voice: 1419910010 カトリナ ……。
voice: 1419910020 カトリナ (すごい舞台だったわ。まだ、胸のドキドキが収まらない……)
voice: 1419910030 カトリナ ……でも。このドキドキ、アタシが感じてもいいのかしら?
voice: 1419910040 カトリナ (あんなに傲慢だったくせに、いざという時、木偶の坊――)
voice: 1419910050 カトリナ ……で、日本に逃げてきて。自分ひとり、成功の幸せに浸って。
voice: 1419910060 カトリナ (成長と言えば聞こえがいいけれど、 踏みにじられた人はたまったもんじゃないでしょうね……)
voice: 1419910070 カトリナ ……。
voice: 1419910080 カトリナ アタシ――。
voice: 1419910090 カトリナ あら? 誰かしら?
voice: 1419910100 カトリナ ――モナさん?
voice: 1419910110 ラモーナ カトリナ! こっちだ!
voice: 1419910120 カトリナ モナさん、突然、なんの呼び出し?
voice: 1419910130 ラモーナ そりゃあ、公演成功のお祝いだ。
voice: 1419910140 カトリナ ……!
voice: 1419910150 ラモーナ ああ、立派だったぞ。 お祝いに今日はなんでもおごってやろう。
voice: 1419910160 カトリナ 立派……ね。
voice: 1419910170 カトリナ 役者としては、『成功のお祝い』よりも、 『演技に感動したから』という理由でおごってほしいわ。
voice: 1419910180 voice: 1419910181 ラモーナ たしかにな。もちろん感動はしたぞ。 だからこそ、今日は私に出させてくれ。
voice: 1419910190 カトリナ ……結構よ。
voice: 1419910200 ラモーナ ……? どうしたんだ、浮かない顔をして。 もしかして、あの舞台、カトリナは納得いっていないのか?
voice: 1419910210 カトリナ ……いえ、演技は今できる最高のものだったと思う。
voice: 1419910220 ラモーナ だろうな。実に見事だった。
voice: 1419910230 ラモーナ 少し勝手な心配をしていたから、余計に――な。
voice: 1419910240 カトリナ モナさんも心配だったの?
voice: 1419910250 ラモーナ そりゃあ……な。なにせ演目があの『シンデレラ』だ。
voice: 1419910260 カトリナ ……。
voice: 1419910270 ラモーナ ああ、でも、お前なら必ずやり遂げるとは思っていた。 そして、想像以上に素晴らしい舞台を見せてくれた。
voice: 1419910280 ラモーナ これは祝わなきゃダメだろう?
voice: 1419910290 カトリナ ……どうかしらね。本当に、アタシの舞台って、 モナさんに手放しに称賛されて良いのかしら……。
voice: 1419910300 ラモーナ どうしたんだ、カトリナ。 お前や仲間が魂を込めて作り上げた舞台だろう?
voice: 1419910310 カトリナ そうね。……かつて、アタシに似たような文句を言われた人も そう思ったでしょうね。
voice: 1419910320 ラモーナ ……!
voice: 1419910330 カトリナ 安心して、アンタだけじゃないわ。 正直、相手にならないレベルの役者なんていくらでもいるもの。
voice: 1419910340 カトリナ でも、アタシの時間を無駄にしたら許さない。アタシは、 こんなところで止まれない。ワールドダイスターにならなきゃいけないの。
voice: 1419910350 カトリナ あの時のアタシは間違っていたって今ならわかる。 でも――。
voice: 1419910360 カトリナ 今さらアタシが理解しても、あれを言われたクリスは 納得できないと思うわ。むしろ――。
voice: 1419910370 カトリナ 無様に失敗してくれた方が清々するって、思うんじゃないかしら?
voice: 1419910380 ラモーナ ……本当にそう思っているのか?
voice: 1419910390 カトリナ ……。
voice: 1419910400 ラモーナ ……。 今日、呼び出したのはお祝いをするためだけじゃないんだ。
voice: 1419910410 カトリナ え……?
voice: 1419910420 ラモーナ そのクリスからお前に伝言を預かっている。
voice: 1419910430 カトリナ ……!