voice: 1419420010 仁花子 間違いありません。 あの子の鳴き声、この公園の方から聞こえました。

voice: 1419420020 オッケー。当たっててくれるといいんだけど……。

voice: 1419420030 猫の声 にゃお~ん……。

voice: 1419420040 ほんとだ、公園の中から聞こえてくる! さすが仁花子、すごいよ!

voice: 1419420050 でも、どこにいるんだろ? パッと見た感じ、猫なんていないし……。

voice: 1419420060 仁花子 あっちの方だと思うんですけど……。 ん~~~……あっ! 見えた!

voice: 1419420070 仁花子 滑り台のそばの、一番大きな木! そこから聞こえます!

voice: 1419420080 えっ……本当だ! よく見つけたね~。

voice: 1419420090 なぁーん。なぁーん……。

voice: 1419420100 仁花子 いた! やっぱりあの子だ!

voice: 1419420110 仁花子、すごいね! 場所も完璧に当てちゃうなんて!

voice: 1419420120 仁花子 えへへ……。 この子とは、それなりに付き合いありますから。

voice: 1419420130 なぁーん……にゃぁーん……。

voice: 1419420140 仁花子 でも……あんなに不安そうな声、初めて聞きました。 どうしたんだろう……。

voice: 1419420150 何かに怖がってるとか?

voice: 1419420160 仁花子 確かに、そんな感じに見えます。 ずっと下を向いたままだし……。

voice: 1419420170 仁花子 下……もしかして……! そこから降りられなくなっちゃったの!?

voice: 1419420180 きっとそれだ! あの子が座ってる木の枝、かなり高いところにあるし……。

voice: 1419420190 とにかく、早く助けてあげないと! えっと、ハシゴか何かを借りてきたりできないかな――。

voice: 1419420200 仁花子 私、登って助けてきます!

voice: 1419420210 へっ!? ちょ、ちょっと仁花子! 危ないよ! ていうかスカート!

voice: 1419420220 仁花子 あの子、きっとすっごく怖がってます! あんな辛そうな鳴き声、聞くの初めてだもん!

voice: 1419420230 仁花子 だから……早く助けてあげなくちゃ!

voice: 1419420240 無茶して怪我とかしたらどうするの! ああもう、近くに誰もいないよね?

voice: 1419420250 仁花子 せめて、猫だけでも助けます!

voice: 1419420260 今の仁花子には、何を言っても無駄か~……! え~っと、今のアタシにできることは……!

voice: 1419420270 とりあえず、クッションになりそうなカバンとか敷いて……。 いざという時は、受け止める……! 気合い入れろ、アタシ~……!

voice: 1419420280 仁花子 はぁ……はぁ……ようやく登れた……。

voice: 1419420290 なぁーん……。

voice: 1419420300 仁花子 さぁ、おいで。私と一緒に降りよう。

voice: 1419420310 …………。

voice: 1419420320 仁花子 怖かったよね。でも、もう大丈夫だから。

voice: 1419420330 にゃあん……。

voice: 1419420340 仁花子 (よかった、来てくれた……。  あとは、抱き寄せて下に降りるだけ……!)

voice: 1419420350 にゃんっ。

voice: 1419420360 仁花子 えっ、ちょっ!? 急にジャンプしちゃ……わあっ!?

voice: 1419420370 へっ!?

voice: 1419420380 にゃーん。

voice: 1419420390 この子、何事もなかったみたいに降りてきた……。

voice: 1419420400 仁花子 わっとっとっ!!

voice: 1419420410 今度は何……って、どわーっ!? 仁花子、あぶなーい!!

voice: 1419420420 仁花子 いるるんどいて――!

voice: 1419420430 仁花子 ――よっと!

voice: 1419420440 ……ブラボー。10点満点の着地だね。 アタシは、むしろ邪魔だったか……。

voice: 1419420450 仁花子 ううん、心配してくれて嬉しかったです! それよりあの子は!?

voice: 1419420460 仁花子より先に降りてきて、そこに座ってるよ……。

voice: 1419420470 にゃーん。

voice: 1419420480 仁花子 はー……よかった……。

voice: 1419420490 それはこっちのセリフ!

voice: 1419420500 仁花子 い、いるるん……?

voice: 1419420510 いくら猫のためでも、こんな無茶しちゃダメでしょ! アタシ、今回はさすがに怒ってるからね!

voice: 1419420520 仁花子 ご、ごめんなさ~い……。

voice: 1419420530 もう……でも、とりあえずは良かったよ。 仁花子も猫も無事でさ。

voice: 1419420540 仁花子 ご心配おかけしました……。

voice: 1419420550 ……あの子、仁花子が降りてくるまで待ってたみたいだよ。 声かけてあげたら。

voice: 1419420560 仁花子 えっ……は、はい……。

voice: 1419420570 …………。

voice: 1419420580 仁花子 ほんと、無事で良かったよ。 どこも怪我してない?

voice: 1419420590 にゃあん。

voice: 1419420600 仁花子 キミ……もしかして普通に降りれたの? 私が助けに行かなくても、大丈夫だった?

voice: 1419420610 えっ!? そうなの!?

voice: 1419420620 仁花子 何となく、そんな気がしたんです。 あっさり着地してましたし……。

voice: 1419420630 なおーん。

voice: 1419420640 仁花子 正解っぽいね……。

voice: 1419420650 仁花子 でも、だったらどうしてあんなに鳴いてたの……? 助けなんて、いらなかったんでしょ?

voice: 1419420660 …………。

voice: 1419420670 もしかしてだけど……。 仁花子と遊びたくて、呼んでたのかもよ?

voice: 1419420680 仁花子 えっ……。

voice: 1419420690 ま、遊ぶ方法については、大いに反省してほしいけどね。

voice: 1419420700 …………。

voice: 1419420710 仁花子 そうなの……?

voice: 1419420720 ……にゃあん。

voice: 1419420730 仁花子 わわっ……すりすりしてくれた……!?

voice: 1419420740 正解だったのかな?

voice: 1419420750 仁花子 わかりません……。 でも、そうだったら嬉しいな。

voice: 1419420760 あ、行っちゃう。

voice: 1419420770 仁花子 また、遊ぼうね!

voice: 1419420780 にゃあ~。

voice: 1419420790 あの様子なら、またすぐに会いに来そうだね。

voice: 1419420800 仁花子 はい。その時は、いっぱい撫でてあげます! そうさせてくれたらですけど、ね。