voice: 1500410010 いろは (僕には昔、仲良くしていた姉さんが居ました)

voice: 1500410020 いろは (でも……帝国の支配下で、僕たちの家は没落。  本来であれば、僕たちは、そのまま粛清される運命でした……)

voice: 1500410030 いろは (ですが、姉さんには兵としての能力がありました。  その姉さんが、帝国兵として仕えることで、千寿家は粛清を免れました)

voice: 1500410040 いろは (僕は……姉さんを犠牲にして、生き残ったんです。  もしもあの時、僕にもっと力があれば……姉さんだって……)

voice: 1500410050 いろは (だからせめて、姉さんには、幸せでいて欲しい……。  この世界のどこかで健やかに暮らしていると、信じたいんです……)

voice: 1500410060 いろは ……姉さん。

voice: 1500410070 いろは みなさん、本日もご苦労様です。

voice: 1500410080 望国士官 おはようございます、副司令。 早速なのですが……実は帝国について、お耳に入れておきたい件が。

voice: 1500410090 いろは 何か大きな動きがあったんですか?

voice: 1500410100 望国士官 帝国圏のひとつが、何者かの手によって 解放されたと報告がありました。

voice: 1500410110 いろは 何者か?

voice: 1500410120 望国士官 勢力の詳細は不明です。

voice: 1500410130 いろは いずれにせよ、朗報には違いありませんね。

voice: 1500410140 望国士官 ですが悪い報せもふたつ。

voice: 1500410150 望国士官 まず、各地で不吉な噂による混乱が広まっています。 曰く『星辰が集い、星の神が降臨され救済なさる』とか。

voice: 1500410160 望国士官 もうひとつ。新妻艦隊が帝国に襲撃されました。 我らの空域への侵攻が、明らかに勢いを増しております。

voice: 1500410170 いろは ……敵勢力解放の経緯と、 星の神とやらの噂の流布元を調査しておいてください。

voice: 1500410180 いろは それから、ただちに会議を行います。 防衛機構を整備し、敵の動向を予測しなければ。

voice: 1500410190 望国士官 はいっ!

voice: 1500410200 望国兵A ……事務処理副司令様のお出ましか。 今日もまた慈善事業で予算と時間を食い潰すのかね。

voice: 1500410210 望国兵B 聞こえるぞ。

voice: 1500410220 望国兵A 事実だろ。センスも使えない人間が上に立って、 いったい何ができるってんだ?

voice: 1500410230 いろは (……僕にセンスが使えたら、みんなに信頼してもらえるのでしょうか。  それにセンスさえあれば、あの時だって姉さんを……)

voice: 1500410240 望国士官 あいつら、副司令がどれほど腐心していると――

voice: 1500410250 いろは いいんです。 僕が頼りないのは事実ですから。

voice: 1500410260 いろは だから、もっと多くの人に認めてもらえるように、 精進していかなければですねっ!

voice: 1500410270 望国士官 副司令……どこまでもお支えします。

voice: 1500410280 いろは ――っ!?

voice: 1500410290 望国兵C 敵襲ーっ!

voice: 1500410300 いろは (まさか、ここな司令不在の隙を狙って……!?)

voice: 1500410310 いろは 状況の把握を急いで! 僕たちは現場へ向かいます!

voice: 1500410320 いろは ……ひどい。なんてことを……。

voice: 1500410330 ??? 迎えに来ましたよ、いろはさん。

voice: 1500410340 いろは っ!? だ、誰ですか……!?

voice: 1500410350 ずっと貴女の動向を観測してきました。 ひとりでよく頑張りましたね。

voice: 1500410360 いろは ……! 姉さん……!?

voice: 1500410370 さあ、私と共に行きましょう。 貴女を謗る者のいない、帝国へ。

voice: 1500410380 いろは ……僕は、その手を取れません。 昔日の姉さんではない……帝国の闇に染まった、暦さんの手は!

voice: 1500410390 望国士官 副司令!?

voice: 1500410400 いろは あなた達は負傷者を連れて逃げてください! あの敵は、僕が――!

voice: 1500410410 剣を捨てなさい。 分かっているはずですよ。

voice: 1500410420 いろは なっ!?

voice: 1500410430 貴女の刃は届かない――

voice: 1500410440 いろは 剣が……真っ二つに……。

voice: 1500410450 数多のセンスをコピーした私には。

voice: 1500410460 いろは ……ぁ……。

voice: 1500410470 さあ行きましょう、いろはさん。

voice: 1500410480 いろは (この手を取れば……僕は……。  でもっ……)

voice: 1500410490 ……そうですか。今は理解されずとも構いません。 いずれ時間が私たちの心の溝を埋めるでしょう。

voice: 1500410500 望国士官 副司令は奪わせんぞっ!

voice: 1500410510 ――何っ!? 視界が……小賢しい真似を……!

voice: 1500410520 望国士官 副司令、今のうちです!

voice: 1500410530 いろは ごめんなさい……僕が力不足なばかりに……。

voice: 1500410540 望国士官 何を謝られますか! 拠点を失おうとも、あなたがいれば再起できます!

voice: 1500410550 いろは ……ありがとうございます。 急ぎ撤退し、司令に状況の報告を。

voice: 1500410560 いろは (……僕にもセンスが使えれば、こんなことには……)