voice: 1419920010 カトリナ クリスから伝言……? どうして……。

voice: 1419920020 ラモーナ そりゃあ、彼女もあの舞台を見たからだろう。

voice: 1419920030 カトリナ ……!

voice: 1419920040 ラモーナ 主演を務めたお前に言いたくなる気持ちは、私もわかる。

voice: 1419920050 カトリナ ……そうね。

voice: 1419920060 カトリナ (……クリスからの伝言。  聞くのが怖いわ……。でも――)

voice: 1419920070 カトリナ ……ありがとう。聞かせて。 彼女、何を言っていたの?

voice: 1419920080 ラモーナ ……なかなか、『良い顔つき』をしているな。

voice: 1419920090 カトリナ アタシには彼女の想いを受け止める義務があるもの。 それが、どんなにアタシの心を傷つけようとも……。

voice: 1419920100 ラモーナ ……かつて傷つけた相手の『想い』を抱いたまま、 ダイスターになると?

voice: 1419920110 カトリナ そうよ。かつて、モナさんは 舞台は仲間がいてこそ完成するものだと言ったわね?

voice: 1419920120 カトリナ その意見、今なら理解できるわ。 でも――。

voice: 1419920130 カトリナ その上で、ダイスターは誰もがなれるものじゃないのは事実。 なれる役者となれない役者がいるの。

voice: 1419920140 ラモーナ ……。

voice: 1419920150 カトリナ だとしたら、なれなかった役者の悔しさややりきれなさ、 そして期待や夢、すべてを背負って立つのがダイスターじゃない?

voice: 1419920160 ラモーナ ……そうだな。 私もそう思うよ。

voice: 1419920170 voice: 1419920171 カトリナ だから、アタシもクリスの想いを受け止めるわ。 かつての失敗、かつての暴挙……正直目を背けたくもなるけど――。

voice: 1419920180 カトリナ あの出来事も今の私を形作る一因だもの。 全部受け止めて、飲み込んで、アタシはダイスターになるの。

voice: 1419920190 ラモーナ ……見事だ。 じゃあ、クリスからの伝言を伝えるよ。

voice: 1419920200 カトリナ ……っ。

voice: 1419920210 ラモーナ 『負けないから』――だって。

voice: 1419920220 カトリナ え……?

voice: 1419920230 ラモーナ ふふっ……、クリスも素直じゃないな。 よっぽどお前の演技に魅了されたらしい。

voice: 1419920240 カトリナ アタシの演技に……?

voice: 1419920250 ラモーナ ああ。じゃないと……そんな言葉は出てこない。 悔しいほど魅了されたからこそ、自分もその高みに登りたいと願う。

voice: 1419920260 ラモーナ 私たちの誰もが1度は経験する事だろう?

voice: 1419920270 カトリナ アタシの演技が……クリスに響いた……?

voice: 1419920280 ラモーナ ああ、そうだ。

voice: 1419920290 カトリナ ……ええ。嬉しいわ。 彼女がアタシの演技を認めてくれたこと。そして――。

voice: 1419920300 カトリナ この先も演劇の道を進んでくれること。 すごく。

voice: 1419920310 ラモーナ なら、やはりお祝いしないとな。 さあ、好きなものを頼むといい。遠慮はするな。

voice: 1419920320 カトリナ ありがとう、モナさん……!

voice: 1419920330 ラモーナ ああ、おいしかった……! しかし、少々食べ過ぎたな。

voice: 1419920340 カトリナ そうね……。

voice: 1419920350 ラモーナ ……? どうした? 動けないほど、腹が膨れたのか?

voice: 1419920360 カトリナ ……この同じ空の下で、クリスも頑張っているのねと思って。

voice: 1419920370 ラモーナ ……そうだな。

voice: 1419920380 カトリナ 今日はありがとう、モナさん。 素晴らしい言葉を届けてくれて。

voice: 1419920390 ラモーナ 私へのお礼はさっき受け取ったよ。 今の『ありがとう』は、いつか本人に言うといい。

voice: 1419920400 カトリナ でも、アタシ、クリスの連絡先を知らないわ。 モナさん経由で聞くのも……なんだか気が引けるし。

voice: 1419920410 ラモーナ それならきっと、問題ない。 同じ道を歩いているなら、いずれ必ず顔を合わせるさ。

voice: 1419920420 カトリナ ……そうね。ならそれまでに、アタシも演技を磨いておかないと。 ふたりには、負けてられないから!

voice: 1419920430 ラモーナ ああ、その意気だ。カトリナ。共に頑張ろう。 ダイスターという、高みを目指して。