。ほめ言葉はいらん、チップをよこせ。 カネさえ払えばなんだって作ってやる。
voice: 1411520290 ラモーナ ハハ、それはいいことを聞いた。 ならば、あの豚肉はどう料理する?
voice: 1411520300 雪 手早く済ませるなら回鍋肉だ。美味いぞ。
voice: 1411520310 ラモーナ 私としては角煮だな、アレは米が進む……。
voice: 1411520320 雪 角煮か! 確かにアリだな……。 圧力鍋を使えば時短もできる。
voice: 1411520330 ラモーナ 合い挽きにしてハンバーグという手もあるぞ。 高級和牛と合わされば、間違いなく美味い!
voice: 1411520340 雪 高級肉を合い挽きだと!? そんな冒涜――
voice: 1411520350 雪 ――いいじゃないか、美味いに決まってる! そのままでも美味いが、食パンで挟めばどうだ!
voice: 1411520360 ラモーナ 肉厚なハンバーグから滴る肉汁にソースが絡み、 ただの食パンを美味に染め上げる! 天才か!?
voice: 1411520370 雪 フードプロセッサーがあったぞ! ドイツ! やっちまえ!
voice: 1411520380 voice: 1411520381 ラモーナ 任せてもらおう、ミンチだけは得意だ! ――ハッ! 待て雪、その圧力鍋はまさか角煮か! 角煮なのか!?
voice: 1411520390 雪 フフン。五香粉に追い八角が実家の味だ! タダで最高の角煮を食わせてやるよ!
voice: 1411520400 ラモーナ ハハハッ、俄然楽しみになってきたな!
voice: 1411520410 雪 油断するな、まだ高級肉は余ってる! 鳥肉はどうする? 照り焼きか!?
voice: 1411520420 ラモーナ テリヤキ! 最高じゃないか! 焦がし醤油の香ばしさに甘辛さ! 素晴らしい和の文化だよな!
voice: 1411520430 雪 バカ! 和食で鳥肉って言えばひとつだろ!
voice: 1411520440 ラモーナ ! そうだな、もちろんアレだ!
voice: 1411520450 雪・ラモーナ からあげ!!!
voice: 1411520460 雪 はい、からあげ一丁~ッ!!!
voice: 1411520470 ラモーナ ニドアゲだ! ニドアゲを忘れるな! 他にも肉はあるぞ、どうする!?
voice: 1411520480 雪 全部持ってこい! ありったけだァ! アーッハッハッハッハーッ!!!
voice: 1411520490 ラモーナ こ、れは……。
voice: 1411520500 雪 ……やりすぎた。
voice: 1411520510 ラモーナ ……おかしい、ステーキといくつか数点だったはずだ。 何故トンカツや油淋鶏まで並んでいる……。
voice: 1411520520 雪 油使ったらついでに揚げるだろ……。
voice: 1411520530 ラモーナ ならこのビーフカレーとタンドリーチキンは……?
voice: 1411520540 雪 お、お前がビーフカレーとか言うからカレーの口になったんだろ! ワタシのせいじゃない!
voice: 1411520550 ラモーナ その割には、気持ちよく作っていたように見えたが。 食べ切れるのか、雪……?
voice: 1411520560 雪 ドカ食いして寝るために作ったんだ! 当たり前だろ!? 全部食い尽くして……。
voice: 1411520570 雪 ――食える訳ないだろこんな量!? お前のせいだ! 気持ちよく料理させやがって!?
voice: 1411520580 ラモーナ ま、まあ、料理人ズ・ハイ……というものだろうな。 ストレスを解消できたならよかったじゃないか。
voice: 1411520590 ラモーナ 私も手伝ったんだ、責任は取ろう……多少は。
voice: 1411520600 雪 くう……! 今度は自分のバカさ加減がストレスだ……!