voice: 1500120010 カトリナ 燃えていく故郷。 みんなと共に過ごしたあの場所が、燃えていく。

voice: 1500120020 カトリナ 朝に挨拶をしていたパン屋が、学んでいた学校が。 ……そして、共に切磋琢磨した同門の友人さえ。

voice: 1500120030 カトリナ 村を守っていたママが倒れた。 卑劣な数の暴力だった。

voice: 1500120040 カトリナ アタシだって、懸命に戦った……。 けれど、結局アタシは弱くて……。

voice: 1500120050 カトリナ 血……血……。 真っ赤でべっとりしたものが、あの子を中心に広がる。

voice: 1500120060 カトリナ え……クリ、ス? 噓でしょ、ねぇ起きて……起きてよ!

voice: 1500120070 カトリナ アタシがママくらい強い戦士だったら、もっと力があれば……。 ごめんなさい、クリス……。ごめんなさい、ごめんなさい!!!

voice: 1500120080 部下A 大丈夫ですか? グリーベル懲罰官。 本日もうなされて起きたということをお聞きしましたが。

voice: 1500120090 カトリナ ……大丈夫よ、寝苦しくて寝つきが悪かっただけだから。

voice: 1500120100 カトリナ (部下の一人に気遣われてる。  当然ね、今のアタシは懲罰官。戦力の要だもの)

voice: 1500120110 カトリナ (けれど、アタシは知ってる。  裏ではアタシは疎まれてる)

voice: 1500120120 カトリナ (入って早々異例の出世、それも元は奇跡望国の人間。  嫉妬ややっかみ、疑心の目を向けられている)

voice: 1500120130 部下C 懲罰官サマ、敵を取り逃したらしいよ? 尻尾巻いて帰ってきたとか、しっかりしてほしいよね。

voice: 1500120140 部下D つーか、元々奇跡望国の人間でしょアイツ。 グルになって逃がしてんじゃないの?

voice: 1500120150 カトリナ (……正直、気が休まる時がない。  誰にも心を許せない)

voice: 1500120160 カトリナ はぁ……。

voice: 1500120170 ラモーナ 共に居た頃のお前は、もっと輝いていたぞ!? お前にそんな顔をさせる帝国の役目とやらの先には何がある!!?

voice: 1500120180 カトリナ (……! 考えるな、カトリナ・グリーベル!  アンタが自分で選んだ道なのよ!)

voice: 1500120190 カトリナ (一度足を踏み入れたのなら、もう後戻りは出来ない。  アタシの足元には、数多の人たちの苦しみがあるんだから)

voice: 1500120200 部下B お話し中のところ、失礼いたします! 至急の指令が司令部から入りまして!

voice: 1500120210 カトリナ なに?

voice: 1500120220 部下B なんでも、第24絶望圏にて件のラモーナ・ウォルフの拘束に成功したそうで。 グリーベル懲罰官に政府高官の警護任務を命じると!

voice: 1500120230 カトリナ は……?

voice: 1500120240 カトリナ 失礼します。

voice: 1500120250 政府高官 そう硬くならなくていい。今はめでたい席だ。 なにせ手を焼いていた野良犬に処分を下すときなのだからな。

voice: 1500120260 カトリナ ……はい。

voice: 1500120270 カトリナ (物見気分で処刑を見物に来たのね……、  ほんと良いご身分だわ)

voice: 1500120280 カトリナ (モナさんは……、ぁ)

voice: 1500120290 ラモーナ くっ……。

voice: 1500120300 帝国兵士 なんだその目はっ!!!

voice: 1500120310 ラモーナ ぐぅっぁ……!!

voice: 1500120320 カトリナ (モナさん……!)

voice: 1500120330 政府高官 どうやら、避難民の中に仕込ませていた刺客に気づかなかったらしい

voice: 1500120340 政府高官 確か、奴は負傷者が分かるというセンスを持っていただろう? 子どもだからと油断したのだろうか、まったくバカな女だ。

voice: 1500120350 カトリナ ……っ!!

voice: 1500120360 帝国兵士 で、これからお前はおせっかいにもガキを助けようとして、 死ぬわけだが。なにか言い残すことでもあるか?

voice: 1500120370 帝国兵士 なにか命乞いでもすれば、もしかすれば命は助かるかもしれないぞ? もう二度と逆らいません、帝国万歳……とかな。ククク……。

voice: 1500120380 ラモーナ そうか……では、一言だけ。

voice: 1500120390 voice: 1500120391 ラモーナ たとえここで私を処分したとしても、無駄だ。 私と同じ、望国の仲間たちがお前たちの前に立ちはだかり続ける。

voice: 1500120400 ラモーナ 必ずお前たちの野望は打ち砕かれる。 その日まで、そうやって笑っていろ。

voice: 1500120410 帝国兵士 言わせておけば貴様!!!!

voice: 1500120420 政府高官 なんだ、がっかりだ。

voice: 1500120430 カトリナ え……。

voice: 1500120440 政府高官 誇り高い戦士として名高いラモーナ・ウォルフ。 そんな女が死を恐れて許しを乞い、泣き喚く様が見られると思ったんだが。

voice: 1500120450 政府高官 期待外れにも程がある。 ……時間の無駄だ、さっさと処分しろ。

voice: 1500120460 カトリナ ぁ……。

voice: 1500120470 カトリナ (今まさに、モナさんに銃口が向けられる。  今、モナさんの命が奪われようとしている。)

voice: 1500120480 カトリナ (……アタシ、なんで今ここに居るのよ。  アタシは、なんで帝国に入ってまで力を求めたの?)

