voice: 20004070010 ……。

voice: 20004070020 ラモーナ 始まってしまったな。

voice: 20004070030 ええ。ここからだとよく見えますわね。

voice: 20004070040 リリヤ 境内にいる鳥たちが教えてくれた。 この場所が穴場だって。

voice: 20004070050 緋花里 さっすがリリヤさん! 動物と話せるんだもんね。

voice: 20004070060 ラモーナ 超大自然育ちだからか? どうにもうさんくさいと思っていたが……。

voice: 20004070070 リリヤ 信じるか信じないかはあなた次第。

voice: 20004070080 緋花里 ひゅ~っ! た~まや~~~!

voice: 20004070090 緋花里 いいねえ、こういうの最高に夏っぽいさー!

voice: 20004070100 ラモーナ ああ、まさに夏の風物詩だ。 まったく、日本の祭りとは素晴らしいな!

voice: 20004070110 ラモーナ そういえば、これも撮影したほうがいいんじゃないか?

voice: 20004070120 緋花里 忘れてた!  カメラ、いま私が持ってたんだった。

voice: 20004070130 緋花里 えーとえーと。雪!  花火撮るけど、なんか指定ある?

voice: 20004070140 …………。

voice: 20004070150 緋花里 じ、自由に撮っちゃっていい? ねえ、雪?

voice: 20004070160 ……きれい。

voice: 20004070170 …………。

voice: 20004070180 すごいな…………。

voice: 20004070190 緋花里 あ……。

voice: 20004070200 緋花里 そうだね。 花火、とってもきれいさ。

voice: 20004070210 緋花里 (雪がたっくさん見られるように、ここは私が撮影しよう)

voice: 20004070220 緋花里 (あっ、そうだ。一緒に雪の姿も……)

voice: 20004070230 緋花里 えへへっ。 思い出たくさん残そうね。

voice: 20004070240 終わってしまいましたね、花火。

voice: 20004070250 ラモーナ ああ。種類もたくさんで迫力あったな! 祭りの締めにふさわしかった。

voice: 20004070260 リリヤ 美しかった……。 また来年も見たい。なんなら明日でもいい。

voice: 20004070270 ……終わっちゃった。

voice: 20004070280 そんなに気を落とさずに。 また来年も見れますよ。

voice: 20004070290 悲しいワケじゃない。感動はまあ……少ししたが。

voice: 20004070300 もしかして、ご覧になるのは初めてでしたか?

voice: 20004070310 voice: 20004070311 いや、初めてではないが……。 落ち着いて見たのは、今回が初かもな。

voice: 20004070320 夏休みは稼ぎ時だ。 祭りには来たとしても、たいていは店を出す側。

voice: 20004070330 voice: 20004070331 遊びにかまけているほどワタシはヒマじゃない。 こんなに祭りを楽しんだのも……慣れなかった。

voice: 20004070340 そうだったんですね。

voice: 20004070350 ラモーナ だから最初のほうは戸惑ってたんだな。

voice: 20004070360 でも、自分が花火を見るのに夢中で、 撮影を忘れるなんて。

voice: 20004070370 最後にヘマをしたよ。 故郷のみんなにもあの花火を見せたかったな。

voice: 20004070380 緋花里 それなら大丈夫! 私が撮っておいたよ! 見て見て~。

voice: 20004070390 本当か……!? 助かった。

voice: 20004070400 緋花里 雪もばっちり映ってるよ! これを実家に送って見てもらったらいいさ!

voice: 20004070410 緋花里 私は元気だよ~! って! ほらほら!

voice: 20004070420 ラモーナ おお! さすがだな緋花里。 雪の姿もよく撮れてるじゃないか。

voice: 20004070430 お前、動画の途中から花火じゃなくてワタシばっかりだぞ。

voice: 20004070440 まあ……ありがとう、緋花里。