voice: 1500120490 カトリナ (クリスの時みたいに大事な人を喪わない為、奪われない為。  あんな思いを、もう二度としないため)

voice: 1500120500 カトリナ (けれど、今アタシの大事な人。  同じ里の友人の命が奪われようとしてる)

voice: 1500120510 カトリナ (分かってた、アタシが間違ってるって。  けれど、見ないふりをしていた)

voice: 1500120520 カトリナ (向き合わないといけないのに、自分の弱さから逃げて……。  でも、もう逃げてなんかいられない)

voice: 1500120530 カトリナ (今、モナさんを助けられるのはアタシだけ。  アタシのセンスなら、今度こそ……!)

voice: 1500120540 カトリナ その処分の件ですが、少々お待ちいただけますか?

voice: 1500120550 政府高官 なんだ、私は忙しいと言って……。

voice: 1500120560 カトリナ ちょうど、目の前にまず処分しないといけない人間が居ますから。 性根の腐ったアンタみたいな、ね。

voice: 1500120570 帝国兵士 な、なんだ……! 物見塔から人が降ってきて……! VIPが息絶えて……、懲罰官はなにをやってたんだ!!

voice: 1500120580 カトリナ なにって、『正しいこと』だけど?

voice: 1500120590 帝国兵士 なっ、ぐはぁっ!!?

voice: 1500120600 カトリナ 回避行動を取っても無駄よ。アンタたちの動き、止まって見えるもの。 それがアタシの『センス』だから。

voice: 1500120610 部下D 貴様、裏切ったのか!! やはり望国のスパイだったんだな!!!

voice: 1500120620 カトリナ 大丈夫……じゃないわよね。 今、解くから。

voice: 1500120630 ラモーナ あ、ありがとうカトリナ……。 でも、どうして……?

voice: 1500120640 カトリナ ……大事な人を失いたくない、その為に力が欲しかったから。 だから、ごめんなさい。

voice: 1500120650 カトリナ アタシ……自分の弱さから、逃げてた。 クリスのことからも……。

voice: 1500120660 ラモーナ そうか……お前が思っていたことを知れてうれしいよ。 今は、それで十分だ。

voice: 1500120670 カトリナ そうね……。 まずはここをどうにかしましょう。

voice: 1500120680 ラモーナ ああ! 久方ぶりのツーマンセルだな。 遅れるなよ、カトリナ!

voice: 1500120690 カトリナ ハッ、誰に言ってんのよ。

voice: 1500120700 部下C 囲め囲め! 裏切り者を粛正しろ!!!

voice: 1500120710 ラモーナ 奇跡望国……剣士、ラモーナ・ウォルフ。 押し通る!!

voice: 1500120720 カトリナ せいぜい足掻きなさい? アンタたちの時は、既にアタシの掌の上だから。

voice: 1500120730 ラモーナ ふぅ~、やっと終わった。 これまでで一番激しい戦闘だったな。

voice: 1500120740 カトリナ そうなのね、それにしては楽しそうだったけれど?

voice: 1500120750 ラモーナ お前に助けられて、久しぶりに共闘出来たんだ。 笑顔になってしまっても仕方ないだろう?

voice: 1500120760 カトリナ ……そう、それじゃ。 達者でやりなさいよ。

voice: 1500120770 ラモーナ 待てカトリナ! どこに行くんだ!

voice: 1500120780 カトリナ ……特に決めてないわ。 どちらにせよ、帝国にはもう居られないでしょ?

voice: 1500120790 ラモーナ なら、私と一緒に来ないか?

voice: 1500120800 カトリナ ……それは無理よ。間違いだったとはいえ、自分で選んだ道よ。 アタシは数多の犠牲の上に立っている。

voice: 1500120810 voice: 1500120811 カトリナ 自分の弱さから逃げて、挙句の果てには帝国の悪事に加担した。 ……アンタたちと肩を並べる資格は、アタシにはないもの。

voice: 1500120820 カトリナ 一度は見失っていたこの力の正しい使い方。 それを探ろうかって思ってる。

voice: 1500120830 ラモーナ ……それなら、私と同じだな。

voice: 1500120840 カトリナ え?

voice: 1500120850 ラモーナ 里が襲われたあの時、私はお前たちと共に居れなかった。 遠征から帰ったあの日、燃え残った里の残骸を見て、私は誓った。

voice: 1500120860 ラモーナ こんな思いをする人間を減らしたい。 その思いで、剣士として戦ってきた。

voice: 1500120870 ラモーナ けれど、そのせいで私はお前と共に居れなかった。 追いつめられたお前に寄り添うことが出来なかった。

voice: 1500120880 ラモーナ だから、私は今困っている人が居ないか各地を巡っている。 大半の望国の人間は何を悠長なと咎めるだろう。

voice: 1500120890 カトリナ モナさん……。

voice: 1500129000 ラモーナ だからお前が気になると言うなら、望国の戦士ではない。 流浪の旅人として……ただのお前の友として頼みたい。

voice: 1500129010 ラモーナ 私と共に行こう。 傍に居させてくれ。

voice: 1500129020 カトリナ ……ふふっ、やっぱり変わらないわね。 モナさん。

voice: 1500129030 カトリナ いいわ、助けたのにまた捕まってたら寝覚めが悪いもの。 アンタの旅、付き合ってあげる。

voice: 1500129040 ラモーナ カトリナ……! ああっ! 頼もしい限りだ